ちょこっとおせっかい☆
強い日差しが降り注ぐ正午頃、
自分の自宅近所で座っている方を発見。
誰かを待っているのか?・・・
おや?
と思ったポイントとして、
・暑いのに帽子を被らず
・ベストを着ている
・車がないので家人不在
・デイサービスに持っていくような手提げを所持
この状況から、
「認知症という状態の方が、日中独居状態の中で、
通所介護のお迎えが来ると思いこみ準備をして外で待っている」
と予測できました。
でも、知人や家族が迎えに来る可能性もあるので、
少し時間をおいて様子をみてみる事にしました。
20分後再び訪れると、そのままでしたので、
今度は声をかけてみて状況確認させて頂きました。
予測通りデイサービス迎え待ちだったので、
「今日は休みだし外は暑いので家の中に戻りましょう」
となり、写真の状況です。
夕方に家族が戻られていたので、日中の様子を報告すると、
「要介護1で認知症になって夜も出ていっちゃうし、寝れなくて大変」
「今度ショートステイも利用しようと思っています」
と話されました。
週に2回のデイサービスだけでは、生活リズム作りにくいですよね・・
という事で小規模多機能の紹介をさせて頂きました。
「家族不在の平日(月~金曜)は毎日通いで日中活動し、
夜は睡眠というリズム作りを目指してみるのと、
家族の都合で随時か定期で宿泊サービス利用でレスパイト。
要介護1でもこんなプランができたりします。
ケアマネは今の方から小規模のケアマネに代わってしまいますが」
とご案内。
「ご近所ですのでいつでも相談しに来てくださいね。」
と付け加え失礼しました。
おせっかいではあると思いましたが、
地域社会の中で、ご近所さんに対して介護職として
何か役に立てる事があると思うのです。
ちょこっとしたおせっかい
これからも続けていきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
手引きの腕の掴み方・・
息子への技術指導は必要ですね。笑
☆交流会☆
先日、災害時法人支援ネットワーク「おせっかいネット」の
交流会へ行ってきました☆
今回の会場は「広島県」
毎回、全国あちらこちらと場所を変え開催しています。
災害が発生した時に要請なくとも、
物品や人手を任意で運び込むネットワークなのですが、
行く先の地理やそこで仕事をする仲間達を
イメージできる事が大切という事で、
定期的に交流、学び、情報交換を行っています。
皆さん変わらずお元気で良かったです☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
途中から暑くなりすぎて、涼しみました♪
「保護」ではなく「普通の対応」で。
地域の交番から
「そちらの施設の利用者さん保護しているので迎えにきてほしい」
と電話がありました。
滝子の施設には、天候が悪くない限りほぼ毎日、
散歩や買い物へ出られる利用者さんがみえます。
自力で帰り着ける時もありますし、
誰かに道を聞きながら戻ってみえる事もあります。
ご自身の携帯電話から「帰り道が分からなくなっちゃった」と
施設へ電話が入り電話越しに道案内をする事もあります。
そんな、道を聞けたり電話できたりしながら、
自身の有する能力と、地域力の掛け合わせで
外出から帰着ができる方が、たまたま交番に聞きに入ると、
「会話が成立しない(一部)のでおかしい」となり、
「行方不明者」「迷子」「徘徊」といったカテゴリーに
なってしまうようで、「住所は?」「氏名、生年月日は?」
と保護の対象となり、書類作成の必要性が出でくるようです。
その作業は警察側には必要な事だとは理解できますが、
施設側のスタンスをお伝えさせて頂きました。
「日々「行ってらっしゃい」と送り出しをしてますし、
自分の力や、電話や道を聞きながら帰って来られる方なので、
道案内だけ分かり易くして頂けたらそれで大丈夫な方なのですが・・」
と、普通の人として道案内をお願いしたところ、
「分かりました。では気を付けてお帰りください」と
一定の理解を示して頂く事ができました。
「認知症になっても、地域の中で普通の人として暮らしていく」
を応援する僕等の仕事の仕方が、今回の交番の方々にも少しは理解
されたとすればありがたい事ですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ちなみに後で入ってきた警察の方は、
私と利用者さんの関係を、
現場職員(私)と、「責任者」か「管理者」と思っていたようで
「この方が対象の方ですか!?」
とびっくりしていました。笑
この方スーツを着こなしているので、
そう見えますわな。
「生活支援」
「人として生きる」を応援していきたいと思っていますが、
そうなると「介護」をしっかりだけではなく、
「生活」をしっかり捉える必要があります。
人は「介護」だけを受けて生きている訳ではありません。
人が生きるという事はどんな事なのか。
生活とはどんな事なのか。
生活行為の一つに「洗濯物」の処理があります。
自分の衣類、寝具、入浴用、洗面用を始め、
調理関係、掃除関係、室内設置のあれこれと、
洗うものは多くあります。
洗えば、干す、取り込む、たたむ、しまうも
ついてくる訳で、様々な行程があります。
それが9名や15名分となると、
それ相当の洗濯物が出る訳ですので、
滝子の施設では1日中洗濯に関係する行為が発生し、
それを可能な範囲で利用者さん、入居者さんの
生活行為として主体的に行えるように応援するように
しています。
生きるという事の一部は、
洗濯行為でもあります。
人が生きていく限り続いていきますし、
応援し続けていきたいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
暮らしの様子☆
