「迷い」につけこむ(前)
クラブ滝子では、家族・ご本人の状況、環境に応じて、病院受診の付き添いをさせて頂く事があります。
昨日も、自宅に「訪問」というサービスの延長線で受診付き添いをさせて頂きました。
もともと予定していた受診だったのですが、当日の明け方前に自宅で転倒され、頭部を切ってしまわれたので、その傷も合わせてみて頂くことにしました。
その病院にて、頭部の怪我の処置も合わせて行ったのですが・・・
結果は額を4針縫うことになりました。
この方、認知症という状態にある方なのですが、痛みを伴う処置だったので、混乱と苛立ちからか、1人で病院を出て歩かれ始めました。
最初はせめて自宅まで・・と思い、付き添いあれこれアプローチしたのですが、興奮状態のままで、かえって火に油を注ぐ形になってしまいました。
「家に帰りましょうよ」
「送っていきますよ」
「こっちの方ですよ」
何をお伝えしても、怒られるばかりです。
感情的になられている時は、職員側の思惑やペースにもっていくのは難しいものです。
さぁて、皆さんだったらこの後どうされますか?
どんな作戦をたて、アプローチするといいのでしょうか?
といって11日18時Up予定の後編に続きます・・笑
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
追いかける自分の膝が調子悪く、ダッシュや走り続けることができませんでした・・
介護職は、自分のコンディションを整えておかないとダメですね。
とほほ・・
「繋がり」は力なり
29184
これは昨年1年間に、この波の女HPのアクセス頂いた数です。
2014年の1年間と比べ12%upしました。
この内、新規の方は約3割でありました。
逆に7割の方々がリピーターとしてホームページをチェックして頂けているという結果でした。
男女比率でみるとほぼ半分半分です。
男性の方がわずかに多いですが。
波の女のスタッフ構成と同じですね。
年齢は35歳までの方が60%
意外と若い方々が多いようです。
毎回チェックして頂いている方、本当に感謝です。
ありがとうございます。
地域別アクセス数TOP10でみてみると、
1位 愛知
2位 東京
3位 大阪
4位 神奈川
5位 北海道
6位 福岡
7位 京都
8位 岐阜
9位 千葉
10位 滋賀
となっていました。
その中でも、大阪、神奈川、福岡の方々のアクセスが急増した1年でありました。
理由は分かりません。
口伝えなのか、和田が研修・講演会等で宣伝しているのか・・笑
アクセスのない県はなく、全国の方々が興味を持って見て頂けていると思うと、本当に嬉しく思います。
なぜかブラジル、シンガポールからのアクセスも定期的なアクセスを頂いています。 ワールドですね「波の女」(笑)
少しでもこの業界、または波の女スタッフに活力、影響を与えれたらと思い、色々な要素・内容を盛り込んでいけたらと考えています。
一番大切なのは、同業者、知人友人、家族、地域の多くの方々と「波の女」が「繋がっている」という事であります。
今のところは、一方通行的な情報発信や報告に留まっていますが、このまま広がり続ければ別の展開もできたらと思います。
主要都市で「繋がりの会」をやるとか(笑)
最近減りましたが、「お問い合わせ」から色々なメッセージを送って頂ければ、このブログ内でUPしますので、全国の仲間に情報発信したいと思います。
お気軽に色々な視点、意見、提案等送ってくだされば幸いです。
今後とも「波の女」をよろしくお願い致します。
今年は目指せ”30000”アクセスオーバー!
共にこの国の「介護」を担っていきましょう!!
最期まで「国民」として、生きていく事を支えるために。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
なんだかんだ今日はネタが思いつかなかったので、こんな話にしてみました(笑)
と、このブログを見て20分程度で早速応援メッセージが届きました。
↓↓
今年もブログを楽しみに&参考資料にさせて頂きたいと思っておりますので頑張って下さいね♪
大阪府大東市 社会福祉法人勤務のM・Tさん
ありがとうございます♪ 井
とぼけ
あっという間に5日になり、正月気分もだいぶぬけてきましたね。
滝子の施設でもすっかり通常モードになっています。
日本国民大移動の後ですので、人とともに「感染症」も大移動であちらこちらに広がる事が心配されます。
滝子でもスタッフ間で、胃腸風邪が流行りだしたようです。
皆様も手洗いうがい、換気、湿度で「もちこまない」「広げない」を徹底しないとです。
前日、活用があまり進んでいない活動室に、てこ入れをしようと数名の利用者さんに集まって頂き、「昔の道具の写真」をプロジェクターで写しながら、その当時の道具の使い方や、思いや、背景や出来事などを皆に聞いてみました。
(ちゃんとした目的や進行をしていないので「回想法」とは呼んでいません)
プロジェクターを使っての、昔の道具の使用方法や思い出を聞き出す方法は、「皆で共有しやすい」「先生役をやってもらいやすい」などがあるように思います。
「どう使うの?」「どこを回すの?」
など、「知らないフリ」「とぼけてみる」ことで、皆から記憶と、言葉と動作を引き出し、皆の意見を刷り合わせていきます。
「ここを回すのよ・・・」
知らないフリをして引き出すのは演技力やもってき方の工夫が必要ですが、いつもとぼけている自分にとっては好都合でしょうか?笑
皆が主役となり自信をもって話をしたり、人に伝える事ができるって素敵ですね☆
残っている・うずもれている記憶に基づき、自分を信じれる時間や機会を多く取り込めるように色々なアプローチや機会を作り出したいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
それぞれの正月
好天続きの3ヶ日の名古屋でした。
皆様にとっての正月はいかがでしたでしょうか?
