たくましい

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朝食時の出来事。

 

皆との朝食の時間に起きれなかった入居者さんの部屋に行き

戻ってきた時に、ある変化に気付きました。

 

Iさんのおかずがなくなっていました。

???

前をみるとMさんのおかずの皿が2枚重なっていました。

 

そうです。

職員がいない隙に前に座るMさんがIさんのおかずを

食べてしまったようです。

 

「しまった!」と思いながらみてると、

普段はめったにしないのに、その2枚重ねの

皿を自ら流しに持っていき、洗いだしました。

証拠隠滅ですね。笑

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Iさんには、1人前くらい残っていたので、

それを出して解決。

 

いやはや、

したたかというかたくましいというか・・

1本取られました。

 

このケースの場合、

「他人のおかずを食べてしまったMさんが悪い」

ではなく、

「他人のおかずにMさんが手を出す事の予測と、

 それに対処できなかった自分が悪い」

という事になります。

 

生きるって

生きようとする力って

素晴らしい☆彡

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

2021年01月06日 Category:スタッフ日誌

あけましておめでとうございます☆

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雪降りの大晦日から新年を迎えました。

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初日の出を拝もうと、

玄関前で待機するも雲の中でした。

いい年にしましょうね☆

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2021年01月01日 Category:スタッフ日誌

年末のご挨拶

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本年も残すところあと僅かとなりました。
皆様には格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

 

コロナ禍の中における介護事業の運営には

悩まされた春以降の波の女ですが、

閉じこもりによる能力、社会性の低下を回避すべく

環境や方法を工夫しながら、取戻しを行ってまいりました。

絶対回避はできないにせよ、できる対策をとりつつ、

暮らしとコロナ対策のバランスをとりながら、

今後も取り組んでいく所存ですので、

より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

来年も皆様にとって良い年になりますようお祈り申し上げます。

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滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2020年12月31日 Category:スタッフ日誌

知る人ぞ知る

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もともとの性格や価値観、生活様式の延長線に、

脳の不具合が起こり、とても特徴的な行動をされる

方が時々みえます。

 

認知症は夜に更に症状が出る方があり、

その一例として、

「徹夜で歩き回る」

「火災報知器のボタンを押す」

「他者の全部屋をたたいてまわる」

「冷蔵庫、冷凍庫を開け食材を口にする」

などなど破天荒な行動をされる事があります。

 

対応は難しくはないのですが、

ずっとお付き合いする体力勝負といったところでしょうか。

 

職員の組み立てやペースにはなかなか

応じていただけないので、

入浴に関しては、なかなか入れず、

苦労しているのが常ですが、

時々自分から浴室へ入り、風呂に入られます。

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「風呂のあとの一杯はおいしいわ」

 

とても気分屋なので、こちらの思惑とは

違うタイミングで、生活行為を始められる事もよくあります。

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いつ何が飛び出すかわからない。

そんな難しさと、驚きを秘めたMさん。

 

いつもプロフェッショナルに登場した

知る人ぞ知る「野村さん」といつも被っています。

 

そんな野村さん、先日お亡くなりになられました。

80歳です。

 

滝子通一丁目福祉施設の立ち上げとともに

駆け抜けた野村さん。ご冥福をお祈り申し上げます。

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滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2020年12月23日 Category:スタッフ日誌

不思議

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【不思議】どうしてなのか、普通では考えも想像もできないこと。

     説明のつかないこと。

 

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100歳を越しているKさん。

この方のメガネが時々なくなります。

朝、起床の声かけをしに伺うと、周囲にありません。

ベッドの下、タンスの中、布団の中、服のポケット、使用するトイレ・・

複数のスタッフにより何回何回も確認しても見当たりません。

翌日も探し回るも発見できず。

 

いつもかけているメガネがないと、

本人もスタッフも違和感ありなんか変な感じ。

 

という事で、引き続きあちらこちら探しまわりますが、

やはりでてきません。

「どうしたものか・・」

と悩み探す事、数日。

 

夜中にトイレに行かれる時にメガネをかけて

出てこられました。。

 

「????」

笑うしなないです。

説明のついかない事です。

 

まぁ、100年も生きられてたら、

何か特別な力が備わっているのかもしれませんね。

参りました!

