第三者の目
昨日は「運営推進会議」
報告、協議事項の後は「2階の見学会」を実施しました。
本日は初めて2階のリビングを会場にして「地域交流会」を行いました。
こちらの方を会場にする方が広いので、地域の方、入居者、利用者の参加人数が多く賑やかでいいですね♪
地域に出る事、地域資源を活用する事を応援するスタイルを実施してきましたので、あまり積極的に施設への呼び込み、施設内での会の開催をしてきていませんが、このような会が行われるのもなかなかいいものだなと感じています。
自分達(入居者、利用者)が自分の力を使いながら生きていくために、地域の中の人や物の資源を活用していく事を応援するスタイルを変えるつもりはありません。
しかし今までのスタイルに加え、必要に応じて様々な方々が施設の中に入る機会を作る事で、第三者の目を意識しながら自分達の仕事をするという事もいいことだと思いますので、そのような機会を活用していきたいと思います。
入居者、利用者にとっていい事、必要な事はなんでもやる!
そんなスタンスでいきたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
日によってですが、子連れのパートさん達のおかげで、
介護現場の中に「かわいい第三者の目」が増えている滝子です☆
ひと手間
時々登場する滝子の風景
天気がいいと、布団がたくさん干されています。
気持ちよさげですね~♪
でも時々気になっていることがあります。
それは布団を干すベランダの淵の汚れです。
数日前も布団を干す時に見てみると・・
見にくいでしょうか?
けっこう汚れているのです。
この淵の汚れを
拭いてから布団を干す派ですか?
このまま布団を干す派ですか?
実際にはどちらでも、布団自体にそう差はないのかもしれません。
しかし忙しい現場の中において、そのひと手間をかけれるかどうかは、
この仕事において意外と大きな要素をもっているような気がするのです。
それは「気づき」があるか?配慮ができるか?といったような感じに近いのかもしれません。
ちなみに自分の自宅の布団を干している時はどうされているのでしょうか?
自分の布団もそのまま干しても気にならないのであれば、施設でも気にならないのかもしれませんね。
しかし、自宅では拭いてから干しているのに、施設では拭かないとなると、その差はいったい何なのかという事です。
それはつきつめていかないといけないのかもしれません。
「差別」「区別」をする自分はいないか? といったところです。
自分が使う布団じゃないからこそ、配慮はしっかりしたいものです。
そんな生活センスを磨くのも、生活支援職員の大切な仕事だと思っています。
施設のベランダの淵の汚れをチェックすると、配慮できる職員がいるかどうかが確認できるのかもしれませんね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
雁道二丁目福祉施設(仮)建築レポート 2
~祝 上棟!! 餅まき編~
みなさま、こんにちは。
前回のこの雁道二丁目福祉施設建築レポートを読んだ職員から一言。
「あれ読むと、なんかこれから餅まきがあるみたい」
そう思われた方、ごめんなさい。遡って書いてるんです。
餅まきは盛況のうちに終えることができたのですが、今回はそのあたりの
事をふりかえりつつ・・・
3月中旬、事務所でお菓子を食べまくる男子2名・・
と言うわけではないです。
これは来る3/28の餅まきに向けて、投げるお菓子を準備している様子です。
上棟式に伴う餅まきでは、紅白のお餅を投げる、拾うのが一般的なようですが、
中島工務店のSさんにどれくらいの量のお餅を発注するかの相談をしていたら
〇餅は8升
〇子供が集まるとお菓子も飛んでくると喜ばれる
〇大人の集まりが良いと菓子パンも結構喜ばれる
ということを教えて下さいました。
なるほど・・・
雁道二丁目福祉施設のある地域は中高年の方がとても多い。
そして建築地の一区画北側には幼児園がある。
じゃあ、お菓子も菓子パンも飛ばさねば。
パン100個はいつもお世話になっているお店にお願いし、お菓子は飛んできて
身体に当たっても痛く無いように駄菓子を詰め合わせることにしました。
(私が以前、嫁入りの菓子まきに行った時、とん〇りコーンの箱がブーンと
飛んできて私の頭を直撃。鈍いからキャッチできない私が悪いのですが、かなり
痛くてその後のお菓子拾いに支障が出たので、今回は安全面と愉しさを考慮し子供向けの
駄菓子にしたのです)
それが、最初の写真です。職員さんと半日かけて250袋を製作。
私の坊やもお手伝いしてくれてメッセージカードも貼り付けました!
