予測・備えは大切です
お久しぶりです。グループホーム一階 舟橋です。
とある日、社長・役員和田と出かける少し前に、約束していた時間まで多少の時間があったので、喫茶店に入りモーニングを食べていました。
まだコーヒーが半分程残っている途中…
社長から着信~♪
僕「もしもし、舟橋です。おはようございます」
社長「車がガス欠しちゃって~、今すぐこれる?」と。
※会話内容は曖昧な記憶で書いてます。
僕 \(゜ロ\)(/ロ゜)/
という事で、残っていたコーヒーを一気に飲み支払して
目的の場所まで、猛ダッシュ!!!!!!!!!!!!
その先には…
こんな姿が…。
舟橋、我慢できずに、大爆笑してしまいました。
※僕もガソリンスタンドまで一緒に車を押しました。ザ・チームワーク(笑)
滝子通一丁目福祉施設 1階リーダー 舟橋 琢磨
「納得」が大切
夜間の廊下でなにやら声がしています・・・
風呂上りの方が別の方に愚痴をこぼしてみえました。
「私の下着やタオルを持ってかれた(スタッフに)」
入浴時にご自身で洗ったものを、自分の部屋の前に干そうとされていたそうです。
衛生面を考慮し、スタッフがご本人の同意をもらい預かったそうですが・・・
基本的にご自身で干したいという思いがあるのでしょう。
数分たち、記憶障害もあるので「持ってかれた」
ごもっともです。
スタッフに問いました。
「どうしたらいい?」
「???」
その場では納得しても、忘れてしまい被害感を感じられるのであれば、アプローチを変えなければなりません。
この場合、大切な下着が「ご自身の手にある」「ご自身で干す」ということが大切だと思うのです。
でも、衛生面を考慮し、洗剤や洗濯機で洗濯したいものです。
両立するには・・・
こそっと部屋から似た下着をお借りしておいて、濡らしておく。
それをタイミングをみて巻き替える。
洗濯したものはこそっと返却。
本人の手に下着。
大切にしたいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
人間関係調整
本日は大須へぶらつきに出ました。
リクエストに応えるためだけの外出ではありません。
新しく2階に加わった入居者さんと他の入居者さんとの関係作りが目的です。
人は、共に生活行為(買い物、食事作り・片付け、掃除、洗濯等)を行い、共に食を囲むことで共属感情が深まる生き物です。
時には外出を活用することも同様の効果があると思います。
そんな中で、色々な人間関係の組合せを模索中です。
あまり相性がいいとはいえない2人もくっつけてみます。
なかななかいい雰囲気ではありませんか。
ところが夜になると、ボス格の入居者さんが、新しい方にあたり始めました。
仲が良くなる2人に対する、ひがみねたみが発生した模様。
なかなか手ごわいものです。
でもそれを調整していくのが、共同生活を支援する上での仕事です。
言い争い時の後に、全体か個々のフォローをしなくてはなりません。
ほかっておくと、嫌な感情だけが残っていくことになりやすいからです。
丁寧にあきらめずに、人間関係の調整に励みたいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
ここ3日間のあれこれ
年寄りだってキャップはかぶります
買い物に行く時はピンクの服でも・・
出先で服を買い・・
店で着替え、帰りはオシャレさんに(一番後ろ)
近所の方も一緒に買い物へ(一番後ろ)
休憩中 コーヒーで乾杯!
