お盆です。
こんにちは、クラブ滝子の竹内です。
毎日37℃~40℃と日本が灼熱ですね。
名古屋ももちろんのこと連日37℃オーバー、その上70%以上の湿気でジメジメ… 職員も暑さにやられぎみでバテバテですが、素晴らしい事に利用者さん・入居者さんはお元気です。
まだまだ若いもんには負けないわよ~なんて声が聞こえてきそうです。
世間はお盆休みに入りましたね。
皆さん帰省されたり、連休で遊びに行ったりされていますかね?
クラブの利用者さんのご家族も帰省されてクラブに遊びにいらっしゃっています。(理由があって連泊されている方)
この日もTさんの息子さんが3か月ぶりにTさんに会いにこられました。
ご家族の顔がやや曖昧になっているTさん、前日から息子さんが来ますよと伝えていましたが、実際来られた時は「先生」モード(元保育園の先生の為)になっており、息子さんご家族は「教え子」でした。
20分程、居室でお話しされましたが、最初から最後まで「息子」の認識はなく、昔の職場の話をし、今回は帰られました。
息子さんが帰られた後、「お土産」ともらったお菓子の袋を「嬉いねぇ、教えてた子たちだから」とガサガサ開け始め、あと少しでお菓子までたどり着く前に上手く開けられず(今のお菓子は包装が多いですもんね)断念してしまい、「もういいです」とややご機嫌斜めに…
後ほど気分が変わった時に、お菓子の箱にスタッフが「○○(息子)より」と書いて居室へそっと置いておきました。
それを見つけたTさんはお菓子を持ってリビングへ来られ、「息子が来てくれた」と涙ぐんで喜ばれました。
スタッフが「お盆ですもんね」と言うと、「お盆なのね~暑いけど、息子は元気かなぁ」とお菓子を開けられ、お茶を出すと「頂きます」と手を合わせられました。
スタッフがその後少し離れると、5個入りのお菓子は見事に2つを残してなくなっていました。
もちろん、残りはタンスの奥深くにしまってあり、きっと「あとで食べよう」と思ったんだろうなぁ、と私の勝手な妄想ですが(笑)
次はTさんが「息子さん」が分かるような支援に結び付けたらなぁと思っています。
Published by 小規模多機能・クラブ滝子 竹内
柔軟
こんにちは。小規模多機能・クラブ滝子に所属しております、宮松です。
7月のはじめ、利用者さんのお迎えで、NHKラジオを聞く事がお好きな方なので車のラジオを設定しました。
そのたまたま聞いた番組が大変印象に残っているのでご紹介します。
番組の内容は全くわからないのですが、カナダに住む日本人の方の子供さんの話題で放送していました。
母親自ら子供さんの散髪をして失敗し、虎刈りにしてしまった。
母親は子供さんが学校に行くのを嫌がったので帽子をかぶらせて登校させた。
教室に入ってその子供さんは帽子を脱ぐ事ができずモジモジしていた。
事情を察した先生の「今日は帽子の日にしましょう」という言葉でクラスは活気づき全員帽子をかぶりその日の授業を始めた、という内容です。
頭の固い自分でしたら、子供の虎刈りなら逆に可愛い位だと子供の気持ちを軽視し、教室では帽子を脱ぐ事が常識の考えだとその子供に帽子をとってもらうため、あれこれ思案したと思います。
しかし、この先生は素晴らしく柔軟な発想と対応で、子供の尊厳を第一に考え、他の子供たちを巻き込んだ形で問題を解消させたのです。
認知症の利用者さんの支援をさせて頂いていると、このように柔軟で機転の利いた対応を迫られる場面が多くあります。
すべての方が、自分の生きてきた固有の歴史を背景に、認知症の現れ方も個性があります。
利用者さんが我々が理解しにくい世界に入り込んでしまわれると、つい介護者の立場でことを考えてしまい、利用者さんに寄り添う支援を欠いてしまい、怒りを誘発してしまうことがあります。
私も、この先生のように柔軟な対応で利用者さんに寄り添う支援ができる介護者になれるように励んでいかなければと、この放送を聞いて感じました。
介護に携わる皆さん、ともに修練しましょう。
Published by 小規模多機能・クラブ滝子 宮松
女のたしなみ?!
