なみのおとこ
こんにちは。
今月より、小規模多機能・クラブ滝子にて働かせて頂いております和田健二といいます。
約1年前まで波の女のグループホームに所属しており、一身上の都合にて退職し、そして今回再びお世話になることになりました。
こんな私を受け入れて下さったご入居者・ご利用者、そして職員の皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、一所懸命頑張る所存です。
約1年間、他社で培った経験を活かし、波の女へ恩返しができればこの上ありません。
今年度、波の女はまた新しいことに挑んでいく予定です。
その中で、また折に触れてご報告させて頂ければと思います。
以上、何の取り柄もない「並の男」ではありますが、どうぞよろしくお願い致します!
お互い様?
近所に貼りだされていました。
「助けられたり」
施設職員や利用者・入居者はいつもいつも地域の方々に助けられています。
行方不明になりかけの方を見て教えてくれたり・・
差し入れをして頂いたり・・
挨拶や声をかけてくれたり・・
分からずに自宅のものを持ってきても理解してくれたり・・
分からずに自宅に入っても丁寧に対応して頂いたり・・
その他あれやらこれやら・・
本当にありがたいことです。
では「助けたり」
・・・・
・・・・
・・・・
????
となっていませんか?
・・・???を具体的に行動にできるようにしていく事が私達に求められています。
特に地域密着型サービス事業所としては大事なところですね。
個々で何ができるか。
何を描けるか。
一度皆でしっかり考えていきたいものです。
ご近所づきあい。
住みよい街づくり。
生活支援には欠かせない社会環境ですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
こっちで、声をかけて頂き。
あっちで声をかけて頂き。
認知症という状態になっても・・
要介護状態になっても・・
地域の中で暮らしていけるって大切ですよね。
ありがたい事です。
粘り強く
パジャマ姿で「さようなら~」 と自宅から職員を見送る小規模多機能・クラブ滝子の独居の利用者さん。
ただいま、朝の10時。
朝8時半頃自宅に伺い、朝食、薬、ゴミ出し、冷蔵庫チェック、環境整備等々を行います。
その後「さぁ着替えて、クラブ滝子に行きましょうか?」と声をかけるも・・・
「頭フラフラで・・今日は寝ときます」 といつものセリフ。
少し粘ってみたり、言い回しを変えてみたり、話題を変えて気分を変えようとあの手この手でアプローチするも、出る気になられませんでした。
そんな場合はいったん引きます。
「また後で、来ますね~」
それで写真のシーン。
10時前に2回目の送迎でお迎えにあがりました。
でも、外出する気になれず、再び退散。
その日はむりやり外出する必要もないので、クラブ滝子の通いは休み扱いとなりました。
そんな時は室温等環境セッティングを行い、水分を摂って頂き、昼食の段取りを行い去ります。
しかし、夕食の薬を飲んで頂かないといけないので、また夕方に訪問をかけます。
自宅の暮らしを支えるというのは、結構手間がかかります。
独居の場合、事業所ペース・都合で事を進めるのも難しい場合がありますし、そうしたくないという事もあります。
通い、泊まり、訪問を臨機応変に組み込む・組み換える。
必要に応じて必要な分関わる。
小規模ならではの粘り強い支援により、自宅での暮らしを支えていきたいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
きじ・・・なんとかの煮付け。
高級魚との事。
とてもおいしいかったです。
和田行男が長崎五島列島で釣ってきて、副施設長佐藤が調理して職員にと振舞って頂きました。
後五島列島の話は「けあサポ」の和田の直近のブログで紹介されています。
どう捉えるか
部屋でごそごそされていた方が、なにやら箱の中に収納されていたので、後で見させて頂いたところ・・
尿がついたズボンとスリッパが入っていました。
コミュニケーションを図るのが少し難しい状態で方ですが、羞恥心はしっかり持ってみえます。
体のセンサー、判断・思考力、環境把握能力等々を駆使し、なんとか自分で処理をされようとされていたのでしょう。
人としてとても大切な感覚であり、その気持ち・行動を汲み取った対応が問われるのが私達の仕事です。
「また、失敗して・・」
「こんなところに隠して・・」
ではなく
「出ないよりかは出てよかった」
「尿から体の状態を把握する情報が察知できる」
「しっかり羞恥心が残ってみえる」
「自分でちゃんと処理され素晴らしい」
と思えるといいですね。
捉え方一つで、その後のその方への対応が変わってしまうものです。
そしてできればなるべく失敗を回避できるように関わりたいものですね。
