夏?の一日
「明日朝モーニング行けますか?」
夜勤者の駒木根さんから、相談のメールが来ました。
もちろんOK。
朝7時過ぎから夜勤者一人で、グループホーム全員と喫茶店へ行くのはリスクが高いです。
という事で、9時出勤を7時出勤に切り替え、喫茶店でモーニング(朝食)支援に出動しました。
日勤者からの提案よりも、夜勤者からの提案の方がなんか嬉しいというか、いいモチベーションしているなぁと思います。
夜勤明けでイレギュラーな動きをするのも結構大変だと思うのです。
きっかけは職員主導かもしれませんが、きっと夜の時間帯に入居者に聞いていると思いますし。
それにしても名古屋は暑い!
あっという間に30度を超え、予報の34度に向かいジリジリと日差しを強めています。
でもスッキリでとてもいい天気!
夜勤者の動きに触発されて、利用者からのリクエストで伸び伸びになっていた、
岐阜県のお千代保稲荷(おちょぼさん)へ行けないかと、通勤途中でシュミレーション開始です。
あとは、入居者の皆さんがどうするか聞いてみだけです。
結果は・・
「先生連れてって!」
という事で喫茶モーニングの後は、参拝と昼ごはんを食べに、高速を絡め1時間走りおちょぼさんへ。
朝は喫茶でモーニング
昼はお出かけ外食
夜は簡単なもので済ませ
(出前と思ったのですが、予算が足りなくなってしまいました)
こんな休日気分の1日があってもいいのではないでしょうか?
他職員との掛け合いも楽しいものですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
突然の動きは楽しくていいのですが、帰ってくると・・・
あちらこちらからの電話対応処理に、忘れていた業者さんとの面会に様々な残務の山。
一気に現実業務で疲れてしまいました。笑
天気予報
今日も快晴で暑い~名古屋です。
でも、昼頃になると・・
もくもくと・・
今日は大丈夫そうですが、昨日おとといは夕方から豪雨に。
生活支援を目指している「波の女」にとっては、天気予報は「仕事の一部」なのだと思っています。
利用者・入居者と共に日々、食料や日用品、消耗品購入に、外食に散歩・・
「地域や社会と繋がって生きる」を目指そうとすると、外の天気との兼ね合いが大切だったりします。
予測を誤ると・・
おとといの夕方の買い物時みたいに「大雨になったので、迎えに来て~」となってしまいます。笑
僕らの日常生活だって、どこか行くにも仕事にいくにも「天気予報」は欠かせないものではないでしょうか。
僕らだったら、暑さ寒さ、雨が降ろうと、風が強くても、自分で自分を守り、調整することができます。
しかし、要介護状態で認知症の方々は、自分で自分を守ることが難しくなっている方もみえれば、環境の変化に弱い方もみえます。
そんな状態に加え、天候の悪さは様々なリスクが高まる事になってしまいます。
脱水、熱中症、気分不快、転倒、怪我・・・
天候に影響をうけると、そんなことが起こりやすくなります。
体調以外にも、生活支援という仕事は天候に影響をよく受けます。
洗濯物や布団干しもたくさん行われている滝子の施設では、室内の介護に集中している間に、雨でびたびた・・・という事になってしまいます。
湿度が多すぎるとカビが・・
少ないと、喉を痛めたり、感染症が広がりやすくなったり・・
私たちの暮らしは天候とともにあります。
当然、生活支援も天候とともにあります。
ということで、天気チェックは朝出勤前の仕事です。
昼の休憩時や必要に応じて、1日何回かはチェックしています。
介護と一緒で、「情報ありき」だと、先の予測が立てやすくなります。
状況に応じて手だてを打ちやすくなります。
あとは天気の場合、情報をどうとるかですね。
情報は溢れていますので、それぞれのチェックでいいと思います。
ちなみに自分の場合は・・
1時間ごとの天気、気温、風の強さを基本としています。
それに加え、
過去から現在、そしてこの先の雨雲の動きをチェック。
そして、多くの一般ユーザーが現在の天気についてリアルタイムで投稿してくれているので、雨雲レーダーに重ね、雨の降りだしている地域を把握します。
