ベランダ活用♪
滝子の施設は、ベランダのある施設です。
エアコン室外機や排水管などあり、
端から端まで平行移動するには転倒注意の環境ですが、
各部屋から気軽に外にでるには使い勝手良く、
部屋の環境整備や洗濯物干しをするにはいい環境です。
自分が使わない宿泊室のシーツ交換を利用者が行う事もあります。
外の風に当たったり、干す、取り込むために体を伸ばす機会にもなります。
屋上スペースと合わせ、有効活用しています☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
洗濯物☆
5月に入って天気回復☆
洗濯日和です。
滝子は洗濯の量が多い施設だと思います。
洗濯物が多いと、利用者、入居者さん達の日常生活の一環としての
干す、取り込む、たたむ、しまう
などの生活行為を増やす事にもつながるという利点があります。
今回は宿泊の方の寝具の洗濯物をご紹介!
一例ですが、写真の洗濯物は、寝具お一人様分となります。
この方は特に多い方です。
敷き布団カバー
敷きパッド
ラバーシーツ
掛け布団カバー
枕カバー
枕パッド
枕用巻タオル
ポジショニング用タオル×2
以上9点
大きなサイズのものが多いので、
お一人様分で洗濯機1回分くらいあります。
全部屋この量がある訳ではありませんが、
家庭に近い環境の提供ができているのではないかと思いますし、
洗濯物の多さは皆さんの活動量を稼ぐ事に繋がっています。
朝から夜まで一日中洗濯機が回り続けています。
稼働が多いので、寿命が早いようですが・・・
がんばれ洗濯機!
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「おせっかいネットワーク」
「おせっかいネットワーク2024愛知研修会」
開催されました。
どこかで災害が起こった時に、
必要な物資や人を要請なくとも勝手に送り込む
全国の仲間達のネットワークがあります。
年2回、全国のあちらこちらの仲間達の
県を渡り歩き、防災関係の学びと交流会を
行っているのですが、今回は地元愛知での
開催でした。
会場は、株式会社マザーズさんが展開している、
「福祉旅館サポートイン南知多」でした。
学習内容は
〇能登半島地震被災地支援から学ぶ
〇羽田空港事故当事者からの報告
学習後はマザーズさん運営の
海辺の宿のカフェスペースでの
ウェルカムドリンクタイムがありました。
最高のロケーション!
その後、懇親会も開催されました。
今回も有意義な学びと交流となりました。
皆様、ありがとうございました☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「人が生きる姿」
4月より新しい職員が入りました。
しばらく研修やOJTですね☆
仕事の方向性を学ぶのも大切な事です。
【弊社の大切にしている事】
〇自分の事が自分でできるように応援します
〇互いに助け合えるように応援します
〇社会と繋がれるように応援します
「人が生きる姿」を応援できるように仕事します
今年度もよろしくお願い致します☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
眠れない夜
「あなたを待ってるよ。一緒に寝るか・・」
女性スタッフが夜勤の時に言われていました。
宿泊する部屋の扉の前に立ち、
いつ女性スタッフが来てくれるのか気になって
明けたり閉めたり、ソワソワ。
最初は廊下やリビングの照明は付いているし、
TVの音声も聞こえていたりと、夜の雰囲気の環境設定が
できていなかったので、見当がズレたり判断を間違えて、
寝るスイッチが入りにくいのかと思い、
一旦、フロア内を消灯し静かな夜の環境設定を行ったところ、
しばらくして、床に入られ休まれました。
これで一件落着とはいきませんでした。
夜間帯のケアの一つにトイレ誘導やパット交換といった、
排泄のケアが必要な方がみえます。
この方も排泄ケアが必要な方ですので、当然アプローチするのですが、
そのタイミングで再びスイッチが入ってしまいます。
今度は夜間環境設定だけではだめな様子。
トイレ誘導した女性スタッフを探す、待つ行動がしばらく続きました。
最終的には寝る事ができたのですが、
担当スタッフは「寝る時間減ってしまい申し訳ない」と言われました。
確かにそのような考え方もあります。
「不眠」「夜間徘徊」「昼夜逆転」「見当識障害」「性的異常行動」
という方もあるかもしれません。
しかし違う視点もあるかと思います。
気になる女性がいて、
夜も一つ屋根の下にいて、
その女性が自分に関わってくれる。
こんなドキドキソワソワする、
悩ましい夜を過ごせるなんて!!
