「男会」ではなく・・・
焼肉屋で男会を実施・・・
の話題ではありません。
波の女の専門職サポーターの1人、田中義行氏が昨日今日と来設されました。
田中氏は理学療法士として、本の出版や全国での講演会等で活躍されている方です。
(右手前は御存知和田ですが、その奥が田中氏です)
両日2時間づつ、現場で課題を抱えている利用者・入居者を見て頂き、直接ポジショニング、移乗、移動方法や注意点等レクチャーして頂きました。
普段の関わりの中で、職員が意識できていなかったり、身体に負担がかかっていたり、手間が増えていたりしていた、あれやこれやをスッキリ解消させて頂いた貴重な時間でした。
短時間のレクチャーでしたが、以前と比べ利用者・入居者さんの状態に改善がみられたり、職員の負担が減る介助方法を学ばさせて頂きました。
職員に負担がかかっているという事は、こちらが考えるよりも当のご本人は不安であったり、痛かったり、辛かったりしているという事ですから、両者にとって正しい介護技術を身に着けるという事は大切な事です。
聞いていて「さすが専門職!」という事ばかりでありましたが、「自分達は今まで何してたんだ!」という側面でもありました。
「目からウロコ」というより「心からウロコが落ちる」といった「なるほど!」満載の有意義な機会でした。
「学ぶ」事は大切ですね。
「なぜ?」と気付き、「どうしたら・・」と考え、「知ろうとする」「追求する」ことができるのが専門職というものでしょう。
そして目の前の現象に終始するのではなく、先の事も予見していけるという事も専門職の大切なスキルですね。
そのような姿勢を持ち続ける事は大切なのですが、私達の対象は、病気であり、人体であり、人生といった幅広いものであります。
ですので自分たちで知ろうとする事に加え、より優れたそれぞれの分野の専門職に聞く、教えて頂くという事がとても大切な事になってきます。
「他職種連携」ですね。
このようなネットワークを構築していく事が、自分達のスキルを向上させる事に加え、目の前の方々の生活の質を向上させていく上で大切な動きになります。
ところがそのような事はある程度分かっていても、現場では日々の業務や色々な対応に追われ、なかなか気付き・考え・調べるゆとりがありません。
ですので、今回のような機会がとても大切なのだと思います。
第2部では、滝子御用達の喫茶店に移動し、2日間とも座学「介護技術基礎研修」を行いました。
昨日は、協力法人であるサポートハウスのスタッフも加わっての学びの機会です。
現場での利用者・入居者に対する直接介護指導の落としどころとして、座学で再び確認を進める事は大切ですね。
2日間に渡る貴重な機会を頂き、心より感謝致します。
今回は知識・技術と共に専門職としてのスキル、姿勢に刺激を受けたのではないでしょうか。
そうであってほしいと願っています。
私達も介護・生活支援の専門職として、スキルアップをしていきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
それにしても男だらけのというのはなんとも・・・
インフルエンザ来襲!
正月明けより利用者も職員もインフルエンザ発症でバタバタしています。
皆様のところは大丈夫でしょうか?
睡眠、栄養、湿度、手洗いうがい、消毒・・・
頑張って乗り切りましょう!
スマートフォンタイプでタッチパネルの自販機。
感染症が広がるのでは・・・
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「課題」と「姿勢」
新聞にくるまれたオムツ等の入ったゴミバケツ。
もう一個入れたら蓋が閉じない状態。
「次に入れる人がゴミ袋変えてね」って事?
