ありがとう
進行性の難病と言ってもいいのではと思える「認知症」
進行の過程で様々は変化がおとずれます。
Tさんも今、新たなステップに入ってきているように感じます。
職員目線ではありますが、激しかったここ何年かの認知症の症状と比べると、
ここ数ケ月の様子は明らかに変わってきています。
外に対して強く強く、言葉も、行動も自分の苦しみを表現されてこられました。
最近ではその状態は影をひそめ、自分の世界に閉じこもっていっているように思います。
変化していくのが認知症
ご本人が一番辛いのですが、そこに関わる周りの人も「しんどいな・・」と思える言動があっても
いつまでも現在の言動が続く訳ではないのが認知症
Tさんの言葉も、動きも、外に対する表現も少なくなってきている中で、
絞りだされる一言・・
「ありがとう」
これには参りますね
表現できる言葉が極端に少ない中で
場面によってこの言葉をちゃんと使えるなんて
この方は最後の最後まで、人として生き続けていくんだなぁと感じる一瞬です
この先のステージで、この方に何が必要なのか
何ができるのか・・
皆で考えて、「人として生きる」を支え続けていかねばと思います
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
これが旨いんだなぁ☆
昨日の夜8時過ぎ。
職員の仕事もひと段落し、利用者Fさんものんびり中。
「ビールでものみますか?」
職員の宮松さんが切り出しました。
という事で缶ビールをお出ししました。
飲むために必要な事は、プルタブを引っ張り、開けること。
缶ビールの開け方がピンときていないようなので、
まずは手振り身振りして開けるようすすめると・・
「開かないわ!」といわんばかりの表情。
開け方は分かったのに、指の力やコツがたりないのか、空きませんでした。
そうこうしているうちに、歯であけようとされ始めました。
それは、歯によくないということで、ストーーップ☆
なんとか指で開けれないか2,3分粘ってみたものの、開かないので次の手です。
何か使えよそうな道具はないか・・
という事で「ペンチ?ニッパ?」みたいなものを用意しました。
すると・・
見事使いこなしていました。
もともとは和田行男と一緒で国鉄マン。
道具を使いこなせるはずと、想像したところです。
これで開けれると思いきや・・
力の作用点が一点に集中してしまうのか、プルが途中で折れ曲がり、しまいにはプルタブだけとれてしまいました。汗
他にも缶切り、フォーク、ナイフ色々な道具を渡し、プルタブがなくなってしまった缶を開けるために、悪戦苦闘して頂きました。
10分以上、あの手この手で粘って頂いたのですが、プルタブなしの缶を開けるのは難しいようです。
ここで助け舟を出し、フォークでねじり開けました。
やっとのことで、ありつけましたね☆
お味はいかがでしょうか?
次回も缶開け大作戦頑張りましょうね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
素敵~☆
「今日夜勤代わりましょうか?」スタッフA
「僕が22時までやって次へ引き継ますので、休んで下さい」スタッフB
今日は自分夜勤なのですが、体調が悪い事を伝えてあったので、
あちらこちらのスタッフが気を使って、「今日は休んで下さい!」
と、代わりの段取り、出勤を申し出て頂いたのでした。
結果、体調はまあまあ大丈夫そうなので、夜勤やってますが。笑
なんだか、そういうのって嬉しいですよね☆
24時間を繋ぎあい、1日あたりの配置数や時間も確保しなくてはならない仕事ですので、誰かの穴を誰かが埋める。
埋める側にとっては、急な話ですので、「分かりました!すぐ行きます」と簡単にはいかないのが実情だと思うのです。
それをおしはかって「代わります」というのはとてもありがたく、嬉しく、大切な職員間の助け合い関係なのだと思います。
依然ばたばたしている滝子ですが、このような素敵なスタッフ達と、盛り上げていきたいものですね♪
帰りしなにも、「夜中でも何かあったら(体調悪くなったら)、連絡下さいね」
と、事務所を綺麗に片づけて、念押して帰っていきました。笑
自分よりもちゃんとしているスタッフ達と仕事するのは気持ちいいです☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
自分が体調悪くしたのは、沖縄へ出張中の昨夜、めずらしいものを食べあたったみたいです。
昨夜は嘔吐と、しゃあしゃあの水様便のオンパレード。
結果、体調はしんどくなってしまいましたが、出張の目的の一つ、和田さんのトークショーは良かったですよ☆
その後、宴会、そして夜中の沖縄そば屋台ですするみなさん。
みなさん、タフなんですよね~☆
一番タフなのは和田行男ですが(笑)
朝ドライブ☆
朝食後、いつになく活動的なFさん。
「外出したいのかも?」と思いつつも、朝7時台での外出付き添いは難しいのが実情です⤵⤵
だったら、他の利用者の朝の送迎に同行して頂こうという事で、出発~♪
停車中に隣の車に話しかけようとする事はあるものの、楽しそうに朝のドライブをされていました♪
時には真剣なまなざしをされたり、横から出てきた車に反応され、
「おっとっととと」等のリアクションもあり、
車を運転している時の感覚は結構残っているように感じます。
いつもの街の風景ですが、ご本人にはどんな景色に見えているのでしょうか・・
小規模多機能ですと、こんな臨機応変な対応が即座にできるのがいいですね☆
また、朝ドライブいきましょうね♪
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
見慣れた地元の風景も、色々な表情を見せてくれます。
外出って楽しいですよね☆
10日~12日は沖縄出張~
また、報告させて頂きますね。
寒くなってきましたね
昨日の名古屋の最低気温は2.6度
今シーズン一番の冷え込みとなっていました。
出勤しようとしたところ・・
車の窓ガラスが凍っていて、前が見えませんでした。
「もたもたしてたら遅刻してしまう~」と
お湯を持ってきたりして、朝からバタバタ。
冬ですね~☆
冬と言えば、自分の手も冷たくなる季節です。
今シーズン初めて、オムツ交換時に「冷たいわね~」と言われてしまいました。
申し訳ない。泣
体に触れる介助前には、「手をお湯で温めてから」関わりをしないとですね。
以後、気をつけます~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
前回の休みはいつもの海へ♪
暖かったのになぁ~
最近誰かと抱き合いましたか?
最近誰かと抱き合いましたか?
連れ合いや恋人以外で。笑
あれがマイナス5日くらになると辛いですよね。
アレって・・
その・・排便のことです。笑
女性にも多いと思いますが、介護現場にもよくある事です。
認知症という状態の方の便秘は、心理的にも、行動的にも色々と悪さするものです。
なるべく早目に対処したいのですが、それがなかなかうまくいかない時もあります。
先日それが解消された瞬間に、利用者さんからハグされたのです♪
二人でトイレにこもって、下腹部に手を添え、圧力」をかけ・・
「お腹に力を入れるよ。せーの。う~~ん」
その果てに、見事なものがたっぷりと。
こちらもスッキリ、最高~な気分でした♪
仕事で誰かとハグできる瞬間があるのが介護現場なのですよね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ちなみにその後ベッドで一休みしてもらうと今度は泣きだされるのでした。
これは「感動の涙」ですね。
それか互いに「嬉しい!」「よかった!」といい感情が通じ合い、気持ちが高ぶったのだと思います。
それか、子供が生まれた瞬間とダブったのかもしれません。笑
あれが産まれて(出て)感動できるなんて、素敵~♪
思いやる心
夜勤中に横になられている利用者さんの横に、そっと寄ったFさん。
じっと見つめて、布団をかけなおしてあげていました。
感動~☆
素敵ですね。
認知症という状態が進行し、言葉もうまく話せなくなり、あっちこっち歩いている事が多いFさん。
しかし脳の機能は壊れ、衰えていっても、「心」がある事が分かります。
他人を思いやる心
心は生きている
そんな瞬間がたくさんある介護現場って素敵ですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
早番(7時)で出勤すると日の出
帰りは夕日。
日が短いですね。
1日を感じれるこの時期に合わせたような勤務。
これも介護現場の素敵ですね♪
まだまだここから
加齢や認知症の進行等により、買い物や外出頻度が減ってきているHさん。
お誘いをしたり、仕掛けをしたり、あの手この手で職員は工夫している日々です。
普通に「買い物行かれますか?」では、あれこれ理由をつけられ、行けないのです。
さて、どう攻めるか・・・
今回は行くのが当然といわんばかりの風を吹かせてみました。
「今日は10時に出発です! 外は少し寒いですから、暖かい恰好の準備をお願いしますね!」
元気にお伝えすると、外出のスイッチが入ったようです。
「やった!」と内心でガッツポーズですね
介護はこのような成功体験がおもしろいですね。
記憶障害があるので、時間軸に弱い認知症という状態にある方々。
その記憶障害の特性を活用し「さっき自分そんな事言ったかしら?」
と思わせるような、もっていき方も時には有効な誘い方だと思います。
4年半前に比べれば、歩行能力・スピードは多少落ちているものの、まだまだ現役バリバリ。
これからも、「自分の力を使って生きる姿」を見せ続けて下さいね♪
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
休憩時に飲むお茶を忘れたので、自販機で飲み物を買って水分補給して頂いたのですが、
コップで飲むよりも更に上を向かないと最後の方は飲めないのがペットボトル。
で背筋を伸ばし上を向くにはいいアイテムですね☆
将来へ・・
現在の日本の総人口は、約1億2700万人
高齢者の数は、約3450万人(高齢化率27.1%)
要支援・要介護者数約630万人(高齢者数の約18%)
今25歳の方が歳を重ね、40年後の65歳になる時に、どんな状況になっているか・・
就職博で若い方々に話す中でそんな事をふと考えていました。
将来推計によると、総人口は9000万人を切り、
その中における高齢者の数は、3600万人(高齢化率40%)
その中の一人になっているという事です。
自分はかなり高い確率で死んでると思いますが。笑
世界の人口は100億超えに向かって増加し続ける中、
どんどん年老いていく日本の中で、老後を迎える時、どんな暮らしになっていくか想像する事は大切だと思うのです。
さらにそんな中、体や脳が壊れ、要介護状態に自分や連れ合いがなっていく可能性も十分にありますが、
そんな時代の介護ってどんな世界なのだろうか・・
体が壊れれば支え手が必要なのに、施設も職員も足りる訳がありません。
施設に入れるのはごくわずかな人のみ。
大半の人は自宅で不自由な思いをして、孤独死をする自分がいるかもしれませんね。
まぁ、介護関係の機械化が進むので、ロボットやセンサーが自分を管理してくれていると思いますが。
死ぬ前には機械が予兆を察知して、その時くらいは、担当者が駆けつけてくれると思います。
認知症になってしまったら、関わってくれる人が少ないという事で、
認識チップを体に埋め込まれ、GPSで管理されている事でしょう。
このままいけば、そんな老後、時代でしょう。
人として豊かな老後、人生を過ごせる可能性は結構低いと思います。
このままいけば。
だからこそ、今、僕等は介護の質を、介護の文化を確かなものにするために闘っているのです。
目の前の方々に対する介護の質は、将来、そして自分自身に繋がっていくのだと思います。
今の目の前の方の暮らし、人権、尊厳、を支える事ができなければ、将来はありません。
そのくらいの意気込みで、この業界を「今」から盛り上げていくのが
今を生きる僕等の大切な役割なのではないでしょうか。
この物があふれる多様な時代に翻弄されず、人を支えるという仕事を社会全体で考えていくタイミングだと思うのです。
人として生き、人として死ねるように・・・
もっともっと多くの色々な価値観を持った方々が、この業界に飛び込んできてほしいですね。
この国の将来
自分の将来
自分の大切な家族や子供たちの将来のために、
皆で介護に向かっていきたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
就職博から戻り、施設のエレベーターに映った自分の姿に違和感が・・
ベストのボタンがかけ間違えている!!
誰か早い段階で教えて下さいよ~笑
あ~ 恥ずかしい。
ご縁
本日は、名古駅前のウインク愛知にて「就職博」にブースを出していました。
3月に卒業の学生さんや既に卒業されている方が、色々な企業のブースに訪れていました。
波の女は、12月開設する新規デイサービスをオープンさせるための職員を滝子から出すため、または退職予定者の補充ために新たな人材を獲得したいと思っています。
本日は10名の方々と「ご縁」を頂く事ができました。
ありがとうございます☆
会社説明会への参加希望の方もみえましたし、有意義な機会、時間に感謝です。
今日の対応者は、現場職員の岡田さんです。
現場の若手の一人として頑張って頂けていますので、その生の声を聞いてもらえたらと思っていました。
ブースに来られた方達からは「どんな事が大変ですか?」「大変ってよく聞きますけど、どうですか?」という質問がよく出るのですが、岡田さんからの解答、生の声としては・・
「大変と思った事ありませんよ」
って、どういう事ですか!?笑
ほんと職員の鏡ですね。
でも説得力なくて、逆に笑いがとれたのが良かったです。
明日も11時~17時に詰めます。
素敵な出会いがありますように。
会社説明・見学会の案内は、「お知らせ」の方に後ほどUPします。
そちらも、ご確認下さいませ。
よろしくお願い致します。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
名古屋のイルミネーションが綺麗でしたよ☆