大須観音節分宝船行列
暦上では、「立春」。
まだ若干寒いですが、春がすぐそこまでやってきました。
グループホーム滝子通一丁目 一階の舟橋です。
先日の節分。
朝9時に出勤したら、夜勤明けの職員さんから「おはようございます。今日は朝から節分の話で盛り上がり、大須の豆まき行事と、パレードを見に行きたいと入居者さんが言ってました」と申し送りを受けました。
天気も良く、風もあまりなく、気温も温かい。
これは是非とも「行きたい」を叶えてあげたい。
と思い、どうしたらいけるかをまずは頭の中でぐるぐると考えました。
滝子通一丁目福祉施設では、毎朝、朝礼を日勤の職員さんで行います。
その、朝礼の場で上記の件を伝え、各階職員さんに振ってみました。
「いけたら行きたいねぇ~」と言う感じでしたが、僕一人で「行きたい」と願った入居者さんと行くには厳しい状況でした。
行くなら各階の職員さん1人ずつ出て、合同で行くのがいいかなと。
施設長に話を振って、相談したところ、「この行事は、もの凄い人だよ。」と情報を頂き、早速情報収集をインターネットにて集めてみました。
ある程度の情報を集め、段取りして昼食後の13時過ぎに、各階の「行きたい」入居者、利用者さん合計、11名+職員4名で、大須観音節分宝船行列に行くことができました。
現地に到着すると、すでにもの凄いヒトダカリ。
とりあえず、歩道の所で場所を確保。
しばらくして、パレードが始まりました。
中には、涙を流す方や、パレードしている人に笑顔でずっと手を振って「ありがとう、頑張ってね」と言ってたり。
時折、行事を見に来ていた人々に声をかけられ、会話するすがたも…。
社会と繋がって暮らす姿って素敵ですね。
滝子通一丁目福祉施設 1階リーダー 舟橋 琢磨
「婆さんず行列」
2月3日は節分でしたね。
大須観音(名古屋では有名な観音さんや商店街)では節分行列がありました。
当日、話を持ち出した所、「行きたい~」となり早速企画。
1,2,3階の利用者・入居者さん11人が行くことになりました。
普段から込み合う商店街なので、入り口横で待機すること数分。
行列がやってきました。
ブラスバンド、大正琴、オープンカー、還暦隊、山車と行列が続きます。
山車は目の前すれすれを通過し、「ぶつかる~」ということで急遽退避するほどの近距離。
中には感極まり、涙する方もみえました。
節分行列が通り過ぎた後、その後を追い、滝子通福祉施設入居者・利用者の11名とスタッフも商店街の中へなだれ込みました。
商店街の中を、婆さんず行列も行進です。
皆さん、たくさんの店や人に目が輝いていました。
という事で、節分行列の途中休憩所で一緒に休憩し、観音さんにお参りをして帰ってきました。
伝統行事に参加する事も、普通の暮らしですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
駐車できたものの一般歩行者用の通路しかなく、高齢者にやさしくない駐車場でした。
皆さん上手にくぐってました。
これも体を使ういい機会でしょうか?
介護職さん。帰ったら何をしますか?
