再会

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本日は、以前働いていた職員さんが、転職先の職員さんを連れて施設見学にみえました。

 

覚えている入居者さんもみえ、とても喜ばれていました。

元気そうにしている元職員を見れるのは、嬉しいものです。

他の巣立っていった職員さん達も元気にしているといいなと思います。

 

いよいよ明日から9月。

お盆過ぎから猛暑がなくなり、過ごしやすくなった東海地方。

今年の夏は早々に終わってしまったのか?

夏の好きは自分は、このまま過ぎ去っていくのが寂しくも感じています。

 

「自分で夏は終わりだって思ったら、その時が終わりなんじゃないかな。」

 

そんなドラマのセリフがありますが、(知ってますか?笑)その通りだと思います。

ということで、自分の中の夏は終わっていないので、「夏」探しに出ました。

 

「夏はやっぱ、海だねっ!」という事で海へ

海の家から見える風景が好きですね~

店内には誰もいませんが・・

 

そして「氷」でしょ~ということで、そこのお店の名物の「氷パフェ」

おいしいですよ~

 

場所は変わり、クライマックスが近い郡上踊り

 

でも、踊りよりも、屋台でしょ~

 

僕の中で夏はまだ終わっていません。

残暑に期待したいものです。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2014年08月31日 Category:スタッフ日誌

「もうすぐ死にます」

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コミュニケーションを図るのが除々に難しくなってきているある方が、失禁時の衣類を替えさせて頂いている時につぶやかれました。

 

どこの施設でも時折聞かれる言葉。

時間とともに、色々なことが分からなくなってきている暮らしの中で私たちは何ができるのか。

何をすべきか。

 

「お迎えに来てほしいわ」

「もう死んでもいいわ」

 

このような言葉は、こう置き換えれるのではないでしょうか。

「こんな暮らし(状況)なら死んだほうがマシです・・・」

 

そう「こんな暮らし(状況)」を演出、支援しているのは私たち介護職です。

反省と努力をせねばなりません。

 

あれもこれも分からない・・

排泄もちゃんとできない・・

自分はどうなっていくのか・・

 

本来であればあってはならないことです。

「他人が自分のおしもの世話」をするなんて・・

それも「異性」によって・・

 

「トイレ」や「お風呂」は聖域です。

人として、最も「尊厳」に配慮されるべき場所です。

でも、そこに関わらないといけないのが「介護」の仕事なのです。

 

自分達にできる事は、さりげない介助をさせて頂く事くらいです。

それに加え、「こんな自分が、あなたの大切な尊厳の領域に踏み込む事を許して下さい」という謙虚な思いや姿勢が必要なのだと思います。

もちろん失敗しないように、先回りをするアプローチが必要ですが。

 

苦しいでしょうに・・

辛いでしょうに・・

 

あなたが自分の力を使って生きる事を、最後まで諦めずに応援していきたいと願っています。

尽力させて頂きたいと思っています。

必ず訪れる最後のその時まで。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2014年08月29日 Category:スタッフ日誌

男同士

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「生活の場であるグループホームにおいて、男性へのアプローチは難しくないですか?」

時々聞かれることがあります。

 

「生活」というものは、自分の力を使って自分が生きていく事であります。

当然「食」の獲得から始まり、調理や片付けが朝昼晩続き、そこに掃除や洗濯がくっつき・・・

と生活の基盤が、生活行為そのものでまわっていくものです。

 

入居者の男女比率でみると、1対8か2対8と女性が多い傾向にあるのではないでしょうか。

生活行為能力は基本的に女性が高く、そこに少数の男性がいても何も「やれない」「やらない」ということになりがちです。

と話を聞くことがあります。

 

本当にそうなのでしょうか?

 

して差し上げるケア、職員のお手伝いをお願いするというアプローチですと、そうなりがちなのかも知れませんが、入居者が主体となり、全体の空気感が「自分達のことは自分達で」という雰囲気の中では結構男性も生活行為をされる場面が多いように感じます。

男性が1人の時は、なかなか難しいなと感じる場面もありました。

それが2人、3人と増えてくると、場の雰囲気に合わせ、結構やる場面が増えてきています。

 

人はその場の雰囲気や空気に合わせる、適応しようとする生き物なのでしょう。

「やったことないからやらない」ではなく、「やってみよう」「やれる」「やれた」という自分の力を使って生きるという能力を発揮されるのではないかと思います。

それには相乗効果がでる、2人や3人と複数の男性がいた方がいいのだと感じています。

調理の下ごしらえをしたり・・

 

 洗濯ものを干したり、たたんだり・・・

 

 自分の食事を調理したり・・・

 

食べたものを片付けたり・・・

 

花に水をやったり・・

 

食材を選んだり・・・

 

日用品を買ったり・・・

 

縫い物をしたり・・・

 

