今年も来襲~
あっという間に正月ムードは消え去り、通常の日常生活が戻っている滝子です。
1年前の正月はどうだったかのかブログを確認してみました。
昨年の1月7日の記事は以下の内容でした↓↓
正月明けより利用者も職員もインフルエンザ発症でバタバタしています。
皆様のところは大丈夫でしょうか?
睡眠、栄養、湿度、手洗いうがい、消毒・・・
頑張って乗り切りましょう!
↑↑とありました。
今年の今日の状況は・・・
1階だけですが、職員、利用者共にインフルエンザにかかっている方が3名。
あ~ 今年も同じですね。 進歩ないです~
相変わらずバタバタ続いていますね。
皆、予防接種打ってますので、症状は軽目なのが唯一の救いです。
しかしスタッフは少しの間休んでもらわないといけないので、勤務が厳しいですね。
とにかく、感染症蔓延対策を色々しなくてはなりません。
1つは「適度な湿度の保持」
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つことが効果的です。
のどの粘膜は乾燥に弱いですからね。
その他にも湿度が高いといいことの付帯効果として・・
感染症の感染経路は、せきやくしゃみによる飛沫感染の割合が多い と言われています。
空気が乾燥している時は空気中の障害物(水滴等)が少ない環境ですから、飛沫やウィルス粒子は遠くまで飛ぶ事が出来ます。
湿度が高くなると、空気中の水滴が多くなりますから、ある程度はそれにぶつかって落ちますし、浮遊しているウィルス粒子も一緒です。
ですから、湿度は高い方がいいという事になるそうです。
とにかく湿度確保に加え、換気、手洗い、うがい、手が触れる場所の消毒、マスク着用、栄養に睡眠等々・・
たくさんやる事があります。
バタバタはいつまで続くのやら・・
いやいやバタバタしているのが滝子の通常の姿なのかも・・
*昨日ブログUPするの忘れて寝てしまいました。失礼致しました。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
本日インフルエンザの診断がおり、フロア出入り禁止が言い渡されがっくり感満載の男は・・・
御馴染み何かを「持ってる男」1Fリーダー和田でした。
たまにはゆっくり休んで下さい(笑)
演出力
正月3ヶ日が終わりました。
色々ハプニングはありましたが、まぁまぁ豊かな時間が過ごせて?良かったです。
皆様にとっても良い正月でしたでしょうか。
滝子の入居者・利用者さん方々ものんびり過ごしていたように感じます。
いつもは朝の流れが組みたっていくように仕掛けていきますし、アプローチしておりますが、正月くらいはいつも通りでなくてもいいかぁ~ということで、朝寝坊OKのフロアもありました。
ただ「だらだらと過ごす」では意味がないので、正月を感じられるようにするにはどうすればいいか?という事を考え、アプローチすることが大切だったのだと思います。
記憶の力に加え、日時や見当をつけにくくなっている方々が多いのでその演出には工夫が必要です。
「視覚」には正月飾りにおせち料理
「嗅覚」や「味覚」にはおせち料理や出前、酒の振る舞いや宴会
「聴覚」には紅白歌合戦、除夜の鐘を経て、正月の音楽(琴の音色とか)
「体感」には初詣
「記憶」にはスタッフによる繰り返しの話題の振りまきや、正月に関する話の引き出し話法
まだまだたくさんあるのだと思います。
ただ、介護や介助をするだけが私達の仕事ではありません。
「人が生きる」という事を支えていく訳ですし、「生活」の組み立てなおしを目指す訳ですので、そこに生活感の演出は欠かせないものだと思います。
「生活をしている」と感じる一つの要素には「季節感」も含まれます。
「正月」はその中でも分かりやすい行事であり、節目でもあります。
皆様はどのような場面で「正月」を感じられるのでしょうか?
