「波の女チーム出動」
15日午後、役員和田より「力を寄せてやって下さい」とメールや電話がありました。
現在15法人に広がっている、災害時法人支援ネットワーク「おせっかいネット」(詳しくはHP内記事参照下さい)で活動しているのですが、その中の奈良県の仲間の施設で寝泊りしている認知症の方の行方が分からないままで一晩越しているという内容でした。
すぐさま休日とか夜に時間が空いているスタッフに緊急連絡し、夕方6時に集まった6名で奈良県へ向かい、捜索活動へ合流させて頂きました。
波の女以外のネットワーク法人の方々も奈良に向っているとのこと。
その日も発見されなければ、この冬空の下で2晩目を迎える事になるかもしれません。
命に関わる事です。
皆で必死に捜索活動をしました。
実質2時間弱しか捜索に加われませんでしたし、その時間内では発見に至りませんでした。
名古屋へ帰りついたのは夜中の1時になっていましたが、皆その方の無事を祈りその日は解散。
16日は朝から別メンバーで出発、合流を段取りしていました。
結果、早朝に「無事発見!」との速報が流れ、一件落着となりました。
本当によかったです。
合流したものの結果は出ず、大した事はできませんでしたが、このような互いに何かあったら駆けつけ合える仲間がいる事は、とても心強い事です。
また、会った事も、行った事もない他法人やそこを利用されている方々のために、次の日も朝から勤務がありながらも、駆けつけてくれた職員がいたという事も、嬉しい限りです。
今後も、仲間のためにも尽力できる職員を大切にしながら、皆で支えあっていきたいと思います。
「でも、本当に無事でよかった~」
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「湿度」
「今日は空気が乾燥しそうなので、湿度管理も気にして下さいね」
「分かりました。ちなみに感染症のウィルスは湿度に弱いのですか?」
朝礼中にスタッフからの質問がありました。
厚生労働省の感染症対策のQ&Aにはこう書かれています。
「適度な湿度の保持」
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
とあります。
のどの粘膜は乾燥に弱いということですね。
その他にも湿度が高いといいことの付帯効果として・・
感染症の感染経路は、せきやくしゃみによる飛沫感染の割合が多い と言われています。
空気が乾燥している時は空気中の障害物(水滴等)が少ない環境ですから、飛沫やウィルス粒子は遠くまで飛ぶ事が出来ます。
湿度が高くなると、空気中の水滴が多くなりますから、ある程度はそれにぶつかって落ちますし、浮遊しているウィルス粒子も一緒です。
ですから、湿度は高い方がいいという事はわかるのですが、常に50~60%ならいいとはならないのでは?
といいますのは、湿度は気温に比例しているという事があるからです。
夏場の高温時は空気中にたくさんの「水分の量」を含むことができ、冬場の低温時は含めれる量が少ないという気温と湿度の関係があるからです。
気温が低い時は湿度表示は高くても、空気中の水分量は少ないという事です。
ウィルスは湿度ではなく、空気中の水分の量に影響されるとTVで放映されていましたから。
別の視点でみると、飛沫中のウイルスが感染力を保つ期間は、湿度と紫外線強度により変化するという話もあります。
冬では日光が弱いので、この期間は長くなりがちだそうです。
お日様が出てない時も要注意ですね。
ウィルス自体へのアプローチもそうですが、自分の体の防御機能を活かすために湿度を保つ事を意識していきたいですね。
*素人調べなので、記載した記事は全て正しいとは限りません。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
↑↑小規模の リビングに置いてある湿度計が怪しいので、別のを設置すると・・・・
方や32%、もう一方は70%超え。
そもそもの湿度計の信ぴょう性が怪しいのは話になりませんね。(笑)
自分の肌・喉感覚も頼りにしなくては。
ちなみに滝子の湿度維持は加湿器や濡れタオル干しもありますが、切り札はこちら。
1個か2個の鍋がシュシュポッポ↓↓
「願い」
波の女のブログをご覧頂いている方は、「けあサポ」の和田のプロフェショナルブログを見ている方も多いと思います。
少し前になりますが、12月3日にアップされた「願いの引き出しと実現」の中から一部抜粋させて頂きます。
↓↓
日常生活の中でふとしたときに聞こえる「願い」。
この「願い」を満たすことも僕らの大事な仕事だ。
認知症の原因疾患は、「その人にある願い」を口に出すことさえも難しくさせてしまうが、そのために僕らがいる。
(中略)