早くも8月に突入し、夏の暑さがより一層厳しくなりますね。
お久しぶりです、GH1階職員河村です。
1階入居者のTさん。最近化粧品を購入し、毎朝化粧をしています。
最初のうちは恥ずかしがって、遠慮がちに「え~いいわよそんなの。」
と言っていましたが、何回か誘うとまんざらでもない様子で、お化粧をしていました。
男である私は、化粧なんて触れたこともなかったため、誘った時少し不安でしたが・・・。
女性職員に教えてもらったやり方を思い出しながら、Tさんに付き添っていました。
鏡を見ながらお化粧しているその姿は、『女の人』そのものでした。
朝起きて、顔を洗い、お化粧してみんなの前にいく。そんな当たり前の光景が、こんなにも美しい事なんだということに気付かされる、良い経験でした。
これからも大切にしていきたいです。
ファンデーションをポンポンポンっ!表情は真剣そのものですね(笑)
Published by グループホーム1F 河村
「そのとき」
昨日夕方、近畿を中心とする広い範囲に「緊急地震速報」が発令された。 結果、誤報で何事もなくよかったです。 施設内の動きをチェックする上でもいい機会となりました。
「そのとき」の施設の出勤スタッフは11名 (送迎中1名、買い物支援中2名、入浴介助中3名、フロア待機5名)
このうちリアルタイムで速報を知ったスタッフは5名、遅れて知ったスタッフ4名、業務終了後に知ったスタッフ2名という状況でした。 情報の入手媒体は、携帯5名、ラジオ等4名、ニュース1名、知らなかった1名
情報入手後、利用者の頭に枕を当てリビングへ誘導したスタッフもみえましたが、ほとんどのスタッフが、「揺れたら行動」「様子見」をしている状況だったようです。 業務遂行中(入浴介助や買い物支援)の4名のスタッフは気付かずそのまま続行していました。(自分も入浴業務を続けていました)
このことから見えてきたのは、職員間(グループホームは一人の場合もありますが)で声の掛け合いや、確認し合っている様子がみられなかった事です。 大多数のスタッフが「揺れたら行動」「様子見」ということで、行動を起こさない傾向が強い結果となりました。
そもそも何のための「緊急地震速報」なのか。気象庁の解説によると、
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・大きな地震が発生した場合、震源に近い地震観測点で得られた地震波を解析して、早急に、震源、地震の規模(マグニチュード)を推定し、まだ強い揺れ(主要動)が到達していない地域における地震動の強さ(震度)が到達する時間を予測し、可能な限り早く情報提供するものである。
・地震による被害、とくに人的被害の防止・軽減に大きく寄与するものとして気象庁が発表している地震情報である。
・この速報は、2007年10月1日から、一般に向けての提供が開始された。一般の人々には、おもにテレビやラジオ、携帯電話、防災無線などの速報として伝えられる。
・最初の情報が発表された時点から主要動が到達するまでの時間は、震源からの距離によって異なるが、大略、数秒から数十秒とごく短い。さらに、震源に近い地点では情報が間に合わないこともありうる。
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「緊急地震速報」は、かならずしもつねに万全とはいえないが、速報に接した場合には、周囲の状況に応じ、あわてず、まず 身の安全を確保し、災害の防止・軽減のための適切な対応ができるよう、日頃から対策を検討しておくことが必要です。
今回の誤報はいい意味で、現状の課題と今後の対策を考えさせられるいい機会となりました。 取り急ぎ、職員全体に速報や大規模地震の発生時の行動と注意点を伝達することにしました。 施設のある地理や規模、利用者やスタッフの状況によってその行動方法は異なりますが、波の女の場合以下のようなことを徹底していきたいと考えております。
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「揺れたら」「様子見」ではなく、即自他の安全確保に向けて即行動開始!
