先を行く人

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Bさんの行動に、イライラ・カリカリするAさん。目先と感情先を切り替えていただこうと、Aさんに職員の相談事を持ちかけてみました。

 

「最近ね、うちの母さんがね、年齢も年齢だし、身体が思うようにならなくなってきて、とっても落ち込んでいるんだよね」と少し話を盛って伝えると

むかし民生委員さんをしていたAさんは、何度も何度も本当に首をひねる動作をしながら

「そしたらこう伝えてあげて」と4つ5つのメッセージを母と私に下さいました。

 

Aさん「今はね、老人期の第一歩なんだから、頑張らなきゃ!」

   「それから、これから第二の人生が始まるんだから、楽しんで行かなきゃ」

等々

その頃にはBさんへのイライラ・カリカリは消え、私はといえば・・・

 

・老人期か~。ふ~ん。

・第二の人生っていろんな時にきくけど、(70代の)え、今かー!?

深い感謝とともに少し可笑しみながら聞いている私もおりました。

 

ある日実家の母にAさんから頂いたメッセージを伝えると、「老人期」と聞いて奮起が芽を出すか、少なくとも苦笑いくらいはあるだろうという私の予想に反し、母からは

「その人に、ありがとうって、伝えておいてね」と静かな即答でした

 

その時、なんとなく感じたこと。それは

私も知ることのない母の心境を、きっとAさんは解っていたんだとうなあ、ということです。

成長を続けながら生き、老いを感じながら生き続ける。そのことにおいて間違いなく、私達の目の前にいる人達は、先を行く人達ですよね。どんなに理解しようとしても、先行く者にしか解らないことって、やっぱりたくさんあるんだろうなーと思います。

 

解ったつもりにならず、おごらず「ついていきます」という心の持ち方をしたいです。

私たちは「目の前にいる人達を先頭に、社会と向き合っていることを忘れない専門職」でいたいです                                →

 

 

 

 

PS・

 

92歳までの10年間、祖父の1人暮らしを支えつづけた母も。

成長し続けながら生き、老いながら生き続ける祖父に少しでも添おうと尽くし最期まで祖父が祖父として生きることの力。それらをポコポコと産み出していたことに私も多くを教えてもらいました。

 

世の中のあっちこっちに転がっている学びに、気づけるようにありたいです。

 

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グループホーム滝子通1丁目 2階

駒木根 純子

2016年06月09日 Category:スタッフ日誌

自分のこととして

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5月に入社し、3回目の先輩職員についての夜勤を終えた職員さんが、勤務後に涙したという話を聞きました。

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勤務後の出来事だったそうですが、入居者同士のトラブルにうまく関われなかったとのこと。

心配して夜に連絡をしてみると・・

 

「自分の関わり不足でトラブルを招いてしましました」

「できない自分が悔しいし、入居者さん達に申し訳ないです」

「でも、次に生かせるよう頑張りたいと思います」

 

と気持ちを明かしてくれました。

起こったよくない出来事に対し、

「認知症だから仕方ない」

と病気や他人のせいにするのではなく、

「自分の力不足」「自分のこと」として捉えることができるセンスは、とても素敵で大切な事だと思います。

 

食事や入浴、排泄などの介護も、それ相応の知識や技術が必要で難しいですが、

認知症の方同士の関係性の調整もなかなか一筋縄ではいきません。

その事に対し、「自分の力不足」が原因とは、なかなか考えないもののような気がします。

 

そう考えられるセンスや姿勢は、その職員に磨きをかけるでしょうし、

素敵な職員さんになっていくと想像します。

 

自分もいい刺激を頂きながら、「初心」や彼女のような「捉え方」をずっと持ち続けていきたいと感じた瞬間で、なんだか「はっ」とした瞬間でした。

 

職員さんは、施設の大切な財産です。

この方のように、職員さんが育っていくのは楽しみですね☆

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2016年06月07日 Category:スタッフ日誌

子連れOK

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紙芝居をみる子供と母親

 

求人誌に情報をのせたのですが、2週間ほどの間に「できる範囲で仕事がしたい!」と応募されてくる方が4,5名みえました。

 

きっかけは「波の女で」という訳ではなく、「働ける条件に合いそう」という理由です。

 

