端午の節句

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こんにちは。2Fスタッフの中尾です。

ゴールデンウィーク終盤にさしかかっていますね。

明日は5月5日、「端午の節句」です。

少し早いですが、いつもお世話になっている栄市場のお米屋さんにチマキを頂きました。

男兄弟がいない私には「端午の節句」では鯉のぼりと五月人形しか知らなかったのでチマキを食べる習慣に初めて触れる事が出来ました。

皆さん美味しそうに食べています。

入居者の皆様だけでなく、スタッフの分もあるという事で嬉しく美味しく頂きました。

栄市場のお米屋さん、ありがとうございました。

また今後ともよろしくお願いします。

 

Published by 中尾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年05月04日 Category:スタッフ日誌

「見慣れたスタッフによる訪問」

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誰もが「自宅」を中心とする暮らしを長い間続けるが、要介護状態になると、その環境(住環境や家族を含む人的環境等)によっては、自宅を離れて施設に移り住まなければならなくなることが往々にしてあります。

 

そんな中で「自宅」から切り離さないで暮らせるように、「小規模多機能型居宅介護」というサービスが介護保険制度の途中から導入されました。

我が滝子の施設にあるそのサービス事業所の通称名は「クラブ・滝子」といいます。

 

グループホーム同様、まだまだその目的にかなった支援ができている訳ではありませんが、その目的に向かって職員一同奮闘しております。

グループホームのように住まいを移して支援を受けるものではありませんので、以外とバタバタしている感はありますが、目指している目の前の要介護の方々の姿は共通であります。

 

小規模多機能型居宅介護の「基本方針(基準省令62条)」は、以下のように掲げられております。


「要介護者について、その居宅において、又はサービスの拠点に通わせ、若しくは短期間宿泊させ、当該拠点において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者がその有する能力に応じその居宅において自立した日常生活を営むことができるようにするものでなければならない」

とあります。

 

指定小規模多機能型居宅介護は、通いを中心として、利用者の様態や希望に応じ
て、随時訪問や宿泊を組み合わせてサービスを提供することにより、利用者の居宅に
おける生活の継続を支援するものです。

 

小規模多機能型居宅介護には、主に次のようなメリットがあります。

・毎回、ケアプランを作り直さなくても、必要に応じてデイサービス、ショートステイ、訪問介護の3つを臨機応変に選べる

・1カ月あたりの利用料が定額なので、毎月の介護費用が膨らみすぎない。

  (要介護の場合:参考)

  • 要介護1……(自己負担額:11,430円/月)
  • 要介護2……(自己負担額:16,325円/月)
  • 要介護3……(自己負担額:23,286円/月)
  • 要介護4……(自己負担額:25,597円/月)
  • 要介護5……(自己負担額:28,120円/月)

  プラス、朝食400円、昼食600円、夕食400円、宿泊費 1泊3000円の利用した分だけを合算します。(クラブ滝子の場合)

  その他ちょっとした加算を合算したのが1ケ月の利用者・家族の利用料となります。

 その他メリットとして、

・契約する事業者が一つなので、連絡などの手間が少ない

・顔なじみのスタッフや利用者との交流がはかりやすい

といったところでしょうか。

 

「多機能」といっても「通い機能」「宿泊機能」「訪問機能」の3機能となりますが、単にデイサービス+ショートステイ+訪問介護という訳ではありません。

 一人一人の利用者ニーズに沿って在宅生活継続のため必要な3機能を「一つの拠点」から「一体的・連続的に提供」するというのが「多機能」の意味となります。

 

そんなサービスの中の、本日の夕方の訪問は、独居の方への「服薬支援」と「食事支援」でした。

Aさんの家に行き、服薬の支援を行い、夕食は準備できるか伺うと、「一人でスーパーまで行くのが不安」だと言われるので、一緒に近くのスーパーへ買い出しに行きました。

本日は通いの予定でしたが、調子が悪く「クラブ・滝子」に来られなかったのでこちらから訪問し、服薬支援と買い出し支援を行いました。

「ごはん(米)を食べたかったので、一人でスーパーへ行こうと何度か玄関を出たけど、頭がフラフラするのでやめて、どうしようか考えとったところに来てくれたので、助かった」と言われていました。