他にも蓋が閉まらないパンパンのゴミ箱が・・・
まもなく日が落ちそうな屋上の洗濯干し場。
「他の階の洗濯物だけは取り込みに来たのね」
冷たくなってしまいました。
「誰かがやるだろう」
「自分の担当分だけ」
チームワークの大敵は、「他力本願」「他力任せ」「他人事我れ関せず」
今年の課題ですね。
一方、昨日深夜の緊急受診で判明した利用者の「インフルエンザ」
他の利用者にうつってはマズイので個室対応したいところですが、不安からなかなか個室で寝れない方。
その利用者さんのために、横で朝まで睡眠をとるスタッフの姿。
仕事時間以外で、なかなかできない事です。
その姿勢は素晴らしいですね。
「課題」を見せられ、「姿勢」を魅せられた今日の一コマ。
なんとも挑み甲斐のある施設です。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「感謝」
先ほど家へ帰りテレビをつけると「幸福学」なる番組が放映されていました。
幸福には基本的な条件があるとのこと。
「人との交わり」・・・社会とのつながり
「親切心」・・・誰かのために何かをする
「ここにいること」・・・目の前のことに集中すること
チラッと見ただけなので、全体像は分かりませんが、なんか「波の女」の理念と似ていますね。
↓↓
自分の事は自分でできるように
互いに助け合えるように
社会と繋がっていけるように
「人が生きる姿」追求します
「人が生きる姿」というのは「幸福感を感じることができる人」だと言えるのかも知れませんんね。
それは目の前にある現実の中で、自分が自分の力を使って生きていくという事だと思うのです。
そして日々「感謝」できているか。
話はそれますが、自分なりの「幸福」の捉え方があります。
「幸せは追い求めるものではなく、今幸せであることへの気づき」だと思っています。
朝を迎えれたこと
日が昇ること
家族があること
仕事があること
仲間があること
日常の中にある全てのことが「当たり前」ではなく、
そのこと自身が幸せなことと捉えることができる自分がいるかどうか。
そしてそこに「感謝」できる自分がいるかどうか。
そこが大切なのだと思うのです。
一例として、
「結婚して幸せになる」ではなく、
「今幸せで、その幸せな二人の通過点に結婚がある」と捉えることが大切だという事です。
幸せとは「なる」ものではなく、「今そうだ」と気づき、感じる事ができるかどうかなのではないでしょうか。
まぁ、どうでもいい話でした。。。
更に話はとびますが、「家族からこんなメールが来ました」とリーダーから報告を受けました。
↓↓
母も他の皆さんもお元気そうでなによりです�(B����
先日、パソコンが壊れていたので購入し、早速、波の女のHPでなばなの里事件を1と2を拝見しました。
とっても大変でしたね。
他の記事も読ませて頂いてつくづく母を波の女でお世話して頂いて良かったなと思っています。
これからもHP を楽しみにしています(^-^)/
本当にお世話をおかけしますが、よろしくお願いしますm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
とのメール。
ありがたい話です。
これも「幸福感」に繋がることですし「感謝」すべき素敵なメッセージですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
正月の風景
元旦の初出勤。
まだ日の出前の通勤道路はガラガラ。
名古屋は小雨が降るあいにくの天気で、初日の出は見れませんでした。
送迎の途中でようやく今年初の日の光を見ることができました。
明けましておめでとうございます。
昨年中は、たくさんの方々に声援を頂き、誠にりがとうございます。
今年も精力的に活動していきたいと思います。
共に業界を盛り上げていきましょう。
大晦日は各階でおせち作りに精を出しました。
(1階のおせち)
(2階のおせち)
(3階のおせち。なんでフライパンのままなんでしょう?)
本日はおせちを食べ、初詣にお出かけしました。
ここ数日の間に、全員行ける機会を作りたいものです。
神社では、近所の住民の方々とお会いし、そのまま一緒に帰ってきました。
今年も地域の方々と共にありたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「行く年来る年」攻める年
穏やかに晴れた名古屋の大晦日。
昨日までにある程度?大掃除を入居者・利用者と済ませました。
本日は昨日に続きおせち料理の仕込みに動いていました。
(1F)
(2F)
(3F)
はて? 一般的な大晦日の過ごし方はこれでいいのか?
何か忘れていないか?
