生活行為

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小規模多機能の利用者のTさん、

基本毎日通われています。

 

通いサービス利用中の時間は、

食事作りや片づけを中心に、時々買い物に行かれたり、

お風呂に入られたりしています。

 

風呂に入ると、服一式変えて頂くのですが、

着ていた服はクラブ利用中に洗濯となります。

 

毎日朝から夕まで通われているので、自宅で洗濯する時間、

意欲、行為等がないのが実情です。

 

という事で、利用中に洗濯し終わった

「自分の服」を「自分で干して」頂きました。

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これ、自立している方にとっては当たり前の行為ですが、

介護サービスを利用すると、職員に取り上げられてしまいがちな行為です。

 

「自分の事は自分で」が人が生きる姿の基本の一つですから、

有する能力がある限り、このような行為をする機会を作り出すのも僕等の仕事の一部なのだと思います。

 

その行為を見ていた女性利用者が手伝いに行かれました。

女性としては、得意分野?なだけに、気になるんでしょうね。笑

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このような「生活行為」は、いろいろな広がり、関係性をみせるので楽しいですね☆

 

たまに「生活リハビリですね。」

なぁんて事言われる事があったり、なんでもかんでも「療法」にしてみたりと、

この業界では捉えがちですが、

単純な「生活行為」の引き出しや応援をしているにすぎませーーーん。

 

「生活行為」は、自分という人生の主体者が、

自分のために自分の能力を発揮して行う事が基本です。

それを引き出し、応援していく事を大切にしていきたいですね☆

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

今年は桜満開後、雨が降らないので長持ちしそうですね。

施設近隣にも桜の名所ありますが、自宅近所にもあるので、

繰り出してみました☆

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ご存じでしょうが、私は花より団子派です☆

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2018年03月30日 Category:スタッフ日誌

春ですね~

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急に暖かくなりましたね。

昼は暑いくらいの名古屋です。

 

利用者さんもそんな気候の変化を感じてか、

先日は全体的にそわそわ?モードでした。

 

いつもは全然動かない方が「家に帰る」と玄関へ。

「お客さんが来る」と玄関から外へ行かれようとする方。

「事務長さんに話がある」と立ったり座ったりする方。(転倒最注意の方です)

いつも以上にフロア内を歩きまわられる方。

等々、最近と比べると、動きが多いなと感じていた矢先、

当日の宿泊者と夕食作りをしている最中、怒り出す男性利用者さんがいました。

 

「ここは俺の家だ! おまえら何やってるんだ!! 出ていけ!!」

久しぶりの言動です。

 

「分かりました」

「すぐ出ていきますね」

 

とフロアにいる利用者さんに協力して頂き、

死角になっている事務所へ移動~

 

フロアはからっぽに・・

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全員外出か、「出ていけ~!」の時に発生する滝子名物です~

 

まぁ、ご本人の世界に周りが合わせるのが一番ですよね☆

そうなる前に打つ手もあるとは思いますが・・

今回はささーっと、合わせたら30分程で、いつも通りに☆

ご機嫌でご自宅へ送り届ける事ができました。

 

負のエネルギーを発散した後は、スッキリするものですよね。

ああだこうだ、こちらの都合や言い訳をしてすったもんだするより、

ご本人の世界に合わせた対応を心がける方が、実は分かりやすく、早く、

本人さんにとってもいいのだと思います~☆

 

何が起こっても、「そりゃそうだよね」と、

本人さんの世界の理解を心がけていきたいものです。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

詳細は全くもって不明ですが、先ほど社長から写真が届きました。

 「速報」という事で。笑

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役員の和田行男が、パイオニア部門を受賞者したらしく、

安部総理と握手している場面みたいです。

万歳!!