しっかりと婆さんに向き合い、常にアンテナを高くして「願い」をキャッチし、その「願い」を実現するためにどうしたらいいか。
合わせて、婆さんと関わっている人たちが「願い」をキャッチしたときに、即実行に移せる仕組みにしてドラマチックな日常生活を営めるように支援していければそれにこしたことはない。
とあります。 詳しくはけあサポ内の和田のバックナンバーをご覧下さい。
「願い」とは、こうなってほしいと思う物事でありますが、それを表出できる時は主体性が出ているという時です。
要介護や認知症になり、施設で暮らしたりサービスを使っていくと、本人の特性や職員主導の流れから主体性が損なわれる事が多く見られます。
しかし和田の言う通り、生きていく中でその推進力のひとつになっているのが「願い」であり、「ああしたい、こうしたい」という本人の意思表出であります。
これを丁寧に拾い上げ、できれば記憶や思いが強い時に即時「願いが叶う」という体験を積み重ねる事が主体性を導き出す上で大切なアプローチとなるのだと思います。
という事で本日の一コマ。
朝、小規模多機能の利用者を迎えに行くと、コートのボタンが一つなくなっていました。
本人にとっては、ボタンが欠けているという事は見栄え的にも、実用的にも「なんとかしたい」という思いが強く出るものです。
「ボタンを買いにいきたいな・・」と本人の言葉。
早速、「探しに行きましょう」という事でボタン屋を探し、購入してきました。
「願い」を叶えるアプローチを大切にしていきたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今日は「成人の日」
朝、利用者が車に乗り込む横で、家族が写真を撮っていました。
すかさず、「皆で撮りますか?」と声をかけ、記念撮影のお手伝いをさせて頂きました。
また、昼前に小規模利用の皆さんと施設を飛び出し、近所の小学校で式典が終わるのを待ち、振袖姿を見させて頂きました。
約121万人の成人の皆様「おめでとうございます!」
新年緊急ミーティング
年明けから介護事故が多発している滝子通一丁目福祉施設。
この流れを払拭するために、職員を緊急招集しました。
波の女はどこに向っているのか。
そこに向けて何が必要なのか。
今やるべき事は何なのか。
生活支援の流れはある程度できているものの、細かな詰め、確認、予測、対応、連携などが行き届いていない現状。
この事態を乗り切るには、個人のスキルアップと、チーム力向上が不可欠であります。
緊急事態に遭遇している今、全体の波長合わせを行い、一体感を持って目的に向かい足並みを揃えていかなければなりません。
そのためには集まり、話をし、各々が意識を向上させる機会が必要なのだと思います。
そのための会合であったと皆に理解して頂けたと信じています。
波の女で働くという事。
それは専門職集団を目指していく事。
チームで挑むという事。
そのために一人ひとりが力を発揮すると共に、仲間と声を掛け合いながら協同していく必要があります。
年頭から厳しい話ではあったと思いますが、今の自分、今のチームを超えていくための大切な機会を利用者、入居者から頂いています。
目の前で起こっている事を、解決、改善しながら、皆で乗り越えていかなければなりません。
自分を磨こう。
皆で力を合わせよう。
目の前の方々のために。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「男会」ではなく・・・
焼肉屋で男会を実施・・・
の話題ではありません。
波の女の専門職サポーターの1人、田中義行氏が昨日今日と来設されました。
田中氏は理学療法士として、本の出版や全国での講演会等で活躍されている方です。
(右手前は御存知和田ですが、その奥が田中氏です)
両日2時間づつ、現場で課題を抱えている利用者・入居者を見て頂き、直接ポジショニング、移乗、移動方法や注意点等レクチャーして頂きました。
普段の関わりの中で、職員が意識できていなかったり、身体に負担がかかっていたり、手間が増えていたりしていた、あれやこれやをスッキリ解消させて頂いた貴重な時間でした。
短時間のレクチャーでしたが、以前と比べ利用者・入居者さんの状態に改善がみられたり、職員の負担が減る介助方法を学ばさせて頂きました。
職員に負担がかかっているという事は、こちらが考えるよりも当のご本人は不安であったり、痛かったり、辛かったりしているという事ですから、両者にとって正しい介護技術を身に着けるという事は大切な事です。
聞いていて「さすが専門職!」という事ばかりでありましたが、「自分達は今まで何してたんだ!」という側面でもありました。
「目からウロコ」というより「心からウロコが落ちる」といった「なるほど!」満載の有意義な機会でした。
「学ぶ」事は大切ですね。
