整理整頓
レターケースの一番下の引き出しを引き出して奥を覗くと・・
どっさり出てきました。汗
メモや重要でないものがほとんですが・・
整理整頓の苦手?意識が足りない?スタッフが多い滝子スタッフ。
もちろん自分も。
よく「ないない」と探し物に時間を取られる事があります。
今回も探し物をしていて、「もしかしたら」と思い奥を覗いてみると写真のありさま。
3年近くでコツコツとたまったようです。笑
仕事の効率を上げ、介護の質を高めるるためには事務所の整理整頓も大切な仕事ですね。
みんさんも時々奥を覗いてみては?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
3階事務所
2階事務所
1階事務所
たまたま訪れた2階の入居者さんが言いました。
「言っちゃいかんけど、ここの事務所は汚いね~(笑)」
整理整頓心がけねば。
お出かけ日和
本日の名古屋は20度超え。
ぽかぽか陽気に誘われたのか、園児たちの行列と「こんにちは」の声が施設に響いていました。
あえてリビングを公道に面するように設置しているので、自然かつ必然的に地域交流が行われています。
グループホームNさんも陽気に誘われたのか、一人おでかけ15分しても姿がみえず。
今月2回目の捜索開始となりました。
施設を出られて45分が過ぎる頃、1㌔程はなれた所を歩いているのを発見しました。
久しぶりに公や地域の力を借りずに施設職員で発見できて良かったです♪
少し後ろから様子を見ていると、男性に声をかけ、手を繋ごうとされています。
その男性は驚かれたと思いますが、嫌な顔せずに笑顔で対応されていました。
後でお礼を伝えると「大丈夫ですよ」と言って頂けました。
認知症という状態にある方々は、地域や社会の理解、協力が欠かせません。
ありがたいことです。
もう少しストーカーケアをしようと、後をついて行こうとするもすぐに見つかってしまいました。笑
のんきなことを言っている状況ではありませんが、自分の力を使って社会の中で生きる姿はたくましいですね。
桜の開花ももうすぐ。
色々な意味で活動量Upしていきたいです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
放置され約35年。 今年も花が咲き出しました。
朽ち果てかけているものの、自分の力で進む事ができる機関車の姿は力強いですね。
「自分の力で生きる」方は認知症という状態であってもたくまいいものです。
皆さん滝子でもう一花咲かせてほしいものです☆
生き残れるか
本日の午前は、名古屋市の介護事業者の集団指導がありました。
始まってしばらくしても前の人、横の方、スマホでゲームしてますし・・
そっか。後ろに座る方の姿勢はそんなものなのですよね。笑
なって言っている場合ではありません。
この4月から介護保険の改定により、のきなみ報酬が減らされ、生き残りをかけた年になるというのに・・
なんと緊張感のないことか。
まだまだ他人事なのでしょうか。
なんとかなる派なのでしょうか。
介護事業というのは入居者や家族・地域のために、まじめにまじめにやろうとすればするほど利益が出にくい仕組みになっています。
自立支援に挑めば挑むほど、一時的に自立度が上がるかわりに報酬は減りますし・・
入院期間も帰ってこれるのがいに決まっているので本人のために待ちますが、その間報酬はストップしますし・・・
そのあたり、コンプライアンス(法令順守)を心がけて、まじめに事業を行う「波の女」は報酬を下げられると結構きつくなります。
27年度は生き残りをかけてスリムマッチョを目指し、企業体質を変化・鍛えていかないといけないですね。
加算とれるものはなんでもがめつく取る姿勢に、経費さくげんなんでもかんでも・・
意識づけと、具体的な取り組みを進めていきます。
応援してくださいね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
滝子の不思議な風景。
「スリムガッツり菅原君」
1人でおにぎりいくつ食べるのでしょうか。笑
「他人事」ではなく「自分事のように」へ
3.11
震災から4年。
この時期としては非日常的な風景の中の出勤となりました。
死者1万5891人、行方不明者2584人の計1万8475人。(10日現在)
避難者数は約23万人。
避難生活の長期化に伴う体調悪化や自殺などで亡くなった「震災関連死」を含めると犠牲者は2万1700人を超えます。
今日の滝子は「防災訓練」に「非常食を用いた食事」「防災勉強会」を実施し、災害意識向上を図る機会としています。
まず日中には地震発生を想定し、ベルや声かけの基に身を守る行動をとって頂きました。
そして、津波対策として3階へ避難誘導しました。
その後は職員1人を動けない利用者と想定して、階段をどう上り下りするかの訓練を実施しました。
担いだり
車椅子のまま上げてみたり
毛布にくるんでみたり
担架を作ってみたり等色々やってみましたが、滝子の階段は狭いので、なかなかうまくいきません。
降ろす場合ですが、スロープを作ったらいいのかも・・となり
設置して、試してみると・・・
勢い良すぎて危険のようです。 スタッフは落ちていきまし(笑)
いい体験となりましたので、これを機に対策を進めたいと思います。
さて次に「非常食を用いた夕食支援」の様子です。
電気・ガス・水道が停止している状態、プラス暗くなってきてという状況でどのような動きをすればいいのか。
