ポッキーの日☆
過ぎてしまいましたが、
11月11日
社会一般的にはポッキーの日でしたね。
僕等の業界的には、国民への啓発を重点的に実施する日としての
「介護の日」でもあったりします。
「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」
の語呂合わせとされたものです。
しかし当日、あまり関連の記事やニュースは少数派でした。
活動をされてるところもありますが、表に取り上げられない事が
ほとんどで、広く国民の皆さまへの啓発はまだまだこれからですね。
たまたまみかけた記事がありました。
「新たなサービスを導入。
全国でも数少ない料理作りのサービスを提供している事業所があります。」
と紹介されていました。
「要介護者本人による料理作り」
は、サービス提供の一環としての記事に思えるのですが、
「自分が食べる食事を、自分(達)で調達、料理する事」は
「人が生きる基本」の一つであると思います。
できない状態になっているのであれば、できるように応援するのが
僕らの仕事で、それを「料理作りのサービス」と言われると、
何か違うな・・といった違和感を感じなくもありませんが、
料理作りサービスでもなんでも、要介護の方々が料理を通じて、
能力の発揮により、生き生きと過ごされているのであれば、
「良し」としていいと思います。
表現はどうであれ、このような機会にどんどん広がりが
あるといいなぁと思った「介護の日」でした。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
一緒☆
出口でないところから一生懸命出ようとされている図です。
結果、さすがに庭の柵を乗り越える事はできず、
そのままリビングへ戻り、落ち着かれましたが、
庭の中を端から端まで出口を探されていました。
目的地は分かりませんが、ここでないどこかへ
行きたい気持ちはよく分かりました。
傾聴や受け止めなんかでは収まらない熱い思い。
ぼくらはそんな言動に納得いくまでお付き合い
させて頂く事があります。
いや、お付き合いする事しかできない時があります。
分かろうと努力しますし、
あれこれ手を打ちますが、
それでも分からない事や留まれない時も多くあります。
結果、納得いくまでお付き合いする。
それもいいのだと思ったりします。
行動を制止するでなく、
納得いくまでお付き合いする。
これも私たちの大切な姿勢なのではないでしょうか。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
社会的な生き物☆
買い物に出かけるグループホームの入居者さんです。
認知症という状態がくっついても、
「人として生きる」を応援する事は大切な仕事です。
暮らしの中で必要なものは自分達で調達できるように応援する。
そんな、生活スタイルの継続を目指した動きもあれば、
個々の活動量や身体機能やストレス発散を考えて外出する
目的も時もあります。
いずれにしても「人」は社会的な生き物でありますので、
閉じこもって暮らす生きものではありませんよね。
私たちがそうであるように。
様々な理由、目的があれど、
「社会と繋がって生きる」
を応援できるようにしていきたいと思っています。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
10月末より弊社HPが開かなくなりました。
すみませんでした。
復旧しましたので、今後ともよろしくお願い致します。
「午後の出来事☆彡」
昼食後、リビングにて皆様で掃除を行いました。
机を動かし、ホウキで床を掃いて頂きました。
ご飯食べて皆様眠たい時間ですが皆で協力しながら行いました。
最初あまり乗り気ではないかたもいましたが行っているうちに
「あそこにもあるよ!」と職員の私にも教えてくださり
ホウキでゴミを取った後、モップで綺麗に床を拭いて頂きました。
この日はいつもより床が綺麗になったのではないかなと思います。
皆様ありがとうございました☆彡
掃除の後、コーヒーの時間。
一人の入居者様から「今日は天気が良いね!」と声がありました。
外は秋晴れでホームの周りを散歩に出かけました。
道中は「今日は天気が良いね~!気持ちが良いね~」
と皆様とてもにこやか表情されていました☆
そんな午後の出来事です☆彡
グループホーム職員 古賀 俊樹
八百屋
食支援関係のネタが続いていますが、
今回もです☆
滝子の施設では、現在は昼食がメインになりますが、
「食材」からメニューを決め、自分達の食べるご飯は
自分達で作っています。
メインは肉料理にするか、魚料理にするか。
副菜は何にするか。
汁物はどうするか?