「なぜ?」と気付き、「どうしたら・・」と考え、「知ろうとする」「追求する」ことができるのが専門職というものでしょう。
そして目の前の現象に終始するのではなく、先の事も予見していけるという事も専門職の大切なスキルですね。
そのような姿勢を持ち続ける事は大切なのですが、私達の対象は、病気であり、人体であり、人生といった幅広いものであります。
ですので自分たちで知ろうとする事に加え、より優れたそれぞれの分野の専門職に聞く、教えて頂くという事がとても大切な事になってきます。
「他職種連携」ですね。
このようなネットワークを構築していく事が、自分達のスキルを向上させる事に加え、目の前の方々の生活の質を向上させていく上で大切な動きになります。
ところがそのような事はある程度分かっていても、現場では日々の業務や色々な対応に追われ、なかなか気付き・考え・調べるゆとりがありません。
ですので、今回のような機会がとても大切なのだと思います。
第2部では、滝子御用達の喫茶店に移動し、2日間とも座学「介護技術基礎研修」を行いました。
昨日は、協力法人であるサポートハウスのスタッフも加わっての学びの機会です。
現場での利用者・入居者に対する直接介護指導の落としどころとして、座学で再び確認を進める事は大切ですね。
2日間に渡る貴重な機会を頂き、心より感謝致します。
今回は知識・技術と共に専門職としてのスキル、姿勢に刺激を受けたのではないでしょうか。
そうであってほしいと願っています。
私達も介護・生活支援の専門職として、スキルアップをしていきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
それにしても男だらけのというのはなんとも・・・
インフルエンザ来襲!
正月明けより利用者も職員もインフルエンザ発症でバタバタしています。
皆様のところは大丈夫でしょうか?
睡眠、栄養、湿度、手洗いうがい、消毒・・・
頑張って乗り切りましょう!
スマートフォンタイプでタッチパネルの自販機。
感染症が広がるのでは・・・
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「課題」と「姿勢」
新聞にくるまれたオムツ等の入ったゴミバケツ。
もう一個入れたら蓋が閉じない状態。
「次に入れる人がゴミ袋変えてね」って事?
他にも蓋が閉まらないパンパンのゴミ箱が・・・
まもなく日が落ちそうな屋上の洗濯干し場。
「他の階の洗濯物だけは取り込みに来たのね」
冷たくなってしまいました。
「誰かがやるだろう」
「自分の担当分だけ」
チームワークの大敵は、「他力本願」「他力任せ」「他人事我れ関せず」
今年の課題ですね。
一方、昨日深夜の緊急受診で判明した利用者の「インフルエンザ」
他の利用者にうつってはマズイので個室対応したいところですが、不安からなかなか個室で寝れない方。
その利用者さんのために、横で朝まで睡眠をとるスタッフの姿。
仕事時間以外で、なかなかできない事です。
その姿勢は素晴らしいですね。
「課題」を見せられ、「姿勢」を魅せられた今日の一コマ。
なんとも挑み甲斐のある施設です。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「感謝」
先ほど家へ帰りテレビをつけると「幸福学」なる番組が放映されていました。
幸福には基本的な条件があるとのこと。
「人との交わり」・・・社会とのつながり
「親切心」・・・誰かのために何かをする
「ここにいること」・・・目の前のことに集中すること
チラッと見ただけなので、全体像は分かりませんが、なんか「波の女」の理念と似ていますね。
↓↓
自分の事は自分でできるように
互いに助け合えるように
社会と繋がっていけるように
「人が生きる姿」追求します
「人が生きる姿」というのは「幸福感を感じることができる人」だと言えるのかも知れませんんね。
それは目の前にある現実の中で、自分が自分の力を使って生きていくという事だと思うのです。
そして日々「感謝」できているか。
話はそれますが、自分なりの「幸福」の捉え方があります。
「幸せは追い求めるものではなく、今幸せであることへの気づき」だと思っています。
朝を迎えれたこと
日が昇ること
家族があること
仕事があること
仲間があること
日常の中にある全てのことが「当たり前」ではなく、
そのこと自身が幸せなことと捉えることができる自分がいるかどうか。
そしてそこに「感謝」できる自分がいるかどうか。
そこが大切なのだと思うのです。
一例として、
「結婚して幸せになる」ではなく、
「今幸せで、その幸せな二人の通過点に結婚がある」と捉えることが大切だという事です。
幸せとは「なる」ものではなく、「今そうだ」と気づき、感じる事ができるかどうかなのではないでしょうか。