(誤報だったとしてもOK。リアル訓練だと思いましょう)
1、作業や業務を中止し、職員間で大きな声(地震!机の下に隠れて!等)を出す
2、頭を守りつつ、机の下に隠れて頂く。 近くに机がない場合、その場で頭を抱えてしゃがむ(落下物に備える)
その際に注意する事として・・・
・歩行不安定な方が歩行している場合や、タンスや食器棚、ガラス窓の側にいる方の安全確保に務める
・熱い調理物(汁物、揚げ物、焼き物)の処理
(運転中)ハザードを点灯しつつ、緩やかに速度を落とすと共に、左側に寄り停車
(外出中)ブロック塀や家屋の倒壊や瓦の落下、自動販売機の転倒、に注意し、そばから離れる
揺れが収まったら・・・
□トイレ内や浴槽内、階段室、エレベーター内に人がいないか確認
□お皿や落下物、床の水気の除去(転倒、裸足や靴下の方への配慮)
□ラジオ、テレビ等で情報収集
□座布団やクッションを頭に当てながら上階へ避難誘導(余震対策、津波対策)
□事務所へ情報を集める(スタッフ、入居者の状態やフロアの様子)⇒まとめたら、社長、施設長、副施設長へ報告
□外出者に連絡がとれない場合応援を出す(施設内が落ち着いている場合)
□人手不足の場合等は、緊急連絡網等により応援を依頼する
□施設内が落ち着いているのであれば、必要職員以外を退社させる
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こんなことを基に、職員間で情報交換、意見交換し、マニュアルの改訂と、スタッフ間で共通認識を深め、それに基づいた訓練を実施していきたいと思います。
私達は人命を扱う仕事ですから、自分の身の安全確保と同時に、入居者・利用者の安全も確保しなければなりません。
今一度、「緊急地震速報」について学び、備えようではありませんか。 「火事」「地震」に備えるのも専門職の仕事です。
皆さんの職場でも、「そのとき」にスタッフさんがどのように情報を収集し、どのように考え・行動されたかをヒアリングしてみてはいかがでしょうか。 迅速的確に動けているのか、後手後手になっているのか。 今からでも対策は間に合います。
ちなみに、休みのスタッフの聞いてみると、
「ジェットコースターに乗る直前だったけど、一時運休となりました」
「デパート内の客やスタッフが一斉に移動させられました」等々の話が聞けました。
どこもしっかりやってるんですね~
しっかりやらねば・・・
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「見られている」私達
本日、小規模の入居者さん(男性)が髪を切りたいとのことで、近所のショッピングモールの中にある散髪屋へ行った時の事。
その方と二人で人混みの中にいる時に・・・
「先生」と声をかけてくる女性がみえました。
「あれ、○×さん。 お買い物ですか?」「気づきませんですみません」
グループホーム2階の入居者さんでした。
「買い物ついでにお団子を買おうと思いまして。そしたら先生が歩いているので声をかけました」と。
そこから少し歩いていると、「おーい」との声が。
振り向いてみると、本日日中利用の小規模の利用者さんが、買い物の品を袋に入れている所でした。
「どっかで見たことのある人だと思った」と。
いくら人混みの中とはいえ、スタッフである自分が自施設の入居者・利用者さんの姿に気がつかないとは・・
注意力のない自分とはいえ、トホホ・・・
それにしても、よーく見ているものですね。
施設の中ならまだしも、大勢の地域の方々が行き交っている広いお店の中で、パっとスタッフを見つけれるなんて。
私達は入居者・利用者さんを見る仕事でありますが、こちらが「見ている」よりも、「見られている」との意識を強く持ち、スタッフにふさわしい言動・対応を心がけねばならないと思いました。
きっと地域の方々も私達の姿や、利用者・入居者さんに対する関わり方を見ているのだと思います。
「要介護状態になっても、あんなふうに暮らしていけたらいいね」と言ってもらえる、思ってもらえるような、専門職としての立ち振る舞いを心がけねばならないということですね。
