コントロール
「絆創膏って、すっぽ抜けたり剥がれやすいでしょ。テープの両端に切り込みを入れて、交差させると剥がれにくいんだって」
私「へぇ~。そうなんだ」「なんでなんで?」「なんていう番組でやってたんですか~?」
そうこうしてる間に針は抜かれ、ほとんど痛みを感じる間もなく、笑いながら大嫌いな採血を終えました。
健康診断でのひとコマ。看護師さんの配慮に、ヒントをいただき、感謝。
心身諸々の「痛み」を、もちろん・もちろん一括りに出来るはずもないですが
痛みや出来事の「感じ方」をコントロールできる部分は、少なからず・あるって今日の注射で実感させていただきました!
病気や障害や身体の衰えなどがある入居者さんや利用者さんに
生活を取り戻すリハビリテーションの役割が私達にはある、と習いましたが
どう頑張っても「元通り」になることや、本人の「思う通り」になることは難しく
そうであれば感じかたのコントロールも、大きい支援のひとつかなぁと私は思っています。
(自分だって、思いよう・考えようをコントロールして、なんとなく思うように生活できてる気がする)
⬆
※習ったと書いたことが、もし違っていたら教えてくださいませ。
因みに絆創膏の話題は、TVの情報番組でやっていたとか。
私は不器用なので、こんなんですが、指先なんかには良さそうですかね?!
グループホーム
駒木根純子
ほっこり
朝陽が差し込むリビングダイニングで、湯気の上がるお茶を飲む・・
こんなほっこりするシーンは朝一番や、夜でないと見られません。
どんな世界が見えているのだろうか・・
どんな思いで過ごされているのだろうか・・
その方の横で、同じ景色、同じ思いを抱けるように感性を研ぎ澄ませてみる。
もちろん他人の頭の中なんてわかりっこないけど、これだけは確かなこと。
温かいご飯や味噌汁は「おいしい!」
茶碗やお椀から立ち上る湯気を感じながら、
ほくほくのごはんを口に運び
味噌汁をすすられる姿は
なんともいえない「ほっこり」タイムで自分の好きな一瞬です。
ああ、この仕事って素敵だな☆
そんな場面を仕事の中で感じ続け見つけていく事は、仕事のモチベーションを維持するための大切な機会ですよね~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
サイン
認知症の状態によっては、自分の身体の不調・変調を把握できない・他の人に伝えられないという事が起こることがあります。
そのような場合であっても、何らかの「サイン」を出される事はよくあります。
「伝える」能力は衰えても、「サイン」を出す。
そうであれば、僕らの仕事はそのサインを見逃さないように関わっていけたらいいですね。
そしてその「サイン」は、どんな事が原因だったり、本人にとって何の意味があるかを紐解いていく事を追求できたらと思います。
例えば、
朝食後に、立ったり座ったりされていました。
このサインから予測できるのは、
「排便の前兆か?」
となり、そうであれば、
「トイレに座るアプローチをしてみよう」
となります。
もちろん、必ず排便のサインと決まっている訳ではないのですが。。。
相手は人ですからね。
ちなみにこの写真の場合、トイレに座って頂き10分程で排便がありました。
そんな時、内心「よしっ!」と思えるのが、この仕事の醍醐味ですね♪
本人に代わって本人のサインからくみ取り、本人に必要なアプローチをする。
大切にしていきます~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
介護にもエンタメを
平井 堅のニューシングル「僕の心をつくってよ」(3月1日リリース)のミュージックビデオが公開されました。
皆さんもう見ました?
この曲の後で流れる動画に出ている「黒髪の介護士」と「紫の髪のガングロギャル」が同一人物であるというギャップが話題となっています。
福岡で介護士をしながら、“はるちゅら”さんとして活動するの日常に迫ったドキュメンタリー動画でもあります。
介護士として障害者と接する姿、ガングロギャルとして仲間と盛り上がる姿、そのどちらも、大切な人と心を通わせる様子が描かれています。
恋人・家族・友人という自分と向き合ってくれるかけがえのない人と、お互いに心を育ませることを歌った新曲
「僕の心をつくってよ」
の歌詞の世界観とリンクする映像に仕上がっています。
何か生きづらい人、現代の中で強者ではない人が、それでも懸命に生きる姿を、嘘ではなく実際にドキュメントで撮りたいということで、このようなミュージックビデオが出来たとの事。
「登場している人の見た目とは関係なく、魅力や優しさやいつくしみが、すごく嘘偽りなく出ているので、すごく良い作品になったと自負しております」と平井賢のコメント。
みなさんも機会があればご覧になってみて下さい。
なかなか厳しい環境にある介護業界。
私はずっと、この業界の大切さ、尊さ、素敵さを社会に広げたいと思っています。
この認知症関連番組に出演していたり、本を出版している和田行男もそうですが、
もっと多くの方に
もっと遠くの方に
もっと先の方に
もっともっと色々な形で広がっていってほしいと思います。
今回の平井賢さんには大拍手です。
今後もこのような「介護現場」「介護職」の様子、姿を発信してほしいですね☆
介護職って素敵!
