グループホーム
フロア会議にて、グループホームの仕事について
再確認、共有しました。
事業の正式名称は「認知症対応型共同生活介護」
この名称に私たちの仕事の目的が示されています。
「認知症」という状態の方に、
「対応」できる職員や環境があり、
「共同生活」を送って頂けるように
「介護(私たちの仕事)」をくっつけています。
私たちが、認知症という状態の方々にくっつき、仕事をする事で、
関係性を調整し、自分の事が自分でできるといった「共同生活」
が営めるように仕事をしないとですね☆
そのためにも、「認知症」が何なのか知り続け、
個々人の事も知っていかねばですね。
認知症や個人の事を知っていかねば、
認知症「非」対応型になってしまいますので。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井真治
生活の取戻し
不本意ながら脳や体の不具合により、
自分の力だけでは「生活」を営む事が難しくなられた方々。
僕等がくっつき応援する事で、「生活」の取戻しを目指しています。
一緒に頑張りましょう☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
やる気スイッチ
別の方に、玉ねぎカットお願いしたものを
自分の方へ引き寄せ、カットし始めたIさん。
作業に関してはとんちんかんな事が多く、
普段は調理や洗濯たたみなど、
ほとんどされる事はありません。
一応、セッティングしますが、
できずじまいで、
職員で代行する事がほとんどです。
でも写真のとおり、
自分の判断と意思と能力の発揮により
たまねぎカットをやりきりました。
人の可能性は決めつけてはいけませんね。
なかなかスイッチが入らなかったり、
やりきる事が難しい事もたくさんありますが、
このような、ふとした瞬間の心身の動きを
大切にしていきたいです☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今年は梅雨入りが早いとか。
いい天気の時に活動量をUPしていきたいですね☆
ストーカーケア
久しぶりの小規模多機能での勤務時の事。
現在連泊中の利用者さんが夕食後に
「ちょっと近所の友達のところへ行ってくる」
との事で一人で外へ出られました。
迷子や転倒のリスクは少ない方だとはいえ、
要介護の状態にはある方なので、
さすがに一人では・・
と思い、久しぶりの「ストーカーケア」を実施しました。
同じような路地を3ケ所、4ケ所、
時々表札を確認しながら、友人宅を探されていました。
なかなか目的地へたどり着けないようです。
15分くらい歩いたところで、
引き返し始めたのですが、そこで
見た風景に見覚えがあったようです。
表札を確認すると、玄関からそこの住民に
声をかけられました。
「〇〇って明日ある?」
「10時半に始まるんなら、
10時15分くらいに来るわ」
そんな会話を、家の横から盗み聞きさせて頂きました。
そのあと、宿泊中の施設方面へと戻り始めたので、
自分も別ルートで先に戻り、
フロアへ申し送りました。
ストーカーケアにて得た情報からは、
交友関係、方向感覚や歩行能力、
過去の情報の引き出しや、
翌朝までの記憶保持能力等様々な情報が
得られました。
ただ、やはり、
後ろからついていったり、
写真を撮ったりと、とても怪しい自分。
時々通過する近隣住民の人には、
どう見えてたのでしょうか?
まっ、そこは仕事と割り切ってやるしかないですね。
「ストーカーケア」
の認知が地域住民の方々にも広まりますように。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
翌日、小規模の主任より、
「言い忘れていましたが、GPSシューズを
活用し始めているので、一人で出てもらっても
大丈夫ですよ」
・・・って、早くゆってよ!
いや、情報収集していない自分がいけないのか!
とほほ。
ストーカーケア VS ハイテク の勃発ですな☆
多職種協働☆
滝子のグループホームは、
介護職+24時間対応訪問看護ステーション
の連携で運営しています。
認知症への対応や生活全般の支援は介護職員でサポートしていますし、
病気や体調、薬に関する事は、訪問看護や訪問診療、薬局と連携して
動いております。
不調や不具合の内容が、「筋骨格系」となると、
介護職では知らない事、分からない事がありますので、
その時は「理学療法士(PT)」と連携を図ります。
リハビリの先生というイメージがありますが、
その筋の専門職さんです。
滝子の施設基準はPTさんの配置は必須ではありませんが、
ご縁あって、PTさんが小規模多機能に配置されれおりますので、
そこは必要に応じて、力を発揮して頂いております。
利用者、入居者の状態確認やアプローチ、
職員への研修やレクチャー
施設に一人しかいない専門職はあっちこっち
忙しいですね。
でも、頼りにしていますよ☆
それぞれの専門職と連携を図りながら、
暮らしを支えていきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
自分らしさの獲得
気が付けば、4月も後半。。。
あれ!? ブログアップのタイミング1回忘れていたようです。汗
自分の記憶や業務遂行能力が衰えているようです。
トホホ。
さて、写真の方、お酒を手にご機嫌であります。
毎晩晩酌されている方なのですが、
最近銘柄を変えたりして楽しまれています♪
窮屈にならないように・・と思っていても、
窮屈さを感じられているのが施設の実情というもの。
せめて、寝る前の晩酌くらいはねぇ~
この方には何年もずーーーっと、
「そろそろホーム出て一人暮らししませんか?」
と、ホームからの卒業を進めているのですが、
一向に出て行かれる気配なし。
ホームは快適? 出るのめんどくさい?
