大晦日
いよいよ2014 大晦日。
現在14時30分。
各階、おせち料理作りに悪戦苦闘、全力投球しております。
写真は5分前の3階の小規模多機能・クラブ滝子 リビングの様子です。
先日の施設大掃除に続き、本日はご家族がおせち料理作りに来て頂けています。
(一番左は娘さん、中央男性2名は息子さんです)
本当にありがたい事です。
「家でもやった事がないのに・・(笑)」
といいながら、ごぼうをささがきされていました。
なかなかステキな光景です。
さて、15時45分 1Fリビングにいると・・
急須からコップにお茶を注ぎ・・・
急須からお茶を直接飲み始められました。
まぁ、お茶を飲める事の方が大切ですので、私達の対応としては「おかしな事をしている人」に見えない、見せないように立ち振る舞いする事が大切ですね。
同じく1階 16時30分
玄関に飾られた門松を・・・
あ・・片づけてしまうのですね(笑)
今年は奮発して「初門松」です!
さて、晩御飯の風景はどうなっていますでしょうか?
18時15分頃 1F
まだまだ晩御飯はこれからのようですね・・
2F
今日だけ特別 リビングに登場したTVを見ながらの晩御飯が始まっていました。
3F
おいしそうな晩御飯直前の盛り付け、配膳が始まっていました。
それぞれの大晦日、なかなかいいですね☆
このまま穏やかに過ぎていかないのが波の女。
最近転倒が多く、本日も転倒されてしまった入居者さんの対策を即実行しておこうと行動開始。
手すりを掴みそこねたり等、うまく見えていなかったり、平衡感覚が鈍くなっている方のために環境整備を行いました。
コントラストのメリハリが少ない廊下、壁、手すりにちょいと工夫。
費用200円。 テープを貼っただけです。
効果でるといいのですが・・
という訳で今年も暮れていきます。
一年間、ご覧頂き誠にありがとうございました。
来年もドタバタ報告させて頂きますのでお付き合い下さいませ。
共に業界を盛り上げていきましょう。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
備え
「予測」事の成り行きや結果を前もっておしはかること
「想定」ある条件や状況を仮に設定すること
「前提」ある物事が成り立つための、前置きとなる条件
転倒のリスクのある方に付き添っていたが、転ぶことに対応できなかった。
ここのところ何件かこのような事故が発生しました。
どう対処すればいいのか。
まず「予測」
脳や体に障害や機能低下があれば転ぶ可能性があると推測する
そして「想定」
目の前にいらっしゃる方が転びそうな姿をイメージする
やることは「前提」
転びそうになったが、転ばなくて済んだ。
そのような条件を満たすために、自分がどこにいて何をすべきか。
そんな先回りの行動ができるようになるのがプロの介護職には必要なのではないでしょうか。
刻々と変化する状況、条件を瞬間的に判断できるように気を抜けない時間が続きます。
介護職は集中力が大切ですね。
「人は動けばこける」
だれもがその可能性を持っている事を念頭に置かなくてはなりません。
転ばない姿に慣れないよう、惑わされないようにしながら備えなければなりませんね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
大掃除
本日は各階選抜のスタッフを集めた「スペシャル清掃チーム」による施設の大掃除を実施しました。
通常の介護業務とは異なる「非日常業務」であります。
左から和田、後藤、町上の「おっさんチーム」で1日の進行内容をミーティング。
滝子の施設は、汚い所が多い多い!
人の出入りが多いので、やってもやってもキリがありません。
入居者・利用者と行う掃除だけでは、細かな所までなかなかできないのが実際です。
まずは1階、2階から。
本格的でしょ?笑
もちろん外も。
午後からは小規模多機能・クラブ滝子の利用者のご家族が集まり、3階の清掃に加わって頂きました。
利用者さんの半分以上、7家族9名の強力な助っ人です。
階段室や各宿泊室の中も外も・・

皆でリビングの床、換気扇、窓、風呂場等、ありとあらゆる所を徹底的に行いました。
本当にありがたいことです。
感謝感謝。
こんなにご家族が協力的なのは、毎月行われている家族懇談会を段取りして盛り上げている、副施設長佐藤の仕事の賜物だと思います。
そのうち家族懇談会の内容を報告して頂きましょう。笑
なにはともあれ結構綺麗になりましたし、これで無事新年を迎えれそうです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
清掃の後の詰めが甘いのは・・・
久しぶり登場!和田の鉄ちゃんです。
「大事な日」
どこの家庭にも施設にも「大事な日」ってあると思います。
今日は、滝子にとってその内の1日です。
”クリスマス”って訳ではありません。笑
そんな大事にしたい1日なのですが、バタバタになってしまいました。
朝からモーニングに行ってきました。
まぁ、これは普通の事ですね。
新年を迎えるために一気に3人床屋にいきました。
スッキリと新年っていいですね。
ここからは ハプニング。
午前中に入居者さんが行方不明に。
が、これまでのパターンと違ったのです。(これまで・・というのも変ですが)
「20分たっても帰ってこない(いつもは99%以上自分で帰って来られる)ので捜索します」と連絡がありました。
しかし捜索を始め、早々に警察に保護されて連絡がきて解決しました。
発見の経緯は・・・介護関係者の方がたまたま見かけた滝子の入居者さんの姿を見て「認知症の方の一人歩きか?」となり声をかけ、車に乗せて警察へ届けて頂いたとのこと。 ありがたいことです。
警察の方では服に名前、施設名が縫いこんであったのを発見し、すぐに施設へ連絡して頂けました。
迎えに行くと「名前書いてあって助かった。ありがとう」と言われてしまいました。
よかったよかった。
ん? よかったには違いないが、今日のパターンは果たして行方不明なのか?
本日、行方不明?になられた方は、時間と場所からすると、いつものひとり歩きをされていたのだと思います。
そこに面識のない専門職の方が通りかかると・・・
そりゃ「家に帰りつけない可能性が高い」「迷子になっている」と判断されて当然ですね。
で、なんとか説得して車に乗って頂き警察へ。
本当にありがたい行動だと思います。
でも本人側の視点、意志から考えてみると・・・
いつもの景色、いつもの道、いつものコース。
見覚えのある風景の中を歩いていたら、「大丈夫?」と声をかけられ、うまく話しができないとなると「警察に行こうか」となり、車に乗せられてしまって、あれまあれまといううちに・・・
「いつもの所に戻るつもりだったのに」と思ったかどうかは分かりませんけど。。。
探す側、発見側が主体となると、「保護」「引渡し」となります。
全国で取り組みが進んでいる徘徊捜索ネットワークはこのタイプ。
今回は歩いている本人が、行きたい所にたどり着ける支援が必要だったのかも知れませんね。
最終的には「保護」「引き渡し」になるにしても、「保護」の前に少し本人さんに付き添ってみたり見守りしてみて、本人が行きたい所、向かう所に行き着ける能力があるか見極めてみようとする必要があるのかも知れません。
それが認知症という状態にある方が、地域で暮らしていく上で大切な支援なのではないでしょうか。
まあそん事もあり、ピリっと気持ちを引き締めさせて頂く大切な機会を頂いた1日でした。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
とつぜん外食
「焼きそば屋」の横にも「焼きそば屋」
滝子の隣の区の商店街にあるお店です。
区役所に用事があり、ある入居者さんと出かけました。
昼になってしまったために、「外食しますか?何が食べたいですか?」と伺ったところ、「焼きそばとかでいいよ」と。
どうせならと専門でやっているところがということで、探したどりついたのが写真のお店でした。
あまり食欲をみせない方が、すごいペースで定食を完食されていました。
マンツーマンの外食もたまにはいいですね。
「食」を共にするのは関係性の基本です
普段と異なる表情、動き、言動が見られ、驚かされることも結構あります。
と言っていますが、自分も好きなのでいい提案頂きありがたかったです。
次は隣の焼きそばを食べに行こうかな。。。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
心強い味方
先日開催された運営推進会議の後、小規模多機能・クラブ滝子のご家族より素敵なメールが届いていました。
一部分だけ紹介させて頂きます。
「頑張って下さい!
波の女は、私たちの希望です。
~中略~
どんな時も
波の女を守っていくのは私たちも一緒です!!」
ありがたい言葉です。
励まされます。
力を分けて頂けます。
きっとこれまでに想像できない程の苦労や苦しみを経験されているでしょうに。
覚悟を決めれたご家族のパワーは素晴らしいものがあります。
その他にも、 小規模には素敵な家族がたくさんみえます。
大切な身内のために一生懸命連絡や段取りをして頂けるご家族。
早朝より、母の介護をしにホームへ寄ってから仕事に行かれるご家族。
本人や波の女のために忌憚のない意見を寄せて頂けるご家族。
ボランティアに来て頂けるご家族。等々・・
職員もその姿勢に学び、応えていかなければならないのだと思います。
とても素敵なご家族と共に介護にあたり、語り合える環境って素敵ですね。
共に運営にあたれる。そんな関係性を大切にしていきたいと思います。
*家族にはそれぞれ異なった事情があり、協力の押し付けをしないように心がけています。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今回は近所の住民さんも参加されています。
ありがたいことです。
優先順位
「優先順位」
取りかかるべき物事が複数ある場合、取りかかる順番を決めること。
現場では常に優先順位付けで動く場面が次々と発生します。
スタッフの数が利用者・入居者より少ないので、どうしても「先」「後」を決めて動かないといけません。
相手が動かない・動けない場合は、職員側で予定している流れで段取りできますが、自立支援となるとそうはいきません。
優先順位に従い、やむなくその場を離れる時に必要になるのが「予測力」です。
この場に自分がいなくなって30秒後にどうなっているか。
1分後にどうなっているか。
3分後にどうなっているか。
その状況を想像できる力が必要になります、
その時に不安要素を「感じる」「予測」できる時は、先にその「不安」を可能な限り取り除いてから、優先順位が高いと判断した行動に移る必要があります。
つまり優先順位が一番と判断しても、それよりも高い優先順位が発生する時があるということです。
めまぐるしく順位が変動する中で、的確な判断・行動をとる事が要求される介護職は大変です。
しかし所詮「予測」は「予測」です。
職員の「予測」通りにいかないことも結構あります。
それは相手が自分の意志を持った「人」である以上当然のことですよね。
ですから、優先順位に基づき行動をした後に必ずやらなくてはいけないこととして、「確認」があります。
見えなかった所、空白の時間の中身やその後を見に行く訳です。
ここが今の滝子が弱い所の一つです。
「予測力」を活かし「先回りの手立て」を打ってから行動開始。
「予測の範疇で収まったのか、超えていたのか」見えなかった所を見に行く「確認」作業。
このことをしっかりしていかないと、自立支援の現場は危険度が高くなっていきます。
基本に忠実にありたいものです。
滝子通一丁目福施設 施設長 井 真治
地域の中で暮らす
「地域密着」で仕事をしていたり、「地域密着」で暮らしていたり。
人は(自分も利用者・入居者も)社会の中で生きる生き物です。
密着していく上で、地域の情報は欠かせないのだと思うのです。
その情報収集のもとになる一つが「回覧板」です。
あまり情報がない時もありますが、結構いろいろな情報が入っている時もあります。
仕事場でも、自宅でも一度「回覧板」の中身に興味を持ってみてみませんか?
大切なのは、次の方に回す時にそっと玄関前に置くのではなく、ピンポンして手渡しするのがいいですよ。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
この前の日曜日、自分の住んでいる市内で火渡りの行事がありました.
行ってきましたが、時にそんな情報が流れてたりしますよ。
一年の禊祓(みそぎはらえ)大切ですね。
再び
グループホームの一部の方々の恒例行事。
冬のイルミネーションといえは三重県「なばなの里」。
おととい行ってまりりました。
まず園内の食堂で早めの夕食。
それから光のトンネルをくぐってメイン会場へ。
今年もなかなか壮大なセットでした。
入居者さんも大喜び。
短期の記憶障害がある方が、「去年のご飯はまずくて半分残したけど、今年はおいしい」と言われました。
ふだんの日常生活の中の事はなかなか覚える事ができないのですが、やはり印象的な事はまだ記憶の箱に入れたり引き出せたりできる能力を有している事が分かりました。
その他、外出時のトイレの回数間隔が短くなっている方。
歩行能力のが低下している方。
集中力、時間が短くなっている方。
お年寄り同士の関係性(ペア)の変化。
非日常生活の行動の中で変化を感じとることができました。
外出時の職員は、入居者・利用者と同じ視点、視線で楽しむのでなく、入居者の言動に注視していなければなりません。
リスク回避は当然のこととして、様々な変化や能力を把握する大切な機会でもあります。
そんな事を見たり感じたりしながらも、入居者さんにおいては、生きる喜びを少しでも感じて頂けたのだと思います。
来年も皆で行きたいものですね。
そのために、日常的に有する能力を活用し続けなければなりませんね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

お家
小規模多機能型居宅介護は居宅での生活を長く続けられるように、「通い」「訪問」「宿泊」の3つのサービスを組み合わせて支えています。
御本人自らが希望して、小規模多機能・クラブ滝子を利用開始となった方は今まで、、、1名です。
その他の方は様々な理由があって、クラブ滝子の利用を開始となってます。
きっと
「なんだかわかんないけど、ここに来ることになった。」
「なんだかわかんないけど、ここに来た。」
という方が大半です。
先日、利用開始から2年が過ぎたAさんが肺炎のため2週間程の入院しました。
入院による認知症の進行やADLの低下などみられ、生活を取り戻すために小規模の宿泊を10日間ほどしました。
その間に、クラブ滝子での様子をみながら、必要な福祉用具をレンタルできるように自宅の環境整備の段取りをしていきます。
2週間の入院、10日間の宿泊を経て、約1カ月ぶりに帰宅されました。
しかしまた翌日にはクラブに通われました。
その後、週の半分の夜を自宅で寝る、半分をクラブで寝るというサイクルを開始しました。
このサイクルで3週間過ぎたころ、
「ここで、泊まることがあるから、家にかえることが、楽しみでしょうがない。」と笑顔でおっしゃいました。
『家に帰ることが楽しみでしょうがない。』
とてつもなく、Aさんのパワーとともに、『家』にパワーを感じました。
色んな意味が想像できます。
自宅へお送りすると
「また明日、頼むな。さようなら。」と挨拶されます。
クラブ滝子に不満がある、満足しているという意味ではなく、
「家」という意味がどんなものか改めて考えさせられました。
介護保険法で、小規模多機能居宅介護の基本方針は
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【基本方針】 要介護者について、その居宅において、又はサービスの拠点に通わせ、若しくは短期間宿泊させ、当該拠点において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者がその有する能力に応じその居宅において自立した日常生活を営むことができるようにするものでなければならない。 指定小規模多機能型居宅介護は、通いを中心として、利用者の様態や希望に応じて、随時訪問や宿泊を組み合わせてサービスを提供することにより、利用者の居宅における生活の継続を支援するものである。 |
自宅とは言わずに、居宅とする意味はなんなのだろう・・・。
居宅は、国語辞典をひらくと
その人の、日常住んでいる家、すまい。
自宅で暮らせるためには、家族や本人、環境など様々な形で支える仕組みが必要です。
「自宅での暮らしを少しでも長く続けたい」
に応えられるように、家族や医療、クラブ滝子、福祉用具レンタルや近隣との付き合いなど調整し、また自宅にて暮らすことができることを応援します。目指します。
クラブに宿泊の時間。他利用者さんは休まれましたが、「まだ、ええ?」とリビングにて。
後方にある、タッチアップ(移動手摺)
独りで歩いて行けるために重要な福祉用具です。
私も、家に帰っての時間は確かに大好きです。
外(地域社会)があるから、家がある。
家があるから外(地域社会)がある。
イコールになるようなそうでもないような・・・。
前回のプレーシャーに応えられているかは『?』です苦笑
滝子通一丁目福祉施設 副施設長 佐藤恵美子
熱田神宮へ参拝。
参拝した後のきしめん。
寒い時期あったまる~。
















