それが専門職としての視点と動きなのだと思うのです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
色々な事が分からなくても。。。
話なんてできなくても。。。
人としての素敵な姿・瞬間はいくらでもありますよね☆
嬉しくない話
今年1~2月、虐待の有無について全国の3万5278施設に調査したところ、8988施設から回答がありました。
実態として1510施設で2012年以降の3年間に高齢者への虐待があったり、虐待の疑いがあったりしたとのこと。
調査に回答した施設の2割弱にあたります。
人手不足の施設ほど虐待が多い傾向もみられました。
(NPO法人・全国抑制廃止研究会)
(4月11日 朝日新聞デジタルより一部抜粋)
名古屋では今月、口の中に手を入れ鼻をふさぐ、下半身を撮影する等で職員逮捕のニュースが出ていました。
【虐待】保護下にある者(ヒト、動物等)に対し、長期間にわたって暴力をふるったり、日常的にいやがらせや無視をするなどの行為を行うことを言う。
力加減でいけば、強い者が弱い者に。
状況的には、第三者からみて「むごい」「かわいそう」に思えるようなこと。
(私達の目の前にいる人たち)
私達は「虐待を受けたい」とは誰もが思わないでしょう。
目の前の方々も同じと考えるのが普通です。
不本意ながら自分の意思や能力で自分を護ることが難しくなってしまったのです。
ですから、「困った」「助けて」と施設を使い始めます。
ですから、「職業人」「専門職」として関わっていきます。
「人が生きる姿」「人として生きる姿」を目指して。
契約や重要事項説明に基づきお金を払って頂きます。
契約や重要事項説明に反し、むごいことをします。
これでは、本末転倒であり犯罪です。
一部の出来事とはいえ、このような事が続く限り、社会の「介護事業」「介護職」に対する評価は上がりにくいでしょう。
評価が下がると言えば、虐待ばかりではありません。
利用を拒否したり、利用途中で中止させたり、横柄な態度で自分都合を押し付ける等々も同じですよね。
「一」は「全」
「全」は「一」
私達1人ひとりの言動は介護業態全体に繋がっています。
目の前の方や国民からお金を頂き、私達は生きています。生かされています。
お金を頂き、むごいことを返すことがどうなのか・・・
私達「介護」の使命は何なのか・・・
今一度、「自問自答」「施設で考える」機会としていきたいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
とは言っても・・
介護はなかなか厳しい場面はあります。
疲れ果てて「つい」という事も分からなくはないです。
しかし100歩引いて家族なら・・という事はあっても、仕事として関わっていく私達はどうなのか・・
自分との闘いですね。
「志」を抱くこと。
「チーム風土」を整えること。
職員を大切にできる組織でありたいと思います。
「心に花を」
嬉しい話
「この施設で働こう」
就職希望の方はそう決心する前に、その会社について色々調べたり考えたりするものです。
今月から入社された職員さんは、こんな理由も入社の決め手となったようです。
近所(施設の)に知り合いがいて、「あそこはいい所よ」と言って頂けたとの事。
その近所の方とは・・
これまでに何回も入居中のお年寄りと接点があるお宅でした。
その接点とは・・
無断で自宅に上がり込む。
家の前に置いてある自転車を施設へ持って帰ってくる。
そんなことばかり・・(汗)
その都度謝罪に伺っていますが、「大丈夫ですよ」と理解を示して頂けていました。
しかし「本当にそうなのか?」
近所の地域住民が、施設に対し、入居者に対し、どのように思ってみえるのか気になるところです。
ところが、入社の決め手の一つとして、そのお宅の方の話が絡んでいたので、とても嬉しかったです。
人は褒められたり、認められると誰だって嬉しいものです。
それも直接より、間接的にその話が自分のところへ舞い込むとより嬉しさは倍増するものです。
更に、その話もも入社のきっかけとなったということであればさらに嬉しさはその倍となり、嬉しくありがたい思いでいっぱいです。
これは日頃の入居者の地域内での活動、職員からの積極的な地域住民への挨拶等々の賜物であると思います。
「認知症という状態になっても地域の中で普通に生きる事を支える」
近隣住民、地域住民との交流や相互理解・協力あっての「波の女」
今後も、「地域」を意識した生活支援に挑みたいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ー「誰かを認める」「誰かを褒める」事を効果的にするための法則ー
間接的に相手に伝わるよう、本人の周りの身近な人にその方の事を話していく。
よかったら試してみて下さい。
贈り物
「過去」は英語で「past」
「未来」は「future」
では「現在」は?
