過夏

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明日から9月

 

7月より猛暑続きましたが、

ようやく終わりが見えてきた感の8月末。

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皆様もお変わりなくお過ごしでしょうか。

 

さて、小規模多機能クラブ滝子の利用者は、

独居の方が多いのですが、この暑い夏はなかなか過酷な環境となりました。

 

対応として、クーラーなしの方は毎日利用に切り替え。

もともと週2日通いだったのですが、全日利用へ。

それも、昼食、夜食食べて、夜に送り翌朝迎えに行くの日々繰り返しです。

 

別の方は、夏入り時にクーラー故障した方がみえました。

閉め切ってしまう方だったので、この時期の自宅は危険!

という事で、夏の間、連続宿泊でクラブで過ごしてもらう形となりました。

 

他の独居の方もほとんど毎日通いと、

暑い昼間は一人で家にいないように、

いるのであれば空調調整できる場合のみ。

そんな形をとりながら、9月を迎えようとしています。

 

おかげ様で登録者のみなさん、体調崩すことなく、

夏を乗りきることができそうです☆

 

自宅の暮らしを支えるために、融通がききやすい仕組みの

小規模多機能という仕組みなのに、

その利用者さんが、暑い自宅で脱水、熱中症なんて

状態になったら、仕事ができていない!

という事になってしまいますので、

ちょっと今年の猛暑はいつも以上の対応体制でした。

 

残暑の様子をみながら、元気に秋を過ごしたいと思います~

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

夏を乗りきれたのも、チームワークのおかげです☆

職員のみなさん、ありがとうございます。

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2018年08月31日 Category:スタッフ日誌

「キャンユー スピーク ジャパニーズ?」(後編)

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最後の日に男子2名が来てくれました。

やっぱり挨拶から。

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 2人が挨拶をすると、座って見えたご利用者さんが立ち上がりました。

「私が座っていたらいかんね。」と。

 

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 「え?なんて?男の子ならもっと大きな声で!」

最初の教えです。

 

 

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沖縄の地理を教えてくれたり。

 

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折り紙をしたり。

 

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風船バレーをしたり。

 

一生懸命考えて色々行動を起こしてくれました。

 

この日のお昼御飯です。

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もずく酢。ゴーヤサラダ。オーロラソースも手作り。

炊き込みご飯が良い方。スパムおにぎりが良い方。

 

とても短い時間でしたが、ご利用者さんも、職員も楽しくすごさせて頂きました。

 

この短い時間に、「波の女」ではどんな風に皆さんの応援をさせて頂いているのか、

高校生さんにどう伝えたらいいのか、振り返る事ができ、私も勉強させて頂きました。

 

利用者さんと外出する時、「学校ではこう習ってきました。」と教えて下さいました。

「麻痺がある方は麻痺側に。右利きの方だから左側に介助者が。」

ここに居るご利用者さん一人一人、どんな方?

普段、お家でどうされてる?

職員さんと腕を組んで歩きたいかな?

うちの職員さんどこに立ってる?どこを見てる?など。

 

もちろん、また、波の女で働きたい。

と思ってくれたら嬉しいですが、色々な介護施設があって、

こんなところもあるんだと思い出してもらえたらいいですね。

 

「帰りたい。」と思うのを無理に引き止めない。

じゃあ、どうしたらいいかな?と考える。

 

利用者さん主体で食べたいものを決めて、買い物に行く。

買い物の最中にメニューが変わったり。

毎日が動くデイサービスがあるんだよ。って。

 

今後どこかで介護に関わった時に思いだして下さいね。

 

お疲れ様でした。ありがとうございました。

 

後日昼食時「無事に着いたかなあ、あの子たち。」

利用者さんからふと聞こえてきました。

 

クラブ雁道 デイサービス

日置 紀子

2018年08月28日 Category:スタッフ日誌

「キャンユー スピーク ジャパニーズ?」(前)

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滝子に引き続き、雁道もインターンシップネタです。

 

沖縄から高校生が3名、

雁道にも来て下さいました。

まずは、ご利用者さん一人一人にご挨拶をして頂きます。

「おはようございます。沖縄からきました○○です。」と

自己紹介します。

 

自分で名乗り、職員さんから名前を聞くわけではなく、

自分でご利用者さんから直接、お名前を聞いてもらいます。

初めて会うのに、自分の名前を知っていたら気持ち悪いですよね。

 

デイのご利用者さん、見た目にはわかりませんが、お耳の聞こえが悪い方も見えます。

大きな声で、はっきりと!!