先日の会議時に「帰ったらまず何をしますか?」と聞いてみたところ、「手を洗います」と答えた人がパラパラといた程度でした。
滝子は制服の着用がありません。
制服がある所でしたら、出勤して着替え、仕事が終わった後に着替えて帰るという事になるかと思います。
介護職は自己の体調管理が欠かせません。
そういった意味から、施設に菌を持ち込まないのは当然の事として、家にも施設から持ち帰らないというのも大切な事ではないでしょうか。
独身ならまだしも、家族がいる所へ帰る方は気にしておくべきだと思うのです。
出勤したら、手洗い・うがい。
休憩や買い物等で外出して戻ったら、手洗い・うがい。
仕事が終わったら、手洗い・うがい。
家に帰っても、手洗い・うがい。
介護職は手が荒れるので、ケアも大切です。
ちなみに自分は・・・
玄関から入ったらまず靴下を脱ぎ、脱衣場へ最短距離で移動。
服は洗濯機、そのままシャワーを浴び、うがいも済ましてサッパリとして部屋に入るようにしています。
いかがでしょうか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
最近のニュースより
認知症関連のニュースはよく目にします。
1月中で目についたものから一部ピックアップしました。
〈万引48%が60歳以上 石川県警、認知症の増加指摘〉
北國新聞社 1月31日(金)2時19分配信より一部抜粋
石川県内で昨年、万引容疑で摘発された551人のうち、60歳以上の割合は過去最高となる48%の267人に上ることが30日、県警のまとめで分かった。万引犯の高齢化が進む中、県警は認知症の人による犯行の増加を指摘する。「わしはやっとらん」。認知症とみられる言動に、通報する警備員も、取り調べる警察官も、やるせなさを募らせる。
<認知症>不明・死亡578人 遠方で保護も…2012年分
毎日新聞 1月29日(水)7時15分配信より一部抜粋
認知症またはその疑いがあって行方不明になり、死亡確認された人が2012年の1年間に359人に上ることが分かった。同年末までに見つからなかった人も219人いた。毎日新聞が全国の警察本部などに取材して集計した。合計すると578人で、認知症の人を巡る深刻な実態が判明した。
死亡確認された359人(届け出が同年より前の人を含む)は山林や河川、用水路のほか、空き家の庭や道路上などで発見された。
都道府県別の死者数は、大阪26人▽愛知19人▽鹿児島17人▽東京16人▽茨城15人▽北海道、福島、長野、兵庫各14人--など。
認知症の人が遠くまで行ってしまう事例も判明した。大阪府警によると、12年8月に松山市の港で発見▽13年1月に届け出22日後に北海道函館市のパチンコ店に迷い込み保護--された。四国や北海道にたどり着いた経路や、その間の生活ぶりは分かっていない。
行方不明となった認知症の人の数や死者数は、正確にとりまとめられていないのが現状だ。行方不明者届を巡る警察本部の対応の違いなどで、現行の集計に含まれない数がかなりに上るとみられる。
〈認知症:115人鉄道事故死 遺族に賠償請求も〉
毎日新聞 2014年01月12日 より一部抜粋
認知症またはその疑いのある人が列車にはねられるなどした鉄道事故が、2012年度までの8年間で少なくとも149件あり、115人が死亡していたことが分かった。当事者が認知症であることを記載していない届け出も多く、件数はさらに膨らむ可能性がある。
事故後、複数の鉄道会社がダイヤの乱れなどで生じた損害を遺族に賠償請求していたことも判明した。当事者に責任能力がないとみられる事故で、どう安全対策を図り、誰が損害について負担すべきか、超高齢社会に新たな課題が浮上している。
事故の多くは認知症による徘徊(はいかい)や、危険性を認識しないまま、フェンスなどの囲いがない場所や踏切から線路に入って起きたとみられる。線路を数百メートルにわたって歩いた人や、通常は立ち入れない鉄橋やトンネルで事故に遭った人もいた。
認知症の人による鉄道事故を巡っては、名古屋地裁判決が昨年8月、「家族が見守りを怠った」というJR東海の主張を認めて約720万円の賠償を遺族に命じた(遺族側が控訴)。家族会などからは「一瞬の隙(すき)なく見守るのは不可能。判決通り重い責任を負うなら在宅介護はできなくなる」と不安の声が上がっている。
毎日新聞はJR東海の事故を含め、被害者の氏名や所在地が判明した9社10件の事故について、遺族や関係者に話を聞いた。
遺族によると、係争中のJR東海のほか、東武鉄道が2件、近畿日本鉄道と名古屋鉄道が各1件で約16万〜137万円を請求していた。
万引き、行方不明、鉄道事故・・・
人は自分の意思(脳の判断)を行動に移している訳ですが、その脳が壊れると何でも起こりえるという事です。
462万人と推計される認知症の発症者。予備軍も400万人いるとか。
認知症1000万人時代が到来するのかもしれません。
環境が認知症の方に合うように、社会の意識・構造を変化させていかなければと思うのですが。
「血液1滴で認知症診断ができるようになる(来年くらいから)」というニュースもありましたが、認知症になってしまった時の、家族、地域、社会全体の「支え」や「備え」「意識」がまだまだ不十分な現状では、これはありがたくない技術かもしれません。
ニュースや記事では不安材料ばかりが目につきますが、安心できるようなニュースや取り組みもどんどん情報公開して頂かないと、不安をあおるばかりで、認知症になってしまったら「もうだめだ」と鬱になってしまう人が増えるかもしれませんよね。
別の視点ですと、何か起こると「お金」がかかることになる可能性も高いので、認知症により発生した損害を担保する「認知症保険」なる新たな保険の開発も必要だと思うのですが・・どうでしょう保険会社さん?