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↓
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↓
↓
「present」 プレゼントといいます。
プレゼントは過去にも未来にもありません。
今「現在」がプレゼントなのです。
今日という日
今という時
もしかしたら、なんとも思わない今日かも知れませんが
その今日、今この時は・・・
昨日亡くなった人が なんとかして生きたかった
なんとしてでも生きたかった 今日なのです
今という「プレゼント」に感謝しながら生きられたら素敵ですね。
(名言セラピー ひすいこたろう著 Discover社 より一部抜粋)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
花より団子!? ~1F~
今月より滝子通一丁目福祉施設に入職し、1階で勤務することになった藤田賢也です。
よろしくお願い致します。
4月に入り、暖かい日差しがようやく名古屋に、そして滝子にも降り注いでくれるようになりました。
そんななか、1Fのグループホームでは先日、お花見を開催しました!(^^)!
.滝子の近くにも、桜の名所である山崎川や鶴舞公園などが近いですが、今回は施設からすぐの公園に昼食を持ってお出かけしました。
これも立派な地域資源ですね。キレイに満開を迎えていました。
距離にして施設からおおよそ50mの位置にあります。
普段、車いす等で買い物などへ外出される方にも徒歩にて行ける方には頑張ってもらいました。
施設のなかは段差がなく、平坦でバリアフリーですが、外へ出ると少しの傾斜や段差、公園内の土の凸凹など…
施設にいては、なかなかつかわない体の動きやバランスが必要になってきます。
おおよそ50mの距離でも、ベンチで休みつつ、桜の下へ
「今日のお昼は地獄だね~」なんて言われてしまいましたが…
「歩いていくの?ほんならやめようかね」と出発前言われてても、
自分の足で立派に進む姿は、素敵ですね(^・^)☆///
着いた時には、どこかお疲れで表情も優れない・・・
お弁当を広げると
お日さまの下での、気持ちいい食事にみな夢中です(笑)
花より団子の入居者さんでした。
今回は全員参加とは行かず、施設にて過ごされる方もみえました
なかなか全員が揃って行くのが難しくなってきましたが、今年度も入居者さんが一花咲かせることが出来るよう、盛り上げていきたいと思います。
グループホーム滝子通一丁目 1F 藤田
一歩引いたり 寄ったり
小規模多機能・クラブ滝子 介護職 駒木根純子
「川の水がもう少し多かったらもっと素晴らしいと思うよ」
・・・利用者Aさんの言葉に思わず「えっ?!」と聞きなおしてしまいました。
桜満開のある日、川沿いの桜路を散策しながら口々にでてくる感想は
「わぁ~きれい!」
「見事っ!」含めて、桜絶賛の声。
同じ場所を歩いているはずのAさんの感想は先ほどの「川の水が・・」
私が聞き返すと、桜の木、川、空が入るように手で額縁を作ってみせてくれました。
一歩引いて全体を見る余裕
一歩引いてみる面白
一歩引いてみる気づき
目の前の出来事だけに一喜一憂して囚われがちな私に面白いヒントを頂いたような、私にとってもステキなお花見でした。
花びらを髪飾りにしたり、屋台に吸い寄せられたりと、引くだけでなく、ぐいぐい寄っていく姿も見せてくれたAさんでした。
27年度 がんばりましょう!
名古屋では桜が満開の中、新年度を迎えました。
新年度早々、動きの多い「波の女」を紹介させて頂きます。
◎「ニューフェイス」
新たなメンバーが3人増えました! それも女性です!!
男比率が高い波の女に待望の女性職員が1日より加わりました。
ありがたいことです。 これからよろしくお願い致します。
(普通の写真取り忘れてすみません)
お1人の方は滝子の近所の友人が「すごくいいところよ」と勧めてくれたそうで・・
あるがたいことですね☆
◎4月より各階のメンバー入れ替えを行ったので、早速フロア会議を実施し、新たなチームで挑むことになりました。
初日から盛り上げていく仕掛けも大切ですね♪
◎「脱!看取り?」
脳出血により寝たきり、意識なしで「打つ手なし」と病院から言われホームに戻られた入居者さん。
食べれない・・「延命は嫌」と以前言われていたので「看取り」にはいるかどうか・・
方向性を決めないといけないタイミングでしたが・・・
昨日よりリクライニングですが椅子に座り、ゼリーを少しずつ食べ始められました。
奇跡の回復力です。 予断は許されませんが「生きたい」に「応えたい」ものです。
Drも「看取りの時期ではないですね(笑)」・・・と。(嬉)
◎「応えたい」「応えれるか」
ある家族から飛び込みの電話が入りました。
家族は疲弊し、老健に入所を決めて相談に行ったら・・・
あまりにも冷たく、圧力的な態度や言動に不安になられたそうです。
対応が大変とはいいつつも、大切な家族を預けたくないとのこと。
2年前のプロフェッショナルを見てから気になっていたそうで、「入れてもらえませんか?」と。
ありがたい事です。
今年度も色々ありそうですが、皆でスキルアップして、国民・地域の方々のために尽力していきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治