とは意識してもらうも、最初は恥ずかしく、

なかなか伝わらなく。

「え?」「何?」と聞き返される事も。

 

皆さん最初に言われるのは

「日本語話せるの?私の言う事わかる?」

と優しく聞いてくれてました。

 

すると、女の子だからでしょうか。

ご利用者さんからアプローチが始まります。

 

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なぜか、お茶のたてかたを指導。

 

割ぽう着のたたみ方。

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これがなかなか難しい。

「そうそう。」「そーうそう。上手!」「待て待てちがう!。」

意外と厳しいです。

 

 

運針縫いの練習で雑巾の作成。針の持ち方から指導が入ります。

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 こんな感じで嫁入り修行終了。

(奥のスタッフは、たまたま目をかいていたのでしょう 笑)

 

一緒に洗濯物たたみも行いました。

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さて、そうこうしている間に昼が近づきます。

毎日、昼食をどうするか決める雁道デイなので、

ご利用者さんからこんな声が。

「せっかく来たから、名古屋名物食べに連れていこう。」

 

以前、タクシードライバーさんだった方に聞いてみます。

「沖縄から初めて名古屋に来た子がいたらどこにお連れしますか?」

 

「お金の問題もあるが、いとめがないなら、熱田のうなぎ」

「お酒を飲むなら、手羽先」

「でも、高校生だからね。暑いし、カレーうどんだ」

そんな話がでました。

 

という事で目的地へ。

そして昼食。

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 仲良くカレーうどん。美味しかったそうです。

 

でも、カレーうどんを進めてくれた方は、

あれあれ?なぜか姿がみえず。

 

理由は・・

ショッピングモール内のカレーうどん店に到着すると、

「あ!長崎ちゃんぽんあるぞ!」

とメニュー変更となり、別行動となったからです。

食べたい物を食べるのも、ここのデイサービスのいいところ。

 

二手に分かれての外食の機会となりました。

 もちろん毎回できる事でなく、皆さんの体調や職員の

勤務体制などを考え安全が優先されます。

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こちらもこちらで美味しそうですね。

 

こんな感じで、沖縄の学生さん達は、

デイサービスでの経験を積んでもらいました。

 

後半は次回のブログに続きます~

 

クラブ雁道 デイサービス

日置 紀子

2018年08月25日 Category:スタッフ日誌

内(家)の顔と外の顔

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また、夏が戻ってきた名古屋です。

暑い~(汗)

 

さて、利用者の中に、トイレ誘導がなかなか難しい方がみえます。

自覚症状がない方で、パットの中に大量に排尿があっても気づかれません。

1000ccくらい排尿を吸収している「ずっしりパット」でも、

「そんな事はない」と言われます。

 

日中3,4回はトイレ誘導させて頂くのですが、

「用はない!」「出ない!」「行かなくていい!」と怒られ、

なかなかトイレに行けない、パットを代える事ができなかったりします。

 

誘導の難易度が高い方なので、何かヒントはないか?と考えてみました。

結果、家の中と外では態度が全然違う事に着目し、

トイレ誘導できなかった場合、家の中と同じような環境の、

クラブ滝子の宿泊室の中でパット代えだけでもさせて頂けるのでは?

