変化自在で臨機応変

Published by i

IMG_8791

写真は夕食後の風景です。

日によりますが、

この後自宅に帰る方が5名みえます。

 

認知症という状態で独居となると、

自宅内でいろいろと不具合が起こります。

 

食事の事

排泄の事

お金の事

衛生の事

あれもこれも・・

 

記憶や判断力が衰えてくると、

自分の力だけでは段取りできなかったり、

処理できない事が増えるので、

生活の不具合が増え、

「施設に入居」

となってしまう事がありますが、

 

「毎日利用」

「昼食、夕食」

の提供に加え、必要に応じて

「受診付添」

や、自宅内での

「必要なあれこれ」

の支援ができると、

自宅内での不具合や困りごとが起きる頻度を

減らせる事が少しできます。

 

それにより、

「住み慣れた自宅を出て施設入居」

をする以外の選択肢がでてきます。

 

小規模多機能型居宅介護では、

本人の希望、状態、状況によっては、

自宅での暮らしを応援していくのに

必要な事をクリアできる仕組みがありますので、

この変化自在?で臨機応変?な仕組みと、

それを提供する職員さん達と力を合わせ、

いい仕事をしていきたいと思います☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

 

2019年02月26日 Category:スタッフ日誌

言葉でないもの

Published by i

認知症という状態が進行してくると、

「言葉」をつかったやりとりが難しくなっていくケースがあります。

 

そうなると、言葉も使いますが、大切になるのが

「言葉以外」のもの。

 

それは・・

表情や手振り身振り、声のトーン(大きさやテンポなど)などです。

 

基本は相手の視界に入り、目が合っている状態で、

元気な挨拶!

笑顔

お辞儀

大きくはっきりとした声

 

などなど

当たり前の事ですが、これが大切☆

 

相手に届くか、届きにくいかでは、

相手の心証が変わります。

その後の関わりや行動に変化がでます。

その後の関係性、信頼性に影響がでます。

 

認知症という状態にある方は、

私達の「思い」「想い」を含んだ表情やまなざし、

手振り身振りなどの言葉以外の表現(非言語、準言語)

の方を重視する事が増えてきます。

 

今一度、自分のコミュニケーションスタイルを

見つめなおしてみてはいかがでしょうか♪

 

「言葉を伝える」

よりも

「思いを共有」

する方法を工夫した方が

いい関係性につながると思います~

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2月22日は・・

IMG_5036の日☆

2019年02月22日 Category:スタッフ日誌

大混乱

Published by i

IMG_8736

短期記憶障害や判断力が低下している独居の利用者さんが

365日通いサービスを利用されているのですが、

体調の都合で3泊宿泊サービスを利用されました。

 

それはもう大混乱。

自分の体の状態も環境も理解把握しいにくいので、

仕方ありません。

 

普段は同じ環境、リズムで過ごしているので、

いろいろな不具合があっても、自分の能力の範囲で

なんとか暮らしているものの、

ちょっとした変化で大混乱をきたしてしまうのは

よくあることです。

 

なんとか、宿泊しなくてはいけない状態は脱することができ、

写真のように再び階段を上がり、部屋へ向かう姿が戻って

きましたが、「環境不適応」という状態がももたらす

本人の混乱、スタッフの手間暇はなかなかエネルギーが

いるものです。

 

自宅の暮らしを支えるって、大切でもあり大変でもありますが、

それがこの仕事の醍醐味と感じる心をしっかり持ちながら、

応援していきたいと思います~

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

普段はリハビリパンツを使用していまにせんが、

体調の関係で自宅戻りの際にはいてもらったら・・・

翌朝、鍋の中に、吸収ポリマーが入っていました。。。

食べてはいないようですが、何が起こるか分からない。

何が起こってもおかしくない。

気を抜かず仕事せねばですね。

 

 

2019年02月18日 Category:スタッフ日誌

小規模多機能の強み☆

Published by i

IMG_8640

自宅での転倒が続き、一時的に宿泊サービスを利用しつつ、

体調管理と能力確認、リスクの把握を進めてきましたが、

最近、調子が少し上向き加減の利用者さん。

リスク回避の段取りをしつつ、少し自宅へ戻る準備に入らねば

といった状況です。

現状であれば、週の半分自宅、半分宿泊サービスで

いけそうな感じになってきました♪

 

自宅に戻るためのアプローチができるって、

小規模多機能の宿泊サービスって便利☆

 

変わって、膝を痛めたり、体調に変調をきたして、

一時的に宿泊サービスを利用しながら、

リスクの軽減と調子や能力の把握の必要性がある方が

でてきました。

 