そして、「生活支援」にはそのような演出も意識して行う事が大切なのだと思います。
介護職って、豊かな感性や演出力も必要なのだと思います。
いかがでしょうか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
小規模多機能・クラブ滝子は、おせち料理の材料に10万程費やした豪華な正月でしたよ☆
元旦
明けましておめでとうございます。
昨年中はたくさんの応援ありがとうございました。
今年も皆さまとの繋がりを大切に、支援に当たりたいと思います。
よろしくお願い致します。
さて、本日の出勤は雪景色でした。
悪天候が予想されていた東海地区ですが、午前中はなかなかいい天気。
すがすがしい気持ちの中、初出勤させて頂きました。
さて、元旦の動きですが・・
荒天予想でしたので初詣を中止の予定でしたが、急遽行く事になりました。
まず第1班として、1、2、3階からそれぞれ3,4名づつ集合しました。
そしてお宮さん横づけで、ぞろぞろお参りに参加しました。
天気回復傾向だったので結構の人出で、地区の方々に混じり参拝させて頂きました。
やっぱり元旦は初詣ですね。
午後は天候が崩れ、再び雪が降り出し寒~くなった名古屋。
午前行けてない方の初詣外出をとりやめ、施設の中で過ごすことになりました。
そんな流れの中で、2階では夕方から「宴会でもするか」となり、急遽酒を買いに車でお出かけしました。
ついでに夜は寿司の出前も頼み、正月の夜は賑やかに過ごす事になりました。
日本酒、ビール、ジュースにつまみのオードブルを買ってきて、宴会のセッティング中です。
そして「乾杯」
このような正月の過ごし方もいいですね。
他の階はその階の状況により、おせち中心の夕食となっていました。
正月は特別に職員の食事代が会社負担となり、入居者・利用者と同じものを食べれます。
という事で、入居者そっちのけで自分の食事に集中する2階スタッフ、後藤君の姿です。
というのは冗談ですが、たまには皆と共にする食事もいいですね☆
そんなこんなで正月の夜は更けていきました。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
大晦日
いよいよ2014 大晦日。
現在14時30分。
各階、おせち料理作りに悪戦苦闘、全力投球しております。
写真は5分前の3階の小規模多機能・クラブ滝子 リビングの様子です。
先日の施設大掃除に続き、本日はご家族がおせち料理作りに来て頂けています。
(一番左は娘さん、中央男性2名は息子さんです)
本当にありがたい事です。
「家でもやった事がないのに・・(笑)」
といいながら、ごぼうをささがきされていました。
なかなかステキな光景です。
さて、15時45分 1Fリビングにいると・・
急須からコップにお茶を注ぎ・・・
急須からお茶を直接飲み始められました。
まぁ、お茶を飲める事の方が大切ですので、私達の対応としては「おかしな事をしている人」に見えない、見せないように立ち振る舞いする事が大切ですね。
同じく1階 16時30分
玄関に飾られた門松を・・・
あ・・片づけてしまうのですね(笑)
今年は奮発して「初門松」です!
さて、晩御飯の風景はどうなっていますでしょうか?
18時15分頃 1F
まだまだ晩御飯はこれからのようですね・・
2F
今日だけ特別 リビングに登場したTVを見ながらの晩御飯が始まっていました。
3F
おいしそうな晩御飯直前の盛り付け、配膳が始まっていました。
それぞれの大晦日、なかなかいいですね☆
このまま穏やかに過ぎていかないのが波の女。
最近転倒が多く、本日も転倒されてしまった入居者さんの対策を即実行しておこうと行動開始。
手すりを掴みそこねたり等、うまく見えていなかったり、平衡感覚が鈍くなっている方のために環境整備を行いました。
コントラストのメリハリが少ない廊下、壁、手すりにちょいと工夫。
費用200円。 テープを貼っただけです。
効果でるといいのですが・・
という訳で今年も暮れていきます。
一年間、ご覧頂き誠にありがとうございました。
来年もドタバタ報告させて頂きますのでお付き合い下さいませ。
共に業界を盛り上げていきましょう。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
備え
「予測」事の成り行きや結果を前もっておしはかること
「想定」ある条件や状況を仮に設定すること
「前提」ある物事が成り立つための、前置きとなる条件
転倒のリスクのある方に付き添っていたが、転ぶことに対応できなかった。
ここのところ何件かこのような事故が発生しました。
どう対処すればいいのか。
まず「予測」
脳や体に障害や機能低下があれば転ぶ可能性があると推測する
そして「想定」
目の前にいらっしゃる方が転びそうな姿をイメージする
やることは「前提」
転びそうになったが、転ばなくて済んだ。
そのような条件を満たすために、自分がどこにいて何をすべきか。
そんな先回りの行動ができるようになるのがプロの介護職には必要なのではないでしょうか。
刻々と変化する状況、条件を瞬間的に判断できるように気を抜けない時間が続きます。
介護職は集中力が大切ですね。
「人は動けばこける」
だれもがその可能性を持っている事を念頭に置かなくてはなりません。
転ばない姿に慣れないよう、惑わされないようにしながら備えなければなりませんね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
大掃除
本日は各階選抜のスタッフを集めた「スペシャル清掃チーム」による施設の大掃除を実施しました。
通常の介護業務とは異なる「非日常業務」であります。
左から和田、後藤、町上の「おっさんチーム」で1日の進行内容をミーティング。
滝子の施設は、汚い所が多い多い!