かつては下着や足袋や下駄まで、正月には新しいものに取り替えていたそうな。
旧年中のアカを取り去り、気分も一新して新しい年の準備をしていたのでしょう。
生活支援を目指している「滝子通一丁目福祉施設」
掃除におせちで終始しがちな動き。
それでいいのか? いやいやここからが本領発揮です。
もう一つ大切な準備は「身を清める」ことですよね。
失禁があったり、入浴を敬遠する方もみえる中で、大晦日に全員入浴して頂く事を目指したいものです。
それが普通の暮らしというものでしょう。
生活支援を謳っている「波の女」ですから。
ということで21時過ぎまでかけて入浴支援を行いました。
結果、クラブ滝子ではお一人のみ足浴・清拭になりましたが、他の利用者は全員入浴されました。
グループホーム1階は・・全員入浴。 素晴らしい。
2階は・・・4人で終了。ちょっと残念。 来年こそは・・ですね。
明日は起床よりきちっと身なりを整え、新年を迎えられるのか。
希望者にはご来光を拝んで頂けるのか。
自分も含めて皆の動きをみてみたいと思います。
これも人の生きる姿ですからね。
あっという間に過ぎ去った1年。
生活の流れは定着してきました。
逆に定着しすぎて、全体的に業務優先や固定的な動きになりつつあるのが見えてきました。
仕事に対する挑みや向上心、モチベーションなるものも停滞している場面も目につくようになりました。
今年はそれで済んでいきましたが、来年はそうはいきません。
3年目。いよいよ正念場ですね。
気合を入れなおして挑んでいきたいと思います。
今年もたくさんの方々にお世話になりました。
ブログをチェックして頂けている皆さまにも感謝御礼申し上げます。
また、来年も共にこの業界を盛り上げて行きましょう。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
そういえば・・・
昨夜の夜中にやっていたTV番組で見慣れた風景が映っていてビックリしました。
この坂は、プロフェッショナルで野村さんが犬に吠えられ転倒した坂ではありませんか・・・
日本一の坂と番組で紹介されていました。
嵐の二宮君が自転車で登りきれるかチャレンジするという構成です。
さすがの野村さんも日本一の坂には適わなかったのか!?
いやいや、日本一の坂と知っていて挑んだのか!?
真相は・・・
「また来年!」
年越し2時間前の会話
「菅原君・・来年の抱負は?」
「・・・」
「無遅刻ですね」ってオイ!
「たのむで。頑張れ社会人!」笑
自分の足で行く②
①の続き
携帯電話で乗ってきたバスの番号を調べて、そのバスが帰ってくる営業所を調べ電話をしてみました。
「リュックサックを忘れた」と伝えると、営業所の方が「そのバスはまだ戻ってきていないので、わかりません。バスが戻り次第連絡します」と言われしばらく待つことに。
入居者さんには説明をして、謝罪をすると、「あれまぁ~無事だといいですね」と、連絡が来るまではずっと手を握り、目をつむり、祈ってくれました。
20分後に営業所から連絡があり「リュックサック、無事ありました」とのこと。
一安心して、入居者さんにもそのことを伝えると「よかったぁ。もう帰れないかと思った」と。
名古屋駅から営業所まで、結構距離があり、急いでタクシーを拾い入居者さんと一緒に向かいました。
そして無事、手元にリュックサックが帰ってきました。
結果、約1時間30分遅れで「なばなの里」に到着しました。
なばなの里のイルミネーションを堪能して「連れてきて下さってありがとうございました」と入居者さん方は「連れてきてもらった」になってはいますが、ちゃんとご自身の足を使い、バスを乗り継ぎ、行きたいと願った目的地に行けました。
「このもみじ、もの凄く綺麗ね」
「初めて来たけど、綺麗だね~」
「見て、もの凄い人ごみ」
と、願いを行動に移すことができました。
来年は、プロフェッショナルで有名になった、あの方を「連れて行く」ではありますが、挑んでいきたい所存です。
今年の舟橋のブログは最後です。読んで頂きありがとうございました。
また、来年も宜しくお願い致します。
働かず、仕事するぞー!!