餅まきの1週間程前からチラシを印刷、新聞折り込みにし、また滝子通一丁目福祉施設
がいつもお世話になっている近隣のお店の方や住民さんに広報を開始。
どれだけの方が集まってくださるのかな。来てくれなかったらどうしよう(>_<)
などなど考えながら、慌ただしく準備の期間は流れ3月28日がやってきました。
3月28日 16:00
柱・梁と大きな枠が組みあがり
建物らしくなった建築現場で、厳かに上棟式が始まりました。
施主さん、職員さんも参加して建物を清め、これからの工事の無事を祈願しました。
大黒柱と、波の女ブログに度々登場しているあの男。
いつになく神妙な面持ち。
16:45
上棟式はつつがなく終わり、職員さんたちと
「集まってくれてるんかいな~?!」とちょろちょろ外を確認。
17:00~餅まき開始ですが、すでにパラパラと人が寄ってくださっています!
滝子通一丁目福祉施設の小規模多機能で月1度手芸やお菓子作りをしに来て下さる
Jさんの姿も!
「私、前掛けしてくでね~ (*^。^*)」の事前予告通り。
何で前掛けが必要なのか。
それは、身体の前で前掛けをバっと広げるとモモンガみたいな状態が出来て、
飛んでくる細かい餅やお菓子をそこでキャッチしやすいから!!!
16:58 かなりの人だかりとなり、「はよ、始めや~」の雰囲気が満ちているので
中島工務店Sさんが、注意事項を説明しながら場を繋いでくれています。
17:01 餅まき開始。
大人も子供も要介護状態のはずのうちの利用者さんも
すごい熱気を発しながら少しでもたくさんキャッチしようと
素早い動きを見せます。この時点で100名弱の方が集まって下さっていました。
パン、こっちにもー!
ちびっこ、ナイスキャッチ
皆さんからの「こっち!」「遠くに飛んでないぞー!」「パンがいい!」
などなどの熱い視線と声を浴びながら、投げる方も必死でした・・・
私はコントロール悪いので、近場を担当(^^)/し、施設長が遠方を担当。
パンの遠投です。けっこう飛ばしにくいですよ、パンは。
いつも施設長が食べている長いパンの仲間だから?手に馴染んでいるの?
上手に投げてましたよ。
餅8升分、パン100個、お菓子250個。
ものの5分で投げ終わりました。
あっという間、とはこういうことでしょうか。
誰も怪我をされることなく、盛大にお祝い事が運んで良かった(^_^)/
元職員さんが一家総出で参加してくれたり、また、写真を見ていたら、滝子近隣の方がやお店の方が
たくさん顔を出してくれていたり・・・あらためて滝子通一丁目福祉施設を通して波の女は
多くの方に支えていただいてきたことを実感し、感動した時間でした。
お越し下さったみなさん、ありがとうございました。
さて。
今は、6月。実は建築はもうすぐ終わります。次回は
4月~のご報告をさせていただきますね。
もう建物が完成すると言うのに、目下最大の悩みは
滝子通一丁目福祉施設に職員さんが集まらないということ・・・
このままでは開設の危機。
声を大にしてお伝えします。(株)波の女は職員さんを募集しています!!
ご興味持たれた方は、是非一度お話しに遊びに来てください。
餅まきと全然違うところに着地してしまいましたが、次回
~雁道どんどん完成に近づく編~をお楽しみに。
株式会社波の女
代表取締役 加藤千恵
「主役は職員?」
なんとなく自分ばっかりが喋ってる・動いてる、そんな心境にかられることありませんか?目の前の人を楽しませたい・喜ばせたい・雰囲気を変えたい等いろんな意図をもって職員が喋ったり動いたりしているわけですが、一日を振り返ると、僕は「自分ばっかりだったな」と感じることがあります。
「職員ばっかり」が目の前のお年寄りの「楽」を生み、喜ばれ又感謝されます。しかし介護の仕事の本質はそこにはなく、お年寄りの「楽」が時に「主体性」を失わせ、「できなくなること」を増やす要因となってしまいます。
今やってる自分(職員)の行動が、お年寄りができる「自分のこと」ではないか?
今喋ってる自分(職員)の言動が、お年寄り同士が喋れる場の妨げになってないか?
等...
