ありがたや☆
皆さんが部屋に寝に行かれた後の夜の時間帯で、結構やる事があります。
床掃除もその一つなのですが、毎日皆さんが活動された後の床は、
結構汚れています。
夜は騒がしくできないので、ほうきで掃き、モップで拭くのですが、
夜すぐに寝付けない方が一緒に掃除をして頂けたので助かりました。
有する能力の引き出し
自立した日常生活を
自分たちの事は自分たちで
互いに助け合って
名目になる表現に置き換える事もできますが、
単純に「ありがたい☆」「助かります!」
という本音がポロリ。笑
これからも、よろしくお願い致しますよ~♪
滝子通一町目福祉施設 施設長 井 真治
日常生活の取戻し
コロナ禍ではありますが、
最近の名古屋市の感染状況は結構落ち着いてきています。
ワクチン接種、近隣の感染者数の推移、対策等進んでいますので、
このタイミングで生活の取戻しの活動を再開しようと思っています。
とはいっても、いろいろと確認や段取りをしないといけないので、
現在皆であれやらこれやら段取りを進めているところです。
細心の注意を図りながら。
でも、人として普通に生きる姿を取り戻すべく、
12月以降挑んでいきたいと思います。
きっと、みなさんもそうであるように。
認知症や障害があっても、人として生き、暮らしていく
ために。
再び感染拡大が起こるかどうかわかりませんが、
その時までできる事をやっていきたいと思います。
また次の機会で活動報告させて頂きたいと思います☆
滝子通一町目福祉施設 施設長 井 真治
希望の光
今年度、波の女にも外国人介護士が入社されました。
最初はデイサービス勤務を入り口とし、
現在はグループホーム勤務で頑張ってもらっています。
つい先日、一人夜勤(夜間帯)もこなして頂けました。
母国を離れ、文化も言葉も異なるこの国で、
本当に頑張られていると思います。
今後生産人口が減り続ける日本にとって、
外国人介護士が担う役割は非常に大きいものですよね。
まだまだ介護に就く方は全体の中では少数派のようですが、
採用させて頂いた体感、実感としては、
しっかり仕事をして頂けていますので、
このような方がどんどん介護分野に入って頂けたら
ありがたいと思っています。
勤勉
熱心
姿勢
安定感
外国人労働者は日本の希望の光ですね☆
一緒にこの国を支えていきましょう。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
暮らしの中の必然
波の女では、体操の時間やリハビリなどのプログラムで、
体を動かす機会を確保するよりも、
暮らしの中の必然的な動作を行う習慣により、
体を動かす事を大切にしています。
(*体操などをしない訳ではありません)
席を立ったり座ったり、
部屋へ行ったり来たり、
ご飯を作ったり片づけたり、
配膳したり下膳したり、
食器を洗ったり棚へ出し入れしたり、
掃除や洗濯をしたり、
コロナも落ち着いてきたので、
そろそろ買い物にも出かけなきゃ。
階段を上がったり下りたりして洗濯を干す。
バランスを保ちながら体を曲げ、ゴミを拾ったり。
自分の事や他者の事を含め、
人が生きる、暮らすという事は
たくさん動かなくてはなりませんし、
のんびりはしていられません。
自分の事は自分できるよう、
できない事は補いながら、
暮らしの中で体をたくさん使いながら、
生きて頂けるように応援していきたいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
権利の執行
この前の日曜日は選挙でしたね。
皆さまも投票へ行かれましたか?
ごく一部の方ですが、
グループホームでも希望される方は投票へ行っています。
選挙での投票は、日本国民の権利ですからね。
説明すればしっかり記入できる方もあります。
具体的な国民としての権利を示せる場ですし、
選挙に参加できている自分をどう感じてみえるのか、
改めて聞いてみたいものです。
介護を受けている方にとっても
より暮らしが良くなりますように☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「忘れる」の活用
認知症の方に多かれ少なかれある記憶障害。
記憶障害といっても、全ての記憶を忘れてしまう訳ではありません、
覚えられる事はありますし、忘れられない事もあったりします。
まぁ日常の何気ない事は、残りにくいと思います。
現場ではそんな記憶障害の事を理解しておかないと、
専門性を疑わる事になってしまうかもしれません。
「さっきも言ったでしょ?」
「何回も聞かないでよ」
こんな声かけをしてしまう場合、
記憶障害の理解が足りていないのかもしれません。
風呂に入られたとしても、他の方が入っているのを見て、
「私は風呂に入れないの?」
なんて事はよくある話です。
そんな時に、「さっき入りましたよ」ではなく、
「後で準備しますからお待ちください」とお伝えするとともに、
何か別の行動をしてもらうのもいいのではないでしょうか。
こんな対応をしているうちに、「風呂に入っていない」
という事も忘れて頂ける事もあります。
「忘れる」の特性を理解した対応。
プラスに捉え、うまく活用していけたらいいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
とは言っても、同じ事を20回30回聞かれると、
なかなかメンタルにくるものはありますよね。
メンタルヘルス大切です☆チームプレイも☆
慈しむ
午前に布団を干させて頂き、昼から戻す時に
ベッドの上が写真の状態になっていました。
思わず「ほっこり」
他にも、ぬいぐるみを大切にされている方がありますが、
認知症があって、記憶や判断力が衰えていたり、
不安や混乱があっても写真のように、
何かを「慈しむ(かわいがる、大切にする)」心は
しっかり残されているのが分かります。
脳の機能は不具合が起こっていたとしても、
心はしっかり生きていらっしゃります。
そんなふとした仕草や行動に気づいていきたいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「また何処かで」
記憶に残っていることがあります。
入居して半年頃、その日は天気が良く近くの公園に紫陽花が咲いていました。
「今日は天気が良く、近くの公園に紫陽花が咲いていますよ。
よかったら散歩に行きませんか?」と声をかけてみました。
外出する機会が少なかったのですが、
その時は渋々公園まで散歩に行かれていました。
近くの公園で子供が元気に遊んでいます。
その様子をみて「元気が良いなぁ~、可愛いなぁ~」
とにこやかにされていました。
その流れで「綺麗な花が咲いていますよ、良かったら、
記念に一枚写真撮りましょうか?」と訪ねると、
満面の笑みをされていました☆彡
この方、先日看取りによりお亡くなりになりました。
入居して約2年。
最初はなかなか環境に馴染めない時もありましが、
この外出時の笑顔が、今でもとても印象に残っています。
それからは少しずつ環境には慣れてこられ、
調理ではお力を頂きました、
習字もとても達筆でしたね。
寂しいですが人生の最後のステージに今回関わることが出来て
とても光栄でした。
今までお世話になりました。
ありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。
グループホーム職員 古賀 俊樹
素敵☆
素敵な場面に遭遇☆
自分の席からあまり移動されないI様
職員の声かけがあって始めて、トイレや浴室や自室へ移動するくらいで、
自分の意思を行動にあまり移す機会が減っています。
たまたま自分の席へ戻る途中、職員の連れ子を目撃されました。
畳の事務所へスリッパを脱ぎ入られ、
腰を落とし、子供へ優しく声をかけられていました。
その場の見当識がしっかりあり、
状況判断ができ、
体の機能を発揮し、
適切な判断対応をされていました。
この一コマだけを見ると、
認知症による不具合を感じさせない、
しっかりとした言動をされていたと思います。
自分はもっと有する能力の把握と、
発揮の機会を導き出さなければと考えさせられた、
豊かな場面でした☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治