時には、その地域の実際のライブカメラで 天候を把握しています。
そして再び雨雲レーダーで、振り出し予測をたてます。
ここまでのチェック作業が1,2分程度。
これで結構正確な、自分なりの振り出し予報ができます。
風 の強さは上記の情報や状況に加え、
天気図から予測したり
雷レーダーで現状把握や、今後の予想をたてたりしています。
こんな感じで「予報をもとに予測」しています。
社会(外)と繋がって生きるという事は、天候とのおつきあいです。
日照、温度、湿度、風速などの、最低限必要な情報を基に、その日の流れを作ったり、対策をたてたりする事は大切だと思っていますが、やりすぎでしょうか?(笑)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
リーダーシップと・・
・チーム力向上に欠かせないよく聞く言葉
【リーダーシップ】
「絵」を描き、向かうべき「方向性」を示し、人々を巻き込んで実現する力。
「絵」を描く人と、その人をリーダーとして信頼し、ついていく人々との関係性から生まれる。
とありました。
この業界の仕事においても大切な要素である事に間違いありません。
しかし学生などで作るチームとは違い、大人や社会人同士の仕事としてのチーム形成には、優れたリーダーシップ以外にも必要な大切な要素があるのだと思います。
それは・・
【メンバーシップ】
チームに所属する「メンバー」が、各自の役割を果たすことで全体に貢献すること。
具体的には、
・自分の仕事を確実に遂行する
・他のメンバーに協力する
・面倒な仕事を進んで引き受ける
・自発的に役割を形成する
・自律した言動ができる力
・”チーム”のことを考え、全体を見て判断できる力
そういった行動が挙げられるそうです。
組織がうまく機能するにはリーダーシップだけでなく、メンバーシップの発揮も欠かせません。
そして、もう一つ
【フォロワーシップ】
フォロワーとは、リーダーを補佐する人のこと。
フォロワーシップとは、集団の目的達成に向けてフォロワーがリーダーを補助していく機能のことをいうそうです。 フォロワーには、指示に従って成果を上げるだけでなく、自発的に意見を述べたりリーダーの誤りを修正することも期待される。
そのためには、フォロワー自身の実力だけでなく、集団の目的に対する達成意欲や、リーダーとの信頼関係が必要となるのです。
このように、「リーダー」と、それを補佐する「フォロワー」と、その両者を含む「メンバー」のそれぞれの意識や相互関係、相互協力が向上すると「チーム力」があがるのだと思います。
まずはリーダーが先頭きって努力する必要はあると思いますが、一人ひとりのメンバーもこの相互協力関係について考え、意見交換していくことが大切なのでしょう。
そしてメンバー皆が互いに「歩み寄る」
この意識と努力が、チームワークには欠かせないのだと思います。
滝子でも振り返っていきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
引き出し
「さばの切り身4切れ」
昼食のメニューの中の一部です。
基本はそのまま、魚屋さんや乾物屋で4切れ購入となっている事が多いです。
スーパーに陳列されている商品も「切り身」が多いですし、何も考えなければ自動的にさばかれた4切れ購入になります。
今日はどうしようかな・・
という事で本日は、市場内の魚屋さんで「さば」を購入!
施設に持って帰って見てもらうと・・
「うわっ! 何で切ってもらわんかったの!?」
そうです。あえて本日は1匹なり購入しました。
と言っても「はらわた」だけは魚屋さんでとってもらいました。
ある意味便利な時代ですが、魚をさばく能力がある方もみえるので、
有する能力、知識を引き出すには少しもったいない時代ですね。
ワンパターンな調理の手順を崩したり・・
場の雰囲気を変えるネタに使ったり・・
能力発揮、引き出しの機会に使ったり・・
「釣ってきました~」と笑いを誘ったり・・
魚まる1匹購入は、職員側は愚痴を言われる事はあるものの、やりとりや能力の発揮の機会を通じた豊かな食事作りの場面に一役買っていくのではと思います。
いかがでしょう?
