「開花宣言」「開花支援」
「波の女」病だろうか・・・
先日の朝、立ち話をスタッフとしていると、「そう言えば開花支援でましたねぇ~」
「開花支援???」
「もしかして開花宣言?」
「あっ そうそう」笑
名古屋では18日に開花宣言が発表された。
昨日は好天に恵まれ、ウチの小規模多機能では突発的に「皆で花見に行こう~」となり
名古屋市農業センターへお出かけとなった。
日常生活や非日常生活を大切にするという「生活支援」を方針とする「波の女」
これはこれで大切なことでありますが、今日、各階をまわってみると・・
あれ?
あれあれ?
あらまぁ・・
・・・
こうでなくちゃね。
「波の女」は入居者さん達の力を発揮して頂き、買い物に行ったり、食事を作ったり、外食に行ったり、おでかけしたり、掃除をしたり、互いに協力し合って作業をしたりと「いいですね」という声が聞かれることがある。
一見、生活の形は整っているように見えるのだが、今日の朝の様子をみると、「まだまだ未熟だなぁ」「頑張らねば」と思いました。
その日、天気が良ければどんどん干したり、リネンチェック表に基づき最低でも3、4日に1回は可能な限り入居者さんと共に干すようにしていますので、万年床とはならないかと思いますが、朝起きて舞い散るハウスダストが布団の上に降り積もり、そこで寝るのは良くないし、敷きっぱなしだとダニやカビが増える元になる。
(そういや自分もフローリングの上に敷きっぱなしだった時(1週間か10日ほど)、布団をめくったらカビが布団の裏やフローリングに・・ということも過去にあったなぁ・・)
それもありますが、認知症という状態にあると、日時の感覚が鈍くなることが一般的なので、朝起きて「カーテンを開け」「布団をたたみ」「着替え」「洗面で鏡を見て」「歯を磨き」「顔を洗い」「髪を整え」というスタートを始めれるように支援することで、1日の始まりを体感的に感じ、暮らしにメリハリをつけていくという方針がある。
2年目を迎えようとしている今、この暮らしの基本を丁寧に実践できるように振り返っていかねばならないと感じました。
別の階に行くと、今日は5人でお出かけをするということで準備をしていた。
ご本人達の希望で覚王山へ遊びに行くということだった。
(昨日までは栄に行くと言ってたのになぁ)
バスと地下鉄を乗り継ぎ、覚王山で御飯を食べてくるという。
そこで一人に目がいく。
外出用に着替えてはいるものの、髪はベタベタのはねはね。口の周りには食事の後が。ヒゲは伸びている。おまけに口臭も・・・
スタッフに聞く。
「今日の朝、社会に出る(施設へ来る)ために何をしてきましたかぁ?」
そもそも何十年も朝起きてから社会に出るための「身だしなみ」をされてこられた方々。
その人が歳を重ねる中で自分の身に降りかかった災い。病気。
そのせいで、当たり前にやれていたことが、できなくなる。
そして不本意ながらたどり着いた施設。出会う支援者。
今の現状を目指して生きてきたわけでも、目指してきたわけでもないでしょうに。
そこで私たちが「できる」「取り戻す」ことができるように支援していくことが求められる。
今一度、「人はどのように暮らしているのか」ということを、「自分自身の暮らし」と照らし合わせたり、ご本人達の今までの暮らしぶりの情報を集めながら、丁寧に積み上げていかなければならないと思いました。
「できるようになりました!」「がんばっています!」
