ありがたや
*この記事は19日のものです。「お知らせ」の方へ間違えて投稿してしまいました。
牛丼チェーン「吉野家」は、嚥下力が低下するなどした高齢者にも食べやすい牛丼の具材「吉野家のやさしいごはん」を開発し、介護用品展示会で試食会を開いたとのこと。
高齢者の中には、働き盛りの頃に慣れ親しんだ「ヨシギュウ」をもう一度食べたいという需要が根強くあり、商品開発に至ったとの事。
デリバリーでなく、通常の店舗で普通に注文できるようになるといいのですが。
自分も30年ほど前に、夜中に遊んでいてお腹が減るとコンビニや牛丼屋しかなく、よく食べていた記憶があります。
嚥下や歯の状態に問題が起こり、通常食が食べづらくなったら、絶対お世話になると思います。笑
時代が、社会がこの業界に寄ってきていますね☆
要介護のような状態になっても、どんどん社会に出て行け、普通に買い・食べに行ける社会にしていきたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
40歳を超え、45を超え、どんどん体力・持久力低下中の自分。
という事で毎朝30分程度の軽ジョギングをしています。
今朝ふと目についたのですが、桜が咲き始めていました☆
家の横の梅も8分超えで、キレイです。
しかし、花粉症が強い自分にとっては辛い時期でもあります。泣
ちなみにジョギング始めてまだ4日!笑
なぜこの時期に始めるスイッチ入ったのか?
どうした自分!花粉が舞う中続くのか・・笑
自分対策
あれやこれやに適切に応じることが出来ず
困り顔の入居者さんを、もっと困り顔にさせてしまうことがあり
しかも
できない自分に対してだけでなく、関わる人や状況にまで、イライラ感が発生するちっぽけ人間の私。
「ナンノタメニイルワタシ?」
いつの頃からか、ちっぽけな自分が現れたら、呪文のように投げかけるこれ。
こう言ってはなんですが、けっこう効くんです。
たまには
よさそうな策を思いついたり、優先順位を考えられたり、ちょっとした覚悟がでてきたり、イライラ感が消えたり。。。
唱えなければできないの?という反省はありますが、私にはフィットしてる、いざという時の呪文です。
「ナンノタメニイルワタシ?」とつぶやくと
真ん中に自分が居る画像思考から、真ん中にん相手が居る画像思考に、移行する感じがします。
「報酬を得ているワタシ」ということも浮かび、この報酬は何に対して支払われているのか?
みたいなことも考えたら、言動が変わることもありました。
平たくいうと、自己中な自分を反省、という話ですね。
ポリポリ。
グループホーム
駒木根純子
外食~☆
昨日、小規模多機能クラブ滝子の昼食は全員外食でした。
片道30分弱かけて、徒歩組と自動車組に分かれ、目的地のフードコートへ。
環境が変わるだけで、食事のスイッチが入り、普段より食べが良くなる方がみえます。
自分でも「多いなぁ」と思えるメニューを、皆さんぺロっと食べる姿にはビックリです!
「あんたらが、工夫してくれれば、食べれるのよ」
そんなメッセージを感じますね。
その日の夜。
かつ丼が出たのですが、入れ歯調整中で、歯があまりないAさんのために、
食べやすく刻んだところ・・
ご本人さんもかきまぜ、よけいなんだかわからないものになってしまいました。汗
当然箸は止まり、食が進まないので、ひと工夫。
といいますか、本人さんに分かりやすい形態になおしただけなのですが。
ごはんはごはん、かつ刻みはかつ刻みと分け、温め直して出し直したところ・・
パクパクパク。
ご本人さんの視点で、一工夫。
環境、見た目、嗜好、温度、タイミング、声かけ、周りとの調整等、
ご本人さんの有する能力を引き出す・活用するアプローチを大切にしていきます~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
自宅横の梅が咲きだしました~☆
梅は咲いたが、桜は・・
春ですね~
分身の術が使えたら・・
「1人一行動」
これは物理的な基本であります。
慣れれば「気」はあちらこちらに同時に張り巡らす事はある程度できます。
でも職員の体は1つしかないので、1人しかフロアにいない時間にどんな仕事をするかは、
「優先順位」と「仕掛け」が必要な時がでてきます。
歩行不安定な方で、できれば「見守り」「付添い」が必要な時があったとします。
でも他の方のトイレ誘導に行きたい。
こんな時に「見守り役」と「トイレ誘導役」の二つの行動が必要になります。
でもその時間帯の職員は自分1人・・
時間が許せば、見守りの必要が減ってから、その場を離れトイレ誘導をすればいいでしょう。
でも、タイミングや事情の関係で、歩いている方がいても、トイレ誘導に入らなければならない時もあります。
その時にはリスクを減らす「仕掛け」をしたりします。
トイレ誘導して個室に籠ってる間に、見えないところで転倒していた
歩いている方の思考や特徴に合わせてですが、その方が「そこにいる意味」「やるべき事がある」状況を作り、
テーブルに座っている時間を稼ぎ、足止めをさせて頂いている間に「トイレ誘導」を済ませてしまう。
歩いている、歩きたい?本人にとってはどうなのか? というという側面はありますが、
1人の職員は同時に2つの行動がとれないという物理的な法則の中で、
同時ではなく、時差を作るアプローチをする。
現場では、予測力を活かし危険を回避するために、本人の特性、優先順位等を加味しながら、
1人の職員でどうやってリスクを下げながら必要な事を行うかを考えて仕事しています。
写真の方の場合は、時間かかる熱いお茶をお出し、熱中できるTV番組を探し、
(ちなみに日中はTVを使用しない方針です)
少しの間、そこにいて頂ける仕掛け、そこにいる意味を作りながら、
他の方の介助に向かったりしています。
現場は工夫工夫ですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「幸せ」
幸福:満ち足りていること。不平や不満がなく、たのしいこと。また、そのさま。しあわせ。
あなたは最近、誰かに「幸せ」と言ってもらえましたか? 笑
恋愛関係にある方においては、よく聞くフレーズかもしれませんが、そうでない関係の方から言われる事はそうないのではないでしょうか?