鉄道だって踏み切り内くらいは人感センサーを設置して、反応ありの場合は電車に連絡がいくとか・・・
ニュースや新聞、雑誌等メディアを挙げて、認知症対策の成果やいい取り組みをピックアップし続けて、「安心感」を広く国民に伝えていってもらいたいものです。
もちろん僕らも頑張ります。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「最新アイテム」活用術?
「こちらの施設ではTVを置かないのですか?」
このような質問をよくされます。
滝子では意図的にリビングにTVを置かないようにしています。
あればあったで、有効活用できる場面もあるとは思います。
でも、つけっぱなしになっている事はないでしょうか?
時には利用者・入居者の暇つぶし等の対応をTVにさせてしまう事はないでしょうか?
TVの前にいる、TVを見ているから「大丈夫」と思い込んだりしていませんか?
そのような事にならぬよう、あえてTVを設置しないようにしています。
その分、職員自身が常に利用者・入居者と関わる意識を持てる事を目指しています。
(ちなみにラジオは各階に置いてあります)
その変わりという訳ではありませんが、最近ではスマートフォンを時々活用しています。
使い方によっては利用者・入居者にとって良いアイテムになるのでは?
と、今後の有効活用に期待を寄せているところです。
リアルタイムで臨機応変に歌や情報が引き出せますからね。
TVやラジオは一方通行、CDは固定的だなぁと感じています。
ですが、スマートフォンは、「相互のやりとり」を意識すれば、良い響き合わせの道具になります。
一方的に昔の曲などを流して置いておくだけではもったいないですからね。
「誰の歌?」「何という歌?」等、リアルタイムで相手とやりとりをしながら、リクエストを伺ったりできる所がいいのだと思います。
そしてその曲を流し、それにまつわるエピソード等を聞いたり、一緒に軽く口ずさんだり。
まったりしながらも、その方々の過去の情報、記憶の状態、心模様、他者のとの関係性等の状況を把握できる事にもなります。
職員も利用者・入居者も、現場がバタついている時のリセット時や、寝る前の穏やかな雰囲気作りにも活用したりしています。
10分程度の短時間から、30分~1時間程度の一段落の時間にすぐ使えますからね。
そしてそれの応用版がこちら↓↓
プロジェクターにPCを繋ぎ、インターネット接続し、動画サイトでリクエストの曲を流したりしています。
(動画サイトの使用の承諾等には留意が必要な場合があります)
その他に普段の入居者・利用者の写真を撮っているのですが、それを見たりして盛り上がる事もあります。
今後は、行事を調べたり、レシピを探したり、お出かけ先の情報を皆で見てみるのも面白いかもと思っています。
大切なのは、一緒に見入るのではなく、見ている利用者・入居者の状態を見る事が仕事だという事。
相互の響き合わせを意識する事。
そんな事を意識しながら、皆とともに作り上げる豊かな時間・空間作りをしていきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「体験」から「経験」へ
「経験」とは・・(実際に見たり、聞いたり、行ったりすること)
(また、それによって得られた知識や技能など)とあります。
最初は「体験」でも、それを積み重ねれば「経験」となる・・のかな?