人の出入りが多いので、やってもやってもキリがありません。
入居者・利用者と行う掃除だけでは、細かな所までなかなかできないのが実際です。
まずは1階、2階から。
本格的でしょ?笑
もちろん外も。
午後からは小規模多機能・クラブ滝子の利用者のご家族が集まり、3階の清掃に加わって頂きました。
利用者さんの半分以上、7家族9名の強力な助っ人です。
階段室や各宿泊室の中も外も・・
皆でリビングの床、換気扇、窓、風呂場等、ありとあらゆる所を徹底的に行いました。
本当にありがたいことです。
感謝感謝。
こんなにご家族が協力的なのは、毎月行われている家族懇談会を段取りして盛り上げている、副施設長佐藤の仕事の賜物だと思います。
そのうち家族懇談会の内容を報告して頂きましょう。笑
なにはともあれ結構綺麗になりましたし、これで無事新年を迎えれそうです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
清掃の後の詰めが甘いのは・・・
久しぶり登場!和田の鉄ちゃんです。
「大事な日」
どこの家庭にも施設にも「大事な日」ってあると思います。
今日は、滝子にとってその内の1日です。
”クリスマス”って訳ではありません。笑
そんな大事にしたい1日なのですが、バタバタになってしまいました。
朝からモーニングに行ってきました。
まぁ、これは普通の事ですね。
新年を迎えるために一気に3人床屋にいきました。
スッキリと新年っていいですね。
ここからは ハプニング。
午前中に入居者さんが行方不明に。
が、これまでのパターンと違ったのです。(これまで・・というのも変ですが)
「20分たっても帰ってこない(いつもは99%以上自分で帰って来られる)ので捜索します」と連絡がありました。
しかし捜索を始め、早々に警察に保護されて連絡がきて解決しました。
発見の経緯は・・・介護関係者の方がたまたま見かけた滝子の入居者さんの姿を見て「認知症の方の一人歩きか?」となり声をかけ、車に乗せて警察へ届けて頂いたとのこと。 ありがたいことです。
警察の方では服に名前、施設名が縫いこんであったのを発見し、すぐに施設へ連絡して頂けました。
迎えに行くと「名前書いてあって助かった。ありがとう」と言われてしまいました。
よかったよかった。
ん? よかったには違いないが、今日のパターンは果たして行方不明なのか?