食糧・水・明かりや燃料等の備蓄はどこにどんなものがあるのか。
どのように使用すればいいのか。
そのような状況でお年寄りはどのような状態になるのか。
どんなリスクが高くなるのか。
等々きりがないですが、体験・体感すると少し見えてくるものがあります。
ちなみに訓練だと分かっている方は「昔はね・・」「戦争中は・・」等々回想話に花が咲いていました。
たまにはこのような機会も必要だと思いました。
同時進行で「災害勉強会」を実施。
この地域で起きると予想されている災害の情報を共有しました。
どんな事が起き、いつまで続くのか。
その時にどう行動すべきか。
連絡をどう取り合うか。(災害用伝言ダイヤル「171」の活用)
大切なのは、あちらこちらで起こっている災害を自分の事として捉えられるかどうかではないでしょうか。
そうすれば「備える」し、相手の立場に共感できれば何かの形で支援・協力し続けていけるのだと思うのです。
最期になりましたが、震災で被害にあわれた方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。
そしてそこから学ばさせて頂きたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
コンセプト
本日出勤するとリビングのテーブル2つが離れていました。
理由を聞くと、食事中に口から出してしまう方と、それを見て食欲がなくなってしまう方がみえるので皆で相談し工夫したとの事。
考えた末の配置変更だとは思いますが、「もうひと踏ん張り、皆で考えひと工夫ほしいなぁ」とお伝えしました。
なぜなら・・・
ホームページ内の施設案内欄に、このような案内↑↑をさせて頂いているという事を
再度、現場スタッフさんに意識してほしかったからです。
(読みにくい場合はホームページ内の案内をご覧下さい)
最終的にそのような配置もあり得ますが、皆で考え、意見交換をし、工夫を行ったけど
どうしてもうまくいかない場合の一手であるかどうかが大切です。
テーブルを離すのは「人間関係を切る」事になります。
また、職員が人間関係や起こっている不具合を調整できなかったという調整力不足という
側面を露呈してしまっている事にもなります。
工夫や調整がうまくいかない時に「引き離す」という安易な方法をとるのは、専門職でなく素人でもできる方策です。
最終的に離す事になったとしても、そこに至るまでの過程(チームとしての挑み・工夫・意見交換等)をちゃと辿ったかが重要だと思うのです。
共同生活への支援は、様々な段取り・調整が必要ですし、なぜそうしているかの方向性・コンセプトも大切になります。
現場の職員さんは会社のホームページに何が書かれ、チームがどこに向かい何をすべきか確認し、実施できるようにしていかなければならないのだと思います。
それがその会社に属しているうえで大切な意識付けと役割なのではないでしょうか。
今一度、自分達がどこに向かっているか確認してみませんか。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ダメだし
2月17日のブログ「コントラスト」で情報発信したつもりが・・・
白いまな板に白いたまねぎ。
ふと横を見ると、緑のまな板にキャベツがのっかり・・
その向こうでピンクのまな板で人参を切る姿が・・・
惨敗ですね。(笑)
「伝えた」が「伝わった」と一致するのは難しいものです。
情報発信の仕方や伝達方法に難ありの滝子通一丁目福祉施設。
別の話です。
おとといのことですが、週1くらいしか買い物外出しかしない入居者さんが往復2600メートルの弾丸買い物ツアーに出かけていました。(通常の買い物は往復1500メートル)
無事に帰りついたとはいえ、転倒や体調不良のリスクが高いのは言うまでに及びません。
普段の暮らしぶりの中から体や心の情報を収集し、積み上げておいて、普段とは異なる動きをする時の予測を立てなければなりません。 毎日買い物に行っている方でしたら、少しの配慮や段取りを加えるだけで行けるところですが・・・
この場合、普段の暮らしをする私たちが、何の準備もせずに山登りを行ったに等しい状況だったと思います。
それも環境が悪い。風が強い。帰りは緩やかな下り坂。水分補給なし。休憩そこそこ。
何事もなくて?良かった。良かった。
バイタルは、指示で測ってもらったところ下の血圧100超え、脈も100超え。
しんどかっただろうに・・・
生活支援の専門職を目指す「波の女」ですから、自分自身を含めてダメだしをださせて頂くしかありません。
すみません。
しかしそこから学び、次に活かす事が重要です。
4月より4年目に突入する波の女。
気合を入れてというより、基礎を作り直す必要がありそうですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ダメだしといえば・・・
3月中旬発売 待望の新書が出ます。
和田行男談
「まもなく中央法規出版社から「ダメだし認知症ケア」という本を出していただくことになりました。NHKの小宮英美さんと一緒に取り組んだ本ですが、よかったら読んでいろいろと声を聞かせてください。
表紙などに書かれているマンガは、僕の所属する株式会社大起エンゼルヘルプのグループホームで働いている元プロの漫画家で、超有名な賞をとった実力者で、僕が本を出させてもらったことよりも、こいつのマンガを使っていただけたことのほうが嬉しいです。」
との事。
本屋さん、ネットで注文しましょう!
