「学ぶ」は「真似ぶ」
本日は久しぶりに愛知県の認知症介護実践リーダー研修の講義をさせて頂きました。
昼から半日の長丁場。
70名超えの熱気ムンムンの会場。
これからの現場を支えるすばらしき参加者達に支えられ、無事??研修は終了しました。
「学ぶ」ことは大切な事です。
新たな「気づき」を得る機会でもあります。
でも大切なのは、この先それを実践できるかどうかということではないでしょうか。
「知識」をためるだけでなく、使いこなす「知恵」にしていけるといいですね。
この業界、「うちの施設は・・」とオリジナリティーを求める事が多い中で、本質的な事に目を向け、いい事は「真似」をしていくことが大切なのだと思います。
「学ぶ」の基は「真似ぶ」だという説もありますからね。
「学ぶ」姿勢を大切に、皆でつながり、この業界を盛り上げていきましょう。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「配慮」
相手の立場になれば、ちょっとした配慮の大切さに気づく。
例えばトイレの介助をする時に、どんな配慮をしているだろうか?
他者に気づかれないようなさりげない誘導。
職員としての存在感を出しすぎないさりげない介助。
このあたりはできているでしょう。
では、介助させて便座に座っている時はどうしているのだろうか?
お下はそのまま開放にしていないだろうか?
せめてタオルをかけて見えないようにする心遣いはできないだろうか?
また、これからの時期は冷たい手で肌に触れないような配慮が必要です。
お湯で自分の手を温めてから介助させて頂くのはどうだろう?
ちょっとした配慮。
配慮とは心を配ること。
それが人を敬うという事ではないか。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「介護の専門性」考⑤
④の続き
「介護」の方向性について①~④で述べさせて頂きました。
次に「認知症介護」について考えてみたいと思います。
この単語も業界でよく使う言葉でありますが、そもそも「認知症介護」とは何なのか?
もちろん、「認知症の方」を「介護」するということです。
これもその目指すべき方向性がまだまだ定まっていないというのが現状ではないでしょうか。
表現が悪いのですが、世間的には「とんちんかんな事を言う・する認知症の人を施設に閉じ込め、世話をする」といったイメージがあると思います。
職員側の視点でいけば「いろんなことが分からなく・できなくなった認知症の方を、安全と職員数の都合で施設内に留まって頂き、お世話をさせて頂く」といった現状があるのだと思います。
そもそも認知症とは、「いったん正常に発達した知能が、病気により器質的変化をきたし、慢性的かつ持続的に衰退し、日常生活に支障が生じる状態」といった定義があると思います(多少の表現の違いはあります)。
この中のキーワードは、「病気により脳が壊れる」「生活に支障をきたす」ということです。
前者の病気の部分に治療を施すのは医療の仕事であり、後者の生活の障害に手助けするのが介護の仕事であると思います。
そしてその目指すべき姿は①~④で述べた通りです。
認知症の方に職員がくっつき、補うことで「人が生きる姿」「市民として暮らす姿」を取り戻す・創造するということだと思います。
「ふつう」の感覚を大切にしながら・・・
⑥へ続く
1日に開催された江南市での徘徊訓練に参加させて頂きました。
捜索訓練は探す側に主体があります。
「探す」「発見」「通報」「保護」「引渡し」・・・
探される側「本人」の立場になり、探し手に連絡が行きながらも、本人が行きたい所、帰りたい所へたどり着ける支援の輪が広がるといいのですが・・・
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「また来年も・・・」
10月の最終日、グループホーム2階全員でお出かけをしました。
行き先は三重県長島町「なばなの里」
目的は今年もイルミネーションを見たいという要望を叶えるためです。
全員参加の予定ではありませんでしたが、当日再確認を行いました。
すると「行きたいです」との意思が確認できたので急遽全員参加へプラン変更。
変更といっても、プラン2で頭の中では想定済みでしたけど。
とは言っても「夜間外出」となるので、集中力のいる外出です。
様々なトラブルの対策を講じておかなければなりません。
「夜間」とまではいかなくても日が暮れ、暗くなっての外出はリスクが高まります。
でもそれも普通の暮らしですからね。
私達の支援力でクリアしていきたいものです。
この時期、夕方の買い物が少し遅くなると暗い中を市場より帰ってきます。
夕食を寿司屋等に食べに行っても帰りは暗くなってます。
あとは1階野村さんが日常的に出ています。
その他数名の利用者・入居者の方も出てしまう可能性があります。
「イルミネーション」が目的ですので、当然帰りは遅くなります。
と言っても20時半頃ホーム着でしたが。
車椅子使用5名、歩き4名。
暗くなると「家に帰ります」と焦る方。
「家に帰れるか」「どうしたらいいか分からない」等不安になる方もみえます。
暗闇や人混みの中を1km以上歩きます。
難易度は結構高いので、様々な配慮が必要でした。
実際色々と想定内の事はありましたが、無事に回れて良かったです。
それにしても綺麗なものです。
記憶障害があるといっても、昨年も来た事を覚えている方も何名かみえました。
障害があっても、嬉しい事や嫌な事は記憶に残りやすいですからね。
綺麗な風景を見て手を合わせ拝む方。
涙を流して感動される方。
「元気に暮らして、また来年も来なくちゃね」と言われていました。
それを実現するために、また一年しっかり支援したいものです。
次の夜間外出は居酒屋で飲んだくれかな(笑)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「自己の振り返り」
小規模多機能 クラブ滝子の後藤です。
他社での約3年間の介護経験を経て、今年7月から波の女の一員となり早や4ヶ月。
今の現場での出来事等を踏まえ振り返ってみると、様々な事に気付き又考えさせられることがございます。
波の女では、法に謳われているように「有する能力に応じ自立した日常生活を...」といったところを基に、「生きること支援」を日々模索しつつ実践することに努めております。
しかしながら、法に基づくといった大前提のことがなされていない現場は未だあちらこちらで見受けられる現状にあります。
波の女の一員になる前にも他社で介護の経験を積みましたが、経験値として積み上げられるようなことをはたしてどれだけ行ってきたかというと、数えるほどしかないような気がします。
ではどのような事を行っていたかというと...
・サービスの提供は「代行」の意識が強い。
・建物の出入り口は常時施錠。
・物や設備のように利用者を「管理」する意識・体制 等々
そもそも目指すべき方向が違えば基本的な事すら実践に結びつかず、そしてそのしわ寄せが誰に来るかと言えば利用者なわけです。
できることすら「代行」してその動作を奪ってしまい、建物から出られない環境作りで生活の枠を一挙に狭め、利用者の意思を度外視した事業所の管理体制を敷く。
これだけでも、行きつく先利用者がどうなっていくかは容易に想像できます。
ただ、そういった中で常に疑問を抱きながら「自分だけは違う」と務めていたとしても、利用者の目線に立って考えれば、自分もまたその間違った中の一員であることに変わりはありません。
実際、「間違ってる」と思うことがあったとしても対案が浮かばない...といったことは少なからずあり、結局何もできないこともありました。
と、いったような事を経て、波の女にて4ヶ月。
法に基づき「生きること支援」に挑む体制の中で得られること・気付くことは数知れず。
これまでいかに利用者を理解せずして「できること」に目を向けない姿勢で取り組んでいたかと思うと、恥ずかしく申し訳なく情けなくもあります。
これから大事なことは、利用者だけでなく自分自身や仲間にも目を向け、時には過去を振り返り「これでいいのか?」「もっとより良い支援はできないか?」と考え続け、実践につなげていく事。
その重要性を常に感じつつ、追求していかなければならないと感じる次第です。
Nさんの入浴支援
皆さん、お久しぶりです。
一階職員の山本です。
いつもこのブログを読んで頂きましてありがとうございます。
だんだんと寒くなってきましたが、体調の方は大丈夫でしょうか?
これから冬に向けてもっと寒くなると思いますので、皆さん、体調管理には十分に気を付けて下さいね。
さて、今回、僕がブログを書くきっかけとなったのが、皆さんもご存じの方が多いと思われますが、入居者Nさんの入浴支援についてがきっかけです。
Nさんは入浴はするものの頭を洗うことが難しく、嫌がって出来る時がほとんどありません。
頭を洗おうとすると、機嫌が悪くなってすぐに怒ってしまいます。
四ヶ月ぐらい前までは、入浴すると嫌がりながらも頭を洗うことはちゃんと出来ていました。
しかし夏場に入る頃になると、だんだんと頭を洗うことの回数が減っていき、夏場を過ぎると、頭を洗うことが出来なくなってしまいました。
最近の、僕がNさんに対する入浴支援の声掛けを振り返ってみると、入浴して身体は自分から毎回洗ってくれます。
「頭、洗う?」とNさんに声を掛けると「頭はええよ。まあええ、まあええ。」と言われてしまったため、いつもすぐに諦めてしまう自分がいました。
その理由として、Nさんの機嫌が悪くなってしまうのを恐れている自分がいたからなのかもしれません。
Nさんの入浴支援に自信を失っていた時もありました。
そんな時、つい先日の話になります。
「僕ら支援する側がそんなことじゃ駄目だ!」と自分の中で思い、Nさんの入浴支援に最後まで諦めずに頑張ろうと決意しました。
その結果、Nさんの入浴支援に携わり、身体を洗い終え、頭を洗ってもらえるように声掛けを行いました。
「頭も少し汚れてるし、ちょっと臭うから頭も洗ってあげようか。」とNさんに声を掛けると、浴室でお湯に浸かったまま、Nさん自ら頭を出してきてくれたので、「ここだ!」と思い、全体的にキレイには洗えなかったものの、久々にNさんの頭を洗うことができました。
その後は、機嫌が悪くなるのが、しばらく続きましたが・・・。
Nさんの入浴支援について今自分が思っている事は、その日は機嫌が良くてその流れで偶然に頭が洗えたのかもしれません。
けど、今は偶然であってもこれからはその偶然が当たり前になるようにNさんの入浴支援をしていかなければなりません。
それが僕ら支援する側の仕事だと感じております。
またNさんの入浴支援を今まで携わってきてとても良かったと思います。
これからも大変になるとは思いますが、全力で頑張っていきたいと思います。
Nさんだけではなく、他の入居者の方々にも目を向けて支援していきたいと思います。
長いブログを読んで頂き、ありがとうございました。
「挑む姿勢」を持ち続けられるか
18日のリーダーによるブログのその後の様子です。
入浴はなんとかできても洗髪ができない野村さん。
1Fのスタッフは奮闘していますがなかなか結果が出ません。
さぁてどうするか・・・
今日(日付は変わりましたが)1階の勤務に入ったので、なんとか突破口を探すことにしました。
まずは午前中から入浴の準備をして、別のスタッフに挑んでもらうことに。
「今日は何回もチャレンジしていこうぜ!」と激励を送りました。
すると何度かお誘いに失敗したものの、最終的に入浴が始まりました。
ここからが正念場。
通常に声かけではまず洗髪するのは無理だと聞いています。
ならば・・・視覚的に優れた能力をお持ちなので、「今日は髪をあらいましょうね」と書いた紙を風呂の中で見て頂くことに。
結果はダメでした。 残念。
諦めずに午後から自分がお誘いしてみました。
結果、洗髪することができました。
髪を濡らすと、とても嫌がられましたが。
終わった後は笑顔でした。
今日の流れは、
① 穏やかな雰囲気、気分の「タイミング」で入浴に誘う。
② 少しぬるめのお湯で入って頂き、熱いお湯を追加しながら「ゆっくり」つかって頂く。
③ バスタブの横に腰掛け、「楽しい雰囲気」で会話をする。
④ ここ一番で「髪が汚れていますよ。今日は洗いましょう」と告げる。
⑤ 湯船に浸かりながら、「頭だけ」を洗い場に出して頂き軽く頭を濡らす。
⑥ ご自分で洗って頂く + 手早く終わるよう「お手伝い」をする。
⑦ 終わったら顔を「すぐに拭けるよう」タオルを渡す。
⑧ 「綺麗になりましたよ」と笑顔で語りかける。
とまあこんな流れで無事洗髪して頂くことができました。
何週間ぶり?でしょうか。 良かったです。
目を閉じた状態で、顔が濡れるのが怖いようです。
そんな状況下でのシャワーの音も余計パニックになってしまうのかも知れません。
ポイントは誘う「タイミング」、穏やかな「雰囲気」、諦めずに「声かけ」ですかね。
あとはチーム全体で「なんとかしなければ」という’挑む姿勢’を持ち続けることでしょうか。
本人’本意’の「イヤイヤ」という言葉や態度で怯んでしまっては、専門職としてのアプローチ不足となってしまいます。
本人’本位’の視点で「清潔」「さっぱり」「健やか」でいて頂くための挑む姿勢、モチベーションを大切にしたいものです。
現場最前線は本当に大変です。
「馴れ」や「諦め」、「気持ちが折れがち」になってしまいがちです。
どうしたら「挑む姿勢」を持ち続けることができるか・・
自分との闘いですよね。
仕事以外でコンディションを整え、自分を大切にする。
そして仕事に来たら「スイッチ」を入れる。
仕事の中で、自分達のしている事に意義を感じる。
チームで苦労や喜びを分かち合う。
今後も情報交換をしながら、挑み続けていきましょうね。
素敵な滝子のスタッフさん達。
(入浴後、お部屋で過ごす野村さん)
次のチャレンジは、「シャンプーハット」かな。笑
*共に闘う仲間の募集を開始しました。お知らせをご覧下さい。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今月の避難誘導訓練
本日は避難訓練を行いました。
対象は、1階2階グループホーム入居者18名と小規模の宿泊者6名の計24名。
今までは階ごとに行ったり、地震発生後の津波対策で3階に避難していました。
今回は施設内の全入居者・利用者を、各階の夜勤者3名のみで施設外へ避難誘導です。
1階はそのまま玄関外へ出るだけなので5分30秒で玄関外へ。
2階は階段を降りなければなりませんし、歩けない方もいらっしゃるので11分ちょい。
3階も歩けない方や歩行不安定の方がみえますし2階分降りなければならないので17分超え。 歩けない方は職員2名で抱えて階段を降ります。
今回は時間の短縮が目的ではなく、夜勤者3名のみで連携を図りながら全員を施設外へ誘導するための訓練なので、ゆっくり階段を降りて頂きました。
本当に火事が起こったら、抱っこでもおんぶでも、なんとかして迅速に避難を行うしかないでしょう。
きっと消防隊や近所の住民の手を借りる事になると思いますが、そのようなことを想定して地域住民との合同訓練も年度内で実施したいと思います。
もちろん出火しないのが大前提です。
しかし万が一に備えて訓練も怠らずに実施していきます。
それが命を預かる私達の大切な使命ですからね。
「息を合わせてえっちらほっちら」
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「介護の専門性」考④
③の続き
③で出たキーワード「市民生活」とは。
これは難しく考えなくてもいいですね。
朝起きてから寝るまで。
休日や行事や各季節の行動。
私達が送っている暮らしを振り返ってみればいいと思うのです。
朝起きたら顔を洗い歯を磨き、鏡を見て髪を整え、服を選択し、目的を持ち社会に出て、他者と交わる。
そんな1日が基本にあるのだと思います。
髪が伸びたら美容院、食事は何を食べようか考え、作ったり、買ったり、食べに行ったり。
自分にとっての楽しみの物を探したり、行きたい場所へ行ったり、会いたい人に会ったり。
自分が生きていく上で、自分に必要なものを調達して生きるということです。
そのような「市民生活」が不本意ながら様々な障害により、自分の力で獲得できなくなったのが目の前の方々です。
そこに私達専門職がくっつく事で、失ったり諦めたりしたことを取り戻したり、新たに獲得していけるようにする事が私達の仕事なのではないでしょうか。 もちろん自分の力で「できた」「できる」と体感できるような支援をしながらです。
介護とは、このようなことを目指しながらアプローチする視点と、鋭い洞察力を基に、いつ、どこで、どのように、力を貸すかを見極め関わる仕事であり、辞書に書いてあるような一方的に行う行為で留まるものではないと考えています。
と語りながら、前回のスタッフブログで「どうしたら髪を洗うことができるのか・・」
という原点で悩んでいる現状もあったりしています。
ご覧の皆様に問いかける前に、施設内で知恵を募り、総力戦で挑まねばなりませんね。
試行錯誤しながら⑤へ続きます・・
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
家族の思いに応える
本日、小規模多機能型居宅介護「クラブ滝子」に新たな利用者が利用開始となりました。
何ケ月か前に近所で転倒され、通りがかりの住民の方が「転んで怪我してるから見てあげて」と施設にお連れして頂いた方です。
怪我の処置をさせて頂いたのですが、その時の関わりで、要介護状態であることは十分に想像できました。
その後に、ご自宅へお連れすると、「探してたんですよ」とご主人。
ちょっとした隙に自宅より出られてしまったとの事でした。
高齢者のお二人暮らし。
要介護認定やサービスを使っているか伺うと、何もしていない状態で、「自分がみれるうちはみます」と。
その時は「何か困ったことがあったら、力になりますのでいつでも声をかけて下さいね」と伝えました。
それからずっと気にしていました。
時々家の前でご主人の姿を見かけた時は、その都度少しづつ声をかけました。
「無理しないでくださいね」
「認定を受けておく、といざという時安心ですよ」
それから1、2ケ月が過ぎた夏の真っ盛りのある日。
姿を見かけたので再び声をかけました。
「暑いですね。倒れないように気を付けて下さいね」
すると、「認定を受けましたよ」と。
いざという時の備えは大切ですからね。
滝子を使う使わないは関係なく、少し安心したのを覚えています。
そしてまた1、2ケ月が過ぎた先週に、隣区の地域包括より利用依頼が入りました。
「ご主人が急遽入院となるので、利用できないか」とのことでした。
急ぎの利用希望なので、即段取り開始です。
その日のうちに、休みの副施設長が面接に走りました。
そして今日からの利用開始です。
とりあえず夜は娘さんが付いてくれるとのことで、通い利用で来られています。
後は全力でご本人の支援に挑んでいくのみです。
そして、元気な様子や写真を旦那さんの入院先へお届けしなくてはと考えています。
17年間も旦那さんがコツコツと介護してきたとの情報を伺いました。
想像すら難しい、長い長い月日の介護生活。
なんとか自分がしなくてはと懸命に頑張ってこられたのでしょう。
サービス利用開始は不本意であると思いますが、利用開始せざるをえない状況になってしまった今。
私達にできるのは、ご本人の生きる姿をしっかり支える事。
そして長い月日を経て、私たちに委ねたご主人の思いに応え、安心を届ける事。
退院後はどうなさるか分かりませんが、安心して入院治療して頂くために、今日を明日を大切に丁寧に積み上げていく事をしたいですね。
ご本人にとっても、ご主人にとっても、クラブを利用して良かったと思って頂くために。
今後もさりげない中にも、地域に根付いた、市民のための事業所でありたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治