本日、行方不明?になられた方は、時間と場所からすると、いつものひとり歩きをされていたのだと思います。
そこに面識のない専門職の方が通りかかると・・・
そりゃ「家に帰りつけない可能性が高い」「迷子になっている」と判断されて当然ですね。
で、なんとか説得して車に乗って頂き警察へ。
本当にありがたい行動だと思います。
でも本人側の視点、意志から考えてみると・・・
いつもの景色、いつもの道、いつものコース。
見覚えのある風景の中を歩いていたら、「大丈夫?」と声をかけられ、うまく話しができないとなると「警察に行こうか」となり、車に乗せられてしまって、あれまあれまといううちに・・・
「いつもの所に戻るつもりだったのに」と思ったかどうかは分かりませんけど。。。
探す側、発見側が主体となると、「保護」「引渡し」となります。
全国で取り組みが進んでいる徘徊捜索ネットワークはこのタイプ。
今回は歩いている本人が、行きたい所にたどり着ける支援が必要だったのかも知れませんね。
最終的には「保護」「引き渡し」になるにしても、「保護」の前に少し本人さんに付き添ってみたり見守りしてみて、本人が行きたい所、向かう所に行き着ける能力があるか見極めてみようとする必要があるのかも知れません。
それが認知症という状態にある方が、地域で暮らしていく上で大切な支援なのではないでしょうか。
まあそん事もあり、ピリっと気持ちを引き締めさせて頂く大切な機会を頂いた1日でした。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
とつぜん外食
「焼きそば屋」の横にも「焼きそば屋」
滝子の隣の区の商店街にあるお店です。
区役所に用事があり、ある入居者さんと出かけました。
昼になってしまったために、「外食しますか?何が食べたいですか?」と伺ったところ、「焼きそばとかでいいよ」と。
どうせならと専門でやっているところがということで、探したどりついたのが写真のお店でした。
あまり食欲をみせない方が、すごいペースで定食を完食されていました。
マンツーマンの外食もたまにはいいですね。
「食」を共にするのは関係性の基本です
普段と異なる表情、動き、言動が見られ、驚かされることも結構あります。
と言っていますが、自分も好きなのでいい提案頂きありがたかったです。
次は隣の焼きそばを食べに行こうかな。。。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
心強い味方
先日開催された運営推進会議の後、小規模多機能・クラブ滝子のご家族より素敵なメールが届いていました。
一部分だけ紹介させて頂きます。
「頑張って下さい!
波の女は、私たちの希望です。
~中略~
どんな時も
波の女を守っていくのは私たちも一緒です!!」
ありがたい言葉です。
励まされます。
力を分けて頂けます。
きっとこれまでに想像できない程の苦労や苦しみを経験されているでしょうに。
覚悟を決めれたご家族のパワーは素晴らしいものがあります。
その他にも、 小規模には素敵な家族がたくさんみえます。
大切な身内のために一生懸命連絡や段取りをして頂けるご家族。
早朝より、母の介護をしにホームへ寄ってから仕事に行かれるご家族。
本人や波の女のために忌憚のない意見を寄せて頂けるご家族。
ボランティアに来て頂けるご家族。等々・・
職員もその姿勢に学び、応えていかなければならないのだと思います。
とても素敵なご家族と共に介護にあたり、語り合える環境って素敵ですね。
共に運営にあたれる。そんな関係性を大切にしていきたいと思います。
*家族にはそれぞれ異なった事情があり、協力の押し付けをしないように心がけています。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今回は近所の住民さんも参加されています。
ありがたいことです。
優先順位
「優先順位」
取りかかるべき物事が複数ある場合、取りかかる順番を決めること。
現場では常に優先順位付けで動く場面が次々と発生します。
スタッフの数が利用者・入居者より少ないので、どうしても「先」「後」を決めて動かないといけません。
相手が動かない・動けない場合は、職員側で予定している流れで段取りできますが、自立支援となるとそうはいきません。
優先順位に従い、やむなくその場を離れる時に必要になるのが「予測力」です。
この場に自分がいなくなって30秒後にどうなっているか。
1分後にどうなっているか。
3分後にどうなっているか。
その状況を想像できる力が必要になります、
その時に不安要素を「感じる」「予測」できる時は、先にその「不安」を可能な限り取り除いてから、優先順位が高いと判断した行動に移る必要があります。
つまり優先順位が一番と判断しても、それよりも高い優先順位が発生する時があるということです。
めまぐるしく順位が変動する中で、的確な判断・行動をとる事が要求される介護職は大変です。
しかし所詮「予測」は「予測」です。
職員の「予測」通りにいかないことも結構あります。
それは相手が自分の意志を持った「人」である以上当然のことですよね。
ですから、優先順位に基づき行動をした後に必ずやらなくてはいけないこととして、「確認」があります。
見えなかった所、空白の時間の中身やその後を見に行く訳です。
ここが今の滝子が弱い所の一つです。
「予測力」を活かし「先回りの手立て」を打ってから行動開始。
「予測の範疇で収まったのか、超えていたのか」見えなかった所を見に行く「確認」作業。
このことをしっかりしていかないと、自立支援の現場は危険度が高くなっていきます。
基本に忠実にありたいものです。
滝子通一丁目福施設 施設長 井 真治