自分は昨日、利用者さんから言われましたよ♪
それはとてもシンプルな方法でした。
寝られる前の8時過ぎくらいに、「足浴」をして頂いただけなのです。
「温かい」「幸せ」と満面の笑みで話してくれました。
部分的や一時的だとしても、その一瞬を誰かを共有できる事は自分にとっても「幸せ」な事です。
誰かを幸せにする事が、自分の幸せに還ってくる。
「誰かを幸せにする事が、自分を幸せにする一番の近道」
と誰かが言っていたような・・
この方式は「幸せ」の真理なのだと思います。
「介護」
この世界には、そんな好循環が所々に潜んでいます。
それを作り出せるか
見つけ出せるか
ちょっとした事で、他人を「幸せ」にできるステキな仕事だと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
3.11
あれから6年
今の自分達はどれほど幸せな環境で生きているのでしょう・・
普通である事がどれだけ幸せな事か
今、息をしている事
食べ物がある事
誰かと会える事
愛する人がいる事
今を、
今日の幸せに感謝しながら一生懸命生きていく事が、
私たちの使命なのだと思います。
本日、11日の7時前・・
廊下の左の壁にスポットライトを発見☆
とても珍しい現象で、5年の月日の中で初めて見ました。
少しずつ近づくと・・
そしてその光の中には・・
なんだこりゃ!
でも、とてもキレイ☆☆
光が注ぐ部屋の窓の方はこんな感じ・・
これがどうしたら「×」になるのか・・
皆目見当がつきません。
5分程で消えましたが、思わず拝みましたよ。笑
3.11日早朝、滝子に奇跡の光が注ぎました。
滝子の七不思議のひとつに認定ですね☆
コントロール
「絆創膏って、すっぽ抜けたり剥がれやすいでしょ。テープの両端に切り込みを入れて、交差させると剥がれにくいんだって」
私「へぇ~。そうなんだ」「なんでなんで?」「なんていう番組でやってたんですか~?」
そうこうしてる間に針は抜かれ、ほとんど痛みを感じる間もなく、笑いながら大嫌いな採血を終えました。
健康診断でのひとコマ。看護師さんの配慮に、ヒントをいただき、感謝。
心身諸々の「痛み」を、もちろん・もちろん一括りに出来るはずもないですが
痛みや出来事の「感じ方」をコントロールできる部分は、少なからず・あるって今日の注射で実感させていただきました!
病気や障害や身体の衰えなどがある入居者さんや利用者さんに
生活を取り戻すリハビリテーションの役割が私達にはある、と習いましたが
どう頑張っても「元通り」になることや、本人の「思う通り」になることは難しく
そうであれば感じかたのコントロールも、大きい支援のひとつかなぁと私は思っています。
(自分だって、思いよう・考えようをコントロールして、なんとなく思うように生活できてる気がする)
⬆
※習ったと書いたことが、もし違っていたら教えてくださいませ。
因みに絆創膏の話題は、TVの情報番組でやっていたとか。
私は不器用なので、こんなんですが、指先なんかには良さそうですかね?!