 

このような感じで、必要に応じて訪問のサービスを行うことができるのも「小規模多機能型居宅介護」の良さだと思います。

 

要介護状態になっても、住み慣れた「自宅」で過ごすことを応援するこの仕組み(サービス)がもっともっと認知され、活用されることを望んでおります。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

 

2013年05月03日 Category:スタッフ日誌

一周年!!そして・・・

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皆さん、お久しぶりです。GH1階職員の山本です。
早いもので、この滝子通一丁目福祉施設が開設して一年が経ちました。
一周年が無事に迎えられたのも、地域の方々やこのブログを読んで下さっている皆様のおかげだと思っております。
温かく見守って下さっている皆様に感謝の気持ちを込めて、御礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。僕自身も社会人2年目に突入です。

そして、話は変わりますが、僕たちの仕事の中では入浴介助をしなければならない時があります。
こんな事を書いてもいいのか自分でもよく分かりませんが、今回のブログで是非、書かせていただきます。

1階の入居者には、皆さんもご存じとは思いますが、Nさんという入居者の方がいます。
このNさんは、入浴に誘ってもなかなか入って頂けません。何度かの声掛けが必要な方なのです。
僕も1階に異動してきた当初は、全然入って頂けませんでした。
しかし、最近では、頻繁に入ってくれている事が多くなってきているのです。
僕自身、Nさんに対して最も嬉しかった事は、洗髪をすることもNさんが拒否をしてしまい表情が険しくなり、難しいのですが、つい先日、僕自身も初めてで二日間連続で洗髪をしてくれました。
このブログを書いた日も、Nさんの入浴介助を担当して、入浴して頂けました。
この日は、一度も拒否をされることもなく、ずっと機嫌良く、僕に笑顔を見せてくれていました。

入浴介助をしていた僕にとても良い支援が出来たかなと思います。(笑)

最近は、Nさんの入浴の支援をする事がとても楽しくなってきたGH1階職員の山本でした。(笑)

これだけに限らず、他の入居者、他の事にも全力で支援を続けていきたいと思います。




Published by グループホーム1階 山本

2013年04月28日 Category:スタッフ日誌

4月26日

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ゴールデンウィーク突入直前の今日、「期間中の混雑を避け、お出かけをしませんか?」との問いに皆賛成でランチを食べに行くことに。

朝礼で各フロアの予定を確認すると2階もランチに行くという。

あらまぁ。日中1、2階空っぽになってしまう。

まぁ、滝子らしいか。

 

ということで1階は和食処へ。

 

そこへ他の施設の入居者?利用者?さんも到着された。

そこの職員は2名いらっしゃったのですが、割烹着みたいなエプロン装着姿で介護者もろ出し。

 

思わすウチのスタッフ喜舎場さんに、「私は介護者、あなたは利用者みたいな雰囲気を出さないように振舞ってね」と。

まあ、こちらも大勢の入居者に対し若いスタッフがついていればおのずと施設利用者とスタッフの構図には見られてしまうとは思いますが、そこは生活支援を進める滝子のこだわり。 といいますか、大切な私たちの仕事ではないでしょうか。

主体はあくまでも目の前の方々。 可能な限りさりげない支援を目指したいものです。

 

 

夜は「昭和区、瑞穂区事業者交流会」へ参加。

予想では介護者の集まりで事業所間の情報交換や意見交換の場と思いきや・・・

参加者は108名。 ほとんどの方々が名刺持ちで、名刺交換のオンパレード。

各事業者の営業合戦が繰り広げられていました。

これはこれで大切な繋がりだと思いました。

 

そんな中で、少しは施設の方々とも挨拶を交わすことができたので良かったです☆

近所の施設の方もいらっしゃったので、遊びに行くという名目で、お出かけ時のトイレ拝借をさせて頂きますとお願いをしました。笑

 

最後の最後に挨拶を交わしたしたスタッフSさん。

波の女の名刺を見て「あっ! 波の女だ!!」とびっくり嬉しそうな反応。

和田さんの講演に参加した後、ファンになり6年目だとか。

「和田さんによろしくお伝え下さい!」と、とても素敵な方でした。

同じ区ですし、遊びに来てくださいね☆

 