なかなか応募しても反応がない介護業界ですが、非常勤(パートさん)に関しては施設側が間口を広げ、柔軟なニーズに応えられるようにすれば、社会の中にはまだまだ働き手がたくさんいるのだと感じています。

 

「未経験OK」

「短時間OK」

「週2,3回OK」

よく目にするキャッチフレーズですが、

「子連れOK」

みたいなニュアンスを掲げたら結構応募が増えました。

 

まだまだ託児所付きで気軽に働ける所はなかなかないのかもしれません。

一人目の子供だけであれば、保育園、保育所に預ければ少しまとまった時間働けるかもしれません。

しかし2,3年のうちに二人目、三人目ができるとまたしばらく働けなくなってしまいます。

また、過ごす時間が短い幼稚園の場合もなかなか働く場所は少ないようです。

時間が短いといいましても、自宅、幼稚園、施設それぞれが近い場所にあると、4時間くらいの労働時間はあるようですが。

ということで、「短時間(2~4時間)で子連れOK」となると、意外とニーズにマッチする可能性があることがわかりました。(名古屋地区の場合)

 

当然、短時間の労働を受け入れるローテーション作りができる体制が必要です。

そして、子供が利用者と同じフロアで過ごせることがOKでないといけません。

子供の世話や見守りをしながら仕事をするという事を、他職員が理解している必要もあります。

 

いろいろ制約があるように感じますが、それ以上に良い効果があると期待できます。

20代から40代の、若い母親の持つパワーや雰囲気はなかなかフロアを活気づかせます。

午前中の生活支援の立ち上げを、賑やかに、活気ある雰囲気でできるのは大切です。

そこに0歳1歳2歳くらいの子供がいればよりその空間の豊かさは増すように感じています。

短時間でも、組織の活性化には必要な方々だと感じています。

 

まだこれからのアプローチですが、午後から夜の時間帯を、中高年でしっとりとサポートできれば、1日の流れにも合っているように思いますし、地域の中に眠っている?くすぶっている?潜在的な働き手のニーズを開拓できるのかもしれません。

 

働き手がない

 

そんな慢性的で、打開策がなかなかない現状を嘆いてばかりでは先に進めません。

いろいろなことを柔軟に受け入れたり、変化できる体制作りがこれからの施設運営には必要なのかもしれませんね。

 

「子供の社会勉強になる」

「友人(ママ友)に話したら、その職場見てみたい」

意外だったり、嬉しかったりするコメントも頂けています。

 

これからのアプローチ先の一つは、保育との絡みも大切ですね。

子供を預け、その短い間に近隣の介護施設で働く。

幼稚園や保育園と介護施設がタイアップすることにより、「子供からお年寄りのサポート」に加え、施設側には労働力、子供や年寄りを預ける側の家族には収入が入るという仕組みはおもしろいかもしれません。

 

「幼稚園に求人案内」を出せたり、働く母親が同じ境遇にある友人を紹介してくれたら「紹介料」。

「来週ならこの日のこの時間、子供と一緒ならいける」などのニーズに応えられるフレキシブルな対応ができる介護労働環境の構築。

 

そんなことも考えながら運営にあたることが必要な時代なのかもしれませんね。

介護施設のためにというより、社会の中で働きたくても働きにくい方への労働環境の提供もできたらと考えている波の女です。

 

よかったら訪ねてくださいね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2016年06月05日 Category:スタッフ日誌

くすぐる

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男性利用者が、入浴したズボンを洗濯したのですがシワシワ。

 

「アイロンかけなきゃいけないわ(男性)」

ということで、セッティングしたものの、

「やったことないからできんわ(男性)」

といいつつやっていたところ、

「違う違うそうじゃない。貸してみ(女性)」

と言ってアイロンを当ててくれはりましたよ!