どちらも認知症という状態にある独居の方々。

ところが前者の方は宿泊にすぐ順応されるというよりも、

そのまま自宅を忘れて、ここが自宅になってしまいそうな

勢いがある方。

後者はいつもと違う環境にパニック気味。

大混乱で落ち着かず行ったり来たり。。。

 

色々な状況や状態で、臨機応変に宿泊サービスを利用

されますが、通いサービスや宿泊サービスで整え、

リスク把握・予測し、自宅暮らしの継続に向け、

この宿泊機能を活用していけるのは、この事業の強み。

 

もちろん、体調を整えるために、病院受診の付き添いだって、

こなしてしまう訪問サービスだってあります。

 

この「通い」「訪問」「泊り」を

臨機応変に組み込み、活用しながら、

自宅の暮らしを応援し続けていきたいと思います☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

2019年02月14日 Category:スタッフ日誌

忘れちゃいけない・・

Published by i

IMG_8301

トイレ介助中の貴重な隙間☆

 

他人がトイレで用をたしている最中に一緒にいるもなんて、

基本的にないのが、自立した後の私たちの常識ですよね。

 

それが、医療や介護が必要な状態になると、

不本意ながら起こることがあります。

私たち介護職はそれをする側なので、

人の人権、尊厳に関わる部分に立ち会っている

という自覚、配慮が必要となります。

 

認知症の状態が進んでいる方の介助の場面の事ですが、

写真のようなすみっこに気配を消して立ち(本人の斜め後ろ)、

排泄行為の場面に他人がいないような場面作り

を心がけていたりします。

 

目の前に人がいては、なかなか出せないのでは?

という当たり前の感覚を忘れないようにしたいものです。

 

さりげなく

迅速に

空気のような存在で。

でも、大切な排泄状況、情報をキャッチしつつ、

ご本人さんの安全と尊厳をなるべく護れるように。。

 

なかなかむつかしいですし、

理想通りにはいかないものですが。

忘れちゃいけない、特殊な環境での関わりを

工夫し続けていきたいと思います。

 

light[1]

最近の中が光る便器っていいですよね。

最中も後も確認しやすいですし。

衛生面、掃除の難易度にもよりますが、

数千円で着けれるのは魅力的です☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

IMG_8307

昼寝のシンクロ♪

2019年02月10日 Category:スタッフ日誌

新たな出会い

Published by i

IMG_8412

昔からのいきつけの居酒屋に通うAさん

 

認知症初期集中支援チームが担当した方の

今後の生活支援を依頼されました。

ようやく初回の認定調査が入ったばかりの方ですが、

「よくここまで介護なしでやってきたなぁ」

といった感想です。

 

関わり出してまだ日が浅いのですが、

現在サービス開始に向け、土台準備を進めています。

 

まずはインフォーマルな部分をある程度整えました。

支援者・協力者との連携

自治会や隣近所との関係

地域の店舗(コンビニ・飲食店)との連携

生活環境(自宅内)の整え

 

今後は医療、介護との連携を構築し、

体調を整えながら、生活の組み立て直しをしていきます。

 

といったものの、課題は山積み。。。

 

でも、いきつけの居酒屋へ生き続ける事を

支えることができたらいいなぁと思っています。

 

こっから先は、チーム全体での仕事。

さぁ クラブ滝子 いきますか!

 

応援を必要としている方のために。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2019年02月06日 Category:スタッフ日誌

み・まも~る

Published by i

IMG_8074

IMG_8075

こんな広告が入っていました。

 

新聞を定期購読している方向けの無料サービスで、

新聞が取り込まれていない場合など、「どうしたんだろ?」

といった場合に、緊急連絡先へ連絡してくれるというものです。

 

近隣住民や介護関係者などが、新聞の取り込まれ具合を

安否確認の材料として目安にする事はありますが、

新聞屋自身が、そこに着目して気にかけてもらえるというのは

ありがたい事です。

 

社会全体で超高齢社会を支える仕組みはどんどん広がっています。

ただ、心配な方は朝刊夕刊をとらないと、

おや?となるまで24時間以上48時間未満と、

結構時間が過ぎてしまう事になりますので、

本当に心配といいますか、気にしたい方は

朝夕新聞をとった方がいいのかもしれませんね。

 

新聞、ごみ出し、部屋の電気の付き具合等々、

不具合が起こっている場合に、他の方が気づける

サインみたいなものを上手に意識活用した安否確認システムは、

今後も大切にしたいですし、広がりをみせる事でしょう。

 

社会が「対応」できる幅を広げてもらえるのはありがたい事です。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

あ、新聞屋といえば、入院や施設宿泊の際に

連絡し忘れて、心配をかけさせてしまう事は何回かありました。汗

介護事業所との連携も大切ですよね。

2019年02月02日 Category:スタッフ日誌