 

 

 

 

2018年03月27日 Category:スタッフ日誌

先入観

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ある男性利用者さんが、リビングで席を立ち、

角の方へ行かれ、ズボンのチャックに手をかけようとされていました。

(ように後ろからは見えました)

時々、外で「立ちしょん」をされる方です。

 

「皆の前で、されてはマズイな・・」

とっさに寄り、小声で語りかけます。

「○○さん。トイレはあちらにありますよ」

 

 

返ってきた答えは・・

「いや、ちょっとあそこが痒いからかこうと思って」

 

「しまった!!」

 

皆の前で、ズボンに手を入れ、ボリボリ?かくのはよくないと

判断されての行動だったのでしょう。

 

経験に基づく予測力を発揮し、本人のため、周りのみなさんのためにと、

勝手に先回りしすぎた結果が今回の出来事でした。

そのやりとりを見ていた近くの方には、「あの人は何やってんだ!」と言われたり、

思われた方があったと思います。

そっと見守っていたら、さりげなく事は過ぎた場面でもあったと想像します。

 

この方の行動をもう少し見極める必要がありました。

いや、「先入観」や「レッテル」を一方的にかけてしまった自分がいたという事でしょう。

 

先入観:前もっていだいている固定的な観念。

    それによって自由な思考が妨げられる場合にいう。

               実際の体験に先立って,ある特定の対象に対してもつ主観的価値判断。

レッテル:人物や物事についての断定的な評価。

 

「予測力」いきすぎると「先入観」

気を付けていきたいと思います~☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

穏やかな日が増えてきましたね♪

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桜もいよいよ本番を迎える名古屋です☆

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2018年03月25日 Category:スタッフ日誌

瞳の奥

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どこの事業所にも介護を必要とする量や質がたくさん必要としている、

「要介護5」という状態の方がいらっしゃると思います。

 

不本意ながら、体や脳や様々な病気などにより、

自分の事が自分でできなくなり、

専門職の手を生活のあらゆる場面で必要とされている方です。

 

体の不具合もいろいろありますが、

認知症やその他の疾病により、脳の調子が悪くなり、

表面的には、コミュニケーションを取れなくなっている方も多くみえます。

 

表面的には、

私達に伝わる言葉で表現できなかったり、

私達からご本人に対するアプローチが届いていないようにみえても、

「心は生きている」

と感じる場面は関わっている最中のあちらこちらに感じる場面は結構あります。

 

脳や体の不具合により、

私達に対し意思表示をうまくできないだけで、

私達のしている事、話しかける事、思っている事は

かなり本人に届いているのは間違いありません。

これは専門職のだれもが感じる事実でしょう。

 

それに対し、

「Yes]「No」「いい」「悪い」「いやだ」「ああだこうだ」等

反応できる機能や回路は、不具合があり表出できないだけで、

私達のしている事に対し、いろいろな「思い」を抱いている事でしょう。

 

その事をしっかり理解していないと、

「わからないだろう」

「覚えていないだろう」

「反応ないから」

と、職員本位の一方的だったり、ご本人に不利益な事や、

雑な対応をしてしまう事が起こってしまうかもしれません。

 

表面的に反応があろうがなかろうが、

私達は、目の前の人間に対し、

人間として真摯な態度で、関わり続ける

という、自分を律する行動が必要な仕事なんだと思います。

 

そんな「人が生きる」「人として生きる」

を応援できる専門職であり続けたいと思います。

 

時に利用者の「瞳の奥」を覗き込んでみてください。

その視線や瞳の輝きの奥から

私達に何かを語りかけている事を

察知していきたいですね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

2018年03月23日 Category:スタッフ日誌

「思える力」

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時々、食事の介助の必要がある、Hさん。

食事時間が1時間以上かかることが頻回にあります。

他の方が食べ終わり、片づけが済んだ後でもゆっくりゆっくり食べられています。

 

写真は、自分の食事が終わったKさんが、Hさんの口に食事を運んでいる場面です。

月に1回2回あるかないかくらいの頻度ですが、ふとした瞬間にこのような姿がみられます。

飲み込みにリスクがあるのであれば、この状況をよしとはいえないのですが、

そうでないこの場合、「素敵だなぁ」と思えたりしています。

 

人は互いに助け合って人生を送ります

 

目の前に助けた方がいいのかな?

手伝った方がいいのかな?