 

ある大阪弁のスタッフが写真と共に報告してくれました。

男性利用者は女性利用者に一目を置いています。

しかし女性利用者は男性利用者を煙たがっていることがあります。

理由は「私○○さんに避けられているみたい」という、ご本人の一方的な思い込みによるもののようです。

まぁそれは、朝の送迎車の中だけで聞かれるくらいの発言ですが。

 

日中のフロア内での関係はまあまあ良好ですが、写真のような素敵な場面はあまりないかもしれません。

いつもは、男性利用者が乗車する前に、

「□□さん(男性)は、いつも○○さん(女性)のことを、すごく尊敬しているし頼りにしていると言っていますよ」

と間接的に女性利用者を褒める機会を作り、一方的な思い込みを払拭できないかとアプローチしています。

 

直接ではなく、間接的に褒める行為の効果は、嬉しさ倍増というのは、人の心を動かす上等手段ですよね。

しかし、心理的よりも写真のような体感的な関係構築術というか、場面の設定をする事の方が、効果があるものだと思います。

もちろん効果を求めてやっているたのではないと思いますが、結果として女性の心をくすぐったのでしょう。

 

関係性を構築し、有する能力を引っ張り出すきっかけの一つは、

「相手の心をくすぐる」

ことができる環境セッティングだったようです。

 

皆さんの心はどんな場面でくすぐられるのでしょうか?

そんな事も、相手の能力を引っ張り出すという仕事に活かせるのかもしれませんね。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

今回のネタ提供は・・・

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「このパンは渡せません~!」

利用者と格闘する大阪弁のこの男でした。

2016年06月03日 Category:スタッフ日誌

可能性(後)

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(前回の続き)

「その結果は2日後に」

と発言したにも関わらず、自分自身がバタバタしていて、A氏の日中の支援の様子をあまり見る事ができませんでしたが、前回の夜勤時のアプローチや様子を少し紹介させて頂きます。

 

「失語」という症状にあるので、シンプルな表現やジェスチャーなどが有効ですね。

「言葉」でなく、「身振り手振り」で有する能力や動作を引き出せないか、「可能性」を予測し、アプローチしました。

 

朝食の一品作りの支援を行います。

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 まずは自分が卵を割るジェスチャーと、実際に1個2個割り、残りの5個を割って頂くようセッティングすると割ることができました。

 

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 続いて黄身を潰す作業も手振りをみせると、やって頂けました。

 

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続いてIHはこちらで用意するも、焼く工程もされています。

 

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焼きあがってきた卵をボールに移す作業も手振りをすると、この通り。

スクランブルエッグの出来上がり♪

 

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続いて、ウインナーを焼いて頂くと、立ち上がって焼かれていました。

 

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その後は皆で朝食を食べられました。

 

食事関係以外でも、セッティングを行ったり身振り手振りで伝えると・・

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読み物をされたり・・

 

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熱心に字を書かれたり

 

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寝る前に足浴をされたり

 

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朝は布団を渡し、干すジェスチャーをすると干して頂けたりもされました。

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僕等は、「人として生きる姿」を取り戻すのが仕事です。

「できない」「やらなくていい」と決めつけてしまえば、そこ止まり。

できると「信じる」こと、そして「やってみる(実践)」ことで可能性は広がるのだと思います。

 

あなたの中の可能性も自分を信じ、他人を信じる事からひろがります。

可能性に挑むのも、私たち介護職の仕事だと思います。

今後もいろいろアプローチをして、人として生きる姿を追い求めたいと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2016年06月01日 Category:スタッフ日誌

可能性(前)

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【可能性】

物事が実現できる見込み。「成功の―が高い」

事実がそうである見込み。「生存している―もある」

潜在的な発展性。「無限の―を秘める」

認識論で、ある命題が論理的に矛盾を含んでいないという側面を示す様態。

 

「見込み」や「発展性」を示す言葉ですが、私たちは「自分の人生」において、「仕事」において、この言葉に示されている事に向かえているのでしょうか?

 

 

認知症による脳の変化と症状の中に「失語」という状態があります。

(失語:言葉が理解できなかったり、話せなかったりする状態)

 

小規模多機能を利用中のA氏は「失語」の状態が著名な方で、会話はほとんどなりたちません。

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職員側が伝える「言葉」の理解が難しく、自分の意志を表現する「言葉」も表現しにくい状態です。

ウトウトされている場面や睡眠時間を除くと、一日中フロアの中を歩き続けられています。

 

しかし、過去に経験し獲得してきた行為は、今も環境設定やジェスチャーを用いて引っ張り出す事はできます。

職員がアプローチしているのは・・

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リンゴの皮をむいているシーですね。

時折みかけます。

 