 

 

今日、一番嬉しかったのは、滝子御用達の栄市場内のお米屋さんからの差し入れとメッセージを頂いたこと。

なんと、端午の節句のちまきを100個!! プラスきな粉。

入居者・利用者・スタッフに2個ずつどうぞとのこと。

 

いやぁ~ 嬉しいではありませんか。

前日から滝子のために100個も作って頂けてる姿を想像するだけで、頭が下がります。

おやつにありがたく頂きました。 皆「おいしいね☆」と食べられていました。

 

心あたたまる、素敵な関係ですね☆

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2013年04月27日 Category:スタッフ日誌

ここ一週間のあれ☆これ

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【豊かな食事支援】

2階の入居者の皆様方は達者な方が多いので、皆が寄ると、その場の話がおかしな方向へ行きがちである。

特に食事の場面では、せっかくの御飯がまずくなるような事になることもある。

「なんにもやらないくせに・・」「そんな食べ方して・・」「ちょっとあなたね~」等々

そこで職員が出動せねば仕事ができていないことになる。

豊かな食事の場面作りも大切な役割です。

 

その日の食事の場面で、食事やその他の記録に注意がいっていたので職員佐藤さんにアドバイス。

カレンダーを見て近日中の「○○の日って何ですか?」とか、新聞の中から話題を探したり、目の前の食材について等々探せば入居者さんの気を引くことができる話題はいくらでもころがっています。

頑張ってました。話が盛り上がる盛り上がる☆ 上手いもんですよ。

佐藤さん曰く、「そういえばそういう意識を忘れてました」と。

それ以降、豊かな食事の雰囲気作りに挑んでいる姿をよく見かけます。

話題に夢中になりすぎて、薬の配役を間違えてしまうほど(笑)おいおい。

頑張りましょう。

 

【帳簿をつける】

日本ではお金を稼ぎ、お金を使い生きる社会。

自立してからず~~~っとお金と関わりながら生きてきた人生。

要介護状態になった途端、認知症になったとたんお金から切り離されることもしばしば。

でもお金をさわる事は大切な生活の中の行為です。

毎日の午前・午後の買い物時に財布を渡し、お金を計算し触ることも当然ですが、一日の帳簿をつけることも職員の支援があればできたりします。

職員の仕事だと決めつけなくても、一緒に行うことは大切な機会だと思うのですが。

今度はそろばんを使って計算もしてもらいましょう☆

 

 

【選挙は国民・市民の権利】

21日は名古屋市の市長選挙でした。

投票用紙が届いている方に声をかけると「行く」という方が何名かみえました。

ということで投票所へ。

投票所の中に入ると途中から付き添いのスタッフもついて行けない場面がありますが、そこは大丈夫。

中の担当の方々が手厚くフォローをして頂けるので遠巻きから見ているだけで無事投票終了。

認知症の方々なので誕生日の確認時に違った日を伝えてしまうことがありましたが、そこはスタッフが伝えればOKでした。

「投票できて良かったですね」との声かけに思わず涙を流す入居者の姿もありました。

国民・市民としての権利ですからね。有権者の清き一票は大切です。

聞いちゃいけないのでしょうが「誰に投票したのですか?」に対する答えとして「わからん」と期待通りの返答。笑

でも大切な社会参加の機会です。

 

 

【雁道100円商店街に「介護相談」出店】

波の女は100円商店街が開催される時に、施設御用達の栄市場内に介護相談ブースを設置しています。

6、7時間そこに詰めて、「介護や認知症のことなんでも相談にのります」と案内を出しているのですが、当然我が施設の入居者・利用者さんが買い物で店内で買い物をする時に気がつく訳です。

19日も出店していたのですが、「あれまぁ どこかで見たことがあると思ったら何してるの?」と声がかかる。

あれこれ話していると、最後に「いつか介護が必要になったら相談します」と認知症で要介護で施設入居者の方がおっしゃられる。笑

「介護を受けている」と感じさせない主体的な暮らしの証でしょう。

これはなかなか大切な事です。 いい仕事をしている結果ではないでしょうか。

 