物事の本質を見極めているかいないか、自分のものとなっているかいないか。
「経験」とは自分にとって得られるものがあるということです。
介護職は知識のみならず、経験を積んで、スキルアップをしていきます。
現場の職員が育つには、「伝える」「やってみせる」「させてみる」「確認・承認」のステップが必要です。
先輩や上司が「やれるからやる」を行っていると、後をついてくる職員の経験値が上がりません。
現場の職員が「できる」「やれた」という経験を積ませてあげるのが上の立場の仕事ではないでしょうか。
上の職員は地味ながらも、日々の暮らしの支援をホーム内でコツコツ行い、経験値の少ない職員に仕事を渡す勇気が必要です。
上の職員がいない時にも、他の職員が「できるようにする」ように導くのが大切だということです。
ということで昨日は野村さんの入浴支援を。
今日はリクエストに即応する外出支援を行えるように職員のサポートを行いました。
結果、半分だけど(笑)頭が洗えた。
午前中の「行きたい」の声に応えて名古屋城に「行けた」
現場の職員が経験値を積んで、自信とセンスを磨いてもらえたら嬉しいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
仕事が終わり、帰ろうとして無意識に履いた靴の中に何かが入っていました。
「うわっ 野村さんにやられた!」
そう思って、何を入れられたのか見てみると・・・・
「ある意味プレゼント!? なのでしょうか(笑)」
ネタ思いつかず・・・
昨日の夜からどうも体調が良くありません。
頭痛と胃の不快感。 微熱があったり関節に違和感が・・・
医者に行き、検査をしてもらったらインフルエンザではなかったので一安心ですが、頭の回転が悪く、記事を書くネタが思い浮かびません。
今回はネタが思いつかずお休みですね。
明日は日勤。
介護職はローテーションに穴を開けないことがまず第一。
仕事に入っている間、集中力を切らさないのも大切。
という事で仕事以外で、体調を整えることも仕事の内という事になると思います。
とっとと寝て、明日に挑まなくては・・・・
仕事とは関係ありませんが、三重県の鳥羽湾巡りはなかなか面白いですよ。
写真の通り、遊覧船とともにカモメが一緒に飛んでくれます。
といっても、餌をもらいについてくるのですが・・・
30~50羽くらいいたかなぁ。
直接手から餌を持っていきますし、自分達の真横すぐそばを一緒に飛んでいますので、鳥の動きが良く見えます。
鳥ってすごくしなやかに風を掴んでるんですよね。
力まずに、自分と風の力を合わせている感じ。
仕事もそうかもしれませんね。
たまに鷹?トンビ?も寄ってきます。
こちらは大きいので少し力強さがありますが。
とにかく生きるための食物の獲得ぶに必死です。
餌といってもスナック菓子なんですけどね~
勢い余って、たまに指も食われます・・
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「地元」も大切に
本日は休みにて滝子に出勤はしていませんが、波の女のスタッフとして、休日とてやることはたくさんあります。
自宅のある地域で開催されている「認知症の家族の集い」でミニ勉強会とその後の交流会へ参加させて頂きました。
私のライフワークの一つとして、自分の職場地域のみならず、自宅のある地域への貢献もしっかりやりたい・・・そんな思いで認知症に関する集まりや、徘徊訓練等の活動に参加させて頂いております。
今日依頼を受けていたお題目は「認知症の介護技術」ということで、どんな話をしようか・・・と考えているうちに昨夜は寝てしまいました。
ということで当日でありますが、今日の朝起きてから資料作りをして午後の集まりで話をさせて頂きました。
まずは、介護者の立場や労いのメッセージを入り口に、両者の間で起こりがちな悪循環の連鎖、認知症の情報や捉え方、家族の心理ステップ、認知症の方に対する対応の基本、といった流れで話を進め、家族同士の繋がりや助け合いが必要ですとお伝えさせて頂きました。
共感、先の見通し、知識、捉え方、基本介護を盛り込むという流れがいいのではないかと思うのです。
その後はそれぞれの近況報告をされ、少しずつこの集いの目的や意味が伝わっていくことを実感させて頂きました。
皆が助け合える地域を目指していきたいと思いますし、自分もそこに協力できる事があれば参画していきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「朝日」を感じる暮らし
「お日様が昇ってきましたね・・・」
朝起きたら朝日を浴びたり、外出等で午前中に日の光を浴びる事は大切です。
あわせて、朝ごはんをちゃんと食べることで日中に活動がしやすくなりますし、夜の寝つきにもいい影響がでると言われています。
その他にも朝日を浴びる事による良い効果はいくつかありますのでよかったら調べてみて下さいまし。
(高齢になると睡眠ホルモンの分泌量が減るので、目が覚めやすくなりますし、早く起きがちになりますが・・)
自律神経の交換サイクルや、脳の覚醒と睡眠のサイクルのスイッチングにより「人」は暮らしています。
これは、太陽のサイクルを生活のサイクルとしてきた「人」が何百万年かけて進化してきた体内の仕組みです。
高齢になっても、障害を持っても、認知症になっても、職員も、いいリズムで暮らしていくための「基本」ではないでしょうか。
(根拠?研究の結果?)
