繋ぎと集い

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写真は研修や会議の様子です。

 

24時間365日営業の滝子の施設。

当然職員は交代制の勤務となります。

交代制という事で、情報や利用者入居者の状態を、

途切れなく繋いでいく仕事でもあります。

 

常に入れ替わりの勤務のために、

研修や会議等「全員集って」という事が

できないので、可能な範囲で調整して、

参加できる職員さんが集う形で開催しています。

 

連絡ノートや、出勤職員間での申し送り等で、

引き継ぎ、共有していきますが、

それだけでは足らないのが私達の仕事。

 

たくさんの情報、ルール、方向性や決定事項等を

共有していくために、集って情報共有や意見交換や

学びの機会が必要になります。

 

僕らの仕事は「繋ぐ」「集う」事により、

切れ目のない支援・介護と、仕事の方向性を

チームで続けていきます。

 

目的は、

「人として生きる姿」の追求と

「有する能力に応じる」仕事と、

「尊厳の保持」を護るために。

 

皆でがんばろうね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2020年01月30日 Category:スタッフ日誌

ダメージ

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左の男性利用者さん、退院後2日目の姿です。

脳梗塞が起き、右半身に麻痺が出て、

約2週間入院されていたのですが、

入院の様子を見に行ってビックリ!

 

車いすに座り、ナースステーションの中にみえたのですが、

最初は本人さんだと気づかなかったのです。

 

髪はボサボサ

ひげはボウボウ

虚ろな感じで、ぼーーっと遠くを見つめていました。

 

いやぁ、「認知症×入院」は、病気そのものへの

アプローチ、治療は有効ですし、必要なのですが、

精神面や生きる姿に関しては大きく後退することがあります。

この方も、記憶の障害、見当識の障害、理解・判断力の

低下がある方だったので、治療優先の入院という環境に

不適合が起き、脳梗塞の予後や、体のリハビリの管理は

できるものの、廃人のような風貌と時間を送られているようです。

 

担当ドクターより、

「自宅は難しいと思います。施設に入った方がいいと思います」

と退院指導を受けていたので、とりあえず小規模多機能の

宿泊サービスを利用しながら、先の事を考える事にしていますが、

元々毎日通っていた慣れた環境の基では、

冒頭のような姿が見られるようになっています。

 

もちろん麻痺は残っていますし、再発だっていつ起きるか

分からないので、すぐ自宅戻りとはいきませんが、

少なくとも、生きるための生活行為や生きていく

生活空間の中で、少しず取り戻しができるといいなと思います。

 

他の方もそうですが、認知症という状態にある方が、

環境を変えられると、違った人になってしまうくらい

影響を受けてしまうこ事があります。

ある程度分かるし、話せるしといった状態の、まだまだ基本症状で

なんとか収まっているような方への影響は大きいですね。

 

記憶や見当や理解などの能力が正常であれば、

2週間の入院で姿が変わる事はないと思うのですが、

そこが障害を受け、正しく機能していないと、

今回のような事になってしまう事を改めて

見せられました。

 

あとは本人さんの生きる力と、それを引き出しながら、

再発の予防をしながら、体調を整えながら、

ここからの時間を大切に過ごしていきたいと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2020年01月25日 Category:スタッフ日誌

「喜びと達成感」

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今回、初めて投稿します、グループホーム勤務の古賀俊樹です。

 

福岡から、名古屋市に単身で来て、もうすぐ3年になります。

 

最近、嬉しい出来事があり、それを今回のブログに書かせて頂きたいと思います。

 ある日の昼食後、食事が終わり、リビングにてウトウトされている方が多く、

 この時間に「何か出来ないかなぁ」と思い、その日の出勤していた職員と相談し、

 「天気も良いので喫茶店へ行ってみましょう」となり、

近くの喫茶店に行くことになりました。

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 以前の会議の中で、入居者Wさんの情報を入手していました。

昔、行きつけの喫茶店があったそうです。

それを思い出し、そこへ行く支援が出来たら、

「きっと、喫茶店の方も昔を思い出され喜ばれるのではないだろうか」

と思い、その喫茶店へ入居者何人かでコーヒーを飲むためにお邪魔したのでした。

 

「今日は寒いで行かなければ良かった」と道中渋い表情をされていたFさん。

 歩いて2~3分で喫茶店に到着。到着し暖かいコーヒーをオーダー。

淹れたてののコーヒーに、「おいしかった」と言われていました。

ホームで生活している時とはまた違った、満面の笑みを浮かべられていました。

 

急な訪問に、喫茶店の方も最初はびっくりされましたが、

「元気だった!顔色いいね!会えて嬉しいよ」と話されていました。

 知り合いの方も来店されており、非常に喜ばれ、とても和やかな時間を

過ごすことが出来ました。

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帰る時に、「今日はわざわざありがとう。久しぶりに会えて嬉しかった」

と言って頂けました。

 

体調に配慮し、外出支援が少な目の方ですが、

 昔、行きつけだった喫茶店に行き、外の空気を吸って、

馴染みの方とお話が出来て、

「いろいろと刺激を受けたり感じられたのではないかなぁ」

と想像します。

 

今回の外出支援を通して、私自身、成功体験をすることができ、

「喜びをと達成感」へと繋がっていきました。

 この経験を大事にして、今後の支援に励んで、

何事へも挑戦し、取り組んでいけたらと思っています。

 