掃除をしたり・・・

 

男性同士でも連携プレイができます。

 

男性も捨てたものではありませんね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

今日なんて、部屋にこもり密談をされていました(笑)

男性同士も素敵ですね☆

 

 

 

 

 

 

 

2014年08月27日 Category:スタッフ日誌

表情 その2

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「嫌だなぁ」「困ったなぁ」といった状況に面した時に、プラスの関わりを返すのはなかなか厳しい事です。

ですので、「困った」と捉えない自分作りをしていくという事が大切なのではないでしょうか。

 

捉え方を変える・・・それをするには認知症の事を学ぶ事が必要になります。

「困った」ではなく「そりゃそうだよね」と捉えることができたらなかなかのものですよね。

 

自分の思いは「表情」に表れてしまうものです。

 

図のように、相手の表情に影響を受けるのが人の常です。

認知症という状態においてもこの機能は結構残っているものです。

 

 

 

このレーダーチャート図から分かるのは、誰の顔(職員Aとか息子等々)なのか認知する能力が衰えも、表情、視線、ジェスチャーなどを把握する能力は結構残っているということです。

 

色々な事が分かりにくくなっていきがちな中で、自分を守り、生き抜くために必要な能力。

それは「誰」なのかということよりも、「自分の味方」なのかどうなのかを見抜く力。

それは相手の表情から察することができるということです。

 

接する時のご自分の表情はいかがでしょうか?

常に意識していきたいものです。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

今日はスタッフミーティングでした。

意見を交換し、学び続ける事は大切です。

「大丈夫認知症」を読むのは赤ん坊でもできますよ(笑)

 

2014年08月25日 Category:スタッフ日誌

表情

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和田行男の本のどこかに書かれています。

 

「目には目を、歯には歯を

 涙には笑いを、怒りにも笑いを

 愛嬌には爆笑を

 無表情には無表情しか返ってこない」

 

これは対人援助職、介護職にとってとても大切な姿勢ですよね。

 

ある入居者さんがいつも言います。

「たっちゃんはいつ来るの?」(本当はてっちゃんですが 笑)

このスタッフ、いつもつまらないギャグの連発ですが、笑いで場の空気を作るのが上手なのです。

「あの人がいると楽しい」

 

入口は「笑い」というきっかけでも、そこから信頼関係ができ、信頼関係はケアの質を向上させるのに大切なアプローチとなります。

笑いを、爆笑をとれるスタッフはなかなかなものです。

 

しかし、もともとの性格や、センス等により笑いをとるのが難しいスタッフもいて当然です。

芸人技能習得を目指している訳ではありませんので、それはそれ。

その時に大切なのは自分の表情。

無表情で機械的、業務的に接する事はまったくもってナンセンス。

穏やかな笑顔で接する事ができるかどうかです。

そこに気づき、変われるように挑む姿勢を持てるかどうか。

 

「もうかないません!」といった状況においても、相手に嫌な思いをさせないように丁寧な対応ができるかどうか。

それが素人と専門職との違いの一つです。

 

目の前の方から給料だけ頂いて、相手に不利益な対応を返す詐欺的な行為にならぬよう、表情に気を使っていきたいものですね。

あなたはどんな表情で接していますか?

相手からの見られ方を意識できていますか?

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

笑顔を振りまく店員さんに押し切られ、干物を買われていました。

「お兄さん、いい笑顔で気持ちいいねぇ」と声をかけたら「仕事ですから」と。

ごもっとも。

 

2014年08月23日 Category:スタッフ日誌

かゆい所に手が届く?

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滝子ではこのタイプのタッチアップ手すりが、いたるところに設置されています。

部屋、トイレ、風呂、廊下、時には玄関や外にあったりします。

 

固定的に設置されているものもあれば、臨機応変に必要に応じて設置場所や角度、個数を設置できてとても重宝しています。

もちろん、各所に手すりは取り付けられていますが、あと一歩・・・の所に置けるのがいいですね。

 

今晩は、夜間用に廊下中央に設置。

夜間の歩行不安定な方に対応するためです。

居室からトイレの間の橋渡しですね。

 

付き添いや見守りが完璧にできないのは介護施設も同様です。

そんな事情の中、転倒予防、リスク軽減に役立つスグレモノではないでしょうか。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2014年08月21日 Category:スタッフ日誌