と、うまく活用する事をお伝えするつもりでいましたが・・・
他の方の対応をして戻ってみると・・
入りたての職員さんがやらされていました(笑)
いつまでたってもなかなかやり手な入居者さんばかりです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
第三者の目
昨日は「運営推進会議」
報告、協議事項の後は「2階の見学会」を実施しました。
本日は初めて2階のリビングを会場にして「地域交流会」を行いました。
こちらの方を会場にする方が広いので、地域の方、入居者、利用者の参加人数が多く賑やかでいいですね♪
地域に出る事、地域資源を活用する事を応援するスタイルを実施してきましたので、あまり積極的に施設への呼び込み、施設内での会の開催をしてきていませんが、このような会が行われるのもなかなかいいものだなと感じています。
自分達(入居者、利用者)が自分の力を使いながら生きていくために、地域の中の人や物の資源を活用していく事を応援するスタイルを変えるつもりはありません。
しかし今までのスタイルに加え、必要に応じて様々な方々が施設の中に入る機会を作る事で、第三者の目を意識しながら自分達の仕事をするという事もいいことだと思いますので、そのような機会を活用していきたいと思います。
入居者、利用者にとっていい事、必要な事はなんでもやる!
そんなスタンスでいきたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
日によってですが、子連れのパートさん達のおかげで、
介護現場の中に「かわいい第三者の目」が増えている滝子です☆
ひと手間
時々登場する滝子の風景
天気がいいと、布団がたくさん干されています。
気持ちよさげですね~♪
でも時々気になっていることがあります。
それは布団を干すベランダの淵の汚れです。
数日前も布団を干す時に見てみると・・
見にくいでしょうか?
けっこう汚れているのです。
この淵の汚れを
拭いてから布団を干す派ですか?
このまま布団を干す派ですか?
実際にはどちらでも、布団自体にそう差はないのかもしれません。
しかし忙しい現場の中において、そのひと手間をかけれるかどうかは、
この仕事において意外と大きな要素をもっているような気がするのです。
それは「気づき」があるか?配慮ができるか?といったような感じに近いのかもしれません。
ちなみに自分の自宅の布団を干している時はどうされているのでしょうか?
自分の布団もそのまま干しても気にならないのであれば、施設でも気にならないのかもしれませんね。
しかし、自宅では拭いてから干しているのに、施設では拭かないとなると、その差はいったい何なのかという事です。
それはつきつめていかないといけないのかもしれません。
「差別」「区別」をする自分はいないか? といったところです。
自分が使う布団じゃないからこそ、配慮はしっかりしたいものです。
そんな生活センスを磨くのも、生活支援職員の大切な仕事だと思っています。
施設のベランダの淵の汚れをチェックすると、配慮できる職員がいるかどうかが確認できるのかもしれませんね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
雁道二丁目福祉施設(仮)建築レポート 2
~祝 上棟!! 餅まき編~
みなさま、こんにちは。
前回のこの雁道二丁目福祉施設建築レポートを読んだ職員から一言。
「あれ読むと、なんかこれから餅まきがあるみたい」
そう思われた方、ごめんなさい。遡って書いてるんです。
餅まきは盛況のうちに終えることができたのですが、今回はそのあたりの
事をふりかえりつつ・・・
3月中旬、事務所でお菓子を食べまくる男子2名・・
と言うわけではないです。
これは来る3/28の餅まきに向けて、投げるお菓子を準備している様子です。
上棟式に伴う餅まきでは、紅白のお餅を投げる、拾うのが一般的なようですが、
中島工務店のSさんにどれくらいの量のお餅を発注するかの相談をしていたら
〇餅は8升
〇子供が集まるとお菓子も飛んでくると喜ばれる
〇大人の集まりが良いと菓子パンも結構喜ばれる
ということを教えて下さいました。
なるほど・・・
雁道二丁目福祉施設のある地域は中高年の方がとても多い。
そして建築地の一区画北側には幼児園がある。
じゃあ、お菓子も菓子パンも飛ばさねば。
パン100個はいつもお世話になっているお店にお願いし、お菓子は飛んできて
身体に当たっても痛く無いように駄菓子を詰め合わせることにしました。
(私が以前、嫁入りの菓子まきに行った時、とん〇りコーンの箱がブーンと
飛んできて私の頭を直撃。鈍いからキャッチできない私が悪いのですが、かなり
痛くてその後のお菓子拾いに支障が出たので、今回は安全面と愉しさを考慮し子供向けの
駄菓子にしたのです)
それが、最初の写真です。職員さんと半日かけて250袋を製作。
私の坊やもお手伝いしてくれてメッセージカードも貼り付けました!