当たり前のように職員が何でもやる空気感がお年寄りの「やってくれて当たり前感」を助長させ、それに応じることは、できなくするための応援につながることを肝に銘じ、どうすればこの人自身が自分ででできるか?といったことに目を向け考えていきたいと思います。
平成28年6月15日
後藤 欣大
朝
名古屋も梅雨入りをし雨降りやジメジメした湿度の高い季節がやってきました。
小規模多機能・クラブ滝子での勤務が、半年ぶりな佐藤です。
スタッフの顔ぶれが少し変わっていたり、利用者さんの様子が少し変化していたり、半年分の浦島太郎です。
Aさんは、クラブ滝子の開設当初から利用されています。
認知症の進行もあり、意思疎通が難しい時間が多くあります。
半年ぶりの夜勤。
夜勤に入る前にリーダーから、
「Aさん、朝の様子がその日その日、時々で違うんですよね~。」
きっと、違いには何かがあるのだろうと考えながら・・・。
Aさんにとって気持ちの良い朝を迎えるためにはどうしたら良いか・・・。
課題の一つとなりました。
リーダー「僕の時は、夜間、2時間おき位にオムツ交換して、気持良い状態にして、朝アプローチするとだいたい機嫌よく起きられますよ。」
とアドバイスを貰って、実行しました。
そして朝になり
お部屋の電気をつけ、「Aさん、おはようございます~。」と囁いてAさんの目覚めるタイミングを待ちました。
30分ほどしたところで目を開け、うつろな表情です。
「おはようございます。」
「よく眠れましたか。」
「寒くなかったですか。」
「今日の天気良いですよ~。」
「朝ごはんは、パンが良いかな~、ご飯が良いかな~。」
「温かいコーヒー飲みますか。」
などなど、一言づつ、声をかけて本人の反応をみます。
反応は、うつろで返答はなく、頷くこともなく、表情一つ変えられず・・・。
他利用者さんの起床支援に入りながら
Aさんに無理やり起きて貰うのは、如何なものか・・・でも朝の時間が・・・と自分の中で葛藤が起きます。
・・・。
でも、気持よく起きることができるAさんを信じて繰り返します。
さらに30分くらいたった頃
Aさんが声掛けに頷いてくれました。
「起きますか?」
「起きようか。」
洋服へ着替えることができました。
Aさんのチカラで洋服を着ることができました。
着替えたところで、自らまた横になって休まれました。
早番スタッフに、Aさんの朝の状態どうでした?と確認すると、「悪くなかったですよ。」と。
「本人の気持ちが動いたときに合わせていくと、だいたい大丈夫だよ。」と教え頂きました。
時間の都合、スタッフの都合で本人の気持ちが動く前にアプローチ、介助を始めがちで本人も混乱するのは当たり前です。
認知症が進行しても、「何もわからなくなった人。何もできなくなった人。」ではなく、「生活を送ることに難しいことが多くなる。」けど、
かかわる私達の仕事次第で気持ちの良い朝を迎えることができることを再確認させて頂きました。
『本人の気持ちが動くから身体が動く』ってことは、人の生きる姿そのもの!
Aさんの朝について、話合える仲間がいることを、心の底から誇りに思います。
チームとして、一歩先へいけるように!!!
滝子通一丁目福祉施設 副施設長 佐藤恵美子
夜中のラッシュ
夜中に時々みる光景です
トイレは3ケ所なのですが、なぜか同じタイミングで皆一斉にトイレに出て来られることがあります。
時に「待ち」になることも。笑
もちろん奥のトイレも使用されています。
時に夜中のトイレ移動のための廊下は、1日の中でも賑やかな空間となります。
見守り、付き添いの優先順位付けが難しい時もありますが(汗)
そおぃえば、コンビニでもスーパーでも、レジがすいている時はすいていて、
自分が行こうと思えば、他人もレジへ向かい、並ぶ事がありますよね。
ガソリン給油も一緒。
すいている時に行けばいいのに、そのタイミングでは行かず、
行こうと思った時にはすでに並んでいる。
人って波長というか、惹かれあう生き物なのでしょうね。笑
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
先を行く人
Bさんの行動に、イライラ・カリカリするAさん。目先と感情先を切り替えていただこうと、Aさんに職員の相談事を持ちかけてみました。
「最近ね、うちの母さんがね、年齢も年齢だし、身体が思うようにならなくなってきて、とっても落ち込んでいるんだよね」と少し話を盛って伝えると
むかし民生委員さんをしていたAさんは、何度も何度も本当に首をひねる動作をしながら
「そしたらこう伝えてあげて」と4つ5つのメッセージを母と私に下さいました。
Aさん「今はね、老人期の第一歩なんだから、頑張らなきゃ!」
「それから、これから第二の人生が始まるんだから、楽しんで行かなきゃ」
等々
その頃にはBさんへのイライラ・カリカリは消え、私はといえば・・・
・老人期か~。ふ~ん。
・第二の人生っていろんな時にきくけど、(70代の)え、今かー!?