そんなことも目指す滝子のスタッフの親睦会が、先日近所の居酒屋で開催されました。
メンバーは男性スタッフのみ。名づけて「男子会」
男だらけの飲み会です。和田行男も後半で参戦。(いちばん左)
先月末には、女性スタッフのみの「女子会」が開催されていました。
我が滝子のスタッフの男女比率はほぼ半々。
11名が居酒屋に集い酒を飲み交わしました。
しかし男だらけというのも気持ち悪いものですね(笑)
前半は部署を越え、仕事の話などを真面目に行っていたりしましたが・・・
和田さんが加わると、テンション↑↑
男ならではの腕立て伏せ会に、腕づもう勝負が 繰り広げられました。
そしてなにやら怪しい雰囲気を醸し出す、似たもの3人衆が並び、大盛り上り(笑)
「波の女」の方針に惹かれ共感し、他職場より集った変な3人(左より奥村、町上、後藤)です。
「男子会」ならではの独特の盛り上がりで、団結力UPと、楽しいひと時を過ごしました。
チーム力Upには欠かせない集まりですね☆
人は食を囲み、人間関係を構築する、社会的な生き物ですから。
今後もこのメンバーで、社会に対し介護のあり方を投げかけていきますね。
2日前には、商店街のお祭りに参加しました☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
助け合う気持ち
グループホーム2階勤務の佐藤です。
本日は、11時からの出勤でした。
昼食の準備のため、買い物に出ている方達以外のホームに残っている方達で食卓を拭いたりお箸は食器を準備したり・・・そんな、いつもと変わらない時間を過ごしていました。
そんななか、ふとした瞬間になにやら話をされている二人の会話が耳に入りました。
ちゃんとお話を聞いていると、食卓の席替えをしたことで今まで仲間内で席が近かった方同士が、「今は席が離れて寂しいわ・・・泣けてくる。あんたは私のことを一番わかってくれている。」と、傍に寄ってこられ、話をされていました。Uさんの様子を察してOさんが自分のシルバーカーをゆっくり押してUさんの席に近ずいていったそうです。
とても素敵だな、と思いました。
グループホームは、共同生活介護なので他の形態の施設とは違い、食事の準備や後片付け、掃除、洗濯物干し・・・すべてを、ご自分の有する力に応じて自立した生活が出来るよう、職員もご入居者様も毎日奮闘しています。
ですから、こんなほんわかした風景を見られて、とても幸せな気持ちにしていただきました。
Oさんはいつも言われます。
「私は仕事(家事)が嫌なんじゃない。ただ、共同生活だから助け合っていきたいだけ」と。
ご入居者様にとって生活の場であるホームが、少しでも居心地がいいな、と感じていただけるよう、努力していきたいと思っています。
Published by グループホーム2F佐藤
「第三回地域密着ケア全国研修会」に参加してきました
7月14日15日と広島県福島市の第三回地域密着ケア全国研修会に参加してきました。
15分という短いものでしたが小規模多機能型居宅介護・クラブ滝子の活動を紹介する機会を与えていただいた他に、2日間の間に数多くの講座に出席、また全国の介護職員の方とお話する機会を持つことができました。
多くの事業所の発表を聞きながらやはり介護には本人本位に立てるかがいかに重要かを痛感しました。
今回の発表において考えたこと、それは現在自宅に定期的に帰られているAさんについてです。
約一年の支援の甲斐があり自宅に帰られて近所の喫茶店に行けるところまでになりましたが、このところもう帰らんでもええ、ここ(クラブ滝子)がええというような言動やクラブと自宅で行ったり来たりで訳が分からんようになったなどと仰るようになりました。
初めの発表構成では自宅支援という事がぶれるという意識からそのことは伏せてあったところ、和田さんより「この話のオチは家に帰りたくないと言っているところやな」といわれそのことも発表に加えました。
