関心ごと

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脳の萎縮とともに、体のバランスをとるのが

難しく(できない訳ではありません)なってきている

利用者さんの、座位の能力に現在注目しています。

 

最近は体の各関節を「曲げる」事がだんだん苦手になってきていて、

結果、座ったり歩いたり等のバランスがとりづらくなって

いるように感じています。

 

普段の食事姿勢はこんな感じ・・

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これでは食べこぼし、傾眠、機能低下につながりますし、

誤嚥しないようにと姿勢を整えるのにあれこれしています。

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クッションを入れて、なんとか姿勢を整えていますが、

背もたれがあると、無意識にもたれてしまわれます。

 

でも、こんな姿勢を自らとられる時もあります。

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心が動くと、目的に向かって体がついてくる

といった事でしょう。

 

であれば、僕らの仕事は、

「むりやり姿勢を整える」

ではなく、

「意思を引き出し、体の能力を引き出す」

事ですので、ご本人さんの心と体に働きかける

関わりをしないとと思っています。

 

これを機に、職員間で僕らの仕事、この利用者さんへの

アプローチを深めていきたいと思います。

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滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

またUPが1日ずれました! すみません!!

2019年05月20日 Category:スタッフ日誌

学び☆

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利用者さんのお宅に寄った時のことです。

冷蔵庫の中身を確認したところ、

電気はつくものの、冷気なし。。。

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「壊れてるーー」

「刺身が悪くなっているーー」

という事で、翌日電気屋さんに行って

買い換えをする事にしました。

 

翌日、廃棄、引き取りを考え、

冷蔵庫のメーカー、品番を調べようとしたところ・・

「ん??」

外の天板の済にダイヤル発見。

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「もしや・・」

と思い、ダイヤルを回してみると、

ブォーン

動き出したではありませんか!

 

そうです、冷蔵強弱スイッチが外にあって、

それが切れていた(切った)ようです。

 

よかったよかった。

いや、古い家電は出火のリスクを下げるために、

買い換えしといた方がよかったか?

 

いろいろな視点、考えがありますが、

取り急ぎ、昔の冷蔵庫にやられた感満載です。

 

そんな型があったとは。

勉強させて頂きました☆

 

話は変わり、新規利用者さんの利用が始まりました、

 

来られた直後から、環境になじめず、

「帰る」と出て行ってしまわれました。

なんとか、戻って頂き、しばらく会話や

他の利用者さんとつないだり、手作業をして

もらったりと、あの手この手で「そこにいる意味」

を作り出すためにアプローチしているのが写真の通りです。

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その後なんとか時間をかせぎ、昼食作りの頃にはご覧のとおり。

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椅子と背中の距離感の違い!

 

やる気満々。

 

やっぱり主婦ですな。

これからよろしくお願いしますね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

UPが遅れました。

日にちの感覚が・・・

すみません!

2019年05月15日 Category:スタッフ日誌

振り返り

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大津市の園児死亡事故に関して、

全国に衝撃が走っていますね。

 

本当に痛ましい事故で、子を持つ自分、

福祉の現場で働く自分が、この事故は

決して他人事ではない事と捉えています。

個人的に憤りと悲しみで涙しています。

 

私達の対象としている、障害等をもった

高齢者の方々は、園児と同じく、

「自分で自分の身を護ることが難しい状態にあります」

 

という事で私達がくっつき、不具合、不利益を被らないよう、

様々な人権や安全を守られるように、仕事をする必要があります。

 

今回の保育園の会見を聞いていて、この事業者は

本当にしっかりと予測、対策、実施を行っていた事が

よく分かります。

 

逆に、自分達の事業所の外出支援に当てはめると、

安全面に関しては、あんなにしっかりできていないと反省

させられました。

 

そのような状況で、不可抗力とはいえ、今回のようなケースが

自分の事業所の外出支援時に起こったとすると、

「危険予測ができていない」「対策ができていない」

「訓練されていない」と、指摘を受けてしまう事が考えられます。

 

外出時の付き添い、支援の方法だけでなく、

利用者を車で送迎したり、外出したりする時の

運転についても、同乗の利用者の安全を護る上で

様々な危険予測や技術が必要であります。

 

今回の事故を繰り返さないための、ドライバーの意識や、

環境面での対策やルールの改善も必要ですが、

福祉事業を営む立場として、利用者の安全を護りながらも、

社会参加の機会を確保するための方策の

見直しの機会としたいと思います。

「事故にあうリスクがあるから、外出しない」

という訳にはいきませんので、

僕らに今できる事を考えていきたいと思います。

 

今回の事故の被害者にあわれた方々に対し、

心よりお悔やみ申し上げます。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

2019年05月10日 Category:スタッフ日誌

立ち寄り

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夕食後、買い物(といってもコンビニが多いですが・・)

をして帰る、クラブの利用者さん達。

 

家に何が残ってるかによって、買わなくていい人は時もありますが、

翌朝の食べ物調達のための立ち寄りです。

クラブ利用後の楽しみの一つであるようです。

 