「お金足りるかなぁ~」
暑いので、もう一汗かきかき
「おばあちゃん 細かくしてあげるね」
犬猿の仲も、3日ぶりに会えば素敵な関係☆
こちらは、3日ぶりで愚痴大会
釜飯の食事会? いえいえ会議中です
社長の取り計らいで釜飯の差し入れ☆
リーダーの話も聞かずに食べるスタッフ達
そのリーダーの車 虫だらけ・・ 気持ち悪い
和田が参加した奈良県のトークライブへ行った時の残骸
名古屋は薄ら雲なのに・・
自宅の小牧はゲリラ豪雨~
恐るべし・・・
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
私の釜飯は「すっぽん」入り
今日は寝れるのだろうか・・・
いろいろな形
新しく来られた入居者の歓迎会を兼ねて、夕食は寿司をとりました。
いつもは個々人で食べたいものをそれぞれ注文しています。
今回は新しい試みで、4人前のオケを内緒で注文しました。
(皆さんに伺うと必ず個別になりますので)
私達であれば皆でオケを囲み、食べたいものを都度取る事が多いと思います。
入居者の皆さんはどうなることやら。。。
「あら~豪華ね~」
「でもこんなのできちゃってるから、分けなくちゃいけないね」
やはりそうなりましたか・・・
オケは2つ注文してあるので、片方のテーブルの方々にはスタッフでアプローチ。
「食べたいものを取ってくださいね」
片方のテーブルは順番にそれぞれ取り分けていきます。
取り放題となると謙虚になるのか、皆少なめに取っていきます。
結果、結構余ってしまいました。
他者に配慮する能力って素敵ですね☆
という事で綺麗に取り分けられたテーブルと、そうでないテーブルでの夕食でした。
「ぐちゃぐちゃですね~(スタッフ)」
「食べれば同じだわ」
ごもっとも・・・
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
WinWinを目指して
以前より段取りを進めていた1階I様と2階U様の居室移動。
I様は自立度の高い方。
U様はとんちんかん度の高い方。
それぞれのフロアで、自立度の高さ、とんちんかん度の高さで他入居者との折り合いが良くない状態が続いていました。
本来は人間関係の調整も仕事の内です。
相性や関係性が悪いから引き離すという安易な方法をとらない方針です。
ですので結構長い期間、そこの調整に挑み続けてきました。
しかし、ご本人さん達以外への良くない波及効果も結構出てきていました。
職員のストレスも結構なものです。
という事でやるべき事をやり続けましたが、ご本人さん達にとってのストレス等の負荷も考え、今回の居室移動に至りました。
ご本人さん達のための居室移動であるのは事実です。
しかし職員側の調整力不足も事実です。
あとは互いにとって、職員にとってもWinWinになるように尽力あるのみです。
先ほど、早速朗報が入りました。
2階ではなかなか入浴がしにくかったU様。
1階に移動し、入浴支援をしたらすんなり入れたとのこと。
調整力不足はありましたが、それを糧に前に進んでいきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
成功の秘訣
99%の人間は、現在こうだから、将来はどうなるのかと考える。
1%の人間は、将来こうなるから、現在どのように行動すべきかを考える。
もちろん後者の1%の人間だけが成功する。
(神田昌典365日語録より一部抜粋)
どうなるのかを考えるより、そうなったつもりで行動することが成功の秘訣なのかも知れませんね。
将来の自分に、今の自分を引き上げてもらえたらラッキーです。
先を描く力、そこに向かう努力。
大切ですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
毎晩の晩酌
「酒飲んで死ねればええ(笑)」とご本人
いやいやそこを描かなくても・・・
汗をかく機会
・少し暑い室内
「先生~暑いね。クーラー入れてもらえんやろか?」
「はい、入れておきますね」とスイッチを押すフリ
・暑い室内(クーラー弱め、窓を開けたまま)
「クーラーなかなか冷えないね」
「調整しますね」とパネルをいじるフリ
滝子の室内の気温の目安
「夏は暑くない程度」
「冬は寒くない程度」
そんな環境下で、
掃除をしては汗をかき
洗濯物を干しては汗をかき
買い物に出ては汗をかき
調理でコンロを使い汗をかき
汗をかけばタオルでぬぐい洗濯へ
汗をかけば衣類を交換し洗濯へ
汗をかけば布団のシーツを洗濯へ
洗濯物がいっぱいになり、また汗をかきながら干すたたむ
(いい循環でしょ?笑)
夏涼しく、冬暖かい施設をよくみかけます。
そんな環境下において、汗をかく機会がどれほどあるのでしょうか?