滝子はそれぞれのフロアで、あちらこちらのお宮さんへ初詣に行きました。
フロアごとで行ったり、合同で行ったりと、出入りの多い3ヶ日でした。
近所の社です
東海地区では代表的な熱田神宮です
(境内の中での撮影は不謹慎でしたっけ!?)汗
区内の要所の八幡さんです。
食事や外出で、体感的に正月を感じてもらえたのではないかと思います。
皆様にとっても良い年になりますように。。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
こんな「書初め」もありですよね(笑)
日の出
謹んで新年のお祝いを申し上げます
昨年は何かとお世話になりまして、ありがとうございました。
おかげさまで良き新年を迎えることができました。
本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
快晴の名古屋。
今年初の滝子の様子です。
日の出少し前です。
1年が始まりました。
今年はご来光を仰げそうです。(昨年は曇りでした)
名古屋はビル間から昇りますので、日の出時刻より10分くらい遅めとなります。
という事で、利用者さんと共に屋上へ。
少しすると昇ってきました。
キリっとした空の下、感動的な光は脳の奥に届いている感じです。
完全に昇りきり、少ししてから「戻りましょうか」と声をかけると・・
「もう少しでバーの上にくるから」
と言われました。
???
「そうか!!」
車椅子や椅子に座っている方の視線で見ると・・
まだ柵の中にお日様がいました。
同じ御来光でも柵の中と空の中とではえらい違いです。
まだまだ利用者視点で世界を見れていないんだと、元旦早々気づかされた瞬間でした。
いつまでたっても「学び」「気づき」が大切ですね。
という事で立てる方は立ち上がって頂き、ご来光を拝むことができました。
良かった、良かった☆
明日は初詣に行きたい方みえたら、行ってみようかな。
一年の「反」は大晦日にあり
「反」は当然、「反省」という意味です。
「反省」とは
・自分がしてきた行動や発言に関して 振り返り、それについて何らかの評価を下すこと。
・自分の行動や言動の良く なかった点を意識しそれを改めようと心がけること。
とあります。
今年1年を振り返りどうだったのでしょうか?
事業所として、または個人として。
公式な会社のブログですので、事業所としては「反省」というより「振り返り」ですね。
利用者、入居者におかれましては、大きな事故トラブルのなかった1年であったように思います。
職員側は、夏過ぎから体調やメンタルの調子を崩すスタッフが複数名出て、人員配置基準を切らないよう四苦八苦してしまいました。
介護の質は、慣れやスタッフ入れ替わりの中で、「基本」がおろそかだったり、抜けがちになってきた1年であったように感じます。
あまり前進できなかった1年。
個人的にはそう思っています。
「組織」がそのようになっている理由のひとつに、組織をまとめる側の「自分」の姿勢や動きが影響を及ぼしていることもあるのだと思います。
これは個人としての「反省」です。
必要以上に「ゆるさ」「甘さ」が自分に中に残っています。
あと、課題解決に対してのレスポンスの悪さもあります。
パフォーマンス型の自分は、ここ一番の集中力はありますが、継続して取り組む事が苦手と言えます。
何があろうとこのブログが継続的にできたのが唯一の救いでしたが。
前の職場は自由人の自分に合っていて、あちらこちらに飛び回ることができていました。
そして「マイペース」や「ゆとり」の中で力を発揮できていたのだと思います。
現在は毎日同じ職場で、決められた時間枠、決められた動きの中で、思考回路が固定気味、磨きをかけ続ける事の難しさと大変さを実感している現状があります。
「ゆとり」がない
「時間」がない
確かに言い訳をする理由にはなるかもしれません。
1日が24時間である以上、時間枠、物理的にどうにもならないこともあります。
でも、言い訳の材料にしているうちは前に進めないものです。
でも、自分だけが大変な思いをしている訳ではありません。
他のスタッフも、同じ大変さや忙しさの中でずっとずっと仕事をし続けているのです。
これからもずっとです。
そんなスタッフ達や、全国の仲間の奮闘を考えると、ここで止まっている訳にはいきません。
前に進まなくてはなりませんね。
認知症の進行も職員のスキルアップもまったなしです。
「最前線の挑戦者」としての姿勢を維持していきたいものです。
介護職は、自分との戦いです。
大晦日 退勤時の滝子の様子です。
一例して現場を去りました。
そして、明日からまた新たな一歩が始まります。
今年1年間、ありがとうございました。
来年も、ご声援をよろしくお願い致します。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
大詰め
いよいよ30日朝の名古屋です。
寒いながらも晴れ渡り気持ちのいい朝です。
いよいよ残すところ2日!
