「共同」から「協働」へ
通称「グループホーム」 正式名称「認知症対応型共同生活介護」
介護は介護でも「共同生活」を介護する難しさ・楽しさは独特のモノがあるように感じる日々。
それは人間関係構築であり、そこに認知症の様々な状態が重なるので、よりその難しさと上手くいった時の嬉しさ・ワクワク感が、この仕事の醍醐味の一つだと思っています。
2階は新人オンリー体制で支援にあたっているが、お相手は人生の大先輩であり、認知症という状態でもあり、大変な強者である。
共同生活への支援はそう簡単にはいかない。
悪戦苦闘の日々。
それでも日々、職員の皆は着々と力をつけていっていると感じています。
もちろん入居者の方々の持っている力が発揮されての事ですが。
最近はしてさしあげる介護から、主体的に自分の力を発揮できるような支援の場面が増えてきています。
発揮して頂ける仕掛けを少しづつですができています。
共同生活、皆が助け合い、力を寄せ合う視点も育ってきています。
入居者の方々も力を発揮する場面を望んでいるように感じます。
人は自分の力を使って、発揮して生きていく生き物ですから。
たとえば毎日の買い出しの場面・・・
ご自身達で書き出した食材リストを基に、ご自身達で食材を探す場面。
時には店員さんに聞き、探し当てる姿。
私達と変わらない姿がそこにはあります。
たとえば、食事の片づけも、待ってましたといわんばかりに、洗い→すすぎ→拭き→収納を連携して行う姿もあります。
そこにほうきをさりげなく置いておくと、自ら手にとり床を掃除する姿も出てきています。
個別ケア尊重の風が吹く今の業界において、自身の力を使うことに目がいきがちですが、そればかりではなく、互いの協力関係を構築する働きかけを職員が「仕事」と理解し、仕掛けや調整を行うことの難しさ・楽しさを日々実感していけるように自分も働きかけていきたいと思います。
「共同(一緒に事を行う・同等に関わる)生活」から「協同(力を合わせて事にあたる)生活」への進化・深化の日は近いのかも知れない。
そう感じずにはいられない、今日この頃の、新人オンリーフロアの現状です。
煮物は目を離せないのよね・・二人でにらめっこしてましょう・・
(次回は22日頃までに更新予定です☆)
Published by 井