急な訪問にも温かく迎えて下さった喫茶店の皆様、近所の皆様

ありがとうございました。

今後もよろしくお願いします。

 

グループホーム職員  古賀俊樹

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いい男ですな~(撮影 井)

2020年01月20日 Category:スタッフ日誌

補い

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九州に行っていた関係で、投稿UP遅れました。

写真は阿蘇なのですが、急に雪が降り出して、

あっという間に白くなってしまった時のものです。

暖冬であろうが、九州であろうが、

降る時は降ります。

ノーマルタイヤだったので、ヒヤヒヤものでした。汗

 

さて、その帰りの事です。

滋賀まで帰ってきたところで、財布がない事に気づきました。

なぜか、「さっき寄った時のパーキングのトイレの中だ!」

と忘れてきた記憶というか、確信めいたものがあり、

道路公団と警察に連絡して、発見・保管してもらえる

事になり、一件落着だったのですが、

免許、クレジットカード、キャッシュカード、保険証等が入って

いたので、現金がなくなる事よりも、関係機関への届け出や、

再発行の手続きを考え、その時は青ざめていたと思います。

 

人は忘れる生き物。。。。

 

いや自分は「特にそそっかしく、あわてんぼうで、忘れる生き物」

だと自覚しているので、「忘れてきた!!」と気付いた時の

自分自身へのいら立ちと、残念さにがっかりしていました。

 

という自分に原因があるにも関わらず、

高齢化や認知症の発症も増えている世の中で、

「忘れもののない公共トイレ」の仕組みが遅れているんだ!と

人のせいにしている自分勝手な自分がいたししています。

 

便座の向きを逆にするとか、

座っている目の前に物を置くスイングバーを設置するとか、

「なんか、考えてもらわなにゃいかんよね」

と愚痴的なものを和田さんや社内の仲間にしたりしていました。

 

すると、和田さんから

「井さんへ。財布に旅の怖さを教えておくといいですよ」

的な内容が還ってきました。。。

教えるっていったい・・・笑

ちなみに和田さんの携帯電話は言う事をきかないそうです。笑

 

でも、他の返信からも、「自分にがっかり。しょっちゅうです」等

コメント頂きなんとか自分をなだめているところです。

 

ちなみに、調べてみたら、

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地元で今年度から、センサーを使った忘れ物対策が

始まっているとの事!

(センサーが感知して、出る時に教えてくれるようです)

 

「これを待っていました!!」

他力本願、補ってもらう事ばばかりを考えてしまう、

今回の出来事。

 

いつか自分も認知症になっていくと思われますし、

物忘れや注意力低下の自分や社会に適応する

環境整備が進むとありがたいなぁ~と思いました。

どーでもいい話ですみません。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2020年01月16日 Category:スタッフ日誌

今も参りますか

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正月からバタバタの日々で、投稿UP遅れました。汗

 

まぁ、たまたまここういう時期だからという訳でなく、

生活支援、自立支援とは、相手の気持ちや力を引き出して、

なるべく相手に主体となるよう応援しているので、

どこまでいっても、自分達のペース、予定通りにはいかないのが

常なのではないかと思っています。

 

たくましく、わがままになってもらい、

振り回されてなんぼの仕事なのかもしれませんね。

 

バタバタの中身は、初詣などの季節行事もありますが、

受診や体調不良なども含まれていますし、今回は

訪問したらお亡くなりになっていた方があったりしました。

 

さすがにこたえますね。

前日の午前は自分も訪問させてもらってましたし、

午後も別のスタッフがケアに入っていたのですが、

お亡くなりになった当日の午後に、往診を手配してあり、

入院してコンデション整えようか・・

といっていた矢先のことでした。

 

結果、心筋梗塞という事だったのですが、

「次」はない可能性があるのが僕らの仕事ですよね。

 

この方、年末年始には、自宅でシャワーを浴び、

息子さんに髪を切って頂き、有馬記念や競輪の

券を購入し、TVに結果を楽しまれ、

新年には外出し、刺身を購入したり酒を飲んだり。

もちろんタバコも吸ってました。

 

身内の方にとっては、「良かった」とはまだ思えない

でしょうが、私達から見ると?いや、自分が思うに、

自分らしく最期まで自宅でやりたい事をある程度

やりながら、パたっと逝ってしまわれる人生も

悪くはない。いや素敵なのではないかと思えたりしています。

 

まぁ、そんなこんなで、バタバタと新年始まっていますが、

今年も利用者、家族、職員、関係者と駆け抜けて

いきたいと思います。

 

よろしくお願い致します。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2020年01月08日 Category:スタッフ日誌

☆謹賀新年☆

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新年、明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、旧年中は、多大なるご尽力をいただき誠にありがとうございます。

本年も、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

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滝子通一丁目福祉施設 職員一同

 

 

素敵な正月ですね☆

冷えはあったものの、ご来光を屋上で拝んだ方々も

それぞれの思いをもたれていたようです。

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あと楽しみは、おせち料理ですよね。

自分達で作ったもの、注文したもの、盛沢山で、

「すごいなぁ~」と喜びと驚きの場面でした☆

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今年も皆でいい年にしましょうね。

よろしくお願い致します。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2020年01月01日 Category:スタッフ日誌