しかし、それと食べている時以外は「できない人」「わからない人」扱い?に近く、一日中フロアの中を歩いているのを所在確認しているくらいなのが現状なのではないでしょうか。

 

ぼくらの仕事は、脳や体の障害が進む中においても、「できる事」を引っ張り出し、取り戻し、増やしていく事にこそ専門性があるのだと思うのです。

ウロウロしているのをただ確認しながら、食事の準備、排せつの後始末、2,3日に1回の入浴介助をするくらいなら「素人」でもある程度できる事です。

 

僕らは「専門職」です。

アセスメントをする中で、いろいろな「可能性」にアプローチできてこそのプロだと思うのです。

そこに挑めていなかったら、「できない人」「わからない人」をただ囲い、生かしているだけの素人集団になってしまいます。

明日の1日の中で、専門職としてのアプローチがなされているのか、確認してみようと思います。

その結果は2日後に。笑

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

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地元小牧市でイベントをやっていました。

「名古屋コーチン」という小牧市発祥のとても、おいしい鶏がいるのです。

その鳥の焼き鳥を購入し食べていると・・

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目の前に生きている名古屋コーチンが展示されていました。

 

見せものにされ、目の前で自分達の仲間の肉を食べている人がいるという構図は「動物虐待」になるのでは?

この鶏に可能性はあるのだろうか?

と考えつつ食べてしまいました(笑)

 

2016年05月30日 Category:スタッフ日誌

私に関わるみなさんへ

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わたしはどうしてここにいるんですか?

いつからいるんですか?

どうやってここまで来たんですか?

 

わたしはどこかわからないところでいすに座っている

隣に座っているこの人いったい誰だろう

あなたはわたしのことを知っている人なの?

 

椅子に座っていると、声をかけられてテレビの前に座らされた

 

私・・・

あんまり時代劇すきじゃないんだけどな

 

ここがどこかわからないから

家に帰ろうと立ち上がると

知らない人から声をかけられた

 

その人は、「ここがあなたの家ですよ」

と言うけど・・・・・

 ここは私の家じゃない

 

 

仕方がないから椅子に座っていたら

誰が作ったかわからない

ごはんが出てきた

 

せっかく出されたものだから

ゆっくり味わって食べていると

次々と食器を下げられていってしまう

 

せかされているみたいで・・・・・

食欲がなくなってしまう

 

 

 

わたしは自分でトイレに行けないから

本当はいやだけど・・・・・

オムツをつけてるの

 

さっきオムツの中が汚れたから

換えてもらったけど

 

その人が他の人と

みんなが聞こえるように

汚れていたことを

大きな声で言ってるの

 

 

自分でできないから

仕方がないけど・・・・・

恥ずかしいし・・・・・

情けない

 

 

今はまだ、入りたくないのに

「今日が入る日だから」と言われて

 

「いいよ」なんて

一言も言ってないのに

 

わけもわからないうちに

気がついたらお風呂場らしきところにつれてこられた

 

気がついたら、服を脱がされてて

自分で身体を洗うように言われたから

そうやってるのに・・・・

 

「そこは汚いからもっとしっかり洗って」と言われた。

 私なりにやってるんだけどな・・・・

 

私って・・・・そんなに汚いですか?

私ってそんなに変ですか?

 

ここがどこかわからなくて

まわりの人が知らない人ばかりで

何をすればいいかわからないとき

 

わたしはただ

   やさしく声をかけてもらえたら・・・

わたしはそれだけで・・・・・

             とてもうれしい

 

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2016年05月28日 Category:スタッフ日誌

ケアする皆さまへ

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ここはどこですか?

私 小牧市に住んでいるのですが・・

ここは小牧市ですか?

 家に帰りたいののですが・・

主人が待っていますので

 

でも、「今はご飯作る時間ですよ」って言われて・・

いえいえ、ご飯は家に帰って作りますから

 

外に出たくって玄関に行ったら

扉が開けれないの・・

自分で扉が開けれないことなんてあったかしら?

そしたら「どこへ行くの?」って大きなこ声がして

そしたら何も分からなくなっちゃって・・

 

「ここはどこですか?」

誰かに声をかけたいけど

忙しく動き回る人ばかりで・・

やっぱり忙しいのかな

我慢するしかないのかな

 

ゆっくり話したいけど

「後で」って言われて

でもその後誰も来なくて・・

どのくらい待てばいいのですか?

