大詰め
いよいよ30日朝の名古屋です。
寒いながらも晴れ渡り気持ちのいい朝です。
いよいよ残すところ2日!
新年を迎える準備で大忙しの滝子です。
大掃除、おせち作り、正月飾り・・
そして正月を迎えるために、散髪に、入浴・・
バタバタと過ぎていきました。
いよいよ明日は大晦日。
明日も今年最期のブログを上げさせて頂く予定です。
よかったら見て下さいまし。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
大掃除
今年もあと5日!
ということで、まだ手がついていない部分の掃除を始めています。
本日のターゲットは「冷蔵庫」
自炊型の食事を実施している施設の冷蔵庫ですので、結構内外とも汚れています。
開け閉め回数は1日に30回は軽く超えているのではないでしょうか。
1年で1000回以上。
そして10人以上分の食材が毎食分入ったり出たりしている訳です。
という事で内外とも掃除と整理を実施しました。
できれば利用者さんを巻き込みたいところです・・
ところこの日は、「そんなもんやらんでいい!!」と言い放つ方がみえる日で、「掃除をやろう!」という空気感が作れずなかなか苦戦しました。汗
それでもダイナミックかつオーバーに、そして「楽しそうに」、更に「できないフリ」を演出しながら掃除をしていると・・・
「お兄さん。まだそこが汚れてるよ」
「どこどこ?」
「ここだがね」
といった具合にその方が動き出されました。
しめしめ。笑
あとは流れを作りながらバンバン行いました。
「ん~綺麗サッパリ!!☆」
ついでに冷蔵庫まわりの床掃除も自発的に行われていました。
まあ、共同生活のグループホームとは違う目的・仕組みのクラブ滝子ですから、共有スペースの掃除等は利用者が行わなくてもいいと思うのですが、「有する能力」があるのであれば活用すべきですし、その行為の延長線で、「自宅の冷蔵庫の掃除もやらなかんな」という意識や行動に繋がるといいですね。
と、書いていて気づいたのですが、一人暮らしの利用者宅への「大掃除特別訪問」を実施しなくてはと思いました。
また、感染症予防に皆が手を触れる冷蔵庫の扉の消毒をまめにしないといけないですね。
やることばかり・・
自分の家は・・・「めんどくさい」「やりたくない」
これ、基本ですよね。笑
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
おせち準備の話をしていると、嬉しそうに寄ってきて助言をしれくれる
利用者さん。
皆さん年末年始の行動は、体に馴染んでいるんですよね。
「自分の力を使う、発揮して生きる」
気持ちが動き、体が動くいい時期ですね☆
手作りケーキだらけ
クリスマスだった昨日。
3階クラブ滝子では・・・
手作りケーキを作る時間を確保するために、昼食を出前にしました。
(いつもの昼食を作る時間帯にケーキ作りを行いました)
なんとも贅沢な。。。
こちらは夜のグループホームの様子です。
2階入居者が1階に合流し、2ユニット18名がごったがえしの中、晩御飯を食べ、手作りケーキを頂くことになりました☆
こちらも手作りケーキです。
おせち料理作りの食材料費分の確保もあり、クリスマスケーキ等にお金をかけることができず、今年は1,2,3階とも手作りとなりました。
そのケーキの写真はこちら・・・ ↓↓
無事!?にクリスマスも終わりましたので、後は大掃除と新年を迎える準備ですね♪
バタバタと慌しく、今年も過ぎていきそうな滝子の施設です。
もう来週は新年!