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2020年12月17日 Category:スタッフ日誌

「見える化」「見えない化」

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前回紹介させて頂いた、新しい入居者さん。

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簡単な調理に洗濯干し、たたみ、他者との会話、

車椅子にて買い物等々、さっそく馴染んで暮らされています。

この行っている事だけをみれば、要介護1か2かといった

ところでしょうか。

 

実際は要介護はもっともっと重い方です。

パット見ではわからないのが認知症。

脳の病気というのは、その原因が見えないので、

とてもやっかいです。

 

みえない障害、みえにくい障害ですね。

じっとしていれば、より障害は見えない状態となります。

 

何か行動を起こすと、あちらこちらに不具合が出てきます。

そこで「できるできない」「わかるわからない」が見えて

きます。

「できない・わからない」事が多く、その都度手助けが

必要になり、その時間や量が増えると介護度もランクが

上がっていきます。

 

写真のような姿はセッティング、アプローチの結果や過程なので、

パット見では介護度が重いようには見えないですね。

 

認定を受ける、調査を受ける時には、

客観的に不具合を「見える化」し、

暮らしの中では不具合を「見えない化」する。

まぁ、ぼくらの仕事はそんな面もあります。

 

認知症を見えにくくするのは職員の段取り、調整の賜物ですね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

昨夜ほぼ貫徹だったとの事。汗

夜になるといろいろ症状がでる方も結構あります。

 

 

 

 

 

2020年12月12日 Category:スタッフ日誌

新入居者さん☆

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新しい入居者さんが来られました。

昼夜逆転気味?という事で、さっそく

「有する能力」の発揮の機会を作っていきました。

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その後は、以前よく行っていたとの事でしたので、

近所の事喫茶店へ。

外へ出れる感覚も大事ですよね☆

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他入居者さんとの関係性構築も含めてですね。

 

そんなこんなで不安と混乱であろう初日も夜になり、

あとは寝るだけなのですが・・

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これで良眠といけばいいのですが、

そこはそんなに甘くなかったですね。

3時くらいまで寝れなくて、

明け方に少し寝ただけという初日の夜でした。

 

まだまだ課題が山積み!

今後もチームで情報共有し、

能力の把握と引き出し、

体調管理、適切な関りやサポートで、

暮らしを応援していけたらと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2020年12月06日 Category:スタッフ日誌

ちょっとそこまで☆

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「なんかいい事ないかなぁ」

入居者さんがつぶやきました。

 

「今日なんかしたい事ありますか?」(職員)

「いい天気だしもったいないね」(入居者)

 

という事で、何名か募って、ドライブにでかける事にしました☆

風もなく、天気もよかったので、目的地は「海」

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コロナ対策という事で、他者とは接触せず、

密を避ける場所としては最適?です。

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という事で高速を走り目的地へ到着。

いい天気。いい景色です。

 

目的は「海を眺めながらコーヒーを飲む」

という事で、持参したコーヒーを頂きました。

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「いい景色をみながら飲むコーヒーはおいしい」

うんうん。きっとそうでしょう。笑

 

帰りに海沿いをながしてホームへ戻りました。

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その日の天気、その日の気分での

お出かけもたまにはいいですね☆

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滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2020年12月01日 Category:スタッフ日誌

街の中の協力者☆

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グループホームには、

ほぼ毎日、外出される方がみえるのですが、

涼しくなってからは、行動範囲が広がっています。

 

外出希望時は、散歩や買い物という目的にすり替えて、

なんとか対応しておりますが、

本人の思いとしては、「家に帰りたい」「主人が帰ってくる」

等々の目的は、記憶障害があっても

なかなか消えないのが実際です。

 

「家に帰ります」と言われる時は、

一人歩きをして頂くのですが、

どんどんあらぬ方向へ行かれる事があります。

ある程度距離をとりながらついていくのですが、

今回は通行人に道を尋ねる場面に遭遇しました。

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「〇〇へはどうやって行けばいいかしら?」(入居者)

 

「えっと・・〇〇行きのバスに乗り、4つ目の・・・」(通行人)

スマホで一生懸命検索し、伝えてくれています。

 

途中で通行人に伝わるように、手振り身振りで、

「助かります。ありがとうございます!」

といったニュアンスで、こちらの事情を

伝えると、なんとなく察知してくれたようで、

その後も親切に案内を続けて下さりました。

 

その後は、バス停でバスを待つあたりで声をかけ、

一旦ホームへ戻って頂きました。

 

地域社会の中にはたくさんの協力者がいてくれて、

本当に心強いです☆

ありがとうございます。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

本人にばれないようについていく途中で、

バス停の時刻表を見ているフリをしていると・・

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わざわざバスが停まってしまいました!

社会に迷惑をかけてはいけませんね。。。

 

 

2020年11月26日 Category:スタッフ日誌

ズレ

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「雨降ってるから傘かして」

「行ってきます」

 

この方、雨でも、風でも、炎天下でも、

行くべき所があるし、目的があるので、

目的に向かって行動をおこされます。

 

日時や見当をつける力は、脳の病気によって

障害を受けているので、現実とはかなりズレて

いるのですが、暑い時には帽子やタオル、

寒い時にはコートにマフラー、

雨降りには傘。

 

これは、天気といいますか、環境といいますか、

ブレていない事が多いように感じています。

 

目から入った情報、身体で感じる情報に

対しての対応は、まだまだ正確ですね。

 

ただ、僕らの世界と少しズレているだけ。

病気のせいでズレているので、

僕らの仕事はズレをなおすのではなく、

ズレを受け止め、合わせていく事。

 

そんな基本を大切にしていきたいですね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

2020年11月21日 Category:スタッフ日誌