新年を迎える準備で大忙しの滝子です。
大掃除、おせち作り、正月飾り・・
そして正月を迎えるために、散髪に、入浴・・
バタバタと過ぎていきました。
いよいよ明日は大晦日。
明日も今年最期のブログを上げさせて頂く予定です。
よかったら見て下さいまし。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
大掃除
今年もあと5日!
ということで、まだ手がついていない部分の掃除を始めています。
本日のターゲットは「冷蔵庫」
自炊型の食事を実施している施設の冷蔵庫ですので、結構内外とも汚れています。
開け閉め回数は1日に30回は軽く超えているのではないでしょうか。
1年で1000回以上。
そして10人以上分の食材が毎食分入ったり出たりしている訳です。
という事で内外とも掃除と整理を実施しました。
できれば利用者さんを巻き込みたいところです・・
ところこの日は、「そんなもんやらんでいい!!」と言い放つ方がみえる日で、「掃除をやろう!」という空気感が作れずなかなか苦戦しました。汗
それでもダイナミックかつオーバーに、そして「楽しそうに」、更に「できないフリ」を演出しながら掃除をしていると・・・
「お兄さん。まだそこが汚れてるよ」
「どこどこ?」
「ここだがね」
といった具合にその方が動き出されました。
しめしめ。笑
あとは流れを作りながらバンバン行いました。
「ん~綺麗サッパリ!!☆」
ついでに冷蔵庫まわりの床掃除も自発的に行われていました。
まあ、共同生活のグループホームとは違う目的・仕組みのクラブ滝子ですから、共有スペースの掃除等は利用者が行わなくてもいいと思うのですが、「有する能力」があるのであれば活用すべきですし、その行為の延長線で、「自宅の冷蔵庫の掃除もやらなかんな」という意識や行動に繋がるといいですね。
と、書いていて気づいたのですが、一人暮らしの利用者宅への「大掃除特別訪問」を実施しなくてはと思いました。
また、感染症予防に皆が手を触れる冷蔵庫の扉の消毒をまめにしないといけないですね。
やることばかり・・
自分の家は・・・「めんどくさい」「やりたくない」
これ、基本ですよね。笑
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
おせち準備の話をしていると、嬉しそうに寄ってきて助言をしれくれる
利用者さん。
皆さん年末年始の行動は、体に馴染んでいるんですよね。
「自分の力を使う、発揮して生きる」
気持ちが動き、体が動くいい時期ですね☆
手作りケーキだらけ
クリスマスだった昨日。
3階クラブ滝子では・・・
手作りケーキを作る時間を確保するために、昼食を出前にしました。
(いつもの昼食を作る時間帯にケーキ作りを行いました)
なんとも贅沢な。。。
こちらは夜のグループホームの様子です。
2階入居者が1階に合流し、2ユニット18名がごったがえしの中、晩御飯を食べ、手作りケーキを頂くことになりました☆
こちらも手作りケーキです。
おせち料理作りの食材料費分の確保もあり、クリスマスケーキ等にお金をかけることができず、今年は1,2,3階とも手作りとなりました。
そのケーキの写真はこちら・・・ ↓↓
無事!?にクリスマスも終わりましたので、後は大掃除と新年を迎える準備ですね♪
バタバタと慌しく、今年も過ぎていきそうな滝子の施設です。
もう来週は新年!
ビシっと2015年を締めくくるべく、毎日を大切に駆け抜けていきたいと思います☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「母」
自宅での暮らしを支えるための仕組みである、小規模多機能・クラブ滝子。
一部の利用者さんは訳ありで、長期宿泊となられている方々がみえます。
しかし、その方々も制度上自宅を絡めない訳にはいきません。
というより、自宅を忘れないように、大切にして頂きたいと思っていますし、その思いを継続できるよう支援していきたいとアプローチしています。
今回自分が、初めて自宅訪問(と言っても、ご本人と一緒に自宅へ行くのですが)させて頂いた方があります。
今までも月に1,2度しか戻らないので、どのくらい覚えてみえるのか・・・
と、近所に近づくと。。
「そこそこ」「そこを曲がって」
ちゃんと道案内してくださりました。
到着し、玄関の鍵をあけ、
リビングの照明のスイッチを入れ、
ホットカーペットの電源を入れられました。。。
長年住まれていた我が家。
認知症で要介護状態となり、クラブ滝子で過ごすことが中心になって4年近く。
日時の感覚は鈍り、判断力が低下もあります。
しかし、体や記憶は自宅を忘れてはいません。
そればかりか、客(自分)への配慮も冴えています。
「ご飯食たくさん食べていきなさいよ」
そこにいらっしゃったのは・・
まぎれもなくこの家、家族にとっての「母」でありました。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
With best wishes for Merry Christmas.