人は体温調節のため、暑くなると汗をかきます。
汗は汗腺からでるもので、夏はよく働き、冬は休ませ気温に順応しています。
冷房を使いすぎたり、じっとしてばかりいると汗をかく機会が減ります。
機会がないと機能が落ちるのが人の体。
汗腺が退化しないようにしなくては。
汗がかけないと体温が上がり、様々な病気の原因にもなりますからね。
(汗や暑さに伴う皮膚疾患等がある場合は個別対応します)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
動いてばかりなので、よく汗をかきますね。
世論を動かす
認知症の徘徊メカニズム研究へ
読売新聞 6月10日(火)配信より一部抜粋
認知症の人が行方不明になるケースが相次いでいる問題で、厚生労働省は10日、徘徊(はいかい)する人の行動パターンに関する研究に乗り出す方針を決めた。
田村厚労相が同日の閣議後記者会見で明らかにした。徘徊のメカニズムを解明することで、行方不明になるのを未然に防ぐ狙いがある。
厚労省は夏以降、都道府県を通じ、行方不明になった人について、徘徊のルートや、どんな心理状態の時に徘徊するかなどの実例を調査。集まったデータを基に来年度、調査対象地域を絞って、行動の特徴について詳細に分析する。
と発表がありました。
【徘徊】 目的もなく,うろうろと歩きまわること。うろつく こと。
個人個人の行動パターンはある程度あると思います。
しかし人それぞれの、数え切れない程の個性・性格・それぞれの疾患、環境があるものをパターン化できるのでしょうか。
夕方になると、そわそわして動き出すという話はよく聞くことがあります。
それくらいのパターンはあると思います。
しかし個人をよく見ていると、必ずしもパターン化している訳でないように思えます。
その時々の体調、環境、他者との関係に影響を受けています。
よく出かけられる方を見ていると、以下のような理由が思いつきます。
「トイレを探しに」
「嫌な人がいる」
「嫌な事を言われる」
「行きたい帰りたい場所がある」
「会いたい人がいる」
「出る癖がついている」
「体調が悪く落ち着かない」
「用事を思いついた」
「気になるものが見える・聞こえる」
「そこにいる意味が感じられない」
「やることがない」
「自分を見てほしい」等々・・・
記憶障害があり、見当を付ける力や判断力が衰えやすい認知症。
その場の環境に適応する力が衰えていきやすい状態にあります。
それを、多くの方の情報からパターン化できるのか、ちょっと疑問を感じます。
決して、国の動き批判している訳ではありません。
データから見えてくるものがあり、それを活かして助かる方々が出てくることを望みます。
そもそも「徘徊」と呼ばれる、「目的がなくうろうろ」といった言葉がおかしいと感じます。
上記のように、その時々により色々な外出する目的があると思うのです。
ですから、パターン化するというより、
「個人の特性や環境を見極める視点」
「認知症の方が外出することを応援する街作り」
「的確なアドバイスができる人や場所を増やす」
等々に時間とお金をかけた方が現実的のような気がします。
個人的な意見ですが・・・
一番大切なのは「人」をよく知るという事だと思います。
そして答えや解決策は、そのご本人の中から導きだすものだと思います。
今回の国の動きは、5月に放映された「認知症800万人時代 行方不明者1万人」
以降に出てきた話だと思うのです。
世論が動けば国も動くということでしょうか。
世論を動かずアクションは日々の介護職の動きが鍵を握っているのだと思います。
もっと現場の声・動きが地域へ発信されるといいですね。
皆でこの国が抱える大きな課題に立ち向かっていきたいものです。
(認知症関連番組のお知らせ)
クローズアップ現代
6月17日 NHK総合 午後7時30分~7時56分
自分の将来より家族との時間を
~若年介護者17万人~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今日は日曜日。
夕食は「寿司を食べに行こう」となりました。
1,2階の入居者11名のお年よりの軍団が街を闊歩します。
狭い店内。 でも工夫してなんとか場所を確保。
皆で酒も飲み、飲めや騒げや 笑
見学対応
業界関係者や利用希望の方々が見学に来られることが度々あります。
滝子では、その際に留意していることがあります。
①見学の趣旨をしっかり伺い、それに合わせた説明と見学ポイントを絞り込む
②入居者・利用者の方々に、見学させて頂いて良いか伺う
③どのような方がみえたか、入り口で入居者・利用者の方々に紹介をする
④部屋の中も見学希望の場合、その部屋を利用されている方の許可をとる
(できる限り、その方同席で部屋の中を見て頂く)
⑤立ち去る時に、再び入居者・利用者の方々へ挨拶をする
⑥見学箇所を含めた質問・疑問を伺う
基本、そんな流れで対応させて頂いています。
施設の中はそこで暮らす・利用される方々の生活の場です。
入居者・利用者を主と考え対応をするのが「人」を大切にするという事だと思います。
主体は職員でも見学者でもないということです。
見学るる側もされる側も、丁寧に配慮を行えるといいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治