 

【盗撮上映会】

21日はたまたま事務所にプロジェクターとスクリーンが置いてあった。

「たまにはいいか」ということで、私が必要に応じて盗撮?撮影している写真の一部を見てもらおうかとセッティング。

すると、入居者同士が声をかけ合い、全員が集まってくる。

そこで暮らしの様子の上映会の始まりです。

「あれまぁ 私が写っている」「変な顔して嫌だよぉ~」「ほら、あなたが写ってるわよ」「恥ずかしい~」等々皆が盛り上がる。

「いったいいつ撮ってるの?」との質問に「仕事の記録で必要なんですよ」と。

「もっといい顔で撮ってよね」  ごもっともです。

「記念写真」ではなく「生活の一部の自然な姿」なのですが、「そこがいいんだよ」と言って頂きました。

これからも励みますね☆

 

 

【平成25年度 第1回運営推進会議】

24日に波の女御用達の喫茶店「ジェネレーション」で運営会議を開催しました。

今回の参加者の構成は「大学教授」「地域包括支援センター」「医師・看護師」「訪問看護ステーション」「喫茶店マスター」「グループホーム入居者の家族」「小規模多機能型居宅介護利用者の家族」「施設スタッフ」で開催しました。

内容はグループホームの24年度の入退去の状況、介護事故の総括、スタッフ出入りの状況、避難訓練の報告、外部評価結果等を報告し助言・アドバイスを頂いたり、小規模多機能型居宅介護利用者の支援変更点に対するアドバイスやジャッジ、その他地域との関係性や見取りに関すること、医療との連携に関する事等、なかなか内容の濃い話し合いができました。

今後も波の女の運営を推進するための素敵な仲間・サポーターとして、一緒に協力していきましょう。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2013年04月26日 Category:スタッフ日誌

GH1階写真館

Published by kato

桜が散ったと思ったら最近急に暑くなってきましたね。
この暑さで調子づいて布団をかぶらず寝てしまう日々を送っていたら、
さっそく風邪をひきました…
季節の変わり目…皆様も体調には気を付けてください^^
今年は春を通り過ぎて一気に初夏が訪れるそうです。
暑い暑い夏も、もうすぐですね…
お久しぶりです、グループホーム1階の小林です。


今日は素敵なグループホーム1階入居者さんの素敵な写真をたくさん載せたいと思います。


[自分で撮ってみた☆]



「あー目閉じちゃったー!」


目を思いっきり見開いてー次は完璧☆



[子供が大好き]
皆さん子供が大好きですねぇ^^
目線の先には小さい子がこっちを見ています。


「あーじょうずじょうずー!拍手拍手!」


「わたしもねー…」


「昔はあんな風にあそんだわぁー」


「なつかしいわねぇー」


「ユーモア同士手つなぎましょ。あら、写真!?」



Published by グループホーム1階 小林

2013年04月17日 Category:スタッフ日誌

多死社会の行方

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総務省は16日、2012年10月1日現在の推計人口を発表した。

その時点での日本の人口は1億2751万5000人で前年比は28万4000人減となった。

今後も毎年人口減は加速していくと予想されている。

1年間で1中核都市にあたる約30万人の人が減っていくということである。

愛知県でいえば、豊橋市、岡崎市、一宮市、春日井市、豊田市規模の人口ということです。

 

年々、このような中核都市1個が消えていくのです。

一日あたり778人

1時間あたり32人

約2分ごとに1人、人口が減っているということになる。

 

少子化と言われているが、現在は生まれてくる命よりも消えてゆく命の方が多いということです。

 

65歳以上の高齢者(そろそろ65歳以上を高齢者という基準を変更すべきであると思いますが)の割合は24.1%

約4人に1人の割合で、高齢者数は3079万人に達した。

 

人口問題研究所の推計によると、

30年後には総人口は、約2300万人減の1億400万人

高齢化率は37.2%で3900万人に達すると推計されていますし、

50年後(私は死んでいると思いますが)には約4500万人減の8300万人、高齢化率は40%に達するというデータが公表されている。

国民の5人に2人は高齢者ということになる。

 

世界の総人口は現在の70億越えから100億人に向かっているというのに、毎年中核都市1個分が減っていく日本は今後世界の中で生き残っていけるのだろうか。

私たちが高齢者になる頃も相当厳しいと予想できるが、最も大切な私たちの子供達が高齢者になる頃には経済や生活の質なんていうものは崩壊しているのかもしれない。

 

現在、3000万人を超える高齢者数の内、認知症を発症している方の推計は約305万人であり、こちらは高齢者の内訳の10%を超えてきている。

そして今後の発症率も上がっていくということからすれば、30年後は高齢者が800万人増え、認知症の方も500万人を軽く突破し、傍ら働く世代の生産人口は2400万人減る(30%減)という非常に厳しい時代が迫ってきている。

 

今、目の前の一人一人の要介護者・要支援者の人として生きる姿・権利の追求は将来に繋がっている。

今、それができなくては、将来の自分達の老後の生活の質なんて誰も保証できやしない。

 

目の前の一人一人の支援を一生懸命行うことが、避けては通れない将来の介護のあり方に繋がっているということを意識するとともに、今後の時代の流れを把握し、この国の中での介護の重要性、必然性を「今」の私たちが考え・行動し・発信していかなければならないと思うのです。

 

もう避けては通れないこの国の行く末のあり方は、私たちの手に委ねられているということです。

今日の目の前の方への一つ一つの支援の積み重ねを大切に、将来へ繋げていきましょう。

 

Published by 滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年04月17日 Category:スタッフ日誌

夜中の奇跡?

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2階の入居者さんが以前より「前に通っていたデイサービスにいきたいなぁ」という声を思いだし、急遽そのデイサービスに連絡をとり、OKを頂けたので午後から訪問をさせて頂くこととなった。

 

そこのデイサービスに以前通っていて、現在滝子のグループホームに入居されている方が3名みえるので、その方々と向かうことになったのですが、目的は「○○へ行きたいという思いの実現」と「豊かな人間関係の維持」と「社会参加」や「心身機能の活用」といったところでしょうか。

あと、スタッフに対し、そのようなアプローチを行うことも私たちの支援の方策の一つだと知ってほしかったという事も付け加えておきます。

 

さて、片道1.5キロ、往復3キロの道のりを歩けるか?水分は?トイレは?全体の時間と工程をシュミレーションしながら、準備を行い出発!

で、途中で予想通りお一人の方の息が上がってきたので、1回小休憩を入れながら無事到着。

日頃の買い出し往復1.5キロの歩行の状態が分かっているので、工程に不安なく行けました。

日常の活動の賜物ですね。

 

で、その時の様子といえば、

ご本人大喜びの大感激!

向こうのスタッフも大歓迎!

1年ぶりのデイサービス仲間も大喜び!

 

と大盛り上り。30分程滞在させて頂きました。

ご本人が通っていた頃の写真も見せて頂き、いい顔して眺めている場面も見られました↓↓

(ご本人、その時のこと忘れてるんですけどね 笑)

 

○○デイサービスさん、ありがとうございました!! また寄らせて頂きます。

スタッフも建物のしつらえもすごくいい施設でした。

 (ブログUPの承認を取り忘れていましたので、後日確認させて頂き、Ok頂けるようでしたら、実名に差し替えさせて頂きます)

 

 

さて、

30分程滞在させて頂き、歩行の安全性を考え、そのデイサービスの近くのガストで「あんみつ」を食べ、トイレと休憩を兼ねて40分ほど滞在。

それからいつもの市場で夕食の買い出しして帰りました。

帰ってからも「本当に嬉しかった。1年前と変わらずほとんどの人がおった。良かった良かった」と言われてました。

施設に入居した途端に人間関係がほとんどなくなってしまうことが往々にしてありますが、人は人との間で生きる「人間」でありますし、人と人との関係の中で自分の存在を感じていく生き物なので、豊かな人間関係を維持できるよう私たちは知り、働きかけねばと思いました。

 

要介護状態になった途端に人間関係がブツ切れになる方、それも入所したとたんにという方がとても多い中で、私たちはその辺りの支援も忘れてはならないことだと思います。

 

 

 

そんな事を実感させて頂き、家に帰り、寝る直前の0時少し前の歯を磨いている時に施設の携帯が鳴りました。

 

用件は、「小規模多機能の利用者が家族迎えで家に帰られた後に自宅から出られて、2時間くらい行方不明になっている方がみえます」ということでした。

警察への届け出はされるとのことで、私たち小規模多機能型居宅介護の事業としてできることは安全を祈ることと、可能な限り捜索をすること。

ということで、急遽、施設近隣在住のスタッフに捜索の応援要請を指示しました。

小規模多機能型居宅介護の事業は「その居宅において」という介護保険の目的があるので、施設で宿泊されている方も、自宅へ戻られている方も24時間体制で支援をしていく必要性があります。

 

という事で自分も準備し車に乗り込んで動き出した瞬間に再び携帯が鳴りました。

「見つかりました」

てっきり警察に保護されたのかと思いました。

「関矢さんが発見しました」

2時間以上も行方不明の方、それも夜中の捜索で、10分たらずで発見!?

これは奇跡かご本人が何かを持っているのか。

とにかく無事で本当に良かったです。

 

すかさずスタッフ関矢さんに連絡。発見の状況を聞く。

「夜勤明けで一睡もしていなかったけど、連絡が来て準備して自転車で捜索開始して10分くらいで見つけました」

「あの方ならきっと大通りを歩くと思ったので、大通りを探しました」

とのことでした。

 

無事に戻られた後、「コーヒー」というご本人。

すかさずコンビニに息子さんが買いに走り、一口飲んで「皆で飲んで」と。

暖かいですね。

 

夜中にも関わらず、8人の捜索開始活動も、関矢さんの手柄か、ご本人にスタッフを引き付ける力が強いのか早々に解決に至りました。

暮らしを24時間で支援するという事の大変さと、その反面にやり甲斐や重要さを感じるこの仕事。

一生懸命で熱心なスタッフがいる事が心強い限りです。

ありがとう。

 

Published by  滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年04月14日 Category:スタッフ日誌

さすが「専門職」

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つい先日、「波の女」の専門職サポーターであり、過去にも何度かセミナーの講師を努めて頂いた理学療法士の「田中義行」氏が施設に来られた。

現在は和田さんと同じ、東京の株式会社大起エンゼルヘルプに所属されながら、組織内だけにに留まらず、全国各地での講演をされたりと大活躍中の一流の理学療法士(PT)さんである。

 

滝子にお越し頂き、各階の入居者・利用者さん数名の様子を見て頂き、介助方法や留意点等々アドバイスを頂きました。

 

まずはスタッフから話を聞き、ご本人の状態をアセスメントし、すぐにその場で的確な介助方法や留意点を指導して頂きました。

ある入居者さんは属に言う五十肩(肩関節周囲炎)の状態で、腕が上がらなかったのですが、その場で数分のマッサージと、最初と異なるアプローチを行ったら、見事に腕が上がるようになりました!

 

その日の夜の部で、施設職員向けに「介助の基本的視点」という題目の研修会も開いて頂き、本当に心強くありがたい事で、感謝感謝であります。(田中氏には掲載の許可を得ています)

 

この時の話は、翌日の「小規模多機能型居宅介護」のスタッフミーティングでも話をさせて頂いたのですが、

 

さすが「専門職!!」

 

ということに尽きると思います。

 

「専門職」を調べてみると様々な考え方はあるものの、その字の如く、専門性を必要とする職のことであると解釈しています。

「日本においては国家資格を必要とする職業を指すことが多いが、近年では高度な専門知識が必要となる仕事については、国家資格を不要とする仕事でも専門職と呼称することも多い」とウィキペディアには出ていた。

 

今回の田中氏を見ていて、資格的にも能力的にも間違いなく一流の「専門職」という事を感じたのですが、そもそも私たち「介護職」は専門職なのか?という事を考えたことはあるだろうか。

 

世間一般でも介護職は専門職か?といった議論はあり、その意見は分かれることろではありますが、自分は「専門職」だと胸を張って言いたいし、そうあるべく努力していきたいと考えている。

少なくとも、お金を頂いているという面では「プロ」であり、それで飯を食べ生活を営んでいるというとことである。

「プロ」でありなおかつ「専門性」が必要である「介護職」の「専門性」とはいかなるものか。

 

それは「その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように」という介護保険法の基本方針を理解し、それを目指し追求する姿勢があり、その姿を取り戻せるような支援ができているかということに行き着くのではないかと考えます。

 

一人ひとり異なる「有する能力」の把握やそれに気づける気づき力と、それにそれぞれ「応じる」ことができるセンスや技術、コミュニケーション力というものは素人では難しいことだと思いますし、障害を持ったり認知症になっても「生活を営むことができるように」という支援は相当なセンスと努力が必要であると感じています。

それはスタッフによって「生かされる暮らし」ではなく、障害や認知症があってもスタッフがくっつくことにより「主体的に生きる」ことができるように支援するということだと思います。

 

私たちが田中氏の動きを見て「さすが専門職」と感じるように、私たちもまた、異なる立場(介護職以外)から見て「さすが専門職だなぁ」「要介護状態や認知症の方が、こんなにも主体的に自分の力を発揮して暮らしていけるなんて」と思って頂けるような仕事ができるかどうかということではないでしょうか。

滝子でもまだまだそこに到達できている訳ではないので一流とは言えませんが、日々着実に積み重ねられる経験値や努力により、そこに向かっていると感じています。

 

ただし、「生活」とはとても億深く広いものであり、「介護職」のみで「人の生活」を再構築できるものではなく、様々な専門職(医師、看護師、理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)、作業療法士(OT))や可能な範囲での家族力や知人友人などの人間関係、地域力(環境、人々、商店、行政、仕組み等々)の力を借りることができたり、活用しようとする姿勢やセンスがあるかどうかが問われるのだと思います。

そしてそれをなし得るのは一個人の力だけでできるものではなく、チーム、仲間の力が必要だということ。

目の前の要介護の方々を大切にするということは、スタッフ同士も大切にするということ。

 

いずれにしても、スタッフによって「生かされる姿」を作り出すのではなく、「有する能力に応じ」ながら「自立した日常生活」すなわち「自分のことが自分でできるように」「互いに助け合っていけるように」「社会と繋がっていけるように」という「人として生きる姿」を創り出せるような仕事ぶりが私たち介護職の「専門性」であると思いますし、そこには知識や技術も必要ではあるものの、一番大切なのは、目の前の方から学ぶ姿勢と一生懸命追求しようとする姿勢、仲間を大切にしながら切磋琢磨していくことではないでしょうか。

そのような姿勢が傍から見れば「さすが専門職だね」といったところにいきつくのだと考えています。

 

これを機に、私たちの専門性や専門職としての仕事ぶりを振り返って頂き、国民のため、地域のため、目の前の方のため、将来の自分や子供達のために語り合い、実践し合い、介護の専門性を高めていこうではありませんか。

 

ちなみに、そんな専門職を一緒に目指したい方募集中! 名古屋に集え!! 笑

詳しくは「お知らせ」の方を参照下さいませ。

 

 

 Published by 滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2013年04月11日 Category:スタッフ日誌

「開設1周年」 感謝御礼申し上げます

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平成25年度が始まったばかりの4月5日。

昨年のこの日、滝子通一丁目福祉施設が開設しました。

この1年、入居者・利用者さんにとってもスタフにとっても様々なことがありましたが、今日この日を迎えることができたのはひとえに皆様のおかげです。

心より感謝御礼申し上げます。

 

 

この施設の企業理念である、認知症になろうが、身体に障害をもとうが「自分のことは自分でできる」「互いに助け合って生きる」「社会とつながって生きる」という当たり前の「人として生きる姿」を続けられるように、取り戻せるようにスタッフは支援に挑んできました。

まだまだその志半ばで、理念を追求・挑み続けることができる専門職集団には及ばない点も多々ありますが、それでも1年目の仕上がりは上々だと思います。

これも自分達だけの力で達成できたものではなく、その後押しをして頂けている地域の方々のおかげであり、また波の女のサポーターや各専門職、エールを頂ける皆様方のおかげであることに間違いありません。

心より感謝致します。

 

スタッフにおきましては、入居者・利用者さんのたくましさに翻弄されながらも、昨年4月学校から卒業し、波の女に入社した8名全員もたくましく成長していると感じています。

もちろん、転職組や途中合流のスタッフ達も奮闘しています。

「今」に慣れず、満足せず、和田の言う「婆さんに学び婆さんに還そう」が実践できるよう2年目を挑んでいきたいと思います。

 

そんな2年目の始まりの様子を見て頂きましょう。

 今日は派手なセレモニー的な行事は行わず、お昼に赤飯を発注し、入居者・利用者さんとスタッフと共に挨拶を行い御飯を食べ、紅白饅頭も頂きました。

こちらはその時の1階の皆さんの様子です。

 

こちらは2階の皆さんです。(万歳~☆)

 

で、3階に上がったら・・・・終わってました。(笑)

 

そして昼食後は近所やお世話になった方々へ、紅白饅頭と感謝のメッセージを添えて、入居者・利用者さん達と配りながら挨拶をしてまわりました。

いつもお世話になっているジェネレーションのマスターへ

 

すぐ隣の近所の方々へ

もちろん野村さんも配っています

 

お世話になっている理容室のかたにも(ついでにサービスで毛を揃えて頂き、ありがとうございます!)

 

お世話になってる喫茶たんぽぽのママにも

 

いつもお世話になっているタバコ屋さんや

 

薬局にも配りました。

 

そしてお世話になっている栄市場に入っている20店舗以上全ての店主さんへも

 

手分けをして配っていきます

 

このような感じで、普段とはそんなに変わらないまでも、ご本人や周りの方々と1周年を感じて頂きました。

 

 

その他の様子を少しお伝えしますと

皆で力を合わせ机を移動させ・・

 

 

いつもと変わらず掃除です

 

 

地を這い(床拭き)

 

 

天を仰ぎ(窓を拭き)

 

綱を引き(布団取り込み)

 

いつも通りの暮らしぶりです。

 

でも夜には「今日は寿司がいいね」の声に早速近所のお寿司屋さんへ行き、1周年の夕食す。

「この1年、辛いこと、悲しいこと、楽しいことがありましたが・・」

代表で挨拶を頂き・・・

 

皆でお寿司を頂きました。

 

今日は野村さんも上機嫌。

 

でも、床で暮らす機会が減っているので、皆座敷で長時間座っているのが辛いとのことで・・・

 

安定して歩いて帰るために、しばらく足を下ろしてコンディションを整えています。

ホームの中でも、畳の上で御飯を食べる機会を増やさねばならないですね(笑)

 

皆が店を出ても居心地がいいのか、まったりしているお二人さんの姿がありました。

このような感じで1日が流れていました。

 

 

嬉しかったのは、近所や喫茶店でこちらから「1年たちました」と告げなくても、「そういや1年たったね」と先に声をかけて頂ける近所の方々がいらっしゃったこと。

「いろいろご迷惑をかけて・・」と告げても、「こっちが来てもらえて(施設を開設してもらえて)嬉しいんですよ」等々の声を頂けたこと。

 

これは入居者・利用者・スタッフが1年かけて作り上げた“成果”であると思います。

 

このホームページも年間で20000件を超えるアクセスがありました。

全国の仲間や関係者や興味関心を持って頂ける方々も確実に増えています。

本当にありがたいことです☆

 

2年目も、障害を持っても地域で人として生きる姿を追求していきたいと思いますので、ご声援の程、よろしくお願い致します。

「私もだわ!」 とおっしゃっておられました。笑

 

それにしても今日は走り回ったので、私もくたくたになりました。

でもとても皆様のおかげで素敵な1日でした☆

ありがとうございます。

 

 

明日の大雨でたぶん桜も終わりなので、くたくたでも夜桜にビールです。笑

 

*「お知らせ」の方には、代表から感謝のメッセージをUPさせて頂いております。ご覧下さいませ。

Published by 井

 

 

2013年04月05日 Category:スタッフ日誌