その日その日、冷蔵庫や保管場所に残っている
食材から職員と入居者利用者で相談しながら決めています。
その際に、写真のようにそれぞれの食材を見てもらいながら、
「肉とどれを一緒に炒めましょうか?」
「魚と何を一緒に煮込みましょうか?」
などと、現物を確認しながら決めるといいのでは?
と思っています。
認知症の方々は、それぞれ状態は違いますが、
多かれ少なかれ、
「イメージしにくい」「思い出せない」
という事はあると思います。
そんな方々にとってのイメージのしやすさは、
「現物確認」だとよりいいのではないかと思い、
みなさんのテーブルの前に食材を広げ、
八百屋さんを始めている時があります。
やりとりの楽しい瞬間ですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
台所支援☆
台所の中で調理準備。
(対面キッチンの場合)
「主体的に」
という言葉はよく使いますが、
動ける方にとっての調理の主体的な動きは、
・台所内に立ちコンロで調理や流しで洗い物
・冷蔵庫の中の食材や調味料を出し入れ
するといった、体感が大切ではないかと思っています。
滝子の施設では、そのような台所に立つ、入る場面を
日々見る事ができますが、
それも食に関する主体性の引き出しだと思っています。
「お願いされたからやる」
調理への関わりから、
自分の力を使って自分達が生きるために
必要な事(調理)を主体的に行えるような
応援も大切にしていきたいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井真治
えっと・・
食事後の片づけ一コマ。
食器を拭くだけなら、まぁまぁ単純な作業かもしれません。
しかしその後の工程は、以外と頭を使っているのでは
ないでしょうか。
拭きあげた食器を同じ種類に揃える、重ねる(倒れないように)
食器棚を認知する
棚の中にある食器のタイプを把握する
拭いた食器をどこに収納するか見当をつける
揃えたり、倒れないようにしたり、向きを考えて収納する
などなど、ちょっとした暮らしの中の一コマでも、
頭を結構使っているのだと思います。
能力を失わないように
自分の事は自分でできるように
大切にしていきたいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
主体性☆
小規模多機能の皆さま
グループホームの皆さま
どのようなサービスであれ、
どのような状態であれ、
「互いに助け合って」
という環境を作り出すのも私たちの仕事です。
人は互いに助け合う事の大切さを知っています。
自然とそのような場面になる場合もありますし、
職員が仕事をする事によって、
助け合う場面ができる事もあります。
職員側から常にお願いし続けるより、
利用者・入居者が自ら「やろかね」と気づき
行動を起こせるようにしていけたら素敵ですね☆
自然と助け合う場面を増やすためには、
日ごろからの「仕掛け」と「積み重ね」に
よるものが大きいように思います。
最初は「お願い」ベースであっても、
「自分達でやる」を習慣化できたら、
「自ら考えて行動」に変わっていく事も起きるはず。
今後も
「お願いしてやってもらう」
から
「自ら考えて行動を起こす」
を目指して工夫していきたいです☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
小さな協力者☆
2階のリビングの窓から話しかける入居者さん。
「おじょうちゃん何歳?何年生?」
前の家で遊んでいる子供に話しかけられています。
距離があるので、子供達は声+身振り手振りで伝えてくれます。
ありがたいですね☆
滝子の施設は、メインの生活空間が道路のすぐ脇なので、
自然と行きかう方々やご近所との接点が持てる事があります。
予定的で協力的なボランティアの方々もありがたいのですが、
暮らしの中での自然な接点により、暮らしの豊かさが増えるのは
とてもありがたい事です。
意図的な施設の設計もありますが、
自然な交流の機会感謝☆です。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
引き出し
いつもの生活支援の場面です。
有する能力に応じ、自分の事は自分でできるように・・
応援していますが、ついついマンネリ化してしまう事があります。
写真のように、「食べる」事の必然的な行為をできるように
応援する事はできていますが、その他の生活行為は職員でついつい
代行してしまう事があります。
時間の都合や職員の手間やら、いろいろありますが、
引き出しの場面は暮らしの中でたくさんあります。
能力に応じてが基本ですが、いつもやっていない行為や、
職員で行っている行為を、あの人この人にふってみると
新たな発見といいますが、有する能力の把握へ繋がって
いくと思います。
「新たな発見」とは失礼かもですね。
「あなた達がやらせてくれないだけでしょ!」
と言われないように、あの人この人に
あんな事やこんな事を依頼してみるのも
いいかもしれませんね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治