餅まきの1週間程前からチラシを印刷、新聞折り込みにし、また滝子通一丁目福祉施設
がいつもお世話になっている近隣のお店の方や住民さんに広報を開始。
どれだけの方が集まってくださるのかな。来てくれなかったらどうしよう(>_<)
などなど考えながら、慌ただしく準備の期間は流れ3月28日がやってきました。
3月28日 16:00
柱・梁と大きな枠が組みあがり
建物らしくなった建築現場で、厳かに上棟式が始まりました。
施主さん、職員さんも参加して建物を清め、これからの工事の無事を祈願しました。
大黒柱と、波の女ブログに度々登場しているあの男。
いつになく神妙な面持ち。
16:45
上棟式はつつがなく終わり、職員さんたちと
「集まってくれてるんかいな~?!」とちょろちょろ外を確認。
17:00~餅まき開始ですが、すでにパラパラと人が寄ってくださっています!
滝子通一丁目福祉施設の小規模多機能で月1度手芸やお菓子作りをしに来て下さる
Jさんの姿も!
「私、前掛けしてくでね~ (*^。^*)」の事前予告通り。
何で前掛けが必要なのか。
それは、身体の前で前掛けをバっと広げるとモモンガみたいな状態が出来て、
飛んでくる細かい餅やお菓子をそこでキャッチしやすいから!!!
16:58 かなりの人だかりとなり、「はよ、始めや~」の雰囲気が満ちているので
中島工務店Sさんが、注意事項を説明しながら場を繋いでくれています。
17:01 餅まき開始。
大人も子供も要介護状態のはずのうちの利用者さんも
すごい熱気を発しながら少しでもたくさんキャッチしようと
素早い動きを見せます。この時点で100名弱の方が集まって下さっていました。
パン、こっちにもー!
ちびっこ、ナイスキャッチ
皆さんからの「こっち!」「遠くに飛んでないぞー!」「パンがいい!」
などなどの熱い視線と声を浴びながら、投げる方も必死でした・・・
私はコントロール悪いので、近場を担当(^^)/し、施設長が遠方を担当。
パンの遠投です。けっこう飛ばしにくいですよ、パンは。
いつも施設長が食べている長いパンの仲間だから?手に馴染んでいるの?
上手に投げてましたよ。
餅8升分、パン100個、お菓子250個。
ものの5分で投げ終わりました。
あっという間、とはこういうことでしょうか。
誰も怪我をされることなく、盛大にお祝い事が運んで良かった(^_^)/
元職員さんが一家総出で参加してくれたり、また、写真を見ていたら、滝子近隣の方がやお店の方が
たくさん顔を出してくれていたり・・・あらためて滝子通一丁目福祉施設を通して波の女は
多くの方に支えていただいてきたことを実感し、感動した時間でした。
お越し下さったみなさん、ありがとうございました。
さて。
今は、6月。実は建築はもうすぐ終わります。次回は
4月~のご報告をさせていただきますね。
もう建物が完成すると言うのに、目下最大の悩みは
滝子通一丁目福祉施設に職員さんが集まらないということ・・・
このままでは開設の危機。
声を大にしてお伝えします。(株)波の女は職員さんを募集しています!!
ご興味持たれた方は、是非一度お話しに遊びに来てください。
餅まきと全然違うところに着地してしまいましたが、次回
~雁道どんどん完成に近づく編~をお楽しみに。
株式会社波の女
代表取締役 加藤千恵
「主役は職員?」
なんとなく自分ばっかりが喋ってる・動いてる、そんな心境にかられることありませんか?目の前の人を楽しませたい・喜ばせたい・雰囲気を変えたい等いろんな意図をもって職員が喋ったり動いたりしているわけですが、一日を振り返ると、僕は「自分ばっかりだったな」と感じることがあります。
「職員ばっかり」が目の前のお年寄りの「楽」を生み、喜ばれ又感謝されます。しかし介護の仕事の本質はそこにはなく、お年寄りの「楽」が時に「主体性」を失わせ、「できなくなること」を増やす要因となってしまいます。
今やってる自分(職員)の行動が、お年寄りができる「自分のこと」ではないか?