自分の時間、自分の自由の獲得、自立を目指して頂きたいので、
ホーム退去を今後も進めていきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
歩け歩け☆
前々回のブログで紹介させて頂いた方です。
その後も、日々生活行為で体を動かし続けてみえます。
最近は気温も上昇してきていますので、
外で活動するのもいい時期ですね。
テンポよく1.5~2㎞を20分程で歩かれています。
いける時は、午前午後にそれぞれ1回街中を歩かれています。
一人で行く時もありますし、他入居者と行かれる時もあります。
付き添いで歩くのも、職員の方がしんどいのでは?
と思う事もあります。
ぼくらの仕事は「有する能力に応じて」ですからね。
歩ける方、動ける方であれば歩く機会動く機会を作り
応じていきたいと思いますが・・・
このペースですと、職員の体力的に
応じれない時もありそうです(汗)
負けずに頑張らねば。。。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「新規入居者様☆彡」
先月、新しい入居者様がグループホームに入られました。
調理や洗濯など日々お力を頂いている現在ですが、
印象に残っている出来事がありました。
夕食前に別の入居者様と掃除機で床掃除をしていたのですが、
それをみて「私に何か出来ることありませんか?」と訪ねてこられました。
床のモップがけのタイミングでしたので
「廊下の床をモップで拭いて頂いても良いでしょうか?」
とお願いをしてみました。
すると「良いですよ!」との事で、
隅々まで綺麗に拭いて頂きました。
私はあまり環境整備が得意な方ではありませんが、
この日はリビングや廊下がいつもより綺麗になったことが印象に残っています。
夕食後、
「先ほど掃除ありがとうございました。お陰様で綺麗になりました。
又、お力を頂いてもよろしいでしょうか?」
と訪ねると
「良いですよ!ありがとうございます!」
とにこやかな表情をされていました。
これからいろいろお力を頂くことがあると思うので、
その時はお願い致しますね☆彡
また先日ホーム近くの公園で桜が咲いていました。
綺麗な桜が咲いていたので少し散歩を致しました。
綺麗なお花と夕食後に春のデザートを頂きました。
そんな最近の出来事です☆彡
グループホーム職員 古賀 俊樹
身体能力>脳力 の苦悩
滝子のグループホームの入居者さんの中に
とても体の動きがいい方がみえます☆
自分の布団は自分で干されます
自分の部屋ばかりでなく、
他者の部屋の掃除や共有スペースの掃除も
きっちりこなします。
もちろん洗濯処理だって
外出も楽々☆
なんならジョギングだってできちゃいます。
これだけ動ける身体能力をお持ちの方ですが、
認知症という状態にあります。
短期記憶障害は顕著で、
1,2分前の事も忘れてしまう。
思い出せない。。。
どうしたらいいのか分からない。
そんな事は結構あります。
動けるけど、忘れてしまうし、
どうしたらいいのか分からなくなる。。。
なんだってできちゃうし、うごけちゃうのに、
その行動の意味や目的が分からない。
そんな不安な言動は日々聞かれるところです。
そんな、行動できるけど不安だらけの方の
サポートも結構難しいものです。
いかに
行動の意味を分かりやすくするか
行動の完結に対しフォローできるか
わかりやすく伝えれるか
わかりやすい伝え方はどんなか
理解納得されるまで、同じ回答をとことん返せるか
動く機会を確保して機能低下を防げるか
が大切なのではと関わらせて頂いています。
一瞬で移動されてしまいますし、
活動範囲は広いので、
外に行かれ、行方不明なんて事もあり得ますので、
「ここにいる意味」と「ここでの役割」を
しっかり作り出していけるようにしていきたいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ケアマネサポーター!?
先日、ケアマネさんが家族を連れて
グループホームの見学にみえました。
以前から、滝子の施設の事や職員の事を
知っていたケアマネさんですが、
今回、一緒にホーム内を見て頂いていたところ、
自分が説明する必要がないくらい、
連れて来られた家族へ、施設紹介して頂けました。
施設概要というよりも、
施設運営面にわたる説明内容でした。
「ここはね・・」
「ごはんを自分達で作るのよ」
「毎日、買い物にだってでてるのよ」
「掃除や洗濯も自分達でできる事はやります」
「 散歩に行ったり、喫茶店に行ったりも自由」
「できる事はなんだってやれるように応援したりします」
「ここすごくいいケアをしていて、なかなか空かないからね」
などなど、家族へ話されていました。
いやぁ、恐縮です!
コロナの関係で、今はできていない事まで
いきいきと、ありありと、説明されるので(汗)、
「いえいえ、最近は・・」と、
修正をさせて頂かなければいけない事もありました。
それにしても、滝子のスタッフのような・・
いえ、スタッフ以上に波の女の目指しているものや、
実際の運営方法に及ぶ説明をされていましたので、
これはもう波の女のサポーターと呼ばせて頂いても
いいのではないでしょうか。
別組織のケアマネさんなのに。。。
とても心強く、
とてもありがたく、
心より感謝致します。
今後も波の女をよろしくお願い致します☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治