といった状況に直面すると、

「ほかってはおけない」

「力になってあげたい」

と「思える力」が発揮されるって素敵ですよね☆

 

僕等よりも、自分自身に不安がある利用者さんなのに、

他人の事、他人の立場で物事を捉える事ができ、

そこに自分が何ができるか、何をするかの行動を起こすことができる。

 

何十年に及よぶ人生の中で、人が獲得した力を発揮し続けることができる

環境やその思いに気づき、素敵だなって思える事も大切にしていきたいですね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

次のブログUpは23日頃の予定です。

 

2018年03月20日 Category:スタッフ日誌

おせっかい!?

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自宅玄関前でたばこをふかすYさん。

 

3月3日のブログで紹介させて頂いた新規の方です。

「自由に自分らしく生きる」

と前回紹介させて頂きましたが、その後の関わりからも

そのスタンスは変わらず貫いてみえます。

 

予定日とは別の日(こちらの予定通りにはいきません~笑)

でしたが、初通いや入浴、食事、夕方まで過ごし、お支払いもして頂けましたので、

「通い」に関しては順調に利用していける兆しがみえてきました。

 

しかし、「自宅」といいますか、クラブ滝子に通っていない時間の方が

圧倒的に多く、自宅や地域社会の中での暮らしの応援がなかなか難しいと感じています。

衣食住の環境がなかなか整っていないように感じています。

失禁、不衛生、出火ややけどのリスク、食事の調達、金銭面、病院受診や薬の管理・・・

あげたらあれもこれも課題が出てきます。

 

約2週間で、臨機応変に通いや訪問サービスを活用し、

少し進歩している部分はありますが、まだまだですね~

という事で、今後の支援について情報交換をしている時に

たまたまその場に居合わせた和田行男から一言。

「おせっかいにならないようにね」

「まずは関係作りからじっくりやればいいよ」

 

確かに・・・・

失禁は毎日あるものの、自分でタクシーを呼び、

繁華街へ出向き、酒を飲んで再びタクシーで自宅まで帰ってくる能力の持ち主です。

 

勝手に事業所側があれもこれも課題として「これしなくちゃ」「あれしなくちゃ」

と一方的に支援だらけの対象にしているのかもしれません。

焦っていました。

 

きっと本人側の立場では、「よけいなおせわ」的な事もたくさんあるでしょう。

急にあれこれテコ入れすることよりも、

先を見据え、「関係づくり」をじっくりしたうえで、

少しづつやり取り、本人確認を通じて変えていけばいいですよね。

 

専門性の発揮よりも、

専門性の押し売りにならないよう

本人の立場、視点で

本人さんのペースに合わせ

 

生活の組み立てをしていこうと思います~☆

 

おせっかい:かえって迷惑になるような余計な世話をやくこと。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2018年03月18日 Category:スタッフ日誌

原点

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介護現場は時々リセットしないと、

現場の都合や職員の力量に応じて、

変化していってしまう事があります。

 

ですので、ミーティングやカンファレンス、勉強会・研修を通じて、

変化し続ける利用者・入居者の状態や、

職員側の体制や環境を見直したり、修正したりする事を継続的に行う事が必要になります。

 

今月の職員研修会は、外部より講師を招いて行う予定でしたが、

都合が悪くなり、研修内容の変更をしました。

 

今回のテーマは「認知症」と「虐待」

とくれば・・・

波の女の特権?で、

この筋のスペシャリストにお願いする事にしました。

 

講師:和田行男

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「虐待は事故ではなく事件です」

「自分の言動が虐待になっている事に気づけていない場合もある」

「介護は自分ひとりの場面も多くなるので、自分を律する事が大切」

「皆で見て見ぬふりをする職場は危険」

「リーダーがダメ出しをする職場はダメ」

「それがふつうになり、よりひどい事が起きるという負の連鎖が起こりがち」

「職員同士が称えあう職場風土が大切」

「利用者さんの呼び名を全体で統一しておかないと、

 それぞれの職員の感情が呼び方に出る事がある」

「場面によっては、職員側も感情的になってしまう事がある。

 その場合、誰かと交代して、いったん離れリセットする必要がある」

等々の内容を分かりやすく、実例を交えながら伝えて頂きました。

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後半の「認知症」も同じスタンスで、話してもらえました。

 