ビシっと2015年を締めくくるべく、毎日を大切に駆け抜けていきたいと思います☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「母」
自宅での暮らしを支えるための仕組みである、小規模多機能・クラブ滝子。
一部の利用者さんは訳ありで、長期宿泊となられている方々がみえます。
しかし、その方々も制度上自宅を絡めない訳にはいきません。
というより、自宅を忘れないように、大切にして頂きたいと思っていますし、その思いを継続できるよう支援していきたいとアプローチしています。
今回自分が、初めて自宅訪問(と言っても、ご本人と一緒に自宅へ行くのですが)させて頂いた方があります。
今までも月に1,2度しか戻らないので、どのくらい覚えてみえるのか・・・
と、近所に近づくと。。
「そこそこ」「そこを曲がって」
ちゃんと道案内してくださりました。
到着し、玄関の鍵をあけ、
リビングの照明のスイッチを入れ、
ホットカーペットの電源を入れられました。。。
長年住まれていた我が家。
認知症で要介護状態となり、クラブ滝子で過ごすことが中心になって4年近く。
日時の感覚は鈍り、判断力が低下もあります。
しかし、体や記憶は自宅を忘れてはいません。
そればかりか、客(自分)への配慮も冴えています。
「ご飯食たくさん食べていきなさいよ」
そこにいらっしゃったのは・・
まぎれもなくこの家、家族にとっての「母」でありました。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
With best wishes for Merry Christmas.
「ダメ!」はだめ
スーパーのレジでアイスクリームを購入しました。
(めちゃくちゃアイス好きなんです 笑)
支払いをした後に、「ご自由にどうそ」と書いてある、何種類かのスプーンの中から、アイスを食べるためのスプーンに手を伸ばした時に・・
「あっ! ダメ!」
「アイスのスプーンはこっちです!」
とレジの方に言われ、「ドキッ!」としました。
このスプーンを取ろうとしたのですが・・・
こっちのスプーンを渡されました。
今どきは、アイスを食べるスプーンは決まっているのでしょうか?
木のヘラみたいなものや、透明なスプーンの方が馴染みがあるのですが・・
きっと古い人間になってしまったのでしょう。笑
「ダメ」と言われ、とてもびっくりしたのですが、その理由を考えてみました。
まずは「断定」「言い切り」ということがあるでしょう。
「ダメですよ~」といったニュアンスではなく、「ダメ!」でしたから。
そして「他人」から言われ慣れていない事もあるでしょう。
身内からは毎日言われますが。笑
ましてや「客」の立場であった事もあるでしょう。
決してちゃきちゃきした感じの方ではなく、ごくまじめな普通そうな感じの方から言われた事もあります。
自分が良かれと思った事を「制止」された事もあるでしょう。
とにかく違和感のある瞬間で、後味が悪かったのですが、よーく考えると施設の中でもたまに聞きくような・・・
思い浮かべてみるとありました。
利用者さんにもスタッフにも、とっさに「ダメ!」と、相手の行動を「制止」する場面が。
自分が良かれと思った事を他人から制止されると、こんなにも違和感があるのですね。
同時に私達介護職も、対利用者さんにそのような言葉遣いと、嫌な気持ちにさせことがあってはならないことだと思います。
今一度「ダメ!」という、スピーチロック排除、撲滅に向け再点検をしたいものです。
それが「人として生きる」を応援する側の、私達介護職の使命なのだと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今日の出勤時の日の出風景です
素敵な風景は、日々至る所にありますね☆
「会議」か「ミーティング」か
昨日行った、小規模多機能・クラブ滝子の「会議」の様子です。
会議といっても、このくらいの人数ですし、なんとなくミーティングのような雰囲気でもあります。
ん?