良いお年を。
滝子通一丁目福祉施設 1階グループホームリーダー 舟橋
仲間とともに「望年会」
クリスマスが過ぎ、年の瀬が迫る26日、波の女の「望年会」が開催されました。
「忘」ではなく「望」
さらに前進し続けるための大切な波長合わせの場であります。
参加者は代表を始め、和田、役員、夜勤者を除く現場スタッフ。
関係協力者として、東邦大学教授、税理士、労務士、訪問看護スタッフも加わりました。
会の内容は飲み食いに、代表自ら考案のクイズゲーム。
そして副施設長、リーダーによるゲーム。
もちろん勝者には豪華景品あり。
あっという間の3時間。
波の女で働くという事。
憲法に基づく「人権」を尊重する事。
介護保険の理念を追求する事。
認知症や障害を持たれても普通の暮らしを目指していく事。
人として生きる姿を支える事。
社会に問題提起していく事。
地域社会活動に参画していく事。
そのために自分を高めていく事。
仲間を大切にしていく事。
それは並たいていな事ではありません。
開設して1年9ケ月が過ぎようとしている今。
自分を含め、まだまだ、まだまだ、至らぬ事ばかりであります。
でも方向性を共有しつつ、諦めずに挑み続けていきたいものです。
それを成し遂げていくには「仲間」が必要です。
色々なスタッフがいます。
それぞれの持ち味を活かしつつ、目の前の方々のために尽力していかなければなりません。
批判をするのではなく、理解し合う姿勢が大切です。
そして互いに声を掛け合いながら、協同しながら切磋琢磨していかなければなりません。
そんな原点回帰と、来年も挑み続けるモチベーションを保つための大切な機会と捉えていけたらいいですね。
これあらも、盛り上がっていきましょう!
年明けから利用者定員枠拡大に向け、新たな仲間募集中!
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
つらいものです「非日常生活」
訳あって1週間病院で寝泊りをすることになった。
病院から滝子へ通っていた訳ですが、これがなかなか・・・
朝は6時起床。
7時朝食。
選択メニューなし。
有無を言わせず9時消灯。
カーテン仕切りの6人部屋。
プライバシーはあるようなないような。
治療の場なので、生活感はありません。
衛生的で機能的ではあるが殺風景。
昼夜問わずシャツ1枚で過ごせる室温。
日も風も感じられず、臭いや人の交わりもなし。
必要なことはスタッフ(Ns等)が行って頂ける。
まさに「受身」。
それが治療。
医療の対象は「人体」であり「病気」であるので仕方ありません。
自分の意思を行動に移す事より治療が優先の場。
行動に移せない環境も仕方ありません。
これに対し、私達の対象は何か。
「人」であり「人生」であります。
それは「生きている」だけでなく、「活気、活力、活動」が加わる「生活」そのもの。
「主体的」「能動的」に暮らせる「環境」と、それを支える「支援」。
自分の意思を行動に移す事ができるって素晴らしい。
声を出し、喜怒哀楽を表せる。
人や社会と交わることができる。
病院で過ごすと、生活支援の大切さがよく分かります。
障害を持っても、人として生きれるって素敵であり大切ですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
24日の朝7時。
太陽柱を見ることができたのは良かったです☆
自分の足で行く①
12月のある日
今年の12月初めは、寒さもあまりなく風もなく、天気に恵まれていました。
波の女ブログをいつも読んで下さり、ありがとうございます。
グッと冷え込んできましたが体調の方はいかがでしょうか。
グループホーム1F、【舟橋】です。
いつものように、グループホームの入居者さん達がお昼の食材を買いに市場までくり出していると、入居者Aさんが「こんなに良い天気ならお出かけしたいね」と職員に話しかけてこられました。
僕は「そうですね、こんな良い天気、もったいないですね」と。
途中の会話は省略させて頂きます。
入居者Aさん「他の階の方は、なばなの里に行ってきたみたいだよ。私も行きたい。昔からよくバスに乗って行ってたんだよ」とものすごい勢いで話し出されます。
僕はその日の天気を出勤途中に確認していて、「今日はお出かけできたらいいな」と考えていました。
あえてその日の昼食は簡単に作れそうなメニューをさりげなくアプローチしました。
予測していた通りになり、午後から、少人数ではありますが、「なばなの里」に向かうことになり、出発をしました。
今回は車に頼らず、市バスに乗り、名古屋駅から高速バスに乗り換えて、約1時間で到着する予測をしていましたが・・・。
高速バスに乗り換えるために市バスを降りて5分後ハプニング発生。
なんと、お金やその他もろもろ入っていたリュックサックをバスの中に忘れてしまいました。
すぐに気づいたためバスを探すも、もう乗ってきたバスは姿を消していました。
どうなってしまうのか!?
長くなりましたので、②に続きます。
滝子通一丁目福祉施設 1Fグループホームリーダー 舟橋