研修を実施して思うのは、時々、少なくとも年に1回は、

このような仕事をするうえでの原点、入り口を再確認しないとと思います。

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いやぁ~ それにしても、

自前組織の講師が和田行男とは、贅沢な時間ですなぁ☆

 

さぁ、気を引き締めてがんばろっと。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

昨日は休日の自分。

徒歩圏内にある神社のお祭りの日です。

男性を祭ってある「田県神社」です。

結構有名な祭りで、外国からもたくさん環境客が来てました。

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梅は咲いたか 桜はまだかいな ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年03月16日 Category:スタッフ日誌

頼もしい☆

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本日は実習生を受け入れている、地元の専門学校の介護福祉学科主催の

就職ガイダンスへ行ってきました。

写真に写っている話し手は、昨年入社した介護職兼渉外担当の久綱君です。

 

学生さんに、波の女の話をしているところです。

波の女の場合、就職の条件や労働環境の話の割合より、

「認知症という状態」にある方が、どう生き、それをどう支えるのがいいのか。

といった、この国の認知症介護の方向性や社会へのメッセージ等を含め、

お勉強?情報提供?の場になっているような気がしました。

後で振り返ってみると。笑

 

「うちにおいでよ」といった視点ではなく、

「いい介護を目指そうよ」といった方向性が多いので、

話を聞いた学生さんが、「ここで働きたい」というよりも、

「こんな介護の仕方・考え方があるんだ」といった

気づきを得る場面になってしまっているのかもしれません。

 

もう少し、採用側に立った話をした方がいいかもと思いながらも、

波の女が目指しているものと、その現状をお伝えしたい気持ちでいっぱいな、自分達です。

それに影響を受け、波の女に来てくれる方が出てこればいいなぁ~

 

それにしても、入社1年目にして、自分から提案をし、渉外担当となり、

活躍している久綱君をみて、志をもち、能力を発揮しながら働く姿って素敵だな☆

って思いました。

 

利用者・入居者のために尽力する職員を、しっかり応援できる組織でありたいと思います☆

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2018年03月14日 Category:スタッフ日誌

またまた大盛況☆

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本日は、3回目のオレンジカフェ☆

前半のミニ講演は、理学療法士の田中義之さんを東京からお呼びして、

「歩くことと、動く事が何故大事か」というテーマでお話しを頂きました。

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地域の体操クラブのメンバーの方々も参加されていて、

とても分かりやすく、有意義な内容であったのではないかと思います。

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後半は、グループホーム滝子通一丁目の入居者さん3名が

ウェイター役を務める「カフェ」の時間です。

毎回、「どうすりゃいいの?」と混乱めいた発言はあるものの、

テキパキとあちこちのテーブルを回りながら、オーダーを聞いたり、

ドリンクを配ったりされていました。

 

笑顔でいきいきしている姿はとても素敵です☆

自分が生きるために自分の力を使う事も大切ですが、

誰かのために、何かのために力を発揮する事もとても素敵です。

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サポートスタッフは必要に応じて、距離をとったり近づいたり。

自然体の入居者さんと、地域住民の方々との交流を見守ります。

 

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当たり前の事ですが、

どこに運ぶのか、分からなくなってしまう場面もあります。

 

そんな時は、カフェに参加されている方の方が協力してくてたりします。

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時には、フレッシュをこぼしてしまう場面も・・

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まぁ、これもご愛嬌♪

 

スムーズにいくよりも、いろいろうまくいかない事を楽しめる

素敵な空間です☆

 

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ある程度配り終えた後は、ウェイター役さんもお茶の時間です。

一仕事の後のコーヒーは格別においしいようです。

 

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裏方のボランティアスタッフさんもありがとうございます☆

 

皆が同じような方向に意識を持つ空間って

とてもいい雰囲気です♪

 