関心と協力
先日、区内で開催された「高齢者の生活課題住民報告会」に参加してきました。
調査対象者は454人。
サロンの参加者や要支援・要介護の方々にアンケートを実施したとのこと。
「日常生活の困り(心配)ごと」
上位第3位は「災害」
2位は「健康」
4人に1人答えた1位の項目は・・・・
「電球の取り換え」でした。
だからこんなサービスがあるんですね。↓↓
3位、2位のざっくりとした大きなものに比べ、なんと現実的なことか(笑)
やはり人は目の前の現実の中で生きているのですね。
「台の上に乗るのが怖い・できない」
「手が上にあげにくい」
「替え方が分からない(よくやる男性の方が早く死ぬから?)」
当等いろいろな理由があると思います。
ここの分析で大切なのは、電球が切れた現実や、換えれない理由はいろいろあると思いますが、換えれない背景に大きな問題があるようにも思います。
できない事を代行・・「気軽に頼める近所の方や友人が少ない」のではないでしょうか。
なんでもお金で解決するサービスがあるのも良し悪しかもしれません・・
「ちょっと上がってって」
「みてくれんかね」
「換えてくれんかね」
「助けてくれんかね」
そんな一言を言えない、言いにくい環境にある方が多いのかもしれません。
電球一つ換えるのができない・頼めない・困ってしまう高齢者が多くいる・・・
何のための文明か?
何のための科学の発展か?
やはり、「互いに助け合う」という人が生きる基本の一つを、しっかり作っておかなければならないのだと思います。
そのためにも近所づきあいを大切にしたいものです。
友人・知人も大切にしなければなりません。
最期は「人と人との繋がり」がものを言う時代なのかも知れませんね。
「困った時はお互い様」そんな環境を作っていきたいものですね。
ちょくちょく互いに出入りしやすいように「切れにくいLED電球」よりも「切れやすい普通の電球」の方が高齢者にはいいような気がしますが・・・(笑)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
事務所でパソコンを触っていたら皆寄ってきました(笑)
人に関心を持てるって素敵ですね☆
見方・見え方
世間?世界?を騒がしている1枚の写真。
「青×黒」色に見えますか?
「白×金」色に見えますか?
それ以外の色に見える人も少数いるものの、多くはどちらかに見えるようです。
それが近い色ならまだしも、人によって全然異なる色に見えるから不思議ですね。
滝子の施設では半々くらいでした。
「大切なのはどちらの色に見えても異常ではないということ」
人は目に入る明るさの情報を自動補正しているそうです。
その補正の仕方に違いにより、異なる色合いに見えるようです。
同じものを見ても、見え方、捉え方が異なる・・
人って不思議。
脳って不思議。
でも間違いでも異常でもない。
「みんな違ってみんないい」
大切なのは、互いに尊重し合う事。
それぞれの目に映っていて、解釈している色はその人にとっての事実であります。
大切なのは、なぜそうなるか知る事。
そうなる事の原因・根拠を知る事は、自分の理解・落とし込みが進みます。
大切なのは、固定的にならない事。
異なる視点、別の角度でみれるようになると、自分の価値観が広がります。
見え方が変化した人もいるとのこと。
自分もなんとかして、青と黒に見えるように脳を変化させてみようと悪戦苦闘中です。
あなたはどちら派? その他派?
