素敵シリーズ☆
お久しぶりです。10月から1階へ移動になりました
舟橋です。
最近の舟橋が遭遇した出来事を書いていきたいと思います。
最近は朝、晩とかなり冷えてきました。
夕方は涼しく、とある日近所の公園に涼みに行ったときの事です。
奥の入居者の方は、子供が遊んでいるのを見ている所です。
「あら~かわいい子供ね。」と子供にくぎ付け・・・
「こんなとこにジュースが置いてある。」と笑ったり。
奥の入居者の方
「あら、あなた危ないよ、私も支えることはできないから、転ばないでね」と そっと、男性の方の手を握り支えてくれる。
互いに助け合って・・・素敵ですね~!(^^)!
次に、とある夕食作りの場面・・・
事務所で作業をしていた僕は、なんだかリビングがにぎやかだなぁ~と
覗きに行くと、みんなで夕食を一つのテーブルを囲って、夕食作りをしていました。
なんのご飯を作っているのか、近くにいきみてみると・・・
手作り餃子を作っていました。
「ワシはよ~やらんよ。」と言って、大笑いしながらみていたり
真剣な顔で作っていたり・・・
と素敵な出来事に出逢えました。
ありがとうございます。
Published by 舟橋
「ふつう」を支える「専門性」~施錠編~
私達は施設で特別なものを目指している訳ではない。
「ふつうの暮らし」を目指しているだけである。
私達自身が送っているふつうの暮らしに近づけたいということである。
「ふつう」・・特に変わってないこと。ごくありふれたものであること。
「特別」「専門」の対比される概念。
これがなんと難しいことか。
何十年もふつうに暮らしてきた方々が加齢や病気になり、それまで送ってきたふつうの暮らしが営めなくなる状態に陥る。
それを私達が補い、障害や認知症をもっても、ふつうの暮らしに近い暮らしができるようするのが私達の仕事であり専門性である。
その「ふつうの暮らし」の中の「施錠」について考えてみたい。
私達が自宅で施錠する時は、防犯上であったり、外での活動が終わった時などにかける「鍵」
それは自分の意思で開け閉めできるもの。
施設の施錠はどうだろうか。
入居者自身の意思、手で開け閉めできるようになっているだろうか?
滝子の施設において、今までも何度となくこの「鍵」について考えさせられる場面があった。
施設に「鍵」をかける。
それも入居者さんの意思で開けられない「鍵」をかけるという対処方法をとることがどうなのかということである。
主に野村さんが・・・ちょいちょいTさんが・・たまにSさんが・・
今はスタッフ1人しかいないし・・・ 2人いても片方は入浴に付き添うし・・・
食事を作らないといけないし・・・・
今、入居者さん達がお出かけしてしまってたら、付き添わなければならないのでフロアはからっぽに・・・
なんてことは日々何回も、何十回も発生している現状があります。
でも、スタッフは日々奮闘しています。 挑んでいます・・よね?
「ふつうの暮らし」を目指すために。
現在も朝は9時くらいから、夜は20時、21時くらいまでは、表玄関も裏口も鍵をかけないように頑張っています。
もちろん「鍵」を皆が自分の意思であけることができるのであれば施錠してもいいのだと思います。
でもその「鍵」が入居者の意思であけられない・あけかたが分からない状況になっていてはいけないのだということです。
もちろんなにもかも自由ということではなく、扉が開けばチャイムが鳴り、人の出入りを把握できるようにしています。
今までの運営の中で正直、入居者さんの状況や、スタッフ体制によりやむなく「鍵」を一時的にかけている時もありました。
ん~あと一歩でしたね!
現在、滝子通一丁目福祉施設では基本的に「鍵」をかけません。
それは施設のルールだから?
和田さんが鍵をかけるなって言うから?
違いますよね。
さぁて、自問自答コーナです。
私達の専門性とはどのようなものなのでしょうか?
玄関の鍵をかける時の心境はどのようなものでしょうか?
鍵をかける時の「カシャ」って音はどのように響いているのでしょうか?
その瞬間のフロア内の入居者さんの自由に活動・生きる権利はどうなるのでしょうか?
入居者さん達が、なんらかの理由で外に出ようとした時に、扉が開かない時の心境はどのようなものだと思いますか?
皆さんも今までの人生の中で、行きたいのに行けない時、行こうとしている時に行けない時、帰りたいのに帰れない状況など、自分の意思を行動に移す事を他者から制限されたり、拘束されたりした時はあると思います。 その時の気持ちはどんなものだったでしょう?
認知症という状態によって、正しい判断がしにくい状態の方や、環境の変化により混乱している方であったら、私達以上に不安や混乱、疑問や憤りを感じる可能性があると思いませんか?
長い人生の到達点の今日、鍵をかけられ、自分の意思を行動に移すことができない閉鎖的な今日を生きると誰が想像して生きてきたのでしょうか?
自分の「意思」を「行動」に移す事ができ、その権利を持っている私達が、その素晴らしさを当たり前だと思い、人生を謳歌している私たちが、人の人権や人生を支援する専門職の私たちが、目の前の人の「意思」「行動」に抑制や制限をかけるということがどんな事なのか、今一度考えていきましょう。
安全重視のために対処的に鍵をかけて出ていけなくするという方法をとる前に、根本的に何が原因で、私たちのアプローチがどのように足りないのかを考え、常に考え追求し、トライしていくのが私達の専門性ではないでしょうか。
鍵をかけて安全を確保するという行動であれば、素人でもできるすべです。
今日から入社した介護未経験の方でもできるすべです。
私たちは専門職であります。
障害を持っても「ふつうの暮らし」「ふつうに近い暮らし」を目指していくために存在しているのです。
目の前の方の人権、尊厳を守る立場という事を自覚していかなければなりません。
確かにその道のりは楽ではありません、簡単ではありません。
だからといって、安全重視のあまり、無意識に、当たりまえのように鍵がかかっている「人々が生きる生活の場」を作り出すことの重大な「尊厳」放棄に気付かない、気づけない、考えないことを投げてしまわないようにしなくてはならないのではないでしょうか。
私達は挑みます。
個々のスタッフの能力の限り、チーム力の限りを尽くして「意思を行動に移せる環境」を維持していくために。
「ふつうの暮らし」を支えるために。
人の「尊厳」を守るために。
それと同時に安全対策やそこにいる意味を感じれるような支援も合わせて挑んでいきます。
その「ふつう」を支えるために必要で尽力できるのが「専門性」「専門職」であります。
そして同じ志し、運営を行う仲間を増やしていきたいと思います。
今後もご支援・ご指導くださいませ。
「さぁてでかけようかしら」
「夜10時ですけど・・」
Published by 井
はじめまして!町上です!
はじめまして。8月から3F小規模多機能型居宅介護クラブ滝子の職員になりました町上です。
この6月まで5年間インドで農村開発支援に関わっていましたが、
娘が生まれたのを機に帰国し、進路を模索していたところ和田さんの出演されたテレビ番組を偶然見て、
日本でやるならこの仕事だと思い就職させていただきました。
海外の貧しい人々の生活支援をしていた前職でもそうでしたが
生活自立支援の本当の意味を考えながら毎日勉強させてもらっています。
喜怒哀楽がうねる様に日々の施設での生活の中に次々立ち現れ、
その波の中でもまれ、四苦八苦しながらも毎日この仕事を通じて自分自身に向きあえることに喜びを感じています。
老い、それに付随する認知症という人間の状態が私たちの命の過程、そして社会の中にどうして存在するのかを考えながら
和田さんの言葉にあるように、婆さんの生きる姿から精一杯学び、少しでも婆さん、
そして私たちが生活する社会に還せるよう頑張りたいと思います。
3Fで坊主頭の眼鏡をかけている人が僕です。どうぞよろしくお願いします。
昼下がりの光景~一階の日常~
こんにちは、早いものでもう10月ですね。栗や柿のおいしい季節になりました。
お久しぶりです。河村です。
さて、今回は一階の日常、昼下がりの光景をご紹介します。
お昼ごはんも食べ終わり、ホッと一息。コーヒーを飲みながら談笑中の皆さんを撮影させていただきました。手前の入居者さんはカメラを見てにっこり笑顔。楽しそうですね。
毎日のごくありふれた光景かもしれないけれど、皆さんにとってはとても大切で、幸せな思い出の1ページになります。こんな平和な毎日が送れるように、これからも幸せのお手伝いをさせていただきたいなぁと思いました。
最後に、下の写真は上の写真を撮影した時に顔が隠れてしまった入居者さんです。
メガネをかけて、ちょっぴり緊張気味でした。
「プロフェッショナル」主演女優賞? その後の様子★後編
一時的に足の動きが悪い方を気遣ったり。
時には喧嘩仲間とまったりしたり。
毎日部屋の中の小物のレイアウトを変えてみたり。
花や動物や子供を慈しみ。
泣いたり、怒ったり、笑ったり。
野村さんは、とてもまっすぐ、人間らしく、「今日」を「今」を生きています。
他者との共同作業も少しづつ見られるようになりました。
こんな姿を演出できるスタッフ万歳!
野村さんの生きる力に万歳!!
「介護」って素敵ですね☆
でも、風呂だけは悪戦苦闘中・・・
Published by 井
「プロフェッショナル」主演女優賞? その後の様子★前編
このブログをご覧になっている方々は、6月25日放映「プロフェッショナル」闘う介護・覚悟の現場 和田行男 をご覧頂いている方が多いと思います。
その中で登場していた野村さんの事を気にかけて下さっている方が多いと思います。
野村さんのその後の暮らしの様子をご報告させて頂きます。
一日の中で施設から10回、20回と繰り返しお出かけしていた野村さん。
環境と、スタッフの努力、もちろんご本人の適応能力により7,8月くらいからはこんな様子です。
起きると、布団干し。
「あんたも手伝わんかね」
そして部屋の掃除。
さて、朝ご飯の準備もしなくちゃね(奥)。
朝食が終わったら、食器洗いにリビング掃除。
洗濯物もほさなきゃね
車いすを押して買物にもいかなくちゃ。
公園でたたずみ。
外食したり。
時にはウエイトレスになって喫茶店の後片付けを手伝ったり・・
認知症になっても…
二階スタッフ髙嶋です☆
わたくしごとですが…この間お正月ぶりに実家に帰りました。(長野県です)
父方の祖父母にも会ってきたんですが…
おばあちゃんが認知症、と判断されていました。デイサービスにも通いだしたようです。
まさかと思い、実際に会ってみると、なんとな~く、噛みあわない?感じでした。
さっき教えたことをまた聞いてきたり、私と妹を間違えたり、「さっき言ってたことと違うじゃん!」ってなったり…。
それでもまだまだいわゆる「ふつう」の状態で生活しています。
普段、認知症の方々と関わる仕事をしていますが、いざ自分の身内となると、いいようのない不安や戸惑いに襲われます。
けれどここの施設で暮らしている方々の姿を見ていると、認知症でも周りは悲観的になることなく暮らしていけるんだよなあ~と改めて思います。
私の祖母も軽い認知症ですが、できるだけ私たちと同じ姿で生活してほしいなーと思うばかりです。
☆今日の一枚☆
布団たたきをするUさん☆
Published by 高嶌
私ごとですが・・・
私ごとですが、久々にドッカンと体調を崩してしまいました。
家で横になっている間、自由にならない心と身体に、苦しさ、悔しさ、情けなさを感じていました。
重力がこんなに辛く、重く、立っていることすらままならないとは。
私たちの思い描くような「普通の暮らし」がなんて幸せなことか。
好きなところに行ける、好きなものを食べれる、好きな音楽が聴ける、好きなところで寝て、安らげる人と過ごす。
すべて幸せなことなのだなと実感しました。
グループホームで過ごす入居者は、一見すると明るく元気に過ごしていますが病気がゆえに思うようにならない心と身体を抱え、葛藤しています。
私なんかより長い人生を背負っている分、苦しみや悔しさ、情けなさはさらに大きく重たい事でしょう。
有り難いことに地域の方々、商店街の方々にご理解とご協力を得て、「普通の暮らし」により近い姿で生活しています。
この輪が広がるように、どのような状態になったとしても社会から切り離されることなく、排除されることなく生きていけるような世の中を夢見て、みんなで創造していけたらと思います。
Published by 山田
じゃんけんぽい!
こんにちは、榊原です!
先日、初めての出来事に遭遇したのでお伝えします。
お昼の片付けも済んで、一服しようかーということで、たまたまあったあられを皆さんで食べようという事になりました。
そして、ふと見るとこのような状況が…↓
「じゃんけんぽい!」
一体何のじゃんけんなのか…わからなかったので、尋ねると…
「あられをわけたけど、とる順番を決めるの」
とのこと
よくよく考えたら、皆さんがじゃんけんをしているところを初めてみました。
少し私たちの姿に近づきましたかね(笑)
「パーがいてグーがいて…チョキもいるから…あいこでしょ!」
「チョキとグーだから決まったかしら」
「パーがおるからあいこだよ」
「また、あいこなのー?」
大人数だとあいこばかりになっちゃいますよね(苦笑)
結局なぜか最後はグーとパーで分かれて、じゃんけんをして順番を決めていました。
あられを目の前にしたからか、はたまた、じゃんけんが楽しいからか…皆さんの笑顔が素敵ですね☆
笑顔で思い出しましたが、こんな笑顔もありました!
さて、この方はどんな嬉しいことがあったのでしょうか?
わかりますかね?
実はこの方が飲んでいるのはお酒なんです!
たまには晩酌だってしたいですよね☆
皆様の笑顔がこれからも続くよう支援していきたいです!
Published by 榊原
笑顔は大切
皆さん、いつもこのブログを読んで頂きありがとうございます。
お久しぶりです。2階職員の山本です。
早いことにもう9月ですね。あっという間です。
9月になりましたけど、まだまだ暑い日が続きます。
暑がりの自分にしてはとても絶えられません。(笑)
そんな暑さにも負けずに2階の入居者さん達は頑張っています。
やる事をいつもたくさんやってくれていますからね。
自分は思うのです。笑顔はとても大事だなと。ここの人達はとても笑顔が素敵です。
入居者さん達の笑った顔を見ると自分自身すごく幸せに感じるのです。
いろんな話をして、楽しんで、笑い合う事が日々最高だと思うのです!
この写真を1枚載せたいと思います。これはとある場所まで外出した時の風景です。
分かりますか??カメラに向かって笑顔で写っています。
この笑っている素敵な笑顔が相手を幸せにしてくれるのではないでしょうか??
皆さん、そう思いませんか??
これからもずっと入居者さん達の素敵な笑顔を日々絶やさないように
頑張っていきたいと思います。笑顔は大切に!!
Published by 山本