うらやましい☆
人として、男として
朝方少し寝坊してもらう事で、
睡眠時間確保はよしとしましょう。
もちろん毎回こうならないように工夫はしていきますが。
人として、男として、
時に寝れない夜も「あり」だと思いますし、
「普通の事」として捉える先で、
もう一歩適正なアプローチを探していくのはいかがでしょうか。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
☆原点☆
まもなく、滝子の施設開設満12年を迎えます。
ここまでこれたのも、ひとえに家族、関係者、地域などの皆様方のおかげです。
本当にありがとうございました。
12年の振り返り、13年目のスタートに際し、
原点の一つを再確認して新たな1年を始めていきたいと思います。
和田行男・作
私はすべてを失ったわけではありません
どんなことでも まず問いかけてみてください
何でも まず私の意思を確認してみください
食べる 食べない 行く 行かない 暑い 暑くない?
どうしたのって 聞いてみてください
訳のわからないことを言うかもしれまあせんが 私は病気です
痴呆状態にあるのです 進行性の難病といってもいいでしょう
察してください ようく見てください
私はすべてを失ったわけではありません
まだまだ若いものに負けないこともたくさんあります あると思います
でも 若い頃と同じようにはできないでしょう
あせらせないで じっと見ていてください
見ていて 少しだけ手を貸してください
人間の機能や能力は使わないと使えなくなると 若い頃に聞きました
生きるためにたたかう力はまだまだ・・・・・
私はすべてを失ったわけではありません
外だって自由に出たがるでしょう 雲や星が好きです
外に自由に出られるようにしていてくれさえすれば 自分ででかけます
でもきっと目的地には着けないでしょう 戻れなくなるでしょう
そっとついてきてくれると嬉しいです
とまどったり 不安げになったら そっと傍に来て
どうしたのって声をかけてください
きっとあなたのことが天使様に見えるでしょう
私のことを笑ってくれていいですよ
きっとおかしなことを言ったり おかしな恰好をすることでしょう
でもお願いです 陰で笑ったり 自分一人だけで 仲間同士だけで笑わないで
私にも笑っている訳を教えてください
きっと私も笑いの仲間に入り いっしょにおかしむでしょう
だって おかしいことはおかしいと 私にもわかるから
私はすべてを失ったわけではありません
私のことを痴呆老人なんて呼ばないでください
私の名前は 和田サンです
私のことをわがままなんて言わないでください
私はあなたと同じ人間です
ただ 痴呆という難しい状態になっただけです
私の努力では 止められないんです
この視点、感覚、センス、想像力、
忘れないでいたいものですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
コロナ禍
ブログ更新遅れています。
すみません。
今月上旬より、コロナウイルスが施設内で発生。
グループホームの1フロアがあっという間に全員罹患しました。
職員も続々と熱が上がり次々と休みになっていきました。
現在はこのフロアは収束し、通常運営に移行していますが、
そこから飛び火したのか、もう一つのフロアにコロナ陽性者が
数名発生。
全滅ではないものの、現在も入居者と職員共に、陽性者が出ています。
感染対策はしていますが、それを上回る感染力で広がりました。
去年は小規模多機能のフロアでコロナ陽性者がでましたが、
宿泊もある方3名で食い止めることができていました。
しかし、今回のコロナウィルスの感染力は去年のそれを上回る強さで、
あっという間に広がった感があります。
この勢いで小規模多機能の利用者が皆かかると、
グループホーム以上にやっかいな事になるのは目に見えています。
グループホームのは9名全員にそれぞれの居室があります。
全員罹患しても全員個室対応できます。
しかし滝子の小規模多機能の宿泊室は8室。
宿泊なしで通い中心の独居の方も大勢みえます。
その方たちが罹患して、体調管理が必要となり、
小規模に宿泊となっても、9人目からは個室がなく、
10人、11人と体調不良者が増えると寝る場所がなくなってしまいます。
そうなっては大変!という事で、
広がらないための感染対策と利用方法の調整を行いました。
その甲斐あってか、現在も小規模のフロアには感染者が出ていません。
明日はどうなるか分かりませんが・・・
そんなこんなでバタバタしている間に時間がどんどん過ぎています。
気が付けば3月も後半に向かっています。
無事に今年度が終えれますように!