グループホーム
駒木根純子
ほっこり
朝陽が差し込むリビングダイニングで、湯気の上がるお茶を飲む・・
こんなほっこりするシーンは朝一番や、夜でないと見られません。
どんな世界が見えているのだろうか・・
どんな思いで過ごされているのだろうか・・
その方の横で、同じ景色、同じ思いを抱けるように感性を研ぎ澄ませてみる。
もちろん他人の頭の中なんてわかりっこないけど、これだけは確かなこと。
温かいご飯や味噌汁は「おいしい!」
茶碗やお椀から立ち上る湯気を感じながら、
ほくほくのごはんを口に運び
味噌汁をすすられる姿は
なんともいえない「ほっこり」タイムで自分の好きな一瞬です。
ああ、この仕事って素敵だな☆
そんな場面を仕事の中で感じ続け見つけていく事は、仕事のモチベーションを維持するための大切な機会ですよね~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
サイン
認知症の状態によっては、自分の身体の不調・変調を把握できない・他の人に伝えられないという事が起こることがあります。
そのような場合であっても、何らかの「サイン」を出される事はよくあります。
「伝える」能力は衰えても、「サイン」を出す。
そうであれば、僕らの仕事はそのサインを見逃さないように関わっていけたらいいですね。
そしてその「サイン」は、どんな事が原因だったり、本人にとって何の意味があるかを紐解いていく事を追求できたらと思います。
例えば、
朝食後に、立ったり座ったりされていました。
このサインから予測できるのは、
「排便の前兆か?」
となり、そうであれば、
「トイレに座るアプローチをしてみよう」
となります。
もちろん、必ず排便のサインと決まっている訳ではないのですが。。。
相手は人ですからね。
ちなみにこの写真の場合、トイレに座って頂き10分程で排便がありました。
そんな時、内心「よしっ!」と思えるのが、この仕事の醍醐味ですね♪
本人に代わって本人のサインからくみ取り、本人に必要なアプローチをする。
大切にしていきます~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
介護にもエンタメを
平井 堅のニューシングル「僕の心をつくってよ」(3月1日リリース)のミュージックビデオが公開されました。
皆さんもう見ました?
この曲の後で流れる動画に出ている「黒髪の介護士」と「紫の髪のガングロギャル」が同一人物であるというギャップが話題となっています。
福岡で介護士をしながら、“はるちゅら”さんとして活動するの日常に迫ったドキュメンタリー動画でもあります。
介護士として障害者と接する姿、ガングロギャルとして仲間と盛り上がる姿、そのどちらも、大切な人と心を通わせる様子が描かれています。
恋人・家族・友人という自分と向き合ってくれるかけがえのない人と、お互いに心を育ませることを歌った新曲
「僕の心をつくってよ」
の歌詞の世界観とリンクする映像に仕上がっています。
何か生きづらい人、現代の中で強者ではない人が、それでも懸命に生きる姿を、嘘ではなく実際にドキュメントで撮りたいということで、このようなミュージックビデオが出来たとの事。
「登場している人の見た目とは関係なく、魅力や優しさやいつくしみが、すごく嘘偽りなく出ているので、すごく良い作品になったと自負しております」と平井賢のコメント。
みなさんも機会があればご覧になってみて下さい。
なかなか厳しい環境にある介護業界。
私はずっと、この業界の大切さ、尊さ、素敵さを社会に広げたいと思っています。
この認知症関連番組に出演していたり、本を出版している和田行男もそうですが、
もっと多くの方に
もっと遠くの方に
もっと先の方に
もっともっと色々な形で広がっていってほしいと思います。
今回の平井賢さんには大拍手です。
今後もこのような「介護現場」「介護職」の様子、姿を発信してほしいですね☆
介護職って素敵!
介護職ってかっこいい!
介護は大変な事以上に大切なものがあります。
そんな介護にも「エンタメ」を!
と、イメチェンを目論んでいきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
プロフェッショナル
波の女にはサポーターが何人かいます。
その1人は、歯科博士、言語聴覚士、日本心理学会認定心理士である牧野日和さんです。
先日滝子の利用者さんや入居者さんの、食形態や介助等のレクチャーをしに来て頂けました。
牧野さんはこの分野の第一人者の1人で、素晴らしいスキルを持ったプロフェッショナルです。
全国を股にかけ、活動されています。
職員にその時の感想を聞いてみました。
「わずかな情報のもと、わずかな時間本人を見ただけで多くの事がわかり、すごいと思いました。
豊かな知識と経験のなせる業だと思います。(クラブ滝子和田)
「咀嚼や嚥下については、食べている本人の状態だけを見て判断するのではなく、
他の身体機能、心理、今までかかった病気等も大きく関わっていることを改めて教えて頂けました(GH 後藤)」
「入居者一人ひとりのバックグランド(既往歴、現病歴)から、障害形態別に、どのような病気を持っており、
その病気から読み取れる本人の状態を把握し、身体の状況、体重や身長からBMIや、歩行や筋力の状態を把握し、
大まかな評価の見方を読み取られていた。
嚥下に対して私達は口の中や喉の状況しか見ない傾向があるが、口腔内だけではなく、
全身の状況や病状などから、水分にトロミが本当に必要であるかどうかも瞬時に評価され、
食事の形態アップが出来るかどうかもその時点で把握されていた。
私達、介護職は、本人の状態や状況を探ることや、生活の動きなど支援をする事はできるが、
障がいや病気などから、どんな事がおこるかということを読み取る力が足りません。
支援を行う上で、やはり私達介護職も苦手な障害形態別に把握できるようにして行かなければならないと思いました。(GH岡田)
さすが、プロフェッショナル
さすが、専門職
「人」を支える、暮らしを豊かにするという事は、様々な専門職ともつながっていく事が大切ですよね。
牧野さん、ありがとうございました☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治