脳は日の光を浴びると、自律神経を「交感神経」優位に切り替え、活動レベルが上がってきます。
そして日没とともに、自律神経を「副交感神経」優位に切り替え、生体の活動レベルを下げます。
また、午前中の日の光は「セロトニン」神経が刺激され、脳の覚醒状態を呼び起こします。
このセロトニンは睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の材料になります。
更に、セロトニンの材料になるのが「トリプトファン」です。
これは体内で生成されませんので、食事(タンパク質)で取り込む必要があります。
という事で流れとしては、
朝食で取り込んだトリプトファンは体内に入って脳に運ばれた後、日の光を感じてセロトニンに変化します。 そして、夜になるとセロトニンは「睡眠ホルモン」であるメラトニンに変わり、睡眠をサポートします。
これをわかりやすく表現すると冒頭の2行になると思います。
*詳しく知りたい方は「 」内の単語を調べて頂くといいと思います。
*この筋の専門家ではありませんので、捉え違いがあるかも知れませんのでご了承下さい。
「午前中に20~30分くらい日を浴びる」
「朝食(タンパク質)をちゃんと食べる」
皆さんの一日の始まりはいかがですか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
職員教育は「採用時」から
「職員教育はどのような工夫をしていますか?」
「研修はどのようにしていますか?」
実習や見学の方からよく受ける質問です。
正直、ちゃんとした教育や研修の体系ができている訳ではない滝子の現状があります。
3年目はそこに向かっていかなくてはと思っています。
しかしそんな中で、大切にしている事があります。
「採用」前のアプローチです。
入社後に育成という流れの前の段階で、やるべき大切なことです。
法定基準を満たす人員を確保、配置する必要があるのが私達の業界です。
ですので、退職者の予定が出たり、新規事業の開設時に募集をかけ、その求職者に対し面接を行うと思います。
その時に、ご自身の施設の向かうべき方針をどれだけ明確に伝え、具体的にどのような仕事をするのかを的確にお伝えする必要があります。 その時に現場の見学を必ず行い、利用者や職員の動き、表情も見て頂いた後に、仕事上のやりがいや大変さをしっかりお伝えしておく必要があります。
人員確保が優先するあまり、お伝えする仕事内容が曖昧だったり、綺麗事で事を運ぶと本人も他のスタッフも入社後が大変になることがあります。
現場に入ってからギャップを感じ、あっという間にモチベーションが下がり、時には愚痴の嵐となってしまうでしょう。
ひどければ短い間に退職、残りのスタッフに負荷がかかるという悪循環が起こることになってしまいます。
採用という作業は、「頭数」を確保するのではなく、「人」を採用するのですから、ご自身の施設の向かうべき方向性をしっかり伝え、それに尽力してくれる「仲間」になっていくのにふさわしい人なのかどうかを見極める必要があります。
その採用する「人」自身も、仕事を通じて自己実現できるように支援していくくらいの気持ちを採用側は持っていたいものです。
明確な「方向性」と「仕事の大変さ・大切さ」「現状」を伝える事。
「どうしてもここで働きたいと思うなら応募して下さいね」と伝えています。
向かうべき方向性が揃っていれば、あとは入社後に人間関係作りや育成に力を注げます。
職員育成は入口が肝心で、採用時に始まっているのですね。
「思いを一つに」
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
現在小規模多機能の受け入れ枠拡大に向け「只今職員募集中!」
詳しくは、お知らせをご覧下さいませ。