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*(PC?ソフト?の調子が悪く、文字が詰まって見にくくて申し訳ありません)
「志」
・ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。
・心の持ち方。信念。志操。
波の女の「志」
障害を持っても、認知症になっても「人として生きる姿」を追求する
~介護から生きること支援への転換~
最近、志を抱いて波の女で働きたいと足を運んで頂ける方が増えてきています。
また、入居者・利用者を繋いで頂ける家族、地域の方々、地域包括、ケアマネさんからの問い合わせや紹介も増えてきています。
本当にありがたいことです。
自分は、強い志がある組織には人が集まるものだと信じています。
厳しい時期もありましたが、その時期を乗り越え、今新たな波が押し寄せている感のある滝子の施設。
この波に乗じて、更に盛り上げていきたいですね。
「志」のある組織は、「志」のある職員達によって作り上げられていくものです。
今一度、自分の自分達の「志」を振り返りつつ、仲間を讃えあいつつ、目の前の方々のために尽力していきたいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
自分の夏の風物詩のひとつは郡上踊り。
「志」の高い祭りですね。
毎年通ってます。
ほとんど見る専門ですが・・・

2014年08月19日 Category:スタッフ日誌

見事なり

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夏の食事といえば・・冷やし中華

 

見事な盛り付けのセンス

 

なかなか見事な仕上がりです

「売りに出せるね」と声があがりました

 

そそる食事を考え、食材を買出しし、調理し食べる

楽しくおいしいそうな食事の支援は楽しいものです♪

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2014年08月17日 Category:スタッフ日誌

個人の部屋(個室)2

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(前回の続き)

 

入居者の発言の、「干さなくていい」に対応する方法は色々あると思います。

今回は一例を紹介させて頂きます。

 

勝手に「干させて頂きました」というのはあまりにも職員都合にによるもので一方的です。

ですので、この時のスタッフへお願いしました。

「外出時にナイショで干させて頂きますが、大切なのは(現状回復)です」と。

 

記憶の障害により、不在時に何か部屋の中をいじっても、元の部屋の中の状況なんて忘れてしまっているのかもしれません。

しかしそれは勝手な思い込みであり、以外と違和感を感じられたり、気づかれている事もあるものです。

意外と被害妄想的な入居者の言動は、職員側の下手なアプローチがきっかけになっていることもあります。

そして、「忘れてるからいい」「分からないから大丈夫」ではあまりにも素人的な対応と言えるでしょう。

 

私たちの仕事は、ご本人に分からないように、ご本人にとって必要なことをさりげなくさせて頂くことが大切ということです。

ということで、今回のケースは「現状回復」です。

と言いましても、部屋をいじる職員が「現状」を覚えていなければ意味がありません。

その部屋の状況を覚えられる方はそれでいいですが、僕みたいに記憶保持力が乏しい方には・・

「デジカメ」が役に立ちます。

 

最初の部屋の状態を「パシャリ」

元に戻す時に「写真の通り」にする。

 

それだけのことです。

写真だと、自分以外の職員にお願いすることもできますしね。

あと大切なのは、外出から戻ってみえるまでに戻すことです。

外出者の同行職員が帰路につく時に、フロアに連絡を入れ対応できるといいですね。

 

職員側の勝手な思惑で事を進めるのは専門職として寂しいことです。

相手に配慮した支援が、私たちの仕事では大切なのではないでしょうか。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

今夜も「パジャマず オンパレード」で部屋に向かう元気な皆さんです。

 

 

 

 

 

そのために必要なのは

2014年08月15日 Category:スタッフ日誌

個人の部屋(個室) 1

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「今日、お布団干されますか?」スタッフ

「今日はやめといて。明日干すわ」入居者

 

認知症という状態にあっても、「部屋に他人が入ってほしくない」という気持ちを持たれる事があっても当然のことであります。

きっと、その方なりの「その時の気持ち」「性格」「生活習慣」「理由」等、何かがあるのでしょう。

 

その場では「分かりました」と返答するにしても、そのままにしとく訳にはいかないのが私たちの仕事。

「支援」をアプローチできなければ「代行」「管理」も仕事のうちであります。

 

あるスタッフは買い物等の外出時に布団を干してしまって、ご本人が帰ってみえた時に「干させて頂きましたよ」と告げたという。

これはどうなのか?

 

グループホームでいけば「家賃」を頂いています。

つまり、その借主の部屋であるということです。

介護保険の枠の中の仕組みでありますので、勝手に入っても不法侵入とはならないでしょう。

しかし心情や状況に「配慮」をして差し上げるのは、「人」と「人」としての関係性の中で必要であります。

もちろん自分の身を自分で護れない、護りにくくなっている認知症という状態への配慮も必要です。

 

少なくとも私たちに必要なのは、ご本人が部屋にいてもいなくても、他人の部屋へ入らせて頂くという感覚は必要だと思うのです。

そのような意識も必要ですし、行動の実際としては、「失礼します」「失礼しました」と言える自分がいるのかどうかだと思うのです。

不在の部屋へ出入りする時もしかりです。

いかがでしょうか?

(続く)

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2012年2月 建設中の個室の中の写真です。

2年半前のワクワクを忘れたくないものですね。

「どんな方が借りられるのだろうか・・」

 

 

 

 

 

 

2014年08月13日 Category:スタッフ日誌