そもそも「会議」と「ミーティング」の違いは何なのでしょうか。
国語辞書の大辞泉によると
会議:「関係者が集まって相談をし、物事を決定する事。またその集まり。」
ミーティング:「比較的少人数の集会。会合。」
とあります。
「会議」は、議長的な役割の人がいて、議題があり、話し合い、決定したり、報告や連絡が盛り込まれる事が多いものだと思います。
「ミーティング」は、現場スタッフが意見を出し合い、すり合わせを行ったりと、相談や具体的実施方法について確認をしていく場なのだと思います。
クラブでの集まりは、報告連絡、協議事項、検討事項、学ぶ機会、各スタッフからの確認事項等多くの要素が含まれており、「会議」の枠を越えているように思います。
となると、「会議」+「ミーティング」の場となっているのだと思います。
別に名称にこだわる必要はありませんが、会議であろうと、ミーティングであろうと、研修や勉強会であろうと、現場スタッフが集まった時に大切なことは、
・皆で方向性を揃える
・現場の職員の意見を確認
・その中での「困り事」や「提案」などを話し合う
・最期には「皆で頑張ろうぜ!」と士気をあげる
最低限の「徹底事項」や「決定事項」の共有確認を盛り込むにしても、現場職員が主役の介護現場において、皆が寄り合い、話し合う機会はとても大切な時間です。
一方的に進行役が進め、意見が出にくいといった会合にならないうに介護現場の集まりは気をつけるべきだと考えています。
皆様の現場ではどうでしょうか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
会議の片隅では、いつもF氏の姿が・・
集まりの空気を和ませ、意見を出しやすくする重要な構成員となっています(笑)
夜の環境
クラブ滝子のリビング照明は、全部付くか消えるしかなかったので、だいぶ前ですが、追加工事で間接照明を設置しています。
少し薄暗くも、落ち着く雰囲気がでる間接照明は夜間帯に力を発揮します。
消灯時間もないし、積極的に寝ることも進めてはいませんが、代わりに「眠くなる環境設定」「夜を感じられる環境」を大切にしたいと考えています。
施設方針で消灯時間になったら照明が一斉に消える
職員都合で部屋やベットへ連れて行って横にする
それで寝れなかったら眠剤を飲ませる
まだ、そんな介護サービスがあるのかどうかは分かりませんが、「普通の暮らし」を演出し、取り戻す事を追求するのが僕らの仕事なのではないかと思います。
22時近くに間接照明に切り替え、声のトーンを落とし、動きをスローにし、温かいお茶を飲んで頂きながら、あくびのフリをしてあくびを誘う(笑)
足浴で足を暖めたり、アロマを使ったりした時もあります。
それで眠くなってきたら、トイレを済まし、寝巻きに着替え、布団に入る支援をする。
もちろん日勤帯の職員さんの仕事ぶりによって、夜の状態が変わるので、環境設定やアプローチだけで眠くなる訳ではありませんが。
まったりとした、寝る前の時間を演出する工夫をすること。
夜勤者には、そんな仕事の側面があったりします。
夜勤を行う者同士で、どんな仕掛けや技があるか意見交換してみるのもいいかもしれませんね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
やりとり (後)
(前回の続き 12月10日ブログ)
12日のブログで解答・・と、10日のブログでご案内しましたが、12日は別の記事をはさんでしまいました。 すみません。
10日のブログで紹介した事例での対応の解答ですが・・・
皆様ご想像の通り③がいいと思われます。
ちなみに、子供の対応といっても、親と一緒で2パターンあります。
「天真爛漫な元気な子供」と「従順な子供」です。
今回の場合は、後者のタイプでアプローチ応してみました。
「何勝手なことしてるの!」
という厳しい親の態度に対し、
「ごめんなさい」
という従順な子供の態度で返す。
そんな対応を5分くらいした結果として・・
自ら食べ始められました。。。
今回のケースの感情の交流としては一番しっくりくるやりとりだと思います。
相手が望む態度や言葉で返す。
それが相手の気持ちを動かすきっかけになったのではと思います。
たまたまかもしれませんが。
このようななやりとりを、今回みたいに「2種類の親」「大人」「2種類の子供」のパターンに当てはめ、「相手が自分にとった態度」
「自分が相手に返した態度」
このやりとりを考えてみる手法を「交流分析」といいます。
これは、全ての人と人の間で行われる交流に共通するもので、当然認知症という状態にある方にも通じます。
興味がある方は「交流分析」を調べてみて下さいね。
相手とうまくコミュニケーションが図れないなぁ・・
といった時に、相手が何を発信したのか、それに対して自分が何を返したのか。
それを分析することにより、うまくいかなかった原因が見え隠れするかもしれません。
そして、次に自分がどんな態度を示すのかを考え、対応を変えてみると、コミュニケーションが進むかもしれません。
その先に関係性が変わる可能性もあります。
人と人が出会えば交流が必ず生まれます。
できればいい交流がしたいものです。
いい交流を推進するために、相手に合わせることのできる「新しい自分」「変化する自分」と出会えるといいですね。
それに気づけたら、コミュニケーションのスキルどころか、人生が変わるかも知れませんよ。
オーバーな話ですが。笑
おためしあれ。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
昨日はクラブ滝子、家族による大掃除2日目でした。
ピカピカになりました。
ありがとうございます!