また、次回(5月13日(日))15時からもよろしくお願い致します。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

3.11の今日

あれから7年。

穏やかな1日でした。

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今日という日を過ごせる当たり前の幸福に感謝と、

あの日で絶たれてしまった尊い命にご冥福を祈りたいと思います。

合掌

 

2018年03月11日 Category:スタッフ日誌

流れ作り

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「入浴大嫌い!」のIさん。

(クラブ滝子では)汗

毎日夕方から通いサービス利用されている方で、

夕食とお風呂が主の目的となります。

となりますが・・・「入浴」に関してはなかなか入りたがられず、

怒られる事もあり、支援の難しさを感じています。

 

すんなり?いくときもあるのですけどね。

いかなるアプローチに対しても、絶対に入らないのであれば、

それはそれなのですが、「入れる時がある」という事は、

「その差は何なのか?」

を考え、アプローチに活かしていくのが私達の仕事です。

 

そのIさん。

本日久しぶりに、夕方のお迎えに自分が行く事になりました。

「さぁてどうもっていくか・・」

とにかく最初から最後まで一貫して、

「お風呂入って食事食べる」

という流れを、できるだけ自然に、でも必然的にそうなるようにもっていくアプローチをしました。

 

お迎えのあいさつの後、

「予約頂いた、お風呂と食事用意できたので、迎えに来ました」

「いつもいく銭湯が改修中で利用できないので、こちらで風呂用意させて頂きました」

 

短期記憶障害がおありになるので、ひたすらこのようなメッセージを繰り返し、

「今から何をしにいくのか」

という目的を、ご本人さんの記憶というより感覚に刷り込みアプローチを繰り返します。

 

「お金は?」

と聞かれれば、「午前に予約いただいた時に、風呂代と食事代頂きましたので大丈夫です」

と、心配要素を少しでも減らすための繰り返しアプローチも聞かれるたび5回、10回とお伝えし続けます。

 

「気持ちよく入って頂けるように、今お湯を入れているところです!」

「お湯たっぷりのお風呂は気持ちいいですもんね」

少しでもいいイメージを持ってもらえるように、繰り返します。

 

家の中でも、車の中でも、到着後もすっと、

「お風呂あがったら、食事も用意しますね」

行動の流れもお伝えし続けます。

 

ご本人の記憶の障害(忘れる・覚えられない部分)を補うという事は、

聞かれた事に繰り返し応える

ご本人さんの記憶や判断能力の肩代わり?

になるような、これからやるべきことをお伝えし続ける事でもあります。

 

そんなこんなで、到着後は用意したお風呂へご案内~

「風呂入った後、ごはんになるのね(ご本人)」

「はい!そうです~!!! ごはんも今用意しておりますので、ごゆっくり~」

 

今日はスムーズ♪ よかったよかった♪♪

 

ただ、入浴しても、頭や体をあまり洗いたくない方なので、

それはそれで、洗う理由を作らないといけなかったりします。

 

「(ご本人から見えない)背中の湿疹だいぶよくなってきましたねぇ~」

「洗って、薬を塗っておけばもうほとんどいいと思いますよ」

と体を洗うきっかけを作ります。

 

その次は、

「ご本人から見えない)髪の後ろに枕の綿?がたくさんついていますね」

少し払う仕草を続けながら「これは洗った方がすぐとれますよ」

と、頭も洗って頂けました(一部介助)

 

こんな感じで、一貫して流れを作りながら、

なるべく自然かつ、必然的に

「風呂入ってごはん」

を実践する事ができました。

 

流れをつくり、そこに必要性や楽しさを加えながらの支援がうまくいくと、

きっと本人も、こちらも有意義な時間となるのだと思います☆

 

考えながら実践

繰り返して続けていきたいと思います~☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

*次のブログは10日頃の予定です~

あっ!すみません!!

12日の夜のケアマネ向け研修会、

田中義行氏をお迎えしてのケアマネ研修会、講師先生の都合により”延期”となりました

よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

2018年03月07日 Category:スタッフ日誌