という事で、実践したら、比較的スムーズにいったので、

スタッフにも伝えたところ・・

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成功しました~☆

トイレといった特殊な環境に、

他者を入れたくないという思いもあるのでしょうね。

 

あと、誰にもある「外の顔」と「家の顔」の特性を理解して、

気を張っている外の顔での環境の基での関わりが難しいのであれば、

家(内)の顔で関われる環境の基で、関わってみるのもありだと思います。

そんな二面性の理解と活用も意識していけたらと思います。

 

「トイレに行く」「排尿する」という流れのつくり方や、

排泄介助しやすい環境を工夫していきたいと思います。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2018年08月22日 Category:スタッフ日誌

秘めた能力

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すり鉢にゴマを入れて、すりこぎ棒とテーブルに置いたら、

「ごますりね・・」

自らごまをすり始められました。

 

最近の普段の様子ですと、なかなか意思疎通が難しく

だいぶ関わって、なんとか今回の行為ができるかな?

という感じの利用者さんなので、

目の前に置いただけで、自ら把握し、手にとり、行為をされるとは・・

内心「おっ すごい!!」

と感心してしまいました。

 

まぁ、僕等の仕事は有する能力の見極めが大切な仕事ですので、

感心する事自体は、見極め不足となってしまいますね(汗)

 

でも人の可能性や能力なんて、ぼくらの理解の範疇で収まりにくい

のも事実です。

 

小さな事ですが、認知症に惑わされず、

いろいろな「有する能力」の発揮の機会を

積み重ねていけたらと思います。

 

 

滝子通り一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

ひと風吹かせてくれた、沖縄の学生さんです。

昼食作りに揃えた材料は・・

ゴーヤ、もずく、スパム等

沖縄料理のオンパレードになった昼食作りの機会です。

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僕はにがいゴーヤ苦手なんですけどね。汗

おいしい昼食ができてまいした。

 

 

 

2018年08月20日 Category:スタッフ日誌

繋ぐ仕事

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皆様、暑かったお盆はいかがお過ごしだったでしょうか?

 

自分や、自分の先祖や、嫁の先祖の迎え火や送り火、

その前後で3ケ所の墓参りをしたり、その後の親戚集まりなどで、

ドタバタとしたお盆を過ごしました。

 

まぁ、そんな私事は置いておいて、

24時間型の滝子の施設はローテーションで勤務を配置していますので、

自分が休みの時は、チームの誰かが必ず出勤しているという事です。

だいぶ前にも記事をUpしましたが、勤務表上の私の出勤時間は、

8月ですと、22日出勤の176時間労働となっています。

 

しかし、利用者さんは24時間×31日ありますので、

744時間生きていることになります。

 

744時間のうちたった176時間しか利用者さんと関わらないという事は、

生活の4分の1も関わっていないという事です。

残りの4分の3以上は、自分以外のスタッフの誰かが応援していてくれるという事で、

そう考えると、チームで繋いでいく仕事なんだと改めて思います。

 

さらに、今回のお盆の間、現場から緊急連絡もなく、

自分の家庭生活に集中させてもらえているのも、

チームのみなさんのおかげなんですよね。

 

自分がいない間を埋めてくれている職員さんには、

本当に感謝感謝です。

 

お盆が過ぎたとたん、空気が変わり、

過ごしやすくなってきている感はありますが、

職員みんなで、利用者さんの残り少ない夏を

しっかりサポートしていきたいと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2018年08月17日 Category:スタッフ日誌

素敵な機会☆

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 沖縄から来てくれている学生さんにも、

期間中に休日があります。

 

せっかく遠くかあら来てくれているので、

「どっか遊びに行こう!」

と外出しました。

 

最初の目的地は・・

「御在所岳」

ロープーウェイで一気に山頂の1200メートル越えを目指します。

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台数限定で床の一部がスケルトンになっていて

下がみえます。

 

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沖縄には500メートルくらいの山しかないし、

歩いて登るしかないので、

こういう経験もいいのではと、相談して決めました☆

 

