「情熱」を持てるか

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「情熱」・・ある物事に向かって気持ちが燃え立つこと。また、その気持ち。

 

では、「ある物事」とは?

滝子では「人として生きる姿」を追求するということです。

これを追求するために気持ちを燃え上がらせることができるか・・・

 

情熱を持てる人に敵はありません。

それには現状を打ち破る強い意志が必要です。

どうしてもやり遂げるという意思です。

意思があれば行動に表れてきます。


情熱には迷いがありません。

進むべき方向に突き進むのが情熱だからです。
やり遂げようとする意志こそ情熱なのです。

情熱の前に敵なし。

 

 

滝子ではそのような挑む姿勢が大切です。

一生懸命の姿勢が必要です。

情熱は分かりやすくもあります。

外から見ていれば一目瞭然です。

 

 

「情熱」を持てる専門職集団

来春から3年目に突入するにあたり、自分の中に情熱があるか確認していきましょうね。

または、情熱を持てるように努力していきましょう。

 

 

情熱なくして「人として生きる姿」を支援・取り戻し・創造できず。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2013年12月09日 Category:スタッフ日誌

「くっつける」

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滝子の看板役「野村さん」

相変わらず単独行動バリバリの日々。

おかげで他入居者と折り合いが悪い現状。

感情を読む力に長けているので、よけい悪循環になるばかり。

 

男性スタッフは連れ出されるか、追いかける日々。

皆「仲良し」は難しいにしてもなんとかならないものか・・・

 

仲の悪い方と接点がないようにするのは誰にでもできる対処法。

あえて「くっつける」事に挑むのが仕事ではないか。

 

ということで、他の入居者と一緒に買い物に。

遊びに行くお出かけと比べ、以外に群れて移動できる。

 

色々配慮が必要ですが、買い物中もぼちぼち。

 

買い物前後の休憩もぼちぼち。

 

午後からも野村さんを含む全体にアプローチ。

まずまず。

 

 

介護は映し鏡。野村さんは特にそう。

私達の挑む姿勢や気持ちが反映されやすい。

対処的に他者と離そうとすると、かき乱され気味になる。

あえて関係性を作ることに挑むのが仕事ではないか。

 

難易度は高いが、「挑む姿勢」を試されているのかもしれない。

プロとして諦めず、挑み続けたいものです。

あの手この手で「くっつけて」みよう。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2013年12月07日 Category:スタッフ日誌

「先生」

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 「先生すみません」

入居者、利用者からそう呼ばれる事があります。

なぜ、そう呼ぶのでしょうか?

 

 

「先生」とは

1 学問や技術・芸能を教える人。特に、学校の教師。

2 師匠。

3 医師・代議士など学識のある人や指導的立場にある人を敬っていう語。

4 自分より先に生まれた人。年長者。

5 専門家、その他の有資格者、専門性の高い人。

その他にもあると思いますが、相手からみて自分に当てはまるものはありますか?

 

1~4という事はないでしょう。

 

でも 5 の「専門家」という立ち位置に自分がいるのでしょうか?

 

利用者、入居者側の言動をみてみると、

1「○○さん」という名前、固有名詞で呼ばれる

2「ちょっと」「すみません」「あの~」と言われる

3「呼ばない」

4「何らかのサイン」でアプローチされる

5「先生」と呼ばれる

6「お兄さん」「お姉さん」と呼ばれる

7 その他

自分の場合、「井さん」と名前で呼んで頂けるのは、31名の入居者、利用者のうち5名です。

 

 

 利用者、入居者の思考、能力から想像してみるとどうでしょう。

1 覚えられない

2 覚えにくい

3 助けてくれる人

4 親しくなりたい人

5 大切な人

6 その他

1や2は、ほとんどの方が多かれ少なかれ「記憶障害」という状態であるので当然かもしれません。

そのような自分の特性を理解し、それに適応し、社会の中でうまく生き抜くための技なのだと思います。

「先生」と呼ばれて、気を悪くする人はそういるものではありませんからね。

しかし記憶障害があっても、名前を覚えてくれている方がいるのも事実です。

 

 人と人とのコミュニケーションは互いの存在を認め合いながら行うものです。

そのために固有名詞である「名前」をくっつけて会話をする事が一般的です。

積極的に自分の名前を覚えてもらう必要はないと思いますが、時々さりげなく私の名前は「○○です」と伝えてみてはいかがでしょうか?

職員の事をどう呼ぶのかは、ご本人の選択です。

暮らしの中でのさりげない脳トレみたいなものですね。

 

相手にとって、自分がどういう存在なのかも関係してくるとは思います。

きっと覚えることができる方、多いと思いますよ。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

「あなた ここどこの海?」

 

 

 

 

2013年12月05日 Category:スタッフ日誌

「1000日目」

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3.11の震災より1000日目

 

1000回 日は昇り

1000回 日は堕ち

風化しつつあるあの日の記憶

 

でもまだその渦中に大勢の方々がいるのも現実

そして誰の身にも降りかかる可能性を秘めている

 

災害から何を学び

災害にどう備えるか

 

人の「命」を支える私達の仕事

 

自分の身を守り

家族の身を守り

利用者の命を守る

 

そのために、日頃からの「備え」を考えよう

皆さんはどう備えていますか?

 

 

「備えよ常に」

ボーイスカウト活動の創始者 ロバート・ベーデン=パウエル卿

 

 

~謹んで哀悼の意を捧げさせて頂きます~

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2013年12月04日 Category:スタッフ日誌

「入居者支援」並びに「店主支援」

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米屋の一角。正月の準備をする時期ですね。

 

 

ある店(米屋ではありません)での会話。

職員「いくらですか?」

店主「658円かな?・・」

職員「736円になりませんか?」

店主「・・・あ そうだね」

 

 

店主「今日は何日だったっけ?(領収書)」

職員「今日は12月2日ですよ」

店主「そうだっけ?」

 

 

あるお店の店主とスタッフとのやり取り。

「?」が多かった今日の場面。

 

 

以前は、「おばあちゃん出て行ったよ!」と教えて頂く事もあった。

一時的なものなのか、進行性なのか・・・

忍び寄る認知症の影を感じました。

 

 

認知症の入居者と、認知症(かもしれない)の店主とのやりとりだと、お金の受け渡しや購入品の間違いが発生する可能性があります。

入居者の支援を行うと同時に、店主の支援も視野に入れておく必要を感じた今日の出来事。

 

 

職員「おかあさん何歳になられた?」

店主「80・・・・  昭和6年生まれだでね」

職員「若く見えますね。達者で羨ましい。頑張って下さいね」

フォローも必要です。

でも、認知症介護のプロとして早期発見、早期治療・対応に結びつけるべきかも知れません。

もう少しアセスメントして、必要に応じてアプローチしてみようかと思います。

 

誰にでも訪れる可能性のある「認知症」

恐れるばかりではなく、「認知症」を理解し受け入れ、支え合える人間環境の構築が、これからの社会には必要なのだと思います。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

「オススメは何かしら?」いつもの風景。

 

自らの記憶障害に対応する術 「消し込み」

 

 

2013年12月03日 Category:スタッフ日誌

「介護の専門性」考⑧

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⑦の続き

 

「介護」に続くは「専門性」。

 

介護には知識や技術が必要だと思います。

ですが、それはある程度時間と共に身についていくものであると思うのです。

 

しかし、私は一定以上の知識や技術よりも、「熱意」「一生懸命」「追求」が大切だと思っています。

「目の前の方のために何とかしたい」という「姿勢」が必要なのではないでしょうか。

 

私達が対象として関わるのは「人」であります。

その時その時で体調や気分が変化していきます。

その結果、うまくいったりいかなかったり・・・

 

そんな時に一番必要とされるのが、その方に向かう「姿勢」なのだと思います。

「市民生活」「私達の暮らし」に近づけられるように。

仲間と協力し合いながら、どうしたらそれができるだろう・・・

そんなことを描きながら「挑む姿勢」

 

そんな専門職集団に触れた時、障害を持ち諦めるしかなかった残りの人生に、少しだけ希望の光が差すのかも知れません。

それを引き出せたとしたら、それこそが「介護の専門性」を発揮できたということになるのではないでしょうか。

それこそが、「介護の醍醐味」だと感じることができたら素敵ですよね。

 

⑨はあるのか分かりません(笑)

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

「俺を介護できるかい?」

2013年12月01日 Category:スタッフ日誌

深まる「秋」

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名古屋の街路樹です。

クラブ滝子の利用者送迎の途中の風景です。

 

 

施設内に季節ごとのしつらえをしている所はどこにでもあります。

季節を施設の中に持ち込むという事でしょう。

 

でも、季節は自分自身で「体感」するのがいいと思うのです。

目や、耳や、においや、味や、感触で。

遠出をしなくても、身近に「季節」はたくさん訪れています。

 

前回のブログで、「体感」を意識して外出していた記事がありましたね。

 

その前日の訪問時に、散歩に希望があったので、季節を感じる場所で散歩しました。

 

 

そこに広がる風景は「秋」そのもの。

 

 

落ち葉を拾い集め、何かを作ろうということに。

 

 

只今、乾燥中。

何ができるか楽しみです☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2013年11月29日 Category:スタッフ日誌

「チーム」風土

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昨夜から本日に日付が変わる頃。

名古屋の栄近辺の繁華街のスナックに「和田行男」率いる「波の女」男性スタッフ陣が集まりました。

社長のみ紅一点で、素敵な存在感をかもし出していましたが、本当に男性だらけで・・・

 

でも、そんな違和感がないのが不思議です☆

「波の女」役員と面識のないスタッフとの顔合わせがきっかけでしたが、せっかくなので男性陣集まれ~という事になりました。

 夜勤者等で参加できないスタッフもいましたが、大半は参加しました。

 

チームは仲良しグループと異なり、仕事をする専門職の集まりです。

その目的は、目の前の要介護の方々の暮らしを支えるためです。

そのためには「チーム力」がとても大切です。

 

チーム作りの第一歩は互を知る事。

そのために、共に食べたり飲んだりする事が入口であり、大切にしていきたい事でもあります。

 

今後も機会をみつけ飯を囲み、互を知り、尊重し合える風土を作っていきたいと思います。

「自分」を大切に

「仲間」を大切にしながら、

「入境者」「利用者」のために一生懸命尽力しながら、挑む姿勢を大切にできるようなチームを構築していきたいですね。

 

 

 マイクを握る手は「和田」、中央の青年?は小規模スタッフ「菅原」です。

奥にも4、5人いるのですが見えないですね。

また機会がありましたら紹介させて頂きます。

 

 *現在スタッフ募集中です。

 気長に「波の女」で働きたいと思って頂ける方が見つかるまで待ちたいと思います。

 よかったら「仲間」になりませんか?

 一緒にやりませんか。

 

 詳しくは「お知らせ」をご覧頂くか、直接お問い合わせ下さいませ。

 施設携帯 0706410-7307

 

 

 ㈱波の女

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年11月25日 Category:スタッフ日誌

「介護の専門性」考⑦

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⑥の続き

 

今回は、「介護」の基本について触れたいと思います。

方向性としては前回までに述べた通りですが、それを追求するには、体調が整っていることが前提になります。

 

皆様ご存知の通り脱水と便秘、その他体の不調を可能な限り取り除く、先回りして手を打つことが必要です。

認知症という状態であれば尚更です。

 

このことがうまく整っていないと、「人が生きる姿」「市民として暮らす姿」「普通の暮らし」を目指すどころでなくなってしまいます。

 

とにかくあの手この手、手を変え品を替え、水分を促すことを意識する。

便秘に対しては、薬のコントロールも最低限必要な場合もありますが、可能な限り薬に頼らないアプローチを続けることも大切です。

とにかく体を動かす。 水分を小まめに取る。 適度な食物繊維の摂取。

当施設ではそれに合わせて、冷たいものを口にしない、オリゴ糖の摂取、ごぼう茶を飲む等のアプローチも行っています。

 

認知症の方が脱水や便秘になると、それはご本人も職員も大変で悪循環に陥ることがあります。

この2点のアプローチを積極的に行い、まずは体調を整えることを大切にしたいですね。

 

⑧へ続く

 

*本日のNHKスペシャルに「波の女」役員の和田が出ていましたね。

 明日の21時からもNHKスペシャル“認知症800万人”時代「孤立する認知症高齢者」が放送されます。

 関係者の皆様、学ばせて頂きましょう。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

本日の買い物の1コマ

「あんたどこにすんでるの?」(右側の市民の方)

「滝子にあるんだけど、ぼけた人と共同生活しててやんなっちゃう(苦笑)」(左側 グループホーム入居者さん)

2013年11月23日 Category:スタッフ日誌

「介助犬」に負けるな

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本日夜に、「第5回昭和区医療連携の会」へ参加させて頂きました。

いくつか講演項目がありましたが、その中の特別講演で「介助犬知っていますか?」というものがありました。

 

介助犬:「病気や事故などで障害をもった方の生活の手助けをするために、特別な訓練を受け認定された犬です」とありました。

 

素敵なのはその目的で、自立と社会復帰を目指すこと。

その先に就労、そして納税者になってほしいと言われていました。

 

私達介護職も、障害をもっても自立した日常生活を営むことができるように支援をする立場であり、介助犬に負けている訳にはいきません。

 

介護職:「病気や事故などで障害をもった方の生活の手助けをするために、特別な訓練を受け認定された人」くらいの意気込みで頑張らなければいけませんね。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2013年11月21日 Category:スタッフ日誌