その後考え、今後Aさんがグループホームなど自宅を基本的に諦める選択肢をとった場合、施設入居、基本的に自宅には帰らない生活に急に自宅生活から移行することに比べれば、クラブ滝子での生活は本人の納得という点で意味のあるプロセスではないかということ、また今後自宅支援を続けるにしても自宅にただ連れていくだけではなく自宅でどう過ごすかへの支援をしてくださいというAさんからのメッセージと受け止めるともお話しさせていただきました。
Aさんの意志、言動を隠してクラブ滝子の自宅支援のありようを安易に正当化しようとしたことを恥じるとともに、常に利用者の思いが第一原則であるという事を再認識しました。
施設の安定した運営、収益に反することであっても、(施設の運営状況、収益性を気にして自分の想いを押えている介護職員がいかに多いことか!)常に利用者の皆さんの思いを汲み取り、正しく伝える努力をしなければ、(和田さんの言う「挑み」です)介護職員が自分の行いに自信を持てない、利用者も思いもなく生かされているだけの施設本意のねじまがった介護現場が生まれてきてしまうこと、実際そうなってしまっていることが多いことは他の施設の職員の方とのお話を通じても痛感しました。
介護の現場は、絶対的な安全保障、安定的に収益を得ようとするとまだまだ後者のようなリスク回避、管理重視の施設がどんどんできてしまう現状です。会場でお話しさせていただいた多くの介護職員の方が波の女の支援方針、障害があっても、認知症があっても…自分のことは自分で…社会と繋がって…互いに助け合って…「人が生きる姿」追求する姿勢に賛同してくれました。
しかし次に出てくる言葉はでもうちでは、、、現状は、、、と制約など後ろ向きの話ばかりが出てきます。
しかしこれから思いを持った介護職員が踏ん張り、現状の介護現場の問題点、施設運営を適切に理解し介護にかかわるすべての人にとって前向きで公正な運営を諦めずに描き日々挑んでいくことが求められているのではないかと合同研修会に参加し一人の介護職員として感じました。
報告書のような堅苦しくなってしまいすみません。
会場で僕が感じた緊張感が文章に乗り移ってしまいました。あー緊張した。
まちがみ
夏本番!
みなさん、こんにちは。GH1階職員の山本です。
7月は、暑い日が続きましたね。
今日から8月! 暑くなる日がもっと続くと思います。
汗っかきの自分としては、とても嫌な時季がきたなと思います。(笑)
みなさんも熱中症には、十分に注意して下さいね。
そんな中、夏本番とゆうことで、最近では、時間がある時に近くの喫茶店に行き、あんみつを食べに行ったり、コーヒーを飲みに行ったりしています。
職員が「今日は時間もあるので、喫茶店でも行きますか?」と、入居者の人達に声を掛けると、「いいね、行きたいね。」「私も行くわ。」などと、言ってくれます。
喫茶店は、入居者の人達にとって、馴染みのある場所ですからね。
行ける時に行っておきたいですよね。
私達と同じように、入居者の人達も何処かへ行き、気分転換をすることは、とても大切ですよね。
それで、皆さんの笑顔が見られれば、とても幸せに思います。
入居者の皆さん、あんみつを夢中になって、食べています。(笑)
Published by グループホーム1F山本
「介護の専門性」 その弐
(前回の続き)
辞書に書かれている事ではなく、施設内外における実践の中で感じ実践している事でいきますと、
「介護」とは、私達同様「人が生きる姿」「市民として暮らす姿」を取り戻す・創造する仕事であり、「専門性」とは「諦めず、挑み続ける姿勢」であると、声を大にして言わせて頂きます。
一般的に人は自立した後、「自分のことは自分で」「互いに助け合って」「社会と繋がって」という「人が生きる姿」生活を長い間続けていきますが、ある時、体のどこかが壊れる事があります。壊れたかによりますが、そうなると今までできていた事ができなくなるという事が起こります。「できなくなった事はできないままでいい」「失うことは仕方ない」で済めばいいのですが、そうではなく「今までできたことをでき続けたい」「取り戻したい」といった思いは誰もが持っていると思うのです。
その思いを実現するために、医療が壊れた所を修理し、介護は修理したものを使っていくことで「今までの自分」に近い状態を目指したり「人として生きる姿」を取り戻そうとしているのだと思うのです。