職員間やいろいろな人とのコミュニケーションツールに使ってみてはどうでしょうか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ちなみに自分は「白×金」色派。
色々工夫して少し「青×黒」色に見えたりしています。
先ほど、和田行男と食事中に聞いてみたら「青×黒」と言っていました。
「おまえの脳が異常なんだよ~(笑)」と。
「そんな訳ないでしょ~」笑
「大逆転」のススメ Vol.19
「大逆転の痴呆ケア」 和田行男著 中央法規出版 P138,139より一部抜粋
ボランティア・・・・・・・・生きるを膨らませるために
「ボランティアは何のために?」
何でもっとボランティアを使わないかとよく聞かれる。
そのたびに、
「そもそもボランティアとはどういうものなのか」
「何のためのボランティアなのか」
と疑問をもっていた。
僕なりに施設側がボランティアを必要とする理由を大きく分けてみると、
「人手の補完型」
「施設の体裁型」
「入居者のため型」
「社会的役割型」
という4つのタイプがあると思う。
~中略~
ボランティアとは、まず何かを提供した人がいて、何かを必要とする人がいて始まる。
それがつながり、
「やらせてもらえますか」
「お願いしていいですか」
と合意形成した上で行われる行為だ。
なおかつそれは無償の上に成り立つ。
このブログ内の「大逆転のススメ Vol.9」でもボランティアに触れさせてもらいました。
写真は昨日、区内の社会福祉協議会の中で行われた催しの様子です。
区内のボランティアの方々の紹介と、ボランティアに来てほしい事業所の集まりであります。
区内のボランティア連絡協議会に登録されている団体が18。(されていない団体もあると思います)
当日の紹介・発表は14グループ
こだわりと思い入れと自信によるサークルの熱気はなかなかのものです。
この会へ参加した目的ですが、建前的には、
・地域内の活動の様子
・社会福祉協議会とのつながり
・人間関係作り
というような聞こえのいい目的のようなもので参加したのは事実ですが・・・
毎日毎日外に出続ける入居者の付き添いにより、その他の方々への支援・介護が行き届いていない現状をなんとかしたいと思っていたところに、昨日の会の案内がありました。
ついつい大逆転内で「論外」と書かれている「人手の補完型」を探しにきたのが本音です。
背に腹はかえられない・・(笑)
しかし、ずっと見たり聞いたり話したりしているうちに、「滝子の職員が地域や必要としている人のボランティアに参加できないか」「入居者・利用者で地域のために活動できる事はないか」と視点が変わってしまいました。
一部の職員は地域の活動に参加している人もいるので、そういう情報を統合して「滝子ボラチーム」を作りたいなぁと思います。
現状のボランティアとの関わりは、このブログ内「大逆転のススメ Vol.9」に書かれているとおりです。
街の全ての関わり、環境に「感謝」です。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
滝子の怪しい風景 続き・・
「お姫様だっこの男たち」
床からの立ち上がり移乗テクニック磨き会の様子です。
次の日には筋肉痛と間接痛になっていました。
「だめだこりゃ」(笑)
挨拶の積み重ね
運営推進会議の時に、地域住民の方からお話がありました。
「ここの職員さんはみんな挨拶されるのですごく感じがいいです」
「地域の一員としては、常に挨拶される職員さんがいると安心です」
当等のコメントを頂きました。
ありがたいことです。
職員が出退勤時にする挨拶。
お年寄りと共に買い物等の出入り時の挨拶。
送迎による出入り時の挨拶。
1日の中で職員だけでなく、入居・利用されているお年よりもよく外へ出る事が多い滝子通一丁目福祉施設。
その都度近隣や道中、出かけた先で、積極的に挨拶をする事を大切にしようと開設時からやってきました。
やはり人間関係、地域の関係の基礎は「挨拶」ですね。
たくさん外へ出かけ、たくさん地域の方々との接点を作り、たくさん挨拶をする。
その延長線上で、「何かお困り事はありませんか?」「ご迷惑をかけていることはありませんか?」
そんな言葉も皆で添えてみるとよりいいですね。
「挨拶」のその先へ・・・意識しましょう。
今月ももう終わり、3月へ。
今年度もあと1ヶ月ですね。
今年度の振り返りをしながら、来年度の方向性・目標を定め挑んでいきましょう。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
毎日毎日の積み重ねは大切ですね。