 

私うっとうしいですか?

なんでそんな顔や態度をするのですか?

私何かしてしまったのですか?

 

皆さんの声を響いて

頭の中がごちゃごちゃして

考えられなくなってしまうのです

 

今のことも

 さっきのことも

  昔のことも

 

何もかも忘れていくようで・・

 

怖くて 心配で心配で・・

誰かにこの気持ちわかってほしくて・・

 私どうなっちゃうんですか?

 

 

 

このまま寝るのですか?

いつもはパジャマ着て寝ていたのだけど・・

 

眠くないけど、ベッドに連れていかれ横になるの?

さっきご飯食べ終わったばかりなのに・・

 

 

 

「○○ちゃん かわいい」

え!? 私のこと??

私いくつなのですか?

 

 

頭の上や後ろで笑い声がして

私が笑われているのですか?

 

私 変ですか?

私 おかしいですか?

私 誰ですか?

私 何歳ですか?

 

ここにいてもいいのですか?

幸せになれますか?

 

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

今日は休日でしたので、どうしても見たいものがあり中部国際空港へ

厳戒の保安体制の中をかいくぐり行きました

「警備ご苦労様です」

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「何を?」って・・

映画の中でよく見かける

アメリカの大統領専用機「エアフォースワン」の実物を見たかったのです。

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自分あほですね 笑

 

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 今後もお付き合いよろしくお願い致します☆

 

2016年05月26日 Category:スタッフ日誌

!!!

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先週、介護業界のニュースをたまたま見ていたところ、驚愕の事実を知りました。

 

7,8年前に愛知県内で事業所を運営しているある方と知り合ったのですが、その方の複数の事業所が「指定取り消し処分」をされていました!

 

・ 昨年8月から10月にかけて、デイサービスで実際には提供していないサービスを提供したと偽り、介護報酬を不正に請求。81万5820円を受給。

・グループホームでは、1年8ケ月間、実際には入居していない人にサービスを提供したとする架空請求によって943万2700円の介護報酬を受給。

・その他に、実際には勤務していなかった人をサービス提供のための計画作成担当者として届け出るなどの不正。

・管轄の市町村では、1393万7987円の返還を求めるとのこと。

・系列で運営する福祉用具貸与の事業所や、小規模多機能型居宅介護の指定取消も合わせて行われました。

 

不正請求や指定取り消しは実際よく聞く話ではあります。

しかしまさか自分の知り合いであり、見学とかにも行った、比較的近隣?の事業所となると、「!!!」となってしまいます。

 

ここのオーナーとは、1年以内に会いましたしたが、既にその頃には・・・

 

いつ、どこから、どんな風に、そうなってしまったのでしょう?

5月18日のブログで介護事業者としてのモラル的な事も書きましたが、不正や虐待などはご法度で、誠実な仕事が求められる私たちの業界です。

いかなる理由も許される訳ではありませんが、そこには何らかのきっかけがあったのだと想像します。

 

今となってはその理由を聞く術はないのかもしれませんが、このような不祥事続きのこの業界を盛り上げていくには、一生懸命社会に示せる、見せる、魅せることがきる仕事を一瞬一瞬、日々、積み上げていくしかないのだと思います。

 

気を引き締めて、最前線で運営にあたらなければと思った出来事でした。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

一時期とはいえ突然暑くなりましたね。

昨日は目の前を赤ら顔でフラフラ歩く中学生を発見!

声をかけ、飲料水を渡し、見送りましたが、熱中症注意ですね☆

 

2016年05月24日 Category:スタッフ日誌

雁道二丁目福祉施設(仮) 建築レポート 1

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以前にご案内したきり、進捗状況のご報告が出来ていなかった株式会社波の女の2番目の施設、「雁道二丁目福祉施設(仮)」ですが、現在着々と建築が進み、6月中には完成の予定となりました。

そこで、これまでの歩みを私、加藤がざっと(ほんとにざっと)ご報告させていただきます!