スタッフから支援力向上による「開花宣言」を聞ける日は遠くないはず。
スタッフも仕事もプライベートでも「開花宣言」をしてほしいものです。
それができるように「開花支援」をしていかねばと思いました。
Published by井
「サービス提供拒否」の現状
先日、小牧市の地域包括支援センター合同の研修会に呼んで頂きました。
前回のブログ「仲間からのメッセージ」でコメントを頂いております。ありがとうございます。
私は小牧市民であり、一市民として、自分の住む地域も認知症対応学区になっていってほしいと切に願っていますが、その一助になればと講師を受けました。もちろん名古屋、いや全国的にも、役員の和田の言う認知症対応国家を目指していく必要があると思いますが。
今回の研修の対象は市内の地域包括スタッフ、介護支援専門員、病院関係者等にご参加頂き、とても心地いい研修の時間でした。
休日ではありましたが、皆とともに有意義な時間を過ごせたことに心より感謝致します。
さて、それはそうとして、本日の研修の質問の中で、グループホームに利用者を紹介しようとしたところ「男性利用者を受入れてもらえない(家事ができないから)」「暴言・暴力があり断られた」等で「どこが受け皿はありませんか?」という話がいくつか出ました。
??? 介護保険事業者が要介護状態にある方の受け入れ拒否をあちらこちらでしている現状に、税金・介護保険料を収める一市民として、又は専門職として複雑な気持ちになりました。
そもそも、
第十条(提供拒否の禁止)
指定認知症対応型共同生活介護事業者は、正当な理
由なく指定認知症対応型共同生活介護の提供を拒んで
はならない。
第十条の解釈として、
基準第10条は、指定認知症対応型共同生活介護事
業者は、原則として、利用申込に対しては応じなけれ
ばならないことを規定したものであり、特に、要介護
度や所得の多寡を理由にサービスの提供を拒否するこ
とを禁止するものである。提供を拒むことのできる正
当な理由がある場合とは、①当該事業所の現員からは
利用申込に応じきれない場合、②利用申込者の居住地
が当該事業所の通常の事業の実施地域外である場合、
その他利用申込者に対し自ら適切な指定認知症対応型
共同生活介護を提供することが困難な場合である。
(サービス提供困難時の対応)
指定認知症対応型共同生活介護事業者は、基準第
10条の正当な理由により、利用申込者に対し自ら適
切な指定認知症対応型共同生活介護を提供することが
困難であると認めた場合には、基準第11条の規定に
より、当該利用申込者に係る居宅介護支援事業者への
連絡、適当な他の指定認知症対応型共同生活介護事業
者等の紹介その他の必要な措置を速やかに講じなけれ
ばならないものである。
とあり、「男性は家事ができないから」という事が、この文中の「・・利用申込者に対し自ら適切な指定認知症対応型共同生活介護を提供することが困難な場合・・」に該当すると言えるのだろうか・・・
今までの暮らしぶりはあると思いますが、男性であれど、これからできるようになるという可能性を最初から閉ざしてしまうことがどうなのかということもありますし、そもそも専門職集団として、困っている市民に応える姿勢はどうなのか?と疑問に思ってしまいます。
長い間税金を収め、介護保険料だって収めている本人や家族が、いざ困った事になり、制度のお世話になろうと勇気を出してたどり着いた先で「難しいですね」「無理です」で済ませてもいいのだろうか?