今喋ってる自分(職員)の言動が、お年寄り同士が喋れる場の妨げになってないか?
等...
当たり前のように職員が何でもやる空気感がお年寄りの「やってくれて当たり前感」を助長させ、それに応じることは、できなくするための応援につながることを肝に銘じ、どうすればこの人自身が自分ででできるか?といったことに目を向け考えていきたいと思います。
平成28年6月15日
後藤 欣大
朝
名古屋も梅雨入りをし雨降りやジメジメした湿度の高い季節がやってきました。
小規模多機能・クラブ滝子での勤務が、半年ぶりな佐藤です。
スタッフの顔ぶれが少し変わっていたり、利用者さんの様子が少し変化していたり、半年分の浦島太郎です。
Aさんは、クラブ滝子の開設当初から利用されています。
認知症の進行もあり、意思疎通が難しい時間が多くあります。
半年ぶりの夜勤。
夜勤に入る前にリーダーから、
「Aさん、朝の様子がその日その日、時々で違うんですよね~。」
きっと、違いには何かがあるのだろうと考えながら・・・。
Aさんにとって気持ちの良い朝を迎えるためにはどうしたら良いか・・・。
課題の一つとなりました。
リーダー「僕の時は、夜間、2時間おき位にオムツ交換して、気持良い状態にして、朝アプローチするとだいたい機嫌よく起きられますよ。」
とアドバイスを貰って、実行しました。
そして朝になり
お部屋の電気をつけ、「Aさん、おはようございます~。」と囁いてAさんの目覚めるタイミングを待ちました。
30分ほどしたところで目を開け、うつろな表情です。
「おはようございます。」
「よく眠れましたか。」
「寒くなかったですか。」
「今日の天気良いですよ~。」
「朝ごはんは、パンが良いかな~、ご飯が良いかな~。」
「温かいコーヒー飲みますか。」
などなど、一言づつ、声をかけて本人の反応をみます。
反応は、うつろで返答はなく、頷くこともなく、表情一つ変えられず・・・。
他利用者さんの起床支援に入りながら
Aさんに無理やり起きて貰うのは、如何なものか・・・でも朝の時間が・・・と自分の中で葛藤が起きます。
・・・。
でも、気持よく起きることができるAさんを信じて繰り返します。
さらに30分くらいたった頃
Aさんが声掛けに頷いてくれました。
「起きますか?」
「起きようか。」
洋服へ着替えることができました。
Aさんのチカラで洋服を着ることができました。
着替えたところで、自らまた横になって休まれました。
早番スタッフに、Aさんの朝の状態どうでした?と確認すると、「悪くなかったですよ。」と。
「本人の気持ちが動いたときに合わせていくと、だいたい大丈夫だよ。」と教え頂きました。
時間の都合、スタッフの都合で本人の気持ちが動く前にアプローチ、介助を始めがちで本人も混乱するのは当たり前です。
認知症が進行しても、「何もわからなくなった人。何もできなくなった人。」ではなく、「生活を送ることに難しいことが多くなる。」けど、
かかわる私達の仕事次第で気持ちの良い朝を迎えることができることを再確認させて頂きました。
『本人の気持ちが動くから身体が動く』ってことは、人の生きる姿そのもの!
Aさんの朝について、話合える仲間がいることを、心の底から誇りに思います。
チームとして、一歩先へいけるように!!!
滝子通一丁目福祉施設 副施設長 佐藤恵美子
夜中のラッシュ
夜中に時々みる光景です
トイレは3ケ所なのですが、なぜか同じタイミングで皆一斉にトイレに出て来られることがあります。
時に「待ち」になることも。笑
もちろん奥のトイレも使用されています。
時に夜中のトイレ移動のための廊下は、1日の中でも賑やかな空間となります。
見守り、付き添いの優先順位付けが難しい時もありますが(汗)
そおぃえば、コンビニでもスーパーでも、レジがすいている時はすいていて、
自分が行こうと思えば、他人もレジへ向かい、並ぶ事がありますよね。
ガソリン給油も一緒。
すいている時に行けばいいのに、そのタイミングでは行かず、
行こうと思った時にはすでに並んでいる。
人って波長というか、惹かれあう生き物なのでしょうね。笑
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治