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山頂の気温は21度

無風で日差しがあったので、

動くと少し暑い感じもありましたが、

ふもとの30度超えと比べると快適でした。

 

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建物の中は空調なくても涼しく過ごしやすい~

景色を眺めながらのランチタイムです。

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山頂付近を散策した後、次の目的地にしたのは・・

 

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三井アウトレット ジャズドリームです。

遊園地、プール、温泉施設に併設されている、

広大なショッピングアーケードです♪

そこで2時間フリーターイムにした後、

施設近辺に戻り、夜の部は、「歓迎会」を実施しました。

自分たちでブラブラと目的の店によったりして、

そこが一番充実していた感がありましたね。

 

行動力あるなぁ~

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おなじみジェネレーションの延長利用させていただき、

波の女職員との交流を楽しんで?頂きました。

 

次の日から、毎日8時間の現場で頑張ってくれている姿を見ていると、

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親的な視点も少し混じりつつ、

たくましく名古屋で活動する高校生に

若い、素敵なエネルギーをもらいつつ、

職員と利用者との時間が過ぎている日々です☆

 

この国の将来を背負うとまでは大げさですが、

この国の宝となる素敵な学生さん達に出会えて、

とても素敵な機会となっています。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

本日の御在所にアウトレット。

三重県にありまして、名古屋や愛知観光ではないんですけどね・・笑

次のブログUPはお盆の関係で17日を予定しています。

よろしくお願いいたします。

 

 

2018年08月12日 Category:スタッフ日誌

国の宝

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現在、夏休みを利用して、沖縄の高校生が経験値Upを兼ねて、

アルバイトに来てくれています。

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以前、渉外担当の久綱が「和田行男」の講演会を

沖縄の学生さん向けにセッティングしたのですが、

その和田の話に興味をもった学生さんが、

「波の女」や、和田が所属する東京の「大起エンゼルヘルプ」

の施設へ夏季アルバイトとしてきています。

アルバイトという形ですが、最前線の様子を学ぶ絶好の機会です☆

 

それにしても、 沖縄から名古屋や東京へ出て、

短期とはいえ介護現場で働くなんて、なんてすごい!

素敵な!!高校生達なんでしょう!!!

尊敬します。

 

こんな学生さん達がどんどん増え、

これからのこの国を背負っていく若者になって頂くのが楽しみです。

若い力はこの国の宝でね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2018年08月08日 Category:スタッフ日誌

僕等の仕事

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写真のMさん。

 

食事後の食器なかなか下げて頂けません。

下げれない方に下げて・・というつもりは全くありませんが、

有する能力に応じる私たちの仕事ですから、

ごらんのとおり下げれる能力を引き出したいところです。

それも自発的に。。。

 

ところが実際はなかなか。

食事が終わると、食器を

「スーーーっと、横にずらして置いたままに」

職員に下げといてねというサインです。

 

私は”まかい”や”家政婦”さんではありませんので、

(区別差別的な意味ではありません。仕事の目的内容が違うという意味です)

その無言のサインに応えたくないし、応えてはいけないと思い。

 

スーーっと食器をもとに戻しては

「流し空きましたので、よかったらそちらの方までお下げくださいね」

と関わります。

 

少しするとまた、スーーっと食器を横に出されるので、

こちらも少ししてから、スー-っと食器をもとの位置へ戻し

再び促しの声かけをさせて頂きます。

 

このやりとりを3回5回繰り返すときもあります。

 

これは職員全体で普段から、毎食後のアプローチを続けないと

習慣的にならないのだと思います。

ちょっとした事ですが、なかなか手ごわい感覚です。

 

私たちの仕事は個人ができればいいという仕事ではなく、

チーム全体で、普段から繰り返しアプローチできる事が大切だったりします。

 

このMさんへのケースを活かし、

チームアプローチを進めていきたいと思います☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

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名古屋で40度超え!!!!

どこまでいくのやら。

皆様も体調にお気を付けて。

 

 

2018年08月03日 Category:スタッフ日誌