神頼みではなく、やる事をしっかりやり続けて
今年度末を迎えれるようにしないといけませんね。
職員全体で頑張っていきま~す☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
NEWフェイス☆
滝子に新しい職員が入りました☆
以前は特別養護老人ホームで働いていたとの事。
滝子では「生活の応援」を仕事としていく訳ですが、
以前の職場より対象人数は減るかわりに、
仕事の幅が増える事になります。
大きな施設、組織では、業務分担が大切です。
介護スタッフは食事、入浴、排せつの介助、
他レクリエーションなど中心です。
体調や病気の事は医療スタッフ
手続きや相談事などは、相談員や事務員
施設外での移動などは、運転手
掃除、洗濯などはそれぞれの専属担当職員
食事関係は厨房業者や栄養士
などなど、縦割りでそれぞれの専門や担当者が
チームとなり、利用者、入居者を支えている事が
一般的かと思います。
滝子の施設は、その多くを介護スタッフで賄っています。
介護も洗濯も掃除も食にまつわる事も電話対応も
あれもこれも行っていく事になります。
新しい職員さんも、利用者、入居者とともに、
「暮らし」「生活」を軸に置きながら
「人が生きる姿」を応援できるように
一緒に仕事していきたいと思います。
「生活の応援団」にようこそ!
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
サポート夜勤☆
気が付けば2月も後半。
バタバタしつつ、ブログ更新遅れてました。汗
少し前ですが能登半島地震の関係で、福井県で最初の
「福祉避難所」が開設され、一般の避難所や不具合のある地域や自宅で
暮らすのが難しい方が入っている所があるのですが、
そこの夜勤が急遽足りなくなって「誰か入れないかなぁ?」と、
和田さんから声がかかりましたので、行ってきました☆。
福井県まで通っての夜勤ですが、事前に頂いた情報ですと、
宿直ぐらいの労力に、ちょいとトイレとかの付き添いや、
食事の準備がプラスされるくらいのイメージでしたので、
邪魔にならぬよう、滞りなくやってこればいいかと、
気軽に飛び込んでみたのが大きな間違いでした・・・
ふたを開けてみると、
こっちの腰が辛くなるバリバリの身体介護のオンパレードや、
深夜、早朝でも大きな声で叫び続ける方や、
体温39度超えて上昇を続ける体調不良者の対応や、
あちらこちらから歩行不安定の付き添い必要な方が、
一晩じゅう交代交代でトイレ往来していたりと、
自分の事業所の夜勤よりハードな現状が待っていました。泣
まぁそれでも、もう一人の夜勤者と協力してなんとか、
朝を迎え、日勤帯に引き継ぐ事ができました。
やれやれです。。。
どこも一緒かもしれませんが、ここの福祉避難所の
運営スタッフさんの苦労といいますか、大変さを
知る大切な機会となりました。
支援を必要としている方々を支える組織と職員さんに
心より敬意と感謝を申し上げたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
辛い境遇や環境の中でも、支え合うお二人の姿☆