回覧板
今回の自宅の回覧板の内容はこちらでした。
結構、認知症や介護の情報があがっていました。
(もちろん毎回ではありませんが)
今回の学びは、「ハートフルパーキング」ですかね。
介護医療従事者が駐車場のないお宅を訪問する際に
登録いただいた近所の駐車場を一時的に借りることができる
という仕組みでした。
都市部においてはこの登録者が増えると、
とてもありがたいなぁと思います。
社会の中に、着実に介護の情報が増えつつあるのは
ありがいといいますか、必要な事ですよね。
「回覧板」目を通していますか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「最近の笑顔」
今回投稿しますのはグループホーム職員の古賀俊樹です。
コロナウイルス感染がなかなか落ち着かない現在。
外出自粛といろいろ制限がありますが、
グループホームの入居者様は日々調理や洗濯と、
暮らしの中で日々お力を発揮して頂いています。
そんな中、少しでも気分転換出来ればと考えていました。
朝、通勤途中近くのお花屋さんを見つけました。
花の手入れが上手な入居者様の顔が頭に浮かびました。
そのことを思い出して出勤しました。
緊急事態宣言中なので職員単独で買いに行きましたが、
少しでも気晴らしが出来ればとお花をいけて頂きました。
「綺麗なお花!」とてもにこやか表情で丁寧に時間をかけながら行っていました☆彡
綺麗ですね☆その光景を見た他の入居者様からも
「綺麗なお花だね~私にも見せて」と満面の笑みがありました。
お花を綺麗にいけて下さったので「記念に一枚写真撮りましょうか?」
と写真を向けると少しはにかんだ表情されていましたが、
少しは気分転換が出来たのではないかなと思っています。
そして今月は2月は「節分」。
昼食後に入居者様で豆まきを行いました。
鬼のお面をつけた私に沢山豆を巻いて頂きとても皆様力強かったです。
まだまだ寒い日が続きますし、コロナウイルスも落ち着いていませんが、
体調には気をつけてお過ごしくださいね☆
グループホーム職員 古賀 俊樹
工夫 (続き)
今月の11日UPの記事の方
工夫もアプローチも何もしていないのに、
ある朝また突然風呂に入られました。
「お風呂入れるよ」の一言で。
サクッと。
嬉しいというより拍子抜け。汗
あれこれやらず、
本人のペースに任せるのでいいのでしょうか?
排泄のご本人ペース任せはよくある事ですが、
入浴もご本人のペース任せ
そんな介護ってあり??
まぁ、本当に何もしないで本人任せっていうのはおかしいので、
アプローチをし続けながらにはなりますが。
こちらでリードするタイプの仕事もあれば、
本人のペースを大切に
本人のペースに合わせて
といったタイプの仕事もありますよね。
あまり肩肘はらず、押したり引いたりしながら、
よりよい仕事がしていけたらいいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
人と人の間で
脳の不具合いにより、時々モラル(道徳、倫理)レスで、
職員を翻弄する事もあるAさん。
昨夜、セーターをうまく着れないBさんの様子を見ていて、
写真の状態に。
人の困りごとを察知し、
人のために力になる行動。
素敵ですね☆
脳の調子が悪くて
自分自身が生きていくのも大変でしょうに、
人のために関わる事。
人と人との間で生きる
人間ですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
8年9ケ月
職員と入居者・利用者で、片道900mの市場へ
買い物へ向かっている8年9ケ月前の写真です。
この中に移っている入居者さんが、
看取りによりお亡くなりになられました。
滝子の初期のメンバーのおひとりでした。
人生の最後のステージに関わらせて頂いて光栄でした。
限りある人生、
巻き戻らない時間、
老いること、死ぬこと、
人間。
人。
人として生きる事を応援できたのだろうか。
決して完成する事のない僕らの仕事。
追い続けるしかないですよね。
寂しいですが、時間は止まりません。
今日も明日も僕らを必要としている
方々のために進んでいきたいと思います。
Wさん
ご冥福をお祈りします。
ありがとうございました。
工夫
写真は、夜中の暗いリビングの脇にある
風呂場の写真です。
なかなか風呂に入られない入居者がみえ、
皆でいろいろアプローチをしています。
人、タイミング、声かけ、頻度、シチュエーション、
様々な工夫をしながら、主体的な入浴を目指して
いますが、なかなかうまくいかず、結果勢いで
入って頂くというか、入れているといった事になりがちです。
ときどき女性スタッフが上手に支援できている
時がありますが、男性の自分だとエイヤーとなりがち
なので、なんとか工夫しないと・・
といった流れの1つのアプローチが、
写真の状況です。
「砂漠に現れるオアシス」
のイメージですかね。笑
夜はなかなか寝られず歩き回っている事が多いので、
誰からも勧められる事なく、
誰の目も気にする事なく、
自分のペースで、
入りたい時に入れる
入りたくなる
お風呂の機会を提供できないかと夜勤の度に
セッティングしているところです。
現在までのところ、その成果は・・・
0%
とほほ。
まだまだ工夫が必要ですかね。
と思っていたら、先日の夜間帯に、
何もセッティングしていないのに、
お湯も入っていない風呂場で、
自ら服を脱ぎ入られたと報告あり。
(急いでお湯をいれたそうです)
どういうこと???