介護職ってかっこいい!
介護は大変な事以上に大切なものがあります。
そんな介護にも「エンタメ」を!
と、イメチェンを目論んでいきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
プロフェッショナル
波の女にはサポーターが何人かいます。
その1人は、歯科博士、言語聴覚士、日本心理学会認定心理士である牧野日和さんです。
先日滝子の利用者さんや入居者さんの、食形態や介助等のレクチャーをしに来て頂けました。
牧野さんはこの分野の第一人者の1人で、素晴らしいスキルを持ったプロフェッショナルです。
全国を股にかけ、活動されています。
職員にその時の感想を聞いてみました。
「わずかな情報のもと、わずかな時間本人を見ただけで多くの事がわかり、すごいと思いました。
豊かな知識と経験のなせる業だと思います。(クラブ滝子和田)
「咀嚼や嚥下については、食べている本人の状態だけを見て判断するのではなく、
他の身体機能、心理、今までかかった病気等も大きく関わっていることを改めて教えて頂けました(GH 後藤)」
「入居者一人ひとりのバックグランド(既往歴、現病歴)から、障害形態別に、どのような病気を持っており、
その病気から読み取れる本人の状態を把握し、身体の状況、体重や身長からBMIや、歩行や筋力の状態を把握し、
大まかな評価の見方を読み取られていた。
嚥下に対して私達は口の中や喉の状況しか見ない傾向があるが、口腔内だけではなく、
全身の状況や病状などから、水分にトロミが本当に必要であるかどうかも瞬時に評価され、
食事の形態アップが出来るかどうかもその時点で把握されていた。
私達、介護職は、本人の状態や状況を探ることや、生活の動きなど支援をする事はできるが、
障がいや病気などから、どんな事がおこるかということを読み取る力が足りません。
支援を行う上で、やはり私達介護職も苦手な障害形態別に把握できるようにして行かなければならないと思いました。(GH岡田)
さすが、プロフェッショナル
さすが、専門職
「人」を支える、暮らしを豊かにするという事は、様々な専門職ともつながっていく事が大切ですよね。
牧野さん、ありがとうございました☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
状況判断能力
一時的に宿泊サービスを利用されると、自宅とは環境が異なるので、トイレに行った後など部屋に戻れなくなる事があります。
一番手前の部屋なのですが、記憶障害があるのでトイレに行ってる間にどこか分からなくなります。
1回目2回目は、その都度自室の場所を案内させて頂きました。
3回目にトイレに行かれた際、そっと部屋の扉を開け、電気を付けておくと・・
自分で部屋に戻り、電気を消して横になられました。
毎回対応するのも仕事の内ですが、自分の力で行動を成し遂げられるように工夫するのも仕事です。
工夫する事により、「記憶力」は衰えていても「状況判断能力」の活用ができたのだと思います。
工夫したり努力した先に、うまくいく事があると、この仕事は楽しくなりますね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
いつもそうですが、施設から見る日の出前の風景は感動~です♪
役割
厚生労働省は、地住民と社会資源がつながりをもつ「地域共生社会」の実現に向けた5年間の工程表を発表したとのこと。
住民や専門職を有効活用することが狙いだとか。
地域共生・・
そんなに簡単にはいかないのでしょうが、アクションを起こすのは大切な事。
まず、やってみる先で見えてくる事はあるでしょう。
本日、バスで自宅地域にあるデパートの中にある児童館へ子供を連れて行ったのですが、そこで目にする光景は・・
あたりまえですが子供だらけ。
そしてその親と専門職。
児童館は4階にあるのですが、1階に下りると・・
皆70歳前後でしょうか。
右をみても左をみても高齢者だらけ。
視界に入る殆どの人が高齢者だらけというのはなんか変な感じ。
平日の昼間のこのデパートの高齢化率は多分60%くらいあるのではないでしょうか・・・
中はあたたかいし、お金もかからないし、友人とおしゃべりをするにはいい場所ですよね。
家の中で閉じこもっているよりかはよっぽどいいです☆
でもなんかもったいないですよね。
上には子供だらけ。
下には高齢者だらけ。
そんな現状があるので「地域共生社会」を目指すのであれば、
このもったいない構図を変えていく方法を考えねばと思いました。
このような公共の場ですと、この高齢者の方々につく専門職は当然いないのですが、
そもそも高齢者の方々は「生活の専門職」であられるので、
子供や親にそのノウハウを伝えていったり、その人間性を活用する事をご本人達も社会も意識していく事が大切だと思うのですが。
時々、地域の雰囲気を感じたくて、地域のバスや資源を活用するのですが、
「地域共生社会」の発表と同時に
「地域縦割り社会」の現状を感じたので、
なんとかしたいものだと感じました。
きっと全国にはうまくやっているところもたくさんあると思いますので、