深い感謝とともに少し可笑しみながら聞いている私もおりました。
ある日実家の母にAさんから頂いたメッセージを伝えると、「老人期」と聞いて奮起が芽を出すか、少なくとも苦笑いくらいはあるだろうという私の予想に反し、母からは
「その人に、ありがとうって、伝えておいてね」と静かな即答でした
その時、なんとなく感じたこと。それは
私も知ることのない母の心境を、きっとAさんは解っていたんだとうなあ、ということです。
成長を続けながら生き、老いを感じながら生き続ける。そのことにおいて間違いなく、私達の目の前にいる人達は、先を行く人達ですよね。どんなに理解しようとしても、先行く者にしか解らないことって、やっぱりたくさんあるんだろうなーと思います。
解ったつもりにならず、おごらず「ついていきます」という心の持ち方をしたいです。
私たちは「目の前にいる人達を先頭に、社会と向き合っていることを忘れない専門職」でいたいです →
PS・
92歳までの10年間、祖父の1人暮らしを支えつづけた母も。
成長し続けながら生き、老いながら生き続ける祖父に少しでも添おうと尽くし最期まで祖父が祖父として生きることの力。それらをポコポコと産み出していたことに私も多くを教えてもらいました。
世の中のあっちこっちに転がっている学びに、気づけるようにありたいです。
H28.6.8
グループホーム滝子通1丁目 2階
駒木根 純子
自分のこととして
5月に入社し、3回目の先輩職員についての夜勤を終えた職員さんが、勤務後に涙したという話を聞きました。
勤務後の出来事だったそうですが、入居者同士のトラブルにうまく関われなかったとのこと。
心配して夜に連絡をしてみると・・
「自分の関わり不足でトラブルを招いてしましました」
「できない自分が悔しいし、入居者さん達に申し訳ないです」
「でも、次に生かせるよう頑張りたいと思います」
と気持ちを明かしてくれました。
起こったよくない出来事に対し、
「認知症だから仕方ない」
と病気や他人のせいにするのではなく、
「自分の力不足」「自分のこと」として捉えることができるセンスは、とても素敵で大切な事だと思います。
食事や入浴、排泄などの介護も、それ相応の知識や技術が必要で難しいですが、
認知症の方同士の関係性の調整もなかなか一筋縄ではいきません。
その事に対し、「自分の力不足」が原因とは、なかなか考えないもののような気がします。
そう考えられるセンスや姿勢は、その職員に磨きをかけるでしょうし、
素敵な職員さんになっていくと想像します。
自分もいい刺激を頂きながら、「初心」や彼女のような「捉え方」をずっと持ち続けていきたいと感じた瞬間で、なんだか「はっ」とした瞬間でした。
職員さんは、施設の大切な財産です。
この方のように、職員さんが育っていくのは楽しみですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
子連れOK
紙芝居をみる子供と母親
求人誌に情報をのせたのですが、2週間ほどの間に「できる範囲で仕事がしたい!」と応募されてくる方が4,5名みえました。
きっかけは「波の女で」という訳ではなく、「働ける条件に合いそう」という理由です。
なかなか応募しても反応がない介護業界ですが、非常勤(パートさん)に関しては施設側が間口を広げ、柔軟なニーズに応えられるようにすれば、社会の中にはまだまだ働き手がたくさんいるのだと感じています。
「未経験OK」
「短時間OK」
「週2,3回OK」
よく目にするキャッチフレーズですが、
「子連れOK」
みたいなニュアンスを掲げたら結構応募が増えました。
まだまだ託児所付きで気軽に働ける所はなかなかないのかもしれません。
一人目の子供だけであれば、保育園、保育所に預ければ少しまとまった時間働けるかもしれません。
しかし2,3年のうちに二人目、三人目ができるとまたしばらく働けなくなってしまいます。
また、過ごす時間が短い幼稚園の場合もなかなか働く場所は少ないようです。
時間が短いといいましても、自宅、幼稚園、施設それぞれが近い場所にあると、4時間くらいの労働時間はあるようですが。
ということで、「短時間(2~4時間)で子連れOK」となると、意外とニーズにマッチする可能性があることがわかりました。(名古屋地区の場合)
当然、短時間の労働を受け入れるローテーション作りができる体制が必要です。