認知症介護の現場は
こちらの段取りどうりにいかない事ばかりです。
それでもあきらめずに、
工夫し続けるのも仕事のうち。
その先に成功体験が起こるかもしれません。
きっとすごい嬉しくてたまらない瞬間でしょう。
その瞬間を夢みながら、
工夫工夫
していきますかね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
たくましい
朝食時の出来事。
皆との朝食の時間に起きれなかった入居者さんの部屋に行き
戻ってきた時に、ある変化に気付きました。
Iさんのおかずがなくなっていました。
???
前をみるとMさんのおかずの皿が2枚重なっていました。
そうです。
職員がいない隙に前に座るMさんがIさんのおかずを
食べてしまったようです。
「しまった!」と思いながらみてると、
普段はめったにしないのに、その2枚重ねの
皿を自ら流しに持っていき、洗いだしました。
証拠隠滅ですね。笑
Iさんには、1人前くらい残っていたので、
それを出して解決。
いやはや、
したたかというかたくましいというか・・
1本取られました。
このケースの場合、
「他人のおかずを食べてしまったMさんが悪い」
ではなく、
「他人のおかずにMさんが手を出す事の予測と、
それに対処できなかった自分が悪い」
という事になります。
生きるって
生きようとする力って
素晴らしい☆彡
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
あけましておめでとうございます☆
雪降りの大晦日から新年を迎えました。
初日の出を拝もうと、
玄関前で待機するも雲の中でした。
いい年にしましょうね☆
年末のご挨拶
本年も残すところあと僅かとなりました。
皆様には格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
コロナ禍の中における介護事業の運営には
悩まされた春以降の波の女ですが、
閉じこもりによる能力、社会性の低下を回避すべく
環境や方法を工夫しながら、取戻しを行ってまいりました。
絶対回避はできないにせよ、できる対策をとりつつ、
暮らしとコロナ対策のバランスをとりながら、
今後も取り組んでいく所存ですので、
より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
来年も皆様にとって良い年になりますようお祈り申し上げます。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
知る人ぞ知る
もともとの性格や価値観、生活様式の延長線に、
脳の不具合が起こり、とても特徴的な行動をされる
方が時々みえます。
認知症は夜に更に症状が出る方があり、
その一例として、
「徹夜で歩き回る」
「火災報知器のボタンを押す」
「他者の全部屋をたたいてまわる」
「冷蔵庫、冷凍庫を開け食材を口にする」
などなど破天荒な行動をされる事があります。
対応は難しくはないのですが、
ずっとお付き合いする体力勝負といったところでしょうか。
職員の組み立てやペースにはなかなか
応じていただけないので、
入浴に関しては、なかなか入れず、
苦労しているのが常ですが、
時々自分から浴室へ入り、風呂に入られます。
「風呂のあとの一杯はおいしいわ」
とても気分屋なので、こちらの思惑とは
違うタイミングで、生活行為を始められる事もよくあります。
いつ何が飛び出すかわからない。
そんな難しさと、驚きを秘めたMさん。
いつもプロフェッショナルに登場した
知る人ぞ知る「野村さん」といつも被っています。
そんな野村さん、先日お亡くなりになられました。
80歳です。
滝子通一丁目福祉施設の立ち上げとともに
駆け抜けた野村さん。ご冥福をお祈り申し上げます。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治