その成功体験の有意義な情報をもっと社会で共有できるといいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ちなみに行き帰りのバスの中も・・
高齢者率は80%超え。
70歳の方が15人いらっしゃるだけで、
のべ1000年超えの時間というか、人生の経験値がその空間にあるのですよね。
ほんとにすごい方々ですので、どうか今一度社会に、日本の将来にその存在価値を示して頂きたいものです。
「祝」
今月、職員同士で入籍がありました。
めでたいことです☆
以前にも同様の状況で行いましたが、本人たちへのお祝いの気持ちプラス、
「この機会を入居者、利用者のイベント(非日常)にしちゃえ」
という事で、施設近所の休日の喫茶店を開けて頂き、貸切にして「お披露目会」を行いました。
全入居者、利用者、利用者家族、地域住民、職員、休日の職員が参加しました。
大阪から入社希望の方も面接のついでに参加して頂いて、波の女を少し知って頂く機会にしました。
以前、お披露目会をやった二人も登場と、なんでもありのお披露目会☆
喫茶店内部は座るところも足りなくなり、満員超えの立ち見状態。
手作り感満載の会でしたが、新郎新婦の姿に、笑顔、涙ありのステキ★な時間だったと思います。
写真にて、会の様子をご覧下さい。
入場~♪
二人の一口づつって、どんなおっきさ・・
ううう・・
利用者さんからの、乾杯の音頭☆
花嫁はいいですね~☆
退場~ 涙涙の利用者さんも・・
お幸せに~ & 仕事頑張って~ ♪
信頼して託す
認知症という状態になり、記憶や判断力が低下して困る事の一つが
「資産」「財産」の管理方法。
気が付いたら、判断能力が衰え、要介護状態になり、「どうしよう・・」
と困っている方が大勢みえます。
従来の後見制度も善し悪しありますが、一定の役割を果たしていますが、
最近では判断能力があるうちに先の事を考え手を打つ
「家族信託」という方法があるそうです。
以下、家族信託普及協会の資料です。
ここ以外にもたくさん情報は出回っています。
勧めている訳ではなく、こんな方法もあるんだなぁ~
という情報の一つですので、興味ある方は各自お調べになったり、問い合わせてみて下さいね。
引き継げない、処分できない、トラブルになる!
お金や資産が絡むと、時に人間関係や手続きが難しくなりますが、
先の先を考え、他の情報に加え、このような情報にもアンテナを張っておきたいものですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
10日のブログの件もありますし、判断力の低下に備え、しっかり勉強しておこうかな。。。
おっと! 資産、財産ないから自分には必要ないか・・汗
独り言
本日はブログ更新の日ですので、入力しようとしたところ・・
前回(10日)のブログがない??
あれ??
何か打ち込んだと思ったのだけど・・
???
記憶を遡るも、「どんな内容」を入力したのなかなか思い出せません。
でも「入力した」という感覚はしっかり残っています。
なんだか認知症の記憶障害の体験をしている感じですね。笑
「何を食べたか思い出せないけど、何かを食べた感覚はある」みたいな・・
アップされていない理由を探る事にしました。
故意かミスかは分かりませんが、
「誰かがなんらかの理由で削除した!?」
「システムのエラー?」
と思考は駆け巡ります。
まずは、「アップするのがマズイ内容だったか?・・」
と思い返してみるも、内容が思い出せないだけに、
感覚的に「特に問題ないはずだけど・・」となりました。
あくまでも主観ですので、少し不安になりましたが・・汗
次に、削除するにはログインの必要性があるので、その立場にある方々を想像してみるも・・
「そんな事する人おらんなぁ・・」となり、
「自分がアップするための作業手順か何かを間違えたのだろう・・」
という事にいきつき、最終的には更新が1回とんだけど、
「まいっか!」と開き直りました。
自分の思考順番はそんな感じです。
この件で、ストレスがかかるのではなく、「まいっか!」
と受け入れ?受け流し?ができていて良かったと勝手に思っています。
この思考回路は、ストレスマネジメントの視点でいけばいい循環ではないかと思ったりしています。
(自分は良くても、周りの方にとっては迷惑な事もあると思いますが)
歳を重ね、自分の脳や身体の能力が落ちたり、社会の中や他人との関係に下降の変化が訪れ、
その「落ちていく自分」にストレスや不安を抱え過ぎると、
それも認知症発症のスイッチとなるのではないかと想像しています(あくまでも主観です)
この思考回路で生き続けて、認知症の予防をしていけたらと思う自分でした。
どうでもいい独り言ですね。
あしからず。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ちなみに、後で10日にアップできていなかった理由は後で分かりました。
「ブログ」ではなく「お知らせ」の方に間違えてUPしていました!笑
やはり原因は「自分」
お騒がせしました(笑)
とう事で本来のブログの時系列に戻しておきました。
今後ともよろしくお願い致します~