そして、子供が利用者と同じフロアで過ごせることがOKでないといけません。
子供の世話や見守りをしながら仕事をするという事を、他職員が理解している必要もあります。
いろいろ制約があるように感じますが、それ以上に良い効果があると期待できます。
20代から40代の、若い母親の持つパワーや雰囲気はなかなかフロアを活気づかせます。
午前中の生活支援の立ち上げを、賑やかに、活気ある雰囲気でできるのは大切です。
そこに0歳1歳2歳くらいの子供がいればよりその空間の豊かさは増すように感じています。
短時間でも、組織の活性化には必要な方々だと感じています。
まだこれからのアプローチですが、午後から夜の時間帯を、中高年でしっとりとサポートできれば、1日の流れにも合っているように思いますし、地域の中に眠っている?くすぶっている?潜在的な働き手のニーズを開拓できるのかもしれません。
働き手がない
そんな慢性的で、打開策がなかなかない現状を嘆いてばかりでは先に進めません。
いろいろなことを柔軟に受け入れたり、変化できる体制作りがこれからの施設運営には必要なのかもしれませんね。
「子供の社会勉強になる」
「友人(ママ友)に話したら、その職場見てみたい」
意外だったり、嬉しかったりするコメントも頂けています。
これからのアプローチ先の一つは、保育との絡みも大切ですね。
子供を預け、その短い間に近隣の介護施設で働く。
幼稚園や保育園と介護施設がタイアップすることにより、「子供からお年寄りのサポート」に加え、施設側には労働力、子供や年寄りを預ける側の家族には収入が入るという仕組みはおもしろいかもしれません。
「幼稚園に求人案内」を出せたり、働く母親が同じ境遇にある友人を紹介してくれたら「紹介料」。
「来週ならこの日のこの時間、子供と一緒ならいける」などのニーズに応えられるフレキシブルな対応ができる介護労働環境の構築。
そんなことも考えながら運営にあたることが必要な時代なのかもしれませんね。
介護施設のためにというより、社会の中で働きたくても働きにくい方への労働環境の提供もできたらと考えている波の女です。
よかったら訪ねてくださいね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
くすぐる
男性利用者が、入浴したズボンを洗濯したのですがシワシワ。
「アイロンかけなきゃいけないわ(男性)」
ということで、セッティングしたものの、
「やったことないからできんわ(男性)」
といいつつやっていたところ、
「違う違うそうじゃない。貸してみ(女性)」
と言ってアイロンを当ててくれはりましたよ!
ある大阪弁のスタッフが写真と共に報告してくれました。
男性利用者は女性利用者に一目を置いています。
しかし女性利用者は男性利用者を煙たがっていることがあります。
理由は「私○○さんに避けられているみたい」という、ご本人の一方的な思い込みによるもののようです。
まぁそれは、朝の送迎車の中だけで聞かれるくらいの発言ですが。
日中のフロア内での関係はまあまあ良好ですが、写真のような素敵な場面はあまりないかもしれません。
いつもは、男性利用者が乗車する前に、
「□□さん(男性)は、いつも○○さん(女性)のことを、すごく尊敬しているし頼りにしていると言っていますよ」
と間接的に女性利用者を褒める機会を作り、一方的な思い込みを払拭できないかとアプローチしています。
直接ではなく、間接的に褒める行為の効果は、嬉しさ倍増というのは、人の心を動かす上等手段ですよね。
しかし、心理的よりも写真のような体感的な関係構築術というか、場面の設定をする事の方が、効果があるものだと思います。
もちろん効果を求めてやっているたのではないと思いますが、結果として女性の心をくすぐったのでしょう。
関係性を構築し、有する能力を引っ張り出すきっかけの一つは、
「相手の心をくすぐる」
ことができる環境セッティングだったようです。
皆さんの心はどんな場面でくすぐられるのでしょうか?
そんな事も、相手の能力を引っ張り出すという仕事に活かせるのかもしれませんね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今回のネタ提供は・・・
「このパンは渡せません~!」
利用者と格闘する大阪弁のこの男でした。