 

 

 平成28年2月2日 地鎮祭を執り行い着工。(写真がなくてごめんなさい)

 滝子通一丁目福祉施設での4年の活動の中から、もっとこの地域で活動させていただける拠点を作りたい、職員の仕事の幅を広げられる場を創りたい、と新しい施設開設の構想を描き始め、土地探しから始めてここまでに約1年半の月日がかかりました。

その間に私は妊娠・出産・・・ あっと言う間のような長かったような時間の経過の中で、建物の構想はどんどんスリム化(夢もあるけど予算もありますのでネ)され、面積的なゆとりやパッと見の派手さはないものの、ここを利用して下さるであろう未来の利用者さんたちにとってきっと!居心地のよい空間になる!という建築プランができあがりました。

 

 今回私たちのやりたいことにご理解をいただき、建築を請け負って下さったパートナーは岐阜県中津川市加子母に本拠地を置く株式会社中島工務店さんです!

山に木を植え育てる所から、木の家づくりをされている会社、土木工事関係、地元食材の販売等幅広く活躍されています http://kinoie.in/

 

 平成28年2月25

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 基礎の工事が始まってます。コンクリートが流し込まれました。

 雁道の商店街に近いのですが、ここは一本中に入った住宅地です。

東南角地で日当たりも良好。

なので、南側(写真で言うと左の道路に添った面が南)にデイルームを作ります。

 

 ちなみに、施設の概要は小規模型の通所介護事業所と居宅介護支援事業所です。

通りに面した所には大きな窓を配置し、東南角に作る居宅介護支援事業所にも掃出し窓をつけます。

道を行きかう方と利用者さんや職員が声を交わしやすいように、町の方も気軽に入ってきやすい雰囲気を、と願っています。

 

 平成28年3月1日 加子母での材料検査

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 中島工務店での建物作りでは、工程の1つに「材料検査」ということが行われます。

これから建築する建物に使う木材が全て、現場に持って行ける状態に加工されているのを施主が確認するのです(注:私は施主ではありません。施主さんは別にいらっしゃいまして、この検査にもいかれています。私は運営側の者として同行させていただきました)

 

ひろーい材料置き場の一角に「雁道二丁目福祉施設(仮)新築工事」と書かれたコーナーが・・・

手前に見えている「通し柱」「化粧柱」。

まだ白い檜です。

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 建物が建って、利用者さんや職員がそこで過ごし、年月の経過とともにどんどん色が変わっていくのが楽しみです

 

、、、とここまできてお伝えしていなかったことに気が付きましたが、今回の施設は「木造」なんです!

滝子通一丁目福祉施設は鉄筋コンクリートのがっちりした3階建なのですが、雁道二丁目福祉施設は木の香り漂う平屋です。

ここにある木たちがこれからどんな風に組みあがっていくのか棟上げが待ち遠しい~

 

 材料置き場には他の物件の材料も置いてあったのですが、その中にすごーく歴史を感じさせる(要はめちゃくちゃ古く見える)木材がありまして、眺めていたら中島工務店の中島社長さんが「それは岐阜城の〇〇〇(←重要文化財らしい建造物)の修復のだわ~」と教えて下さいました。

修復するにあたって元の材料を活かすために取り置きしてあったものみたいです。

中島工務店さんは寺社仏閣も手掛けており、日本の古い建築物の修復にも携わっておられる木のエキスパートです。

 

 さあ、材料は名古屋に運ばれるのを待つだけになりました!

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 次回のレポートではこの棟上げ式の模様をお伝えしまーす!

 ビラ、4000枚を近隣に配布しました。

いつもお世話になっているお店にもビラを置かせて頂きました。

 

最近、こういう行事少なくなりましたね。

私が子供の頃は、よくありました。

「たくさん拾ってくるんだよ!」と私に気合を入れる祖母に連れられ、近所のお嫁入りの日の菓子撒きや上棟式での菓子撒き(五円玉とかも飛んでました(>_<))。

町のおばちゃん情報網(年配の女性って言わなきゃダメ?)で拡散されるから、時にとんでもない数の人が集まって、大人子供関係ない戦いが繰り広げられる・・・

とても懐かしい思い出です。

3/28、たくさんの方が集まってくださいますよーに。

 

 

株式会社波の女 代表取締役社長 加藤千恵

2016年05月22日 Category:スタッフ日誌