その姿の先には、他者や社会との繋がりのある「市民生活」があり、介護はこの姿を「どうやったら取り戻せるか」ということを考えながら関わっていく仕事だと思うのです。
「市民生活」とは難しく考える事ではなく、朝起きてから寝るまで、または休日、私達が送っている暮らしを振り返ってみればいいと思うのです。顔を洗い歯を磨き、鏡を見て髪を整え、服を選択し、社会に出る。そんな当たり前のように始まる1日のことです。そして髪が伸びたら美容院、食事は作ったり、買ったり、食べに行ったり、自分にとっての楽しみの物を探したり、行きたい場所へ行ったり、会いたい人に会ったり等、自分が生きていく上で自分に必要なものを調達して生きるということです。
そのような市民生活が様々な障害により、自分の力で獲得できなくなったのであれば、私達専門職がくっつく事で、失ったり諦めたりした事を取り戻したり、新たに獲得していけるようにするということです。
介護とは、このようなことを目指しながらアプローチする視点と、鋭い洞察力を基に、いつ、どこで、どのように、力を貸すかを見極め関わる仕事であり、辞書に書いてあるような一方的に行う行為で留まるものではないと考えています。
精神的にも体力的にもとても大変な仕事です。
常に自分のコンディションが問われます。
「生活」「人生」を支える専門職ですからね。
自分を大切にして、他人も大切にする。
素晴らしい仕事だと思いませんか。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
先日房総半島へ遊びに行ってきました。
たまには自分のケアもしないとね☆
たまたまですが、月9ドラマ「サマーヌード」のロケに遭遇。ロケ地も発見し写真を撮ってきました。
(傘さしているのが山Pと香里奈かな)
(撮影の時だけ特大広告が貼られる看板フレーム)
旅の目的は「マイク眞木」さんのイベントに参加でした☆
「介護の専門性」 その壱
まずは、このブログを読んで頂いているあなたに問わせて下さい。
あなただったらどのように答えるのでしょうか?
自分の言葉で表現してみるのが大切だと思うのです。
「それは違う!」とは言わないので安心して下さい(笑)。
あなたが語る言葉が、実体験からくるものであれば、僕は正しいと思うのです。
改めて問います。「あなたは介護の専門性とは何だと思いますか?」
ご自身と向かい合ってみるのはとても大切な事だと思うのです。
私を含め、多くの介護の世界で仕事をする仲間達は、この見出しについてどのように語るのだろうか?
明確な答えを出すことが大切なのではなく、振り返り、考え続ける事が大事なんだと思うのです。
そしてこれを機に、会議でもいいですし、飲み会や交流会でもいいので、仲間の間で語り合って見てください。多様な価値観のすり合わせの中で、「なるほど」「そうか?」「そうだよねぇ」「いい表現だね」等々色々な角度や視点で「介護」について再び考えていく事が、自分の成長にとっても有意義な機会になると思います。
ちなみに今日のフロア会議で聞いてきたところ、こんな回答がありました。
スタッフ1 医療とは違い、「生活」を共にしていくこと
スタッフ2 パス (おい!)
スタッフ3 パス (笑うしかないな)
スタッフ4 自分の事は自分で行って頂き、できないことは補う
スタッフ5 「生活を支える」こと。どうやったら自分の力でできるようになるのか、影から支える
参考までに、辞書にはこう書かれています。
「介護」とは、高齢者・病人などを介抱し世話をすること。
「専門性」とは、特定の領域に関する高度な知識と経験のこと。職務遂行に必要とされる職能。
一見、分かりやすいようであっても、僕は結構分かりにくいと思っています。
そして、「介護」の意味としては古いようにも思えます。「介護」の時代とともに変化していますからね。
長くなりましたので、次回に続く。7月30日UP予定です。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
最近はよく雨☂が降るわねぇ~ あなたも着る?