共にあるって素敵ですね☆
大掃除
今日明日は、小規模多機能・クラブ滝子の大掃除の日です。
大掃除といっても、施設・職員主導の掃除ではなく、家族主導で行いました。
遠方のご家族は、さすがに参加できないところですが、気持ちはここにありだと思っています。
ベランダ掃除、窓拭き、エアコンフィルター、換気扇、各居室内清掃等を皆で手分け、分担し綺麗にして頂けました。
綺麗な施設は気持ちいいですね☆
ありがとうございます。
家族には、自分の預けている親や連れ合いだけとの関わりではなく、「一緒に運営する側」にいて頂きたいとお願いをしているところであります。
春には、早くも5年目突入の滝子の施設。
家族には、よりいっそうの運営側への参加を期待したいと思っています。
波の女と共に、この介護業界を切り開いていきましょう!
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ちなみに、写真ばかり撮ってた訳でなく、自分も掃除に参加していましたよ。
少しは。笑
やりとり (前)
3,4日前のことですが、一時的にご飯を食べない利用者さんがみえました。
「知らん!」
「よー言うわ」
「ほかっといて!」
「頼んでない」
「いらん!」
そんな感じで怒り気味のコメントを出され、ご飯を食べられようとされません。
「じゃあ無理に食べなくても・・」
という訳にはいかない私たちの仕事です。
あの手この手を駆使して、
「どうやったら食べれるか」
「食べる気になるか」
を追求する仕事です。
今回みたいにやりとりがうまくいかない時に、別のアプローチに切り替えるとうまくいく事があります。
相手が発信する言葉や態度の中には、私たちに求めているものが含まれている場合があります。
これを紐解いていく先に、「気持ちが動く」ことがあります。
相手は私達に、常に一定の態度や解答を求めているとは限りません。
親切丁寧であればいい対応とも限りません。
相手が何を求めているか・・
自分はどんな対応をすればいいのか・・
今回のケースを自分なりにアセスメントすると、親が子供に対する叱りのような感情ではないかと感じました。
親といっても、父親のような「厳しい親」と、母親のような「温かみのある親」の2種類があります。
当然今回の言動は「厳しい親」の側面があると感じました。
「親」的な感情だった場合、叱る対象は当然「子供」という事になります。
「親ができの悪い子供を叱る」
そんな構図でしょうか。
となると、
親が求める子供の反応としては・・・
①対等に厳しい態度を返す。
例えば少しきつめの雰囲気で「何で食べないのですか?だめですよ!」
②冷静な態度で返す。
例えば機械的な感じで「どうして食べられないのですか?食べないと体に良くありませんよ」
③従順な態度で返す。
例えば反省して泣きそうな感じで「ごめんなさい。勝手に用意しちゃった僕が悪かったです」
さて、どの解答がこの場合よさそうでしょうか?
回答は14日夕方Upのブログに続きます。
(また、ひっぱらせて頂きます 笑)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
南へ1時間程で「砂浜遊び」
北へ1時間ちょっとで「雪でそり遊び」
変化に富んだ、なかなかいい時期の名古屋です☆