まぁ、どうでもいい話でした。。。
更に話はとびますが、「家族からこんなメールが来ました」とリーダーから報告を受けました。
↓↓
母も他の皆さんもお元気そうでなによりです�(B����
先日、パソコンが壊れていたので購入し、早速、波の女のHPでなばなの里事件を1と2を拝見しました。
とっても大変でしたね。
他の記事も読ませて頂いてつくづく母を波の女でお世話して頂いて良かったなと思っています。
これからもHP を楽しみにしています(^-^)/
本当にお世話をおかけしますが、よろしくお願いしますm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m
とのメール。
ありがたい話です。
これも「幸福感」に繋がることですし「感謝」すべき素敵なメッセージですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
正月の風景
元旦の初出勤。
まだ日の出前の通勤道路はガラガラ。
名古屋は小雨が降るあいにくの天気で、初日の出は見れませんでした。
送迎の途中でようやく今年初の日の光を見ることができました。
明けましておめでとうございます。
昨年中は、たくさんの方々に声援を頂き、誠にりがとうございます。
今年も精力的に活動していきたいと思います。
共に業界を盛り上げていきましょう。
大晦日は各階でおせち作りに精を出しました。
(1階のおせち)
(2階のおせち)
(3階のおせち。なんでフライパンのままなんでしょう?)
本日はおせちを食べ、初詣にお出かけしました。
ここ数日の間に、全員行ける機会を作りたいものです。
神社では、近所の住民の方々とお会いし、そのまま一緒に帰ってきました。
今年も地域の方々と共にありたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「行く年来る年」攻める年
穏やかに晴れた名古屋の大晦日。
昨日までにある程度?大掃除を入居者・利用者と済ませました。
本日は昨日に続きおせち料理の仕込みに動いていました。
(1F)
(2F)
(3F)
はて? 一般的な大晦日の過ごし方はこれでいいのか?
何か忘れていないか?
かつては下着や足袋や下駄まで、正月には新しいものに取り替えていたそうな。
旧年中のアカを取り去り、気分も一新して新しい年の準備をしていたのでしょう。
生活支援を目指している「滝子通一丁目福祉施設」
掃除におせちで終始しがちな動き。
それでいいのか? いやいやここからが本領発揮です。
もう一つ大切な準備は「身を清める」ことですよね。
失禁があったり、入浴を敬遠する方もみえる中で、大晦日に全員入浴して頂く事を目指したいものです。
それが普通の暮らしというものでしょう。
生活支援を謳っている「波の女」ですから。
ということで21時過ぎまでかけて入浴支援を行いました。
結果、クラブ滝子ではお一人のみ足浴・清拭になりましたが、他の利用者は全員入浴されました。
グループホーム1階は・・全員入浴。 素晴らしい。
2階は・・・4人で終了。ちょっと残念。 来年こそは・・ですね。
明日は起床よりきちっと身なりを整え、新年を迎えられるのか。
希望者にはご来光を拝んで頂けるのか。
自分も含めて皆の動きをみてみたいと思います。
これも人の生きる姿ですからね。
あっという間に過ぎ去った1年。
生活の流れは定着してきました。
逆に定着しすぎて、全体的に業務優先や固定的な動きになりつつあるのが見えてきました。
仕事に対する挑みや向上心、モチベーションなるものも停滞している場面も目につくようになりました。
今年はそれで済んでいきましたが、来年はそうはいきません。
3年目。いよいよ正念場ですね。
気合を入れなおして挑んでいきたいと思います。
今年もたくさんの方々にお世話になりました。
ブログをチェックして頂けている皆さまにも感謝御礼申し上げます。
また、来年も共にこの業界を盛り上げて行きましょう。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
そういえば・・・
昨夜の夜中にやっていたTV番組で見慣れた風景が映っていてビックリしました。
この坂は、プロフェッショナルで野村さんが犬に吠えられ転倒した坂ではありませんか・・・
日本一の坂と番組で紹介されていました。
嵐の二宮君が自転車で登りきれるかチャレンジするという構成です。
さすがの野村さんも日本一の坂には適わなかったのか!?
いやいや、日本一の坂と知っていて挑んだのか!?
真相は・・・
「また来年!」
年越し2時間前の会話
「菅原君・・来年の抱負は?」
「・・・」
「無遅刻ですね」ってオイ!
「たのむで。頑張れ社会人!」笑