寒かったり暑くなったりと、
天気や気温の変化が大きいこの頃です。
晴れれば朝から生活行為のオンパレードの日々になる時もあります。
グループホームの朝の風景です。
有する能力がある方が中心になりますが、
「自分達の暮らしは自分達で」の日々です。
少しでも長く活動を続けられるよう応援したいですね♪
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
☆生活の場☆
只今20時過ぎ。
滝子では明確な消灯時間といったものはありません。
「眠くなったら寝る」
ができる方は寝る時間はお任せしています。
夜勤者一人だと対応が難しくなる場合など、
職員の体制などにより20時までに横になって頂く
方がある場合もあります。
夕食後に入浴希望の方もありますし、
お酒を飲んで寝られる方もあります。
まぁ自由にしているようにみえますが、
ここは介護施設ですので、実は色々な予測や、
計画性や体調を考えたり等色々な段取りのもとで、
皆さんの主体性や意思を尊重しようとしている
という事になります。
介護施設は生活の場ですので、
できる範囲で皆さんの習慣やその場の気持ちなどに
応えていけたらいいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
新年度☆
桜が咲きだし、地元の祭りが開催されると、
いよいよ「春本番」であり、
「新年度」が始まった感が高まります。
1年あっという間ですね。
気持ちを新たに昨年より一段上を目指して
行動を開始せねばならないと思っています。
よりよい年度をお互い過ごしましょうね♪
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
コミュニケーション☆
外国語を主で話される利用者さんがみえます。
正直、何を話されてるのか全く???
まぁ、日本語の理解はある程度されますので、
必要なアプローチは行えています。
「何を話されてるのか分からない」
ので、あまり関わらないではなく、
「分かろうとする」「関わろうとする」
スタッフの姿がとても素敵です☆
「コミュニケーション」とは、相手と自分との間で、
言葉とか、イントネーションとか、ジェスチャーとか、
視線目線とか、思いとか、いろいろな要素を組み合わせながら、
相手と自分との間で「伝えたい」「分かりたい」何かを
「共有」するという事です。
具体的な言語は共有できなくても、
相手とどうなりたいか、
相手をどう思っているか、
は、たちの心模様が伝わっていくものです。
「何て言ってるのかな」
相手の事を知ろうと熱心に関わる職員さん達の
気持ちは伝わりますよね♪
素敵な職員さん達の姿勢から学ぶ事は多いものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井真治
新しい風☆
グループホームは、認知症という状態の方々が、
共同で生活を送れるように私たちが仕事をしている訳ですが、
入居者同士の力加減が色々なバランスで成り立っていたりします。
それぞれのできる事、役割分担があったりします。
時々そこに「新しい風」が入ると、
違う風景になったりします。
「新しい風」は職員の場合もありますが、
今回は新たらしい入居者が入った事で、
今までなんとなくあった流れや役割に変化がでました。
その新しい風は「要支援」という区分の方でした。
「要介護」ではなく、「要支援」の方が入ったのですが、
相当あれこれできてしまいます。
ある程度記憶されますし、自分で判断して自分で行動できたり
しますので、なんとか皆さんの力を引き出して
生活を組み立てていたバランスが変わっていました。
その方がスピーディーにあれこれ行動されると、
「失業」状態になってしまう方々が出てしまっています。
やる事、やれる事が減ってしまい、手持ち無沙汰に
なっている方がでているようです。
「失業」となる方がでないよう、新しい役割か
他者との分担調整を行う必要がでてきました。
これもグループホームの仕事ですので、
職員はあれこれ新しい風への対応を始めているようです。
しかし恐るべし「要支援」の生活能力☆
これから思う存分力を発揮してもらいながらも、
他者とのバランスやかじ取りをしていかないといけないですね。
どう変わっていくのか楽しみです♪
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「補う」
・財布にカード型発信機
・鍵にエアタグ
・携帯にはアプリ
55歳を過ぎ、年々、体力、脳力の衰えを感じるこの頃です。笑
元々の習性も関係しているのですが、
「あれがない」「これがない」の日々です。
暮らしの中で必要なのが、
私の場合「携帯」「鍵」「財布」なのですが、
どうしてもバラバラになる事もありまして、
探し出すのに時間がかかるかかる。
自分の事ながら腹が立つし
「ないない」とイライラしてしまう日々です。
時間と気力の無駄な消費を抑えるために、
「補い」が必要なタイミングに来たのだと悟り、
写真のアイテムを揃えました。
鍵と財布の場所は携帯のアプリで、
場所が分かったり、音も出るので、
どこにあるかすぐ分かります。
携帯を探す時には財布に入れてある
カード型端末から音で呼び出す事ができます。
まぁなんと楽な事か。
どこにあるかすぐに分かります☆
自分も楽ですが、とばっちりを受ける嫁も嬉しい?事でしょう。
暮らしの中の不具合や衰えた分は、
何らかの形で「補う」事ができれば、
元通りの暮らしが維持できます。
ぼくら介護の仕事も、
「補う」事だと教えて頂いたのは、
和田さんの「大逆転の痴呆けあ」でした。
「補う」
大切ですよね♪
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治