100歩譲って、様々な事情によりお断りするに至ったとしても、「提供困難時の対応」にあるように、担当ケアマネージャへのお断りの連絡で終了ではなく、他の受け入れ可能なグループホームを探したり(実際、市内で受け入れOkなところはあります)なんらかの対応により、誠意をケアマネにもご家族にも見せていかなければならないと思うのですが・・・
そのような姿勢を見せていかなければ、いつまでたっても介護の専門性を認めてもらえないのではないでしょうか。
「認知症対応型共同生活介護」であるグループホームですので、「認知症に対応できる」というスキルを持っているという事に加え、少人数とはいえ「共同生活」がくっつくので、場合によっては今のホーム内の入居者の状況には難しいという事も理解できますが、せめて「断り方」の姿勢には留意しなければと思うのです。
ケアマネージャーさんは、各事業所の特徴等を仕入れる情報網が必要ですし、グループホーム同士も互いの繋がりや情報交換をして、それぞれの「受け皿」になれる事業所の情報を持っていることも大切なのではないでしょうか。
とりあえず、市内の事業所の集まる機会があるとのことでしたので、互いのホームの受け入れ基準等の確認をお勧めしたところです。
ちなみに、「サービス提供拒否」側からではなく、「どういう人が利用対象となるのか?」側からみると、
要介護者(介護予防認知症対応型共同生活介護は要支援2の者)であって
認知症の状況にある者のうち、少人数による共同生活を営むことに支障がな
い者に提供する。
なお、入居に際しては、主治医の診断書等により当該入居申込者が認知症
の状態にある者であることを確認する必要がある。
○基準第94条、予防基準第74条
とある。
この「少人数による共同生活を営むことに支障がない者」という言葉に甘んじるのも、市民のためになんとかしようとする姿勢を見せるのも、それぞれの事業所任せではありますが、目の前で困っている方々に対する姿勢を、今一度自分の事業所でも振り返っていかなければいけないと研修やこのブログにて再確認させて頂く機会となりました。
「専門職」として、「なんとかしようとする姿勢」を持ち続けていきたいものです。
Published by 井
次のステップへ☆
本日は久しぶりのグループホーム2階勤務。
状況把握はしているものの、勤務で入るのは1ケ月以上ぶりか。
K様も病院から入居され1ケ月ちょっと。
どのような変化があるのか。
自分が知る限りK様の買い物はいつでも車椅子に乗れるように車椅子を押しながらの市場往復。
そして市場内では依然、他の入居者も含め、べったり職員の付き添いが目についていた。
さて、そろそろ次にステップに移せるかどうか見極めねば。
本日出勤のスタッフに聞くと、車椅子を押してはいるが乗ってはいないとのこと。
この情報と、階段での動き、降りてから玄関までの歩行姿勢、バランス。
これなら行けると判断し、行きは手押し車にて歩行の様子を見る。
道中の花を見て、「きれいだな」と話すゆとりもある。
(一番後ろの方)
前の方との距離、スピードを合わせる調整力、交差点での左右の注意力等々しっかりしている。
市場に到着し、買い物の動きも次のステップに挑む。
本日はK様を含む3名。
買い出しリストを男性利用者に渡し、財布はK様に委ね、荷物持ちをもう一人の女性に依頼する。
自分はこの3名の組み合わせは初めてだったが、この中でのリーダーシップを男性利用者に任すことにした。
「Sさん、他の二人に声をかけながら、ご自分達で買い物をお願いします」
あとは、離れて様子を伺う。
いつもは、職員に連れられている感のある2階入居者の方とスタッフの動き。
そろそろ、「スタッフ抜き」で、「入居者が主体となる買い物の風景」を2階も定着させねばと思っていた。
(1階は単独で買い物できる方がみえる)
男性が店まで先導し、他入居者に声をかけ、野菜を選んでもらっている。
支払いはK様。 出足好調☆
遠くから見守る。
次は魚屋に皆を誘導する男性利用者。
「エビを18匹」とリストに書いてあるものを店員に伝える。
ふとみると、K様は男性の上着の後ろを掴んでいる。
不安定で掴んでいる訳ではなさそうだ。
男性入居者を頼り、寄り添っているようだった。
魚屋では協力して支払いをしているようだ。
この時だけ近づき写真撮影。またすぐに姿を消す。
まだまだ買い物途中で職員の声が良く聞こえたり、誘導している姿をまだ多く見かけるが、目指すは入居者さんだけで買い物できる姿だ。
もちろん、「有する能力に応じて」ということで、ご一緒する入居者さんの状態に合わせてなので、全ての方にできる訳ではないが。
ただ、うまく動けない方への声かけを、動ける入居者さんがして頂く互いに助け合っての動きが出れば、職員の出番が減るし、職員に連れられての買い出しから、自分達の力で行う買い出しへと意識や雰囲気が変化していくことになる。
帰りの声かけはこちらで行い、先に店を出て、施設に戻る方向を理解しているか建物の影に隠れて見る。
方向もばっちり。日々の買い物が定着しているようだ。
帰りの途中までは手押し車にて進むK様。
途中から他の方に手押し車を渡し、K様は一人で傘をつきながら歩きだした。。。
さあ、ここから次のステップへ2階の入居者もスタッフも挑むことにしたいと思う。
いつになく、明るい表情のK様だった。
Published by 井
ある日のこと
3F町上です。久しぶりの登場です。
ある日のこと
ある認知症を患った利用者Aさんが落ち着きがなくなり施設内をうろうろし始めました。
施設を自宅と思ったり、思うように生活出来なくなってきている不安を抱えたり、イライラしたり。
いつものように散歩に誘い気分を変えるよう支援。何とか気分を落ち着けて外出へ。
外に出て散歩をしながら話しているとAさんは自宅に帰る気になっているよう。
なんとか話の折々にクラブ※1へ帰ることを含ませつつ15分ほどでクラブへ到着。
到着し居室に戻るとみるみるうちに表情がまた険しくなりまた不安な状態に。
そして一人座り込みうちに帰りたい、、、と。
Aさんの自宅へ戻るスケジュールは週に一度。昨日自宅へ戻ったところ。
いつもなら認知症特有の短期記憶の消失(気分が変わればすぐに嫌なことも忘れてしまう)を利用してなんとかごまかす所ですがAさんはうちに帰りたいという前に別の言葉も僕に投げかけていました。
「また騙して。もう嫌。」
その言葉は僕をえぐり、いつもはとらない行動を僕に取らせました。
「おうちに帰りたいといっているので少しだけ御自宅にお連れしてもいいですか?」
心のうちには利用者との昼食作りに丁度差し掛かった時間帯で一番支援に力が入る時間。
フロアの仕事をしている他の職員への負担が増えること、そしてそんな言葉にいちいち付き合っていたら仕事が回らない、そういうときこそ機転を効かして何とかするのが職員だ、
などとものちのち頭をよぎりましたがそのときはどうしても先ほどの言葉がありそうせざるを得ませんでした。
車に乗り移動している間にすっかり落ち着いたAさんは、自宅に着くとああ懐かしいところに帰ってこれた、写真たてや昔買ったであろう観光もののキーホルダーを眺めながら「ああ懐かしいー。」と仰いました。
そしてほんのわずかな時間、約15分を自宅ですごした後「クラブへ戻りましょうか?」と聞くと「はい。」と。
帰りの車中で再び「あーいいとこにいけた。こんな日は夜に夢を見るんだわ。今日も夢を見るわ。ありがとう先生。(この方は僕を先生と呼ばれます)」と穏やかに話されました。
グループホームと違い小規模多機能はあくまで自宅での生活を支援します。
自宅での生活支援が何を意味するのかもう一度考えてみました。
何のための自宅での生活支援なのか?
自宅へ戻り適切に安全な電磁調理器を使い、きちんとトイレの位置が分かり、お腹が減れば一人で近所に買い物に行き、支払いをできることが全てなのか?
自分の家とは最も住み慣れた場所であり、生活の思い出が詰まった場所です。
そしてそのような記憶が生きる力に大きく関係していることを学びました。
断続的な記憶の中で不安げに生きている認知症の方たち。しかしその中できらきらと輝く人生、生きることの手触り。その確かな手触りを学ばさせてもらった大切な一日でした。
※1クラブ=小規模多機能・クラブ滝子の通称。
バレンタインデー
お久しぶりです。
グループホーム1階の小林です。
2月某日
男性にうれしい大イベントがやってきました!
バレンタインデーです!!
グループホーム1階では朝からせっせとチョコレート作りに励んでいました^^
女性入居者さんがチョコレートをつぶしているのも見て、
負けじと男性入居者さんもチョコレートをつぶしています。
\「あーつかれたわー!」/
一生懸命砕いたチョコレートを湯煎で溶かして・・・・
\「あ、ほんと!溶けとるぎゃー!」/
買ってきたイチゴにチョコレートをかけます。
お、おいしそう・・・・><
できたものを冷やしてみんなで食べました。
甘くておいしいねー!
/「これ、うまいきゃぁー?わし、イチゴきらいないんだわー」\
・・・といいつつも食べていたHさん。
食べた感想は、「これくどいわー!」と厳しいお言葉を頂きながらも(笑)
きちんと完食されてました。
バレンタインデーなのに女性が食べてるじゃないかって?
今の時代、友達同士で交換する『友チョコ』や自分への『ご褒美チョコ』なんてものもあるので、日ごろ家事の大半をこなしている女性たちへのご褒美です!
皆さんが楽しそうに作っているのを見ていたら、私もチョコが作りたくなりました。
お家に帰ったら私もなにかつくろーっと(*^^*)
私もチョコ大好きなのですが・・14日は過ぎましたが・・・(笑)井
Published by 小林
最近の様子!
こんにちは、榊原です!
最近のGH2Fの様子を写真でお伝えします。
節分の日には恵方巻きを食べ、豆を食べました。
「まぁ、90粒も食べれんわぁ(笑)」なんて笑ってみたり。
「ちょっと名前が書いてないわよ」
「こういうのは糸で名前の頭文字を縫うといいのよ」
裁縫をしていたり。
隅から隅まできれいにお掃除♪
掃除機をかけていたり。
助け合ってみたり。
「頑張れ!はい、よいしょっと」
声援を送ってみたり・・・
色々な時間を過ごされています。
まだまだ寒いですが、暖かくなったらみんなでひなたぼっこや散歩をするのもいいですね。
桜の季節には花見に行きたい!なんて声もあります。
少しずつ暖かくなってはきますが、まだまだ寒くて油断なりませんね。
みなさまもお体にはお気を付け下さい。
Published by榊原
季節の変わり目
皆さん、いかがお過ごしですか?
最近は、寒い日や暖かい日があり体調管理に気を付けなければいけない季節です。
滝子の施設でも、体調の悪さを訴える入居者さんがいます。
居室、リビングの掃除や手の触れる場所の消毒と風邪対策をしておりますが、
ウイルスには力及ばず、入居者様に辛い思いをさせてしまいました。
今後は、入居者様のケアや、感染予防など入居者様の体調管理に尽力していきます。
このブログを見て下さった皆様も体調管理には、充分お気を付けください。
GH2階 盛田
Published by 盛田
防災のために
こんにちは!
GH2Fスタッフの高嶌です。
まだまだ寒い時期が続きますが、2階の入居者の方は風邪もひくことなく過ごしています。
ところで、先日、長崎県のグループホームで火災が発生、死者まで出してしまうという痛ましい事故が起こってしまいました。
「グループホーム」と聞き、とても他人事とは思えません。インターネットでこの事件について書いているブログやコメントを読みました。その中でも多かったのが、「火事になってしまったらもう終わり、特に夜間なんて職員は一人なんだから、助けられる人数なんて限られている。」「夜間の勤務が一番危ない」というものでした。
まさにその通りだと思いました。認知症の方が火事に遭遇したら、果たしてどれだけ危険だと認知できるのか。歩行がゆっくり、または思うように体が動かせない人はどうやって逃げるのか。考えたら本当に怖いです。
滝子の施設も、防災訓練をしました。しかし、私はその日休日で参加できていません。
もし実際に火災が、震災が起きてしまったら?私は動けないかも知れません。
事件に対するブログやコメントで、「私の勤めている施設では、月に一回ぐらいの頻度で防災訓練やっています。」というのを見ました。実際それくらいやらないと、身に付かず、いざというとき、役に立たないのかもしれません。
火災はいつ起きてしまうか本当にわかりません。
いくら気を付けていても…ということが起きてしまうかも。
まずは予防にしっかり努め、火事を起こさないこと。これが絶対です。
まだまだ乾燥する日々が続きます。日ごろの防災に対する意識をしっかり高め、日々過ごしていきたいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました(*^^*)
井より⇒3月に実施しましょう!!その後もペースを上げて行っていきますね。
Published by 高嶌
誕生日とプレゼント
みなさん、お久しぶりです。GH1階職員の山本です。
1階に異動してきて4ヶ月が過ぎました。日々、奮闘中の毎日です。(笑)
話は変わりますが、つい先日、入居者Uさんの誕生日だったのです。
職員が「おめでとう。何歳になられましたか?」と聞くと、「39歳!!」と答えてくれる場面もありました。
いくつになっても若々しい限りですね。(笑)
そんな中、みなさん、覚えているでしょうか?
8月までここ滝子で一緒に働いてくれていた高橋さんからUさんに誕生日プレゼントが届いたのです。
Uさんに届いた誕生日プレゼントはCDでした。
その誕生日プレゼントには、手紙もついていました。
職員がその手紙を読み上げていくと、Uさんは号泣してしまいました。
とても嬉しかったのでしょうね。
そして、早速、そのCDを流してみました。
またもや、Uさんは号泣してしまったのです。
今度は、感激してしまったのでしょうかね。(笑)
あまり祝ってあげられませんでしたが、Uさん誕生日おめでとうございます。
嬉しさと喜びが滲み溢れていたUさんでした。(笑)
*弊社では職員から入居者へのプレゼントは「NO」ということになっていますが、退職後ということ、高橋さんのみの最初で最後の「特例」ということ、高橋さんが特定の入居者さん宛という事ではなく、関わった1階全ての入居者さんに対して公平性を持ってプレゼントするという姿勢、思いを受けての特別で素敵な行為ということをご了承下さいませ。高橋さん、ありがとうございます☆
Published by 山本
「今日は日曜日だけど・・」
「今日は日曜日だけど、どんなことに気をつけてる?」
と本日夜勤入りのスタッフに聞いてみた。
返答は・・・
「明日は月曜日なのでゴミ出しが・・」
笑
まぁ、この業界ではよくあることだと思います。
「生活支援」を軸にすることを目指している私たちにとって、「非日常生活」ということも大切にしたいと思っている。
しかし、日々の多忙の仕事の中で、忘れがちな事がある。
それは「曜日感」ではないだろうか。
「季節感」を意識することは普通にある。
正月から始まり大晦日で終わる1年の中で、各季節や各行事を施設の暮らしの中に取り込むことはどこでも行っていると思います。
しかし、週間ベースまで暮らしを見つめてみるとどうだろうか。
ということで、見出しの質問になる。
まだまだ、波の女の施設も、これからです。
業務視点でみることも大切ではありますが、そればかりでは・・・
私たち自身の暮らしを振り返ってみて下さい。
管理者クラスのスタッフは別としても、通常、一般の仕事でいくと規則的に土日休みであったり、この業界の不規則勤務であっても月に8日や9日の休みがあると思います。
私たちはその休みの日にどのように過ごしているだろうか。
朝ゆっくり寝てみたり、外食にしたり、どこかへお出かけしたり、買い物に行ったり、誰かに会いに行ったり、家族と過ごしたり等々、月の3分の2の仕事を中心とする生活の中で「休日」の大切さは自分自身を振り返ると、リフレッシュしたり、心身共に充電したり等、休日のありがたさを有効活用していることは、普通の暮らしの中である当たり前の感覚ではないでしょうか。
ところが施設で暮らすとどうなるか。
毎日毎日同じことの繰り返しが続くことがよく起こっているのではないでしょうか?
「生活」を大切にしたいと考える自分にとって、日曜日や記念日といった日に出勤となると、必然的にそわそわしてくるのです。
入居者さん達にも自分たちと同じように曜日感というか、休日感を感じてほしい・・・
どんな休日の過ごし方をしてきたのだろうか?
どこか行きたいところややりたいことはあるのだろうか?
ということで、本日は朝からカレンダーを皆に見て頂き、曜日の確認から始まりました。
「今日は2月10日ですね。何曜日ですか?」との問に、皆はカレンダーを見て「日曜日だね」「日曜日かぁ」と反応がかえってくる。
午前中はいつもどおり、1、2、3階合同で往復1.5kmの市場で食材の買い出しにでる。
いつもどおりに、入居者の力で買い物を行います。
そして、買い出し終了後、市場内の休息所でブレイクタイム。
今日は市場内に季節ながらの飾り物がお目見えしていて、皆さん見入っていました。
そして、帰って食事を済ませ、片付け&清掃をこなします。
そして再び一服タイム。。。
雑談の中で皆に切り出す。
「今日は日曜日ですがどこか行きたいところはありますか?」「やりたいことはありますか?」
しかしなかなか具体的にはリクエストが出てこない。
続けて、「たまには皆で喫茶店でも行って、あんみつとかパフェとか食べにいきますか?」と聞いてみる。
皆の反応は良好でありました。
「たまにはそういうものもいいわねぇ」
ということで、本日午後は1階の入居者全員9名でガストへ急遽行くことになりました。
自らの要望に向かう時の入居者さんの動きはいつもに増して、早いものであります。
「お手洗い」を済ませ、「防寒対策」でコートやジャケットを着込んで出発です。
予約ができないということで、事前と、駐車場に到着時に店に席の空き状況の電話を入れると入居者9名スタッフ2名の計11名Okとのこと。
お店に入り、テーブルにつき、メニュを眺めて頂く。
多くの方は「あんみつ」に目が行って、「私も」「私も」ということで注文を行う。
コーヒを付ける方や、クレープっぽい違う物を頼まれる方もありました。
皆「甘くておいしい」等々のコメントが発せられる。
また、メニューに写っている苺を見て、「おいしそうだね。いちご狩りに行きたいね」との声も聞かれました。
もちろん大切な「非日常生活」のリクエストなので、是非春までの間に行けるよう企画を進めていこうと思います。
そして晩御飯は予算の関係で、比較的安価なお持ち帰り寿司をたのむことになり、今日の午後はデザート獲得外出と、帰ってからは寿司を食べることになりました。
もちろん、自分たちで調理を行う手間が省けるので、考える機会、、動く機会は減ってはしまいますが、それも「非日常」「休日」ならではの姿ではないかと思います。
今後も「曜日感覚」を大切にした、生活支援を進めていきたいと思います。
おまけネタですが話は代わって、先日発生した長崎でのグループホームで死傷者を4人出した火災により、我が施設でも意識付けと点検や徹底事項の確認を済ませました。
そんな中で、出火の危険性のあることに早速出くわしてしまいました。
写真をご覧下さい。焦げて、溶けたたコンセントと延長コードです。
「これは何?どうしてこうなったんですか?」と聞いてみると、既に代表には報告済ということでしたが、「魚焼き器を2台つないで調理をしていたら、コゲ臭くて見たらこうなってました」とのことでした。
なんと恐ろしいことでしょう。
魚焼き器に出力は1台なんと1300ワット。これを2台電源確保したので、容量オーバーになってこのような事態になったということです。
これは危険です。今後は電源のとり方にも十分配慮していかなければと思いました。
調理の段取り勝手上、2台つなぎたい気持ちは分かりますが、今後は容量を考えながら行う必要性がありますね。
ということで、今日の休日は過ぎていきました。
障害を持って施設に入居したとしても、私たちとおなじような普通の暮らしの中にある「非日常」「休日」を今後も大切にしていきたいと思います。 私たちだけが、暮らしの中の素敵な時間を過ごすのは卑怯ですものね。
おまけ。
直接指示やお願いするのではなく、「そろそろ暗くなってきましたねぇ」「外から中はよく見えますかねぇ」との促しに、自ら考え行動(カーテンをひく)する入居者さんたち。 素敵ですよね☆
Published by 井