「これおいしかったよ」

「じゃあ今日はこれにしようか」

 

店内では自由に3人、4人が、

時にはバラバラに動きまわるので、

情報収集や、何かのリスクに備える動きで

職員側は緊張の場面であったりすます。

 

何を選ぶか

利用者間でどんなやりとりをするか

お金の支払いや店員さんとのやりとりはどうか

お金の残金や支払いはどうか

転倒(時に雨天時)のリスクはどうか

外に出れば、隣の車にドアをぶつけたり、

もたれかからないだろうか

・・・

色々な状況や状態に応じて、自分の立ち位置や、

ふるまいや、時には支援を慣れない(同じとこであれば慣れますが)

社会環境の中で仕事をしないといけないので

結構集中力を必要とする場面です。

 

そんな気苦労とは別に、楽しそうに

買物する姿はとても認知症という状態にはみえません。

(支払いの時には露呈する場面が多いですが)

 

今後も帰りの束の間の立ち寄り支援を

大切にしていきたいと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2019年05月06日 Category:スタッフ日誌

来たれ新時代

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「令和」突入しましたね。

みなで良き時代にしていきましょう☆

 

クラブでは、平成最後の日に新年度を迎える準備をしました♪

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皆、認知症という状態にある方々なので、

新しい年号を言葉として覚えるのは簡単ではないと思いますが、

その場の空気やその場の状況は理解、体感できるので、

さよなら平成、こんにちは令和の風が吹いていましたね。

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平成は大きな災害がいくつもあった時代でもありますが、

令和は明るく前向きな超超高齢社会を皆と作っていきたいですね。

そおいや、「大逆転の痴呆ケア」が世に出たのも平成のまんなかあたり。

ちょっとは認知症の方にとってくらしやすい社会になってきたのかね。

まだまだがんばらないとね☆

 

明るく前向きに頑張りましょう!

こんな雰囲気で☆

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一人で大盛り上がりの和田でした。(笑)

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2019年05月02日 Category:スタッフ日誌

ありがとうございました

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開設当初からの入居者のIさんがホームで息を引き取りました。

入居7年超え

享年96歳

 

ご遺体はリビング横の事務所に安置させて頂き、

入居者、職員で故人を偲ぶ会を開催させて頂きました。

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翌朝の告別式、出棺も入居者と職員による、

暖かい手作り感のある空間時間だったと思います。

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出発の際には、近隣の方も出てこられました。

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みんなに見送られました。

 

いろいろ反省点は残りますが、

他入居者とスタッフと過ごした7年間

悪くはなかったのではないでしょうか。

といってもそれを決めるのは本人ですが。

どうだったか聞いてみたいものです。

 

基本、生きている間に尽力する仕事なので、

亡くなってしまったらあまりやれる事はありません。

あとは、故人の生きざま人間関係が後押し、

送り出しをしてくれます。

 

亡くなってしまった後にあるのは、

入っていた器としての肉体だけで、

見ていてもそこにはもういないように感じます。

それよりも、解き放たれて自由に飛び回っている

Iさんを感じます。

 

 

Iさんはいつもまわりにいるし、

僕らもいつかは通る道です。

 

 

「お疲れ様です」

「ありがとう」

安らかに逝けて

「よかったね」

 

僕らはこの7年間の尽力があればこその、

かけれる言葉なのだと思います。

 

「スタッフの皆さんお疲れ様」

「Iさん 行ってらっしゃい」

僕らは、また今日からの一日一日を積み上げていきます。

関わる方々の最後のその時まで。

 

ご縁を頂き、ありがとうございました。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2019年04月28日 Category:スタッフ日誌

逆の視点

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脳が病気になって不具合がおきると、

暮らしの中の行為や他者との関係の中で、

ズレが増えていくことになります。

 

ズレに直面した方は、「困った人」というレッテルを

貼ってしまう事がよくあります。

あくまでも、脳が壊れていない人達にとっての

常識やルールや価値観に「合わない」「合わせられない」と

いう自分都合による表現なのだと思います。

 

脳が不本意ながら調子悪くなってしまった方々にとっては、

逆に私達が「おかしな人」と見られていることでしょう。

これは僕ら専門職にだって起こる現象です。

 

このズレは病気によって起こるもので、

この病気は、基本的に進行するもので、

薬や治療がなかなか難しいのが現状です。

 

だとすれば、どちらかがどちらかに合わせることが

必要になってきます。

 

そうです、脳が壊れていない方が合わせるのが、

とても大切なのです。

 

その時の視点で大切なのが、

「困った人」

ではなく

「困ってる人」

という視点だと思います。

 

困ってる人には手を貸す

その方の立場で考える

その方の気持ちを想像できる

 

そんな普段、私達があたりまえにしている事と

同じ事を、「ズレ」が起こったときにしようと

する事が大切です。

 

困っている方に手を差し伸べる

それも専門職、プロとして関わり、汲み取り、応援していく

 

そんな当たり前の構図がなかなか難しい

仕事ですが、その原点を忘れてはいけないのだと思います。

 

自分の価値観、負荷、負担に惑わされないように

自分を律していきたいものですね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2019年04月24日 Category:スタッフ日誌

必需品

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滝子の施設では、洗面所は共有です。

造りは写真の通り、昔どっかで使った事のあるようなタイプです。

利点は、もたれかかりながら両手を使えるという事。

手や顔洗ったり、歯磨きしたり。

鏡を見ながら身だしなみをしたり。

 

写真の鈴木さんはつかまり立ちはできますが、あまり歩けません。

一人で歩いていたら、確実に転んでしまいます。

 

そんな方でも、立って、両手を使っての生活行為は、

日常的によくあるのですが、そんな時にこの洗面所のへりの高さが

とても役に立ちます。

 

立つのも歩くのも難しくなっても、「自分の事は自分でできるように」を

応援する際に、この洗面台はとても役に立っています。

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敬之さん。

立ち続けましょうね☆

生きていきましょうね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2019年04月20日 Category:スタッフ日誌

祝☆特報☆

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先日、滝子通一丁目福祉施設の開設メンバーの一人、

榊原さんの結婚式がありました。

☆おめでとうございます☆

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彼女は、控えめな職員で、

どちらかといえば、裏方?、縁の下の力持ち?的な

存在なのですが、表向きにはグループホームの計画作成担当者

も担っていますし、重要な仕事を現在もこなしています。

☆感謝☆

 

いつもカメラを向けると反射的に顔を伏せるしぐさをするのですが、

今回は「主役」です。

それもとても素敵な花嫁です。

輝いていました☆☆

 

大変なこともありますが、現場でも、人生でも

輝いている彼女の雰囲気を共有して頂きたく、

いくつか見て頂きたいと思います。

でも控えめな彼女に配慮してあえて、

被写体小さめ画像にさせて頂きます♪

雰囲気をどうぞ☆

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彼女に祝福を☆

おめでとうございます!

 

 

(おまけ)

グループホームの責任者。 式よりビールの岡田と、

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 我らが 和田行男

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スピーチで歌ってます♪

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何しに来たのやら・・汗

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

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次のブログがアップされる頃(20日)、熊本にいます。

災害支援法人ネットワーク 通称「おせっかいネット」

の会合です。学び、交流を深めてきます~☆

2019年04月16日 Category:スタッフ日誌

帰りたいよねぇ~

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自宅にて転倒、骨折されて入院されていたKさん。

退院までこぎつけたものの、独居の方なので、

もう少し歩行の状態を改善したり、対策をあれこれしないと危険

という事で、病院から小規模の日中は通いサービス、

夜は宿泊サービス利用でいく事になりました。

 

昨日が利用再開初日でしたが、通いの方が帰られると、

「帰りたい」とそわそわ。

宿泊中も環境の変化もあり、なかなか寝れない状態との事。

 

本日2回目の夜を自分が夜勤で担当となりました。

夕方くらいから、やはり「帰りたい」と申し出ありました。

こんな時はどんなアプローチが本人にとっていいのでしょう?

 

とりあえず、

「帰りたいですよねぇ~」と共感

次に

「でもkさん今日はここに泊まりです」

とストレートに現実をお伝えしました。

当然、「え!?」となりますので、

その理由をお伝えします。

「自宅の中を、Kさんが帰れるように準備をしています」

「もう少し時間くださいね」

とお伝えすると、とりあえずその場は納得。

「早く帰れるように急ぎますね」と、

最後に気持ちを少し汲み取ります。

 

しかし記憶障害や、帰りたいという切実な思いが勝り、

5分後には「帰れんの?」とそわそわ。

 

再び同じアプローチを繰り返す事、延べ3回?4回?で

ここに泊まる事を理解といいますか、

気持ちに折り合いをつけて頂けたのだと思いますが、

「帰りたい」「帰れんの?」という言動は止まり、

しばらくすると、「部屋で寝るね」と横になられました。

そのあとも、しっかり寝られています。

 

クラブ滝子再開2日目という事で、日中の活動や関係性が、

戻りつつある事。昨夜あまり寝れていない事。

も重なっての事だと思いますが、

つらい、理解しがたい状況の中で、状況も自分自身にも

折り合いをつけれた事もあると思います。

 

人はそうやって様々な困難な状況に直面しても、

仕方ないな、しょうがないな、と

どこか自分に言い聞かせ、折り合いをつけながら

生きていく生き物なのでしょう。

たとえ認知症があっても。

 

その覚悟といいますか、受け入れをしながら

新しい環境の中で適応しようとされる姿には脱帽です。

そして「帰りたい」という気持ちに応える事ができるよう、

こちらも段取りをしっかり進めたいと思います。

 

一緒にがんばりましょうね。Kさん。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2019年04月12日 Category:スタッフ日誌