知っていく事 考えていく事

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「どうしてそんな事をする(言う)んですか?」

「なんでそんな事をする(言う)んですか?」

「そんな事したらダメですよ」

 

滝子の施設でも時々聞かれる、

認知症という状態にある方に対しての

配慮足らずの声かけ。

 

声のトーンとしてはキツイ声かけではありませんが、

この声かけの何がマズイか・・・

言っている本人(職員)はあまり分かってない時があるので、

都度、説明をしています。

 

職員からみて「なんで?」「どうして?」

といった状況は何が原因で起きるのでしょうか?

 

探っていき、たどり着くのは、

「脳の調子が悪いから」

「脳の病気だから」

 

そうですよね。

脳の調子が悪くなれば

「何が起こってもおかしくない」

という事をどれだけ私たち職員側が理解していくのか。

 

脳の調子が悪くなり、僕らの支援や介護を必要として、

サービス利用されている方々に対し、

「脳の調子が悪くてもおかしな事はおかしいと分かってくださいね」

と伝えているようなものですよね。

 

不本意ながら脳の調子が悪くなり、

自分自身や家族の力だけではなおせないし、

暮らしづらくなって、

「力を貸して下さい」「助けて下さい」と、

サービス利用に至った方々に対して、

私たちからすればおかしな事かもしれませんが、

それを当人に「あなたはおかしな事をしていますよ」と

事実をお伝えする事はどうなのか。

考えていく必要があると思います。

 

脳の調子が悪くなれば、なんだって起こりえる。

それを理解し、受け止め、相手の状態に合わせた対応を行う。

「そりゃそうですよね」

「ごもっとも」

 

 認知症とはどんな状態なのか。

知り続けていかないとですね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2023年05月28日 Category:スタッフ日誌

真剣勝負☆

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利用者さん同士の将棋対戦。

 

男性利用者は家事活動もされる事はありますが、

囲碁や将棋などの方が集中される事が多いようです。

 

どこの施設にもある風景かと思いますが、

この時の時間は22時近くです。。。

 

この日だけでなく、他の日でも夜遅くに

同じような場面があります。

 

本人さん達の意思の尊重か、

生活リズムに配慮して寝て頂く方向へもっていくべきか、

迷うところですね。

 

本人の意思の尊重というお題目はありますが、

専門職として生活リズムや体調を整えるという事も

同時に考えアプローチしなければならないので、

いつも判断に迷うところではあります。

 

真剣勝負に水を差すことなく、

程よく終えれるように導くアプローチ。

 

現場の実際にはいろいろな持っていき方がありますが、

いろいろな引き出しが必要ですよね。

本人の意思と、本人の体調管理。

バランスとりながらやっていきたいと思います☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

 

2023年05月21日 Category:スタッフ日誌

「印象に残る出来事☆」

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こんにちは。グループホーム古賀です。

 

入居して半年経つ入居者様。

日中は「何か手伝うことない?」

と申し出て頂ける事が多いです。

食器を拭いて頂いたり、リビング除をして頂けます。

 

ある夜勤の時リビングへ来られました。

この方の趣味は野球観戦で、

プロ野球観戦しながらビールを飲まれました。

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侍ジャパンが世界一になったときは大喜びされ、

二刀流でメジャーリーグで活躍している大谷翔平の事を

「凄い時代だなぁ~」と感慨深く話されていました☆

 

晩酌は毎日ではないのですが

「ビールを飲みながら野球を聞くのは楽しいなぁ

~昔は孫と球場にいったなぁ~」

と懐かしまれていました☆彡

 

日中ですと、ゆっくり話をする時間が限られる事がありますが、

夜間帯は時間を作る事もできます。

この日もこの方の今までの人生などのお話を伺う事ができました。

気が付くと22時。

「そろそろお部屋で休みましょうか?」と訪ねると

「ありがとうビール美味しかった☆彡」と言って頂きました。

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カメラを向けると、にこやかな表情されていたのが印象的でした。

 

 

また先日中庭の草がのびていたので

入居者様と草むしりを行いました。

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 中庭が綺麗になりました。ありがとうございました☆

 

この日は天気が良く、お昼から散歩に出かけました。

外も暖かくなり「今日は暖かいね~」

とにこやかな表情されていました。

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グループホーム職員 古賀 俊樹

2023年05月14日 Category:スタッフ日誌

社会生活☆取り戻し

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いよいよ新柄コロナウィルスが5類に引き下げられます。

コロナがなくなる訳ではありませんが、

3年余り続いたコロナ対策は節目を迎えます。

 

介護現場で急に取り組みや対策が変わる訳ではありませんが、

長い長い警戒レベルの対策期間に、プラスの変化が起こる

事は間違いないでしょう。

 

現場での取り組みはある程度継続しますが、

職員の濃厚接触者の休み期間が状況に応じて

決めれるという点は提供体制面としてはありがたいですね。

コロナに罹患した場合の5日間外出を控えることを「推奨」

という面でも、体調次第では早期に職場復帰できる事に

繋がるので事業継続には助かる要素です。

 

とはいっても入居者利用者、職員が罹患しない事に尽きるので、

基本的な対策は継続して行っていきます。

そして、施設利用者、入居者においては、

気を付けながらも社会参加や活動の取戻しを

行